JUGEMテーマ:山行記録
展望の良い尾根歩きが楽しい槍戸アルプス。
稜線は不入山から久井谷山、折宇谷山、権田山へと続く。
その稜線から南西にぽつりと離れてゆったりとした姿を見せる新九郎山が存在感を示す。
<新九郎山>
■行先・位置
新九郎山(三等三角点 [新九郎山] 1635.3m)
徳島県那賀町/北緯33度49分8秒・東経134度4分55秒
不入山(標高点 1653m)
徳島県那賀町/北緯33度49分27秒・東経134度6分14秒
■コースタイム
奧槍戸登山口 8:35(12分)→ ベンチ(久留目の太尾)8:47/8:48(6分)→ 1585m地点 8:54/8:58(15分)→ 標高点1646m(新九郎分岐)9:13/9:21(11分)→ 新九郎のコル 9:32(18分)→ 広場(トラバースルート)9:50/9:53(4分)→ 新九郎山 9:57/10:09(18分)→(尾根ルート)新九郎のコル 10:27(15分)→ 標高点1646m(新九郎分岐)10:42/10:52(5分)→ 1620m地点 10:57/11:01(14分)→ ベンチ(四等三角点 [くるめ] 1624.1m)11:15/11:19(15分)→ 不入山(標高点1653m)11:34/11:37(1分)→ 第2ピーク(標高点1651m)11:38/11:49(2分)→ 不入山(標高点1653m)11:51/11:54(12分)→ ベンチ(四等三角点 [くるめ] 1624.1m)12:06(昼食)/12:47(15分)→ 1625m地点 13:02(立ち話)/13:05(3分)→ 標高点1646m 13:08/13:09(15分)→ ベンチ(久留目の太尾)13:24(6分)→ 標高点 1646m 13:30/13:32(8分)→ 奧槍戸山の家 13:40/13:42(1分)→ 奧槍戸登山口 13:43
【(*)行き 2時間14分 帰り 1時間02分 計 3時間16分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.85?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
奧槍戸の登山口から槍戸アルプスを不入山まで。
途中の標高点1646mにある千手観音ブナから目的地 新九郎山をピストン。
【水平距離8.821km 沿面距離9.050km/累積標高(+)746m (-)746m】
尾根歩きがほとんどなので距離が9kmで累積標高が750m程度と割と楽。
丁字路を左折して国道193号から県道295号へ。
岩倉で県道から「山の家」の案内板がある林道へ入る。
スーパー林道との分岐に剣山登山口(ホラ貝の滝経由)があった。
このルートはまだ登っていない。
林道から見上げる剣山と次郎笈。
林道沿いの斜面にヤマシャクヤクが咲いていた。
国道との分岐から約1時間10分。
8時半に奧槍戸に到着。
次郎笈の登山口は山の家の横。
新九郎山・槍戸アルプス方面の登山口は休憩所の横。
標高点1646mを東側をトラバースして南に向かう登山道。
登山口から10分少々で「久留目の太尾」のベンチがある。
見頃のミツバツツジ。
木のアーチを潜る。
標高点1646mに向かってブナの稜線を登る。
尾根の右手(西)に出ると、最初に目指す新九郎山が間近に見える。
新九郎山の後方には石立山。
見事な枝振りの千手観音ブナ!
ブナには何か人を惹きつけるものがある・・・
四方に手を広げるような枝振りが立派。
千手観音ブナのピーク(新九郎分岐)から南に外れて新九郎山へ向かう。
新九郎のコルまでの下りは10分程度。
コルから見あげる次郎笈。
ワチガイソウ
急登をひと登り。
丘のようになだらかな新九郎山にはダケカンバが多い。
見事な枝振りのダケカンバ。
9時57分、新九郎山に到着。
正面には石立山
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35034508601
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:衣44
●基準点名:新九郎山
●標高:1635.3m
西に三嶺
一休みしたら千手観音ブナのピークまで引き返す。
新緑のグリーンとツツジのピンクが眩しい。
なだらかな千手観音ブナの標高点1646mピーク。
千手観音ブナ
樹下にはブナの実が落ちている。
やがて発芽して・・・
双葉が広がって・・・
対生する子葉(下)と本葉(上)。
なだらかな稜線を不入山へ向かう。
次郎笈 〜 剣山 〜 一ノ森 〜 槍戸山の稜線。
東西に細長い1624.1mピークにぽつりとベンチがあった。
槍戸アルプスから見る剣山は南アルプスの山を見ているようだ。
1624.1mピークと不入山のコル。
指導標が立っている。
不入山到着!
山頂は標高点のみの1653m。
東へ続く槍戸アルプス(2枚合成)。
100mほど下った先の久井谷山は、南の尾根からも登ったことがある。
堰堤だらけの久井谷川の源流はどちらかというと不入山。
次に見える尖りは折宇谷山。折宇谷川の源流にあたる。
左に折れて中内山、権田山。
左奧はまだ行ったことのない平家平か?
左の剣山から続く稜線にまだ登ったことのない天神丸や高城山、雲早山が見えているはず。
南には湯桶丸や石原丸。
すぐ左下は久井谷山の南尾根にある三角点ピーク「桃の丸(1154.9m)」。
徳島の山は「○○丸」が多い。
ベンチまで戻って昼にしよう。
南西方向に新九郎山と石立山。
右が千手観音ブナの1646mピーク。
九郎山の南東斜面は大きく崩壊している。
ベンチの近に戻ると三角点があった。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR45034509701
●等級種別:四等三角点
●冠字選点番号:K涌10
●基準点名:くるめ
●標高:1624.1m
カレーヌードルとオールフリーでランチタイム。
左下に「山の家 奧槍戸」。
遠くに三嶺が見える。
「久留目の太尾」のベンチまで戻ってきたが・・・
奧槍戸の1646mピークへ寄り道。
次郎笈がいい感じ。
斜面にピンクのツツジがたくさん見える。
北東方向の鞍部に下る。
13時43分に下山。
山の家にETがいた。
帰り道。
あれは平家平?
きわん谷横にあった平家平登山口。
マイナールートだとは思うけど、いつか登ってみたい。
四季美谷温泉で入浴。
お風呂から出て休んでいるとバスが着いた。
一気に賑やかになった。
温泉で登山ツアーをやっているようだ。
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明治38年に架けられた遠登志橋と小女郎川の渓谷美、天空の森に眠る別子銅山の産業・生活関連遺構群、そして満開のアケボノツツジ。
ゴールデンウィークの西赤石山を存分に楽しむ満足な山旅。
<西赤石山とアケボノツツジ>
■行先・位置
西赤石山(二等三角点 [銅山] 1625.8m)
愛媛県新居浜市/北緯33度52分32秒・東経133度20分23秒
■コースタイム
遠登志(鹿森ダム)登山口 7:04(2分)→ 遠登志橋 7:06/7:08(3分)→ 遠登志橋・展望台・登山口分岐 7:11(20分)→ 坑水路跡 7:31/7:32(1分)→(東端索道中継所跡)7:33/7:34(22分)→ 中ノ橋 7:56/7:58(8分)→ 娯楽場跡 8:06/8:09(2分)→ 病院跡 8:11/8:12(1分)→ 東平(インクライン・マイン工房・索道基地)8:13/8:19(2分)→ 小マンプ 8:21(1分)→ 登山者用駐車場 8:22(7分)→ 第三社宅跡(旧採鉱本部)8:29/8:30(1分)→ 旧東平第三変電所 8:31/8:32(1分)→ 第三通洞 8:33/8:35(11分)→ 馬の背コース分岐 8:46(26分)→ 銅山峰分岐 9:12/9:13(3分)→ 銅山峰ヒュッテ(角石原駅)9:16/9:19(2分)→ 銅山峰分岐 9:21(17分)→ 銅山越(銅山峰・標高点1294m)9:38/9:41(14分)→ 東山 9:55(13分)→ 標高点1482m 10:08(1分)→ 1460m地点 10:09/10:10(11分)→ 覗き岩 10:21/1028(3分)→ 1520mの岩の上(標高点1482付近までサングラス捜索往復)10:31/10:43(17分)→ 西赤石山道標(1617m)11:00/11:01(1分)→ 西赤石山 11:02(昼食)/11:37(9分)→ かぶと岩分岐 11:46(9分)→ かぶと岩最高地点 11:55/12:02(8分)→ かぶと岩分岐 12:10(1分)→ 展望所 12:11/11:12(29分)→ 上部鉄道分岐 12:41/12:43(17分)→ 一本松駅 13:00/13:04(16分)→ 旧東平第三変電所 13:20/1322(12分)→ 中ノ橋 13:34/13:35(13分)→ 東端索道中継所跡 13:48/13:56(2分)→ 坑水路跡 13:58(11分)→ 遠登志橋・展望台・登山口分岐 14:09/14:10(6分)→ 遠登志(鹿森ダム)登山口 14:16
【(*)行き 3時間10分 帰り 2時間13分 計 5時間23分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 15.5?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
行きは鹿森ダム近くの遠登志登山口から東平・銅山越を経て赤石山山頂へ。
帰りはかぶと岩、上部鉄道跡・一本松駅を経て下山する少しハードなコース。
【水平距離15.458km 沿面距離16.416km/累積標高(+)1886m (-)1892m】
距離は三嶺周回定番コースとほぼ同じ、ただし累積標高は300mほどオーバー。
(東平(とうなる)から登るべきか、遠登志(おとし)から登るべきか?)
・・・と、考えながら松山自動車道・新居浜ICから県道47号新居浜別子山線に入った。
マイントピア別子を過ぎると間もなく四国では珍しいループ橋の青龍橋(第一青龍橋・第二青龍橋)と鹿森ダムが見えてくる。
(遠登志橋も見てみたいし、山中に残る銅山遺構も見てみたい)
ということで下から登ることに決定!
遠登志登山口は鹿森ダムから約300mの新仙雲橋と旧道の橋のたもとで標高は250m。
東平の標高は750mなので標高差は500m!
橋の手前が遠登志渓谷の遊歩道入口で遠登志橋を通るルート。
また、赤い欄干の旧橋奧に見える遠登志売店(登山連絡所)の脇に「展望台」へ上がるルートがあって、少し先の県道脇に遠登志橋と展望台をショートカットするルートがあって3つが尾根で合流している(展望台は帰りに寄ってみたい)。
GW前半は寒の戻りで4月前半より寒いことが多い。
風が冷たいのでライトシェルを着込んで、7時4分に遠登志渓谷入口をスタート。
渓谷入口から2〜3分で登録有形文化財の遠登志橋を渡る。
小女郎川に架かる遠登志橋は、明治38年(1905)建造の鋼製アーチ橋の旧橋の上に全長50メートルの観光用ワイヤロープ吊橋を架けて二重橋の形態となっている。
遠登志橋から見下ろす遠登志渓谷(小女郎川)。
遠登志橋から少し登ると分岐の道標が立っていて、遠登志売店脇から展望台を通ってくる道と県道脇の登山口からの道が合流している。
遠登志橋から30分ほど登ると、前方(少し手前にも)に四角い煉瓦の遺構が見えてきた。
標高470mの地図に示された「坑水路跡」のようだ。
これが「坑水路会所」で、内部に坑内排水を溜めて流れの向きを変える役割を果たしていた。
第3通洞から新居浜惣開まで総延長約16kmの坑水路を建設し、途中の山根収銅所で安全な水にして海に流していた。
さらに2分ほどで登山道の左下に「東端索道中継所」が現れた。
(ここも帰りに寄ってみよう)
岩を削った登山道。
東平へは中ノ橋の分岐を直進。
左は橋を渡った右岸沿いに第三通洞へ直通(今回、下山に利用)。
まずは東洋のマチュピチュへ。
森の中に段々畑のような石垣が現れた。
こちらは娯楽場跡。
ここは病院跡。
8時13分、登山口から1時間10分ほどで東平に着いた。
第三通洞方面、西赤石山への登山道は奧の谷間(マイン工房前から)。
東平の一般向け駐車場とマイン工房(銅板レリーフの銅工芸が楽しめる体験工房)。
説明板には「別子銅山の歴史は、元禄3年(1690)、明石山系の銅山峰南斜面で露頭が発見されたことに始まります。翌年から住友により採掘が開始され、昭和48年(1973)の閉山までの283年間で、坑道の総延長は約700km、採鉱場所は海面下約1,000m、総出坑量は約3,000万トン、産銅量は約65万トンに達しました。・・・・・・・・」
「ここ東平は標高750m前後の山中にあり、大正5年(1916)から昭和5年(1930)まで別子銅山の採鉱本部が置かれた場所です。東平には銅山関連施設や生活関連施設が整備され、最盛期には5,000人余りもの銅山関係者とその家族が住み、山の町として賑わっていました。・・・・・・」とある。
左に新居浜の街並みと燧灘(瀬戸内海)が見える。
このトンネルは長さが短いことから「小マンプ」と呼ばれていた。
マンプという名前は、坑道を意味する昔の言葉「間符(まぷ)」から転じたとされている。
採鉱のために使用していた当時の機械やそれらを積んだ鉄道車両が展示されている。
それらは、住友金属鉱山?別子事業所から新居浜市に寄贈されたもので、坑内から運び出される銅鉱石を運搬するための車両「三角鉱車」や、鉱石などをすくい取って鉱車に積み込むブルドーザーのような機械「600Bローダー」、鉱車や人のけん引をするための車両「2t蓄電車」などである(新居浜市ウェブサイトより引用)。
一番奥に登山者用の駐車場があった。
駐車場から少し歩くと第三社宅跡(旧採鉱本部)の広場に出る。
広場の上にあるのは旧東平第三変電所のレンガ造りの建物。
内部の様子。
第三社宅跡の広場に戻って小女郎川に掛かる橋を渡る。
橋を渡って正面に第三通洞。
中はこんな感じ。
レールが残っている。
小マンプ方面に向かってレールが敷かれていたのだろう。
コンクリートで固められた石畳の道。
第三通洞から10分少々で柳谷のコースと馬の背コースが分かれている。
ここは、少しきつくても距離が短い馬の背コースを取ることにした。
九十九折りで尾根を登る馬の背コース。
眼下に東平が見えてきた。
ズームアップ。
馬の背コースは明るい尾根ルート。
次に来るときは柳谷川(小女郎川の支流)のコースも通ってみたい。
上部鉄道角石原駅(銅山ヒュッテ)←→ 大平坑 ↘ 馬の背コースの分岐。
柳谷経由登山口 100m先銅山峰ヒュッテ ←→ 馬の背経由登山口 ↗ 銅山峰の分岐。
とりあえず「銅山ヒュッテに寄ってみよう」
この辺りには角石原選鉱場跡があって、第一通洞から出た鉱石を選別して谷底から山の上までの一面にあった焼壺や焼坑炉にインクラインで上げ下げしていたのだそうな。
分岐から3分ほどで「銅山峰ヒュッテ」がある上部鉄道の角石原駅跡に着いた。
「銅山峰ヒュッテ」は標高約1,100mにあり、赤石山系の登山に便利な山小屋。
通年営業で一泊二食付き5,000円(要予約)。
<銅山峰ヒュッテ>
〒792-0846 愛媛県新居浜市立川山(角石原)
TEL:080-8907-5748(伊藤峰夫さん)
山小屋に電話はなく、松山の息子さんが対応してくれるとのこと。
馬の背コースとの分岐に戻って銅山越に向かう。
分岐から20分ほどで銅板の道標が立つ銅山越=銅山峰(標高1294m)に着いた。
開山当初、別子銅山の粗銅は村の東はずれの小箱峠を越えて宇摩郡天満浦(現:四国中央市土居町)まで3日かかって運んでいたが、この峠道が開通した元禄15年(1702)からは、新居郡新居浜浦の口屋(現:新居浜市西町)まで2日で運びだせるようになった。
現在の小箱越は高知県道・愛媛県道6号高知伊予三島線から県道131号別子山土居線(二ッ岳登山口から先は通行不能)へ入ってハネズル山の西600mで法皇山脈を越えている。
銅山越の十字路を左に取り、西赤石山へ向かう。
少し登って振り返るとツナクリ山(1466m)と西山(1428.7m)が見える。
二つの山の間にちち山(1855m)。
ちち山には雪が残っている!
なぜか、晩春(GW)のこの時期は「寒の戻り」があって、異常に寒くなることが多い。
このことは、登山をするようになって毎年感じるている。
ツガザクラが咲き始めていた!
ツガザクラ(栂桜)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。
日本の固有種で、本州(東北南部・中部・大峰山・大山)と四国(西赤石山)に分布し、高山の風衝地の岩場に生える。
学名に(Phyllodoce nipponica Makino)とあるように、高知県が世界に誇る植物学者の牧野富太郎博士によって命名されている。
北アルプスなどの高山ではよく見かける植物だが、四国で見られるのはここだけ。
東山(約1400m)から山頂(見えていない)まではまだ遠い。
見えているのは標高点1482mのコブ。
ミツバツツジも見頃。
尾根の突先(1520m)にある岩の上から数人の登山者が眺めている。
あれを越えたら山頂は近い。
アケボノツツジは、ふわふわと蝶のように漂う感じがいい。
青空に映える満開のアケボノツツジ!
「すばらしい!」のはいいが、サングラスがない😲!
1520mの岩の上から標高点1482付近までサングラス捜索のため往復。
結局、オークリーは見つからなかった😣
1520mの尾根突先から山頂方向。
山頂まで残り700m、標高差100mほど。
1520mから振り返った稜線の様子。
木々の新緑とアケボノの淡いピンクがいい感じで混じる。
山頂近くのアケボノツツジは、まだ六〜七分咲きで蕾がたくさん残っている。
山頂から30mほど手前の尾根突先にある「西赤石山1626m」の道標。
ここは1620mぐらいで山頂ではない。
カブト岩と新居浜市街。
銅山越〜西山〜ツナクリ山に至る後方の稜線。
山頂の手前、左(北側)にカブト岩への分岐あり。
道標が二つあって「兜岩経由、東平」「兜岩経由 一本松・東平」とある。
魔戸の滝、上部鉄道跡方面へはこちらから。
賑わう西赤石山山頂。
賑わっているのはいいけど・・・
山頂の道標や三角点をバックに記念撮影をする人も多いと思う。
道標や三角点の周りは少し空けておいて欲しい😞
できたら物も置かないで欲しい。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033625701
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:美6
●基準点名:銅山
●標高:1625.8m
どこかでお昼を・・・
左から物住頭(1634.6m)と前赤石山(1677m)。
石室越のある平らな尾根の先に八巻山の二つのコブ(1682m、1698m)と東赤石山(1706.0m)のピークが少しだけ頭を覗かせている。
定番のカップヌードルとオールフリー。
お昼を済ませたら、分岐に戻って急な坂道をカブト岩との鞍部へ下る。
カブト岩にも登山者の姿がポツポツと。
後ろを振り返ると・・・
いいね〜😍
西赤石山の北斜面に広がるアケボノツツジの群生。
カブト岩のてっぺん!
テッペンから西赤石山。
テッペンから西赤石山をバックに(バックじゃないか・・・)。
カブト岩から東平を見下ろす。
そして、新居浜市街と燧灘。
東には上兜山(1561m)の稜線と物住頭・前赤石山。
上兜山の小さなピークが尖っている(面白そう・・・)。
絶景を堪能したら分岐に戻って下山路へ。
西赤石山とカブト岩の鞍部に戻って一本松方面へ少し下った展望スポット。
きれい!
展望所から30分ほど下ると上部鉄道跡に出た。
上部鉄道跡に下りて逆にみた画像。
左上がカブト岩方面で右が銅山峰ヒュッテ(角石原駅)方面。
手前が一本松駅方面。
平坦な鉄道跡。
裏谷の橋の跡。
歩道の橋は朽ちているのでとうせんぼ。
石畳の谷に下りて通過。
水はなかった。
小さな切り通し。
この橋も朽ちているので上は通れない。
分岐から20分足らずで一本松駅跡に着いた。
向こうに西赤石山の稜線が見える。
もうこんなに下ってきた。
向かいの鞍部が銅山越。
少し下に銅山峰ヒュッテの屋根が見えている。
(あそこから鉄道が通っていたのか・・・)
東平に向けて下る。
旧東平第三変電所まで下りてきた。
第三社宅跡。
帰りは東平の中心地を通らず、変電所前の道を「登山口(鹿森ダム)」方面へ。
この道も概ね平坦。
中ノ橋を渡って往路のコースに合流。
東端索道中継所跡に寄り道。
立派なレンガ造りの建物だった。
東平からマイントピア別子のある端出場(はでば)間は直線ではなかったため、この中継所で索道のロープの方向を変えていた。
朽ちかけた丸太を伝って登山道へ戻る。
遠登志橋近くの最初の分岐を「展望台」へ出てみた。
展望所から右下に遠登志橋を見下ろすことができる。
手摺りのある階段を下ると、旧橋側の遠登志売店(登山連絡所)の横に出た。
14時16分、遠登志登山口に下山。
下山後はマイントピア別子の「天空の湯」で汗を流すのが定番。
入浴料は大人500円とリーズナブル。
端出場地区は、昭和5年(1930)に東平地区から移転され採鉱本部が置かれたエリアで昭和48年(1973)の閉坑まで使用された。
高山観光列車は、明治25年にドイツから輸入した蒸気機関車を再現。
他に電気機関車もある。
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降水確率0%の登山日和となった4月最後の日曜日。
「かの桜」が散ったあと、白髪山登山口周辺ではヤマザクラが見頃を迎えていた。
<白髪山山麓のヤマザクラ>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
駐車場所 8:14(1分)→ 避難小屋登山口 8:15(23分)→ ふるさと林道分岐 8:38(5分)→ 白髪山分岐 08:43(16分)→ カヤハゲ 8:59/9:01(27分)→ 三嶺 9:28/9:32(3分)→ 三嶺の池 9:35(1分)→ 三嶺ヒュッテ 9:36(6分)→ 三嶺 9:42/9:49(19分)→ カヤハゲ 10:08(20分)→ 白髪山分岐 10:28(2分)→ ふるさと林道分岐 10:30(13分)→ 避難小屋登山口 10:43(1分)→ 駐車場所 10:44
【(*)行き 1時間16分 帰り 1時間01分 計 2時間17分(三嶺ヒュッテまで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.3?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
林道沿いの避難小屋登山口から高知県側最短コースで三嶺を往復。
林道から白髪避難小屋近くの主稜線に至る短いコースは2018年版の「山と高原地図」から掲載されている。
【水平距離8.289km 沿面距離8.862km/累積標高差(+)1162m (-)1162m】
賑わう光石登山口の桜は散ってしまった。
今日は短縮コースなので素通り。
白髪山に向かう途中で見かけたキツネは林道の下へ逃げていった。
白髪山登山口周辺のヤマザクラが見頃になっていた。
「帰りに写真を撮って帰ろう!」
車は登山口から少し手前の路肩に駐車。
登山口の駐車スペースには車が2台。
稜線までの距離は短いけど、いきなり急登の登山道。
ツツジも見頃。
新緑のブナもいい感じ。
登山口に車があった先行のご夫婦。
剣山から縦走してくる神奈川県の人と合流するという。
三嶺⇔剣山縦走路との分岐に出ると正面に三嶺。
登山口〜白髪分岐まで28分。
すっきり登山日和🌞
カヤハゲに向かう先行の2人は避難小屋登山口からではない。
白髪小屋で泊まっていたのかな?
カヤハゲと三嶺。
昔のカヤハゲを知っているとむなしくなってくる。
左に綱附森。
遠くに水平線が見える。
また1人。
天気もよいし、人がいるとうれしくなる😊
(ガスガスで誰にも会わない山はやはり寂しい)
カヤハゲにも登山者が3人。
カヤハゲから見る三嶺の南面。
名頃コースでは分からない三嶺の山容(姿・形)がよく分かる。
オオカメノキの花が咲いていた。
山頂直下は急登。
大岩(天狗岩・鬼岩)を越えると山頂は近い。
9時28分に山頂到着。
大気境界層が水平線のように見えていた。
予報通りの晴天🌞
気持ちいい!
とりあえず池まで。
三嶺ヒュッテの前にも登山者。
食料は持ってないので挨拶して前を素通り。
三嶺の池とササ原に突き出す山頂。
池の周りを反時計回りに周回してもう一度山頂へ。
水平線のように見えるラインは大気境界層と自由大気の境界(地表面から概ね1km)。
大気境界層の中は上空の自由大気と比べると濁っている。
三嶺から西熊山、地蔵ノ頭を通って綱附森へと至る高知・徳島県境の主稜線(2枚合成)。
展望を楽しんだら元来た道を引き返す。
三嶺に向かう登山者が次々と。
避難小屋登山口(ふるさと林道)との分岐。
10時43分、避難小屋登山口に下山。
もし山側にスペースがあっても車は止めない方がよい。
白髪山とヤマザクラ。
葉っぱが赤いので華やか。
白髪山登山口⇔光石登山口は約6km、10分程度。
林道の災害復旧工事は日曜日なのでお休み。
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赤く輝くアンタレスの祠が祀られる伊予小富士。
早春の山を彩るカタクリを見たくなり赤星山に出かけてみた。
<赤星山のカタクリ>
■行先・位置
赤星山(二等三角点 [赤星山] 1453.2m)
愛媛県四国中央市/北緯33度55分10秒・東経133度27分29秒
■(*)コースタイム
中尾集会所 8:24(6分)→ 登山口 8:30(22分)→ 鉄塔 8:52/8:57(14分)→ ヤマシャクヤク 9:11(14分)→ 林道登山口分岐 9:25(5分)→ 岩の広場 9:30/9:36(43分)→ 赤星大権現 10:19/10:22(3分) → カタクリ群生値 10:25/10:27(2分)→ 赤星山 10:29(昼食)/11:34(3分)→ 赤星大権現 11:37(28分)→ 岩の広場 12:05/12:06(12分)→ ヤマシャクヤク 12:18/12:20(9分)→ 林道登山口分岐 12:09(21分)→ 鉄塔 12:30/12:32(15分)→ 登山口 12:47/12:50(6分)→ 中尾集会所 12:56
【行き 1時間49分 帰り 1時間34分 計 3時間23分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 6.3km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
スタート&ゴールは中尾集会所。
【水平距離6.256km 沿面距離6.966km/累積標高(+) 1159m (-) 1163m】
県道6号高知伊予三島線「中尾谷橋」の袂を北に折れて中尾へ。
「赤星山登山口4.8km」の表示がある林道との分岐を右に取り、500mほど先の中尾集会所へ車を置く。
集会所からすぐ東の歩道を北に向かって進む。
一番上の民家が車道の終点になっている。
ワサビが生える小さな沢の側に「お気をつけて!赤星山行き」の表示。
登山口から10分ほどで「山頂まで 2.5km」の道標。
さらに10分ほどで人工林を抜け、四国電力の送電鉄塔のある広場に出る。
一服するのにちょうどよいポイント。
少し西で住友共同電力の物部線(香美市物部町の仙頭発電所から送電している)と四国電力の送電線が交差している。
明るい二次林の中を進む。
ヤマルリソウ(山瑠璃草)は、ムラサキ科ルリソウ属の多年草。
本州(福島県以南)・四国・九州に分布し落葉樹の林緑部、道端などに生える。
花期は4〜5月。
フデリンドウ(筆竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の越年草で、草地や低山の明るい林に咲く小型のリンドウ。
ハルリンドウと違って混生葉がない。
少し急な斜面を青空に向かって登ると・・・
林道登山口からの登山道と合流。
「山頂まで 1.5km」
エイザンスミレ(叡山菫)は、スミレ科スミレ属多年草で本州・四国・九州に分布、低山の日当たりのよい林縁などに生える。
葉は3裂し、さらに細かく裂ける。
花期は4〜5月。
広い窪地にトリカブト(シコクブシ?)の群生。
ニリンソウが混じっている?
トリカブトの中にニリンソウが咲いていた。
トリカブトとニリンソウの葉はよく似ている。
ニリンソウは山菜として食用とされるが、トリカブトは危険!
ニリンソウ(二輪草)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で日本では北海道から九州まで広く分布し、湿り気のある明るい林縁などに生える。
春山を代表する花のひとつで深く裂けた根生葉を持つ。
茎に3枚輪生する葉には柄はなく1本の茎から2輪の花茎が伸びることが多いのが名前の由来。
花期は3〜6月。
ニリンソウの若芽はフクベラ、ヤマソバと呼ばれ、春の山菜として知られるが、猛毒で有名な同じキンポウゲ科のトリカブトの葉と似ているので、注意が必要。
キンポウゲ科の仲間は毒があるのがほとんどで、フクジュソウや野山でよく見かけるウマノアシガタなどにも毒がある。
山頂まで 1.0km
標高点・1365mのコブの西側を巻くと前方に山頂付近が見えてきた。
シャクナゲのトンネル。
シャクナゲのトンネルを抜けると山頂まで500m。
急な尾根を少し登ると石の祠が見えてくる。
赤い★の赤星大権現。
ここまで来たら山頂は目と鼻。
見たかったカタクリが咲いていた。
カタクリ(片栗)は、ユリ科カタクリ属の多年草で北海道〜九州に分布し、やや明るい落葉樹林などの斜面に生える。
四国の生育地は限られている。
7〜8年は1枚の葉で過ごし、鱗茎(球根)が大きくなると2枚目の葉が出てやっと花をつける。
花期は4〜5月。
鱗茎からは片栗粉が作られるが、自生のカタクリが減少した現代、市販の片栗粉のほとんどがジャガイモから製造されている。
広く開けていてなだらかな赤星山山頂。
すでに数人の登山者が登っていた。
赤星山山頂の道標。
赤星山山頂の二等三角点。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033730601
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:美4
●基準点名:赤星山
●標高:1453.2m
三角点の後ろにもカタクリ。
燧灘を眺めながら昼メシ。
山の新定番のカレーメシ。
カップヌードルより塩分控えめでカロリーは多い。
残った汁を飲み干す必要もなく登山には便利。
食後のコーヒーをいただくひととき。
登山は大人の遠足だと思う。
樹下でも木陰でもない山頂の原っぱにもカタクリが咲いている。
下山は同じ道を引き返す。
林道登山口へは直進。
ヤマシャクヤクが咲いていた!
鉄塔まで下ったら登山口は近い。
民家の前の登山口。
シコクカッコソウは民家の人が育てているのだろうか?
集落内の歩道は車道をショートカット。
けっこう車が来ている。
下山後はやはりお風呂。
新宮の霧の森。
入浴は霧の森温泉「霧の森交湯〜館」。
入浴料金400円。
霧の森菓子工房。
新宮茶ソフトクリームの「煎茶×ほうじ茶」ミックス。
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地蔵ノ頭、天狗峠から続く稜線上の天狗塚は60mほどの小さな「つか」に過ぎない。
雪が消えた4月中旬のある日、カマ谷から標高差650mを登って、いつもとは違う山の聖地を目指してみた。
<天狗塚>
■行先 天狗塚 (標高点 [・1812] 1812m)
■位置 徳島県三好市/北緯33度49分37秒・東経133度56分36秒
■(*)コースタイム
光石登山口 6:32(18分)→ 綱附新道分岐 6:50(17分)→ 堂床谷渡渉点 7:07/7:14(35分)→ 稜線分岐 7:49(作戦会議)/7:59(12分)→ 標高点1552m 8:11/8:14(20分)→ 1250m地点(シャクナゲの岩) 8:34(ルート確認)/8:36(5分)→ 林道(1200m)8:41(大休止)/8:50(1分)→ カマ谷渡渉地点 8:51/8:54(11分)→ 1280m地点 9:05/9:06(15分)→ 1450mコブ 9:21/9:29(10分)→ 1540m地点 9:39/9:42(4分)→ 1570m地点(ビューポイント) 9:46/9:49(14分)→ 1700m(尾根合流)地点 10:03/10:07(7分)→ 1750m地点 10:14/10:15(5分)→ 天狗塚 10:20/10:25(13分)→ 西山林道分岐 10:38/10:46(2分)→ 天狗峠 10:48/10:49(10分)→ 1660m地点 10:59/11:00(3分)→ テント場(水場) 11:03(5分)→ お亀岩 11:08/11:09(1分)→ おかめ岩避難小屋 11:10(昼食)/11:39(34分)→ 渡渉点 12:13(14分)→ 八丁ヒュッテ 12:27(10分)→ 綱附新道分岐 12:37(18分)→ 光石登山口 12:55
?【行き 2時間54分 帰り 1時間50分 計 4時間44分(休憩除く)】
?【行き 3時間48分 帰り 2時間30分 計 6時間18分(休憩含む)】
(*)?はコースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
コース水平距離 14.2km
■天気 曇り(14時頃から雨)
■楽しさ ★★★★★(満点!)
スタートとゴールは光石登山口。
往路は綱附新道・稜線分岐から綱附森方面へ800mほど南下、標高点1552mからカマ谷沿いの林道まで下って対岸の尾根を天狗塚へ直登。
復路はお亀岩経由でカンカケ谷コースを下山。
【水平距離14.232km 沿面距離17.084km/累積標高(+) 3029m (-) 3005m】
天狗塚からお亀岩までは建っていられないほどの強風にザックが大きく上下に揺さぶられたせいか、標高データが極端にアップダウン。累積標高が大きくなってしまっている。
大栃のふれあいプラザ駐車場に5時半に集合。
行き先は?小桧曽山南尾根から小桧曽山・矢筈山 or ?天狗塚南尾根から天狗塚。
車の中で天狗塚に決めて光石登山口へ。
ヤマザクラが咲く登山口を6時32分に出発!
天気予報では午後から雨で風が強く荒れる予報。
飛びそうな物は仕舞うようにと注意もあった。
(そんなに?)
左に折れて分岐を綱附け新道へ。
尾根ルートを見送ってすぐの堂床谷の渡渉点。
堂床谷は標高1,000m付近で大きく3つに分かれている。
ここが東端の谷で流路延長が一番長い。
まだ歩いていない「綱附旧道」は少し手前の尾根からこの谷沿いを登る。
古い茶瓶と薪が残された大きな岩は目印になる。
石が積まれた岩の下の空間で山師や猟師が休んでいたと思われる。
稜線が近づいてきた。
綱附新道はどちらかというとマイナーなコース。
歩く人を見ることが少ない。
7時49分、光石登山口から1時間17分で稜線分岐に着いた。
ちょっとはやいね!
今回は右の「天狗塚」ではなく左の「綱附森」方面へ。
稜線分岐付近から見る天狗塚は稜線上の小ピークであり、「塚」という名前が似合う。
綱附森への縦走路を南へ向かう。
稜線分岐から10分ほどで標高点1552mの尾根分岐。
尾根分岐から主稜線(高知・徳島県境稜線)を南に下ると綱附森。
尾根の分岐を西に出た少し高い部分が標高点1552m。
天狗塚と牛ノ背が正面に見える。
標高点1552mから見る天狗塚。
同じく天狗塚から三嶺までの稜線(2枚合成)。
カマ谷を挟んで主稜線と対峙する南尾根(谷の左)を登る。
地形図を確認して標高点1552mの尾根を北西に下る。
中腹の地形は、はっきりした尾根になってないので不明瞭。
植林に突入して方向を少し修正。
明瞭な尾根に乗るとテープがあった。
植林が(*)石楠花に変わったら崖地になっていて真っ直ぐ進めなくなった。
GPSを確認すると下を左右に横切る道がある。
(*)シャクナゲが生える場所は岩場が多い
尾根を左に下ると道があったので石楠花尾根の下を左から右にトラバース。
間もなくカマ谷沿いの林道に出た。
林道で大休止の後、カマ谷を渡渉。
谷の近くにヤマエンゴサク。
手入れがされていない人工林。
しばらく急登が続く。
標高1440mの小さなコブで一休み。
架線を張った跡がある。
人の道か獣道か?
標高1700mの尾根分岐のようだ。
後方には綱附森。
予報どおり曇ってきた。
いい感じの広場に着いた。
正面に見えるピークは地蔵ノ頭。
ササ原の広場の標高は1570m。
少し東に出ると天狗塚が見えた!
いつもの天狗塚とは違う。
ここから見る天狗塚は天高く聳えていて立派!
「塚」と呼ぶのは失礼だ。
塚(つか)とは
?土が小高く盛り上がっている所。目印などにするために土を高く盛った所。 「一里−」
?土を小高く盛って築いた墓。また一般に、墓。 「十三−」
<goo辞書>
塚(つか、旧字体: ?、英語: Mound)とはその周囲の地面より、こんもりと丸く盛り上がった場所を指し、具体的には何かが集積、堆積した盛り上がりや、小さな山や丘や古墳などである。または、それらの場所や、特別な意味のある場所に、建立された石造や木造などの祠や塔や碑など。
<ウィキペディア>
「つか」は「築 (つ) く」から出た言葉で,高く築いた場所をさしており,人工的に土を丘状に盛った場所をいう。畏怖され,神聖視されていることが多い。塚は,本来その場所が墓所であったとか,かつての祭場,祭壇であったと考えられてきているが,同時に平地よりも一段高くなったところを神聖視するという考えも古来からあった。これは,特定の山を聖地とする山岳崇拝や,祭礼の際,氏子が神社に持寄った砂などで清浄な盛り土を築く習俗などにもみることができる。・・・・・・・・・・・・
<ブリタニカ国際大百科事典>
稜線がガスってきた。
左(西北西)にカーブしながら登って行くと、尾根分岐(尾根下方からピークのように見えたポイント)が近づいてきた。
左(南西)から尾根が合流する標高1700mの尾根分岐に着いた。
1710mの低いコブの奧に天狗塚。
後ろの様子。
登ってきた尾根と谷を挟んで伸びる県境主稜線。
獣道なのか?普通に道がある感じ。
(どこを登る?)
正面を直登。
特に問題なし。
後ろの様子。
すぐ後ろが1700mの尾根分岐。
登ってきたのは左の尾根。
右に分岐した尾根も左の尾根と平行してカマ谷に下っている。
山頂までもう一息。
明瞭な踏み跡がある。
下からガスが上がってきた。
10時20分、光石登山口から3時間48分(休憩含む)で天狗塚山頂に到着。
山頂は強風が吹いていた!
南からの風だ。
これはたまらん!
飛ばされそう!
追い風なので後ろには落ちない感じ。
よろめきながら「寒い〜!」
八ヶ岳以来の強風。
長くはいられない。
急いで下った。
まともに歩けない。
こんな風はめったに経験できない。
コメツツジぐらいしか生えないわけだ。
稜線上はザックが持ち上がるほどの強風が南(右)から吹きつける。
台風より凄い!
右に踏ん張って歩いているので風が緩んだ瞬間は右によろける。
向こうから来るのは趣味山さんだ。
天狗峠(地蔵ノ頭直下の旧躄峠)まで下って「稜線上の登山道は危険」と判断!
地蔵ノ頭経由での下山予定を変更。
お亀岩への尾根道も危ない。
峠を北東方向に直接下って、お亀岩のテント場に向かうことにした。
天狗峠から北東向きの峠道?
天狗峠から発生した小さな沢沿いを下る。
間もなくキャンプ場に出る。
天狗峠から15分ほどでキャンプ場に出た。
ササ原に道標が立っている。
字はほとんど読めなくなっている。
上は「おかめ岩 キャンプサイト」。
下は「⇐ 水場」。
お亀岩へ向かって登り返す。
キャンプサイトにテントを張られているのを見たのは、まだ2〜3回。
お亀の稜線鞍部も風が強い。
転げ落ちるように小屋へ向かう。
11時10分におかめ岩避難小屋到着でほっと一息。
小屋の中で大休止(11時10分〜11時39分)。
気温は8℃と4月半ばにしては低い。
今日の昼メシは軽量化のためコンビニおにぎりだけ。
寒いときに冷たいおにぎりはイマイチ。
カンカケ谷を下山。
12時27分に八丁ヒュッテ。
登山道の側でミツバツツジが咲き始めていた。
綱附新道分岐に戻って時計回りの周回を終了。
シロバナネコノメが咲いていた。
地味なネコノメの仲間では一番目立っていて花らしい。
白い花片に紫色の葯がアクセント。
山野に咲くスミレの仲間では少数派のエイザンスミレ。
葉が細かく切れているのが特徴。
12時55分、光石登山口に下山。
雨は何とか降らずに漏ってくれたけど、誰も来なかったらしい。
今日もビールが美味い🍺
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麓では桜も散ってしまって芽吹きの時期を迎える四国山地。
一月振りの寒風山に春の訪れを感じながら・・・
■行先・位置
寒風山(標高点・1763m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度48分42秒 東経133度15分42秒
■(*)コースタイム
寒風山登山口 11:36(42分)→ 桑瀬峠 12:18(昼食)/12:49(57分)→ 寒風山 13:46/13:58(18分)→ 西壁の岩上 14:16(19分)→ 桑瀬峠 14:35(34分)→ 寒風山登山口 15:09
【往路 1時間39分 復路 1時間11分 計 2時間50分】
(*) コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 5.4km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)
旧寒風山トンネルの高知県側(1120m)入口から寒風山までの往復。
【水平距離5.4km 沿面距離5.7km/累積標高(+)739m (-)739m】
平日なので駐車場に登山者の姿はなかった。
木々が芽吹き始めても町道瓶ヶ森線はまだ封鎖されたまま。
春の息吹を感じるトレイル。
道端には淡いピンクのショウジョウバカマ。
柔らかな日差しの下に寒風山が見えてきた。
のんびり歩いて12時18分に桑瀬峠(標高点・1451m)到着。
一際高く西黒森(1861m)が聳える。
峠の昼メシ!
山で人気のカレーメシ!
おまけのローソンおにぎり屋。
天日干しで風味豊かな駿河湾産「桜えび かき揚げ」。
あまり美味しくないコンビニおにぎりとしては上等!
峠から見る寒風山。
いい季節になった。
1700mラインを越えた辺り。
もうちょっと!
13時46分、昼食時間込みの2時間10分で山頂到着。
笹ヶ峰(1859.6m)とちち山(1855m)。
右端に冠山(1732m)。
空は少し霞んでいる。
西壁の岩上にある展望所からの眺め。
寒風山 13:58(37分)→ 桑瀬峠 14:35。
桑瀬峠 14時35分(34分)→ 寒風山登山口 15時09分。
小さな登山イベントの下見はとりあえず終了。
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4月に入ってからうっすらと雪化粧したなごり雪の三嶺。
光石登山口からカンカケコースを登ってカヤハゲコースを下る定番の時計回り周回コースで歩いてみた。
<三嶺>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
光石登山口 8:32(11分)→ 堂床分岐 8:43(17分)→ 八丁 9:00/9:16(15分)→ 渡渉点 9:31(56分)→ おかめ岩避難小屋 10:27(レインウェア着用)/10:41(2分)→ お亀岩 10:43/10:44(21分)→ 西熊山 11:05/11:11(3分)→ 霧氷撮影 11:14/11:16(10分)→ 大タオ 11:26(14分)→ いつもの岩 11:40/11:46(24分)→ 三嶺 12:10/12:14(6分)→ 三嶺の池 12:20/12:23(1分)→ 三嶺ヒュッテ 12:24/12:42(9分)→ 三嶺 12:51/12:55(12分)→ 1685m地点 13:07(レインウェア脱衣)/13:14(19分)→ カヤハゲ 13:33/13:34(41分)→ さおりが原 14:15/14:19(23分)→ 堂床野営場 14:42/14:39(15分)→ 光石登山口 14:54
【三嶺ヒュッテまで(*)往路 3時間00分 復路 1時間59分 計 4時間59分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間などは含まない
■コース水平距離 15.8?
■天気
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は光石登山口からカンカケ谷コースを西熊山経由で三嶺へ。
復路はカヤハゲコースをさおりが原経由で光石登山口まで。
【水平距離15.838km 沿面距離16.472km 累積標高(+)1669m (-)-1660m】
7日から8日にかけての高知県の予報は曇り時々晴れだった。
しかし、三嶺周辺の詳細予報には「降雪」を示す情報が表示がされていた。
雪時雨ぐらいにはなっただろうと思っていたら、林道から見えた西熊山は雪山だった。
せっかくなので、登る前に中内台まで稜線の様子を見に行ってみた。
麓では桜も散った4月8日の三嶺は白かった!
「かの桜」が咲くのはもう少し先。
「なごり雪も 降る時を知り〜♪」
ということで、光石に車を置いたのは8時20分。
うっすらと白くなった登山口の桜は五分咲き。
堂床に下る登山道から見える西熊山。
陽が当たっているのでさっさと登らないと解けてしまう。
春先の登山道にいち早く咲くのはセントウソウ。
4月なのに霜柱。
旧堂床小屋の近くに咲くのはミツマタ。
カンカケ谷コースとフスベヨリ谷コースの分岐に建つ八丁ヒュッテ。
まだ泊まったことはない。
フスベオリ谷の奧に見える三嶺。
すでに解け始めた感じ。
渡渉点の先にある古い道標。
← コトウド 下|上 オカメ テング →
ゲカ リ|リ サンレイ
ヤマシャクヤクの蕾。
4月下旬からゴールデンウィークには開花する。
花が咲くのは夏なのに葉を広げるのは早いトリカブト。
ニリンソウと間違えて食べる人もいるらしい。
バイケイソウもにょきにょき。
新しい葉っぱがウルイ(オオバギボウシ)のようで美味しそう。
食べるな!危険!
カンカケのカツラ。
カンカケ谷コースの上部は石がごろごろ。
途中ですれ違った愛媛の2人は小屋で泊まっていたらしい。
おかめ岩避難小屋は主稜線の南側に建っている。
雪はほとんど解けてしまった。
てくてくと西熊山に向かう。
西熊山の手前で追い抜いていったのは矢筈峠から走ってきたトレイルランナー。
三嶺からカヤハゲコースを下って綱附新道で帰る予定なんだとか。
30kmぐらいあるんじゃない?
4月に入って霧氷!
着氷したコメツツジと三嶺。
三等三角点の西熊山山頂。
寒いのでお亀小屋でレインウェアを着込んできた。
三嶺まで人気の縦走路。
霧氷と三嶺。
大タオ付近からの三嶺。
雪はほとんど消えてしまった。
山頂に数人の人影を確認。
青ザレ上部のコメツツジ。
三嶺山頂と剣山・次郎笈。
思ったより多かった。
みんな寒そうにしている。
(とりあえず池を回ってくるか)
年中涸れない三嶺の池。
溶岩台地のような地形に火口湖のような池。
薄く氷が張っていた。
○
>
○
三嶺ヒュッテ。
日清の「カップヌードル ブラックペッパークラブ」。
「カニとバターの風味をベースに、ブラックペッパーでパンチをきかせた刺激的なスープがやみつきになる一杯です。」
まあ普通。
ヒュッテの前から三嶺の池とピラミダルな三嶺山頂。
池を一回りして山頂へ。
三嶺は徳島県側から登る人が圧倒的に多い。
ガイド本のほとんどが名頃からのルートを紹介している。
さおりが原経由のカヤハゲコースで下山することにした。
美しい三嶺の南斜面。
カヤハゲからの三嶺。
なごり雪はすっかり解けてしまった。
メジャーな名頃コースからだと三嶺のこの姿は見ることができない。
最近出番が多いX-E3。
何よりも小さくて軽いのが魅力!
明るい森をさおりが原へ下る。
さおりが原は一面のバイケイソウ畑!
増えるのはシカが食べない植物ばかり・・・
咲き始めたツツジ。
今日は春と冬が行ったり来たり。
桜が一気に開いた光石登山口に下山。
駐車場近くの斜面を埋め尽くすミツマタ。
春らしい県道沿いの桃の花。
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天気は晴れ、降水確率0%。
朝のうち仕事だった土曜日の午後、中途半端な時間を使って手軽な山歩き。
峠の登山口から長閑な春の光が注ぐ土佐矢筈山へ登ってみた。
<矢筈山山頂>
■行先
矢筈山 (三等三角点 1606.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度48分18秒・東経133度53分36秒
■コースタイム
矢筈山駐車場 11:55(1分)→ 矢筈山登山口 11:56(4分)→ 鞍部 12:00(29分)→ 稜線分岐 12:29(2分)→ 矢筈山 12:31/12:54(3分)→ 稜線分岐 12:57(16分)→ 鞍部 13:13(3分)→ 矢筈山登山口 13:16(1分)→ 矢筈山駐車場 13:17
【(*)行き 36分 帰り 23分 計 59分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 3.7km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)
登山口から山頂までの水平距離は約1.8km、最大標高差は約360m。
【水平距離3.683m 沿面距離3.828m/累積標高差(+)419m (-)429m】
県道49号大豊物部線と217号久保大宮線の合流地点(旧大栃高校前)。
湖畔の桜が見頃。
柳瀬(立花)の県道49号(大栃〜五王道は217号と重複)から矢筈山を望む。
少し霞んでいるけど天気は上等。
笹上公会堂付近の県道49号から見る土佐矢筈山。
県道終点の笹・明賀集落から林道に入って矢筈峠を目指す。
矢筈峠(旧アリラン峠)の少し手前から見る土佐矢筈山。
お昼前の矢筈山登山口駐車場。
県境尾根は小屋の左側なので駐車場の位置は徳島県。
先行者の行き先は?
標高約1240mの矢筈峠(旧アリラン峠)の登山口をスタート(11時56分)。
標高点・1293mピークの高知県側を巻いた先の鞍部から見上げる矢筈山。
雨水に洗掘された登山道。
標高1400m付近。
標高1500m付近。
もう少しで稜線。
稜線にある京柱峠と矢筈山の分岐。
少し先にニセ小桧曽(標高点1541m)と京柱峠への分岐近くのピーク(約1556m)が並ぶ。
小桧曽山は左端の丘のような部分で二等三角点 [笹] 1524.9mが設置されている。
山頂に三角点があるとは限らないのだから、標高の一番高い分岐のピーク、あるいは地形的に形の良いニセ小桧曽のピークが山頂でもいいような気がする。
東に折れると約200m先に矢筈山の山頂が見える。
12時31分に山頂到着。
山頂には三等三角点が設置されている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033576101
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐35
●基準点名:矢筈山
●標高:1606.6m
山頂から東方向に剣山地の眺めがいい。
山頂から東方の展望。
少し北寄りに天狗塚と三嶺、中央付近に剣山と次郎笈(2枚合成)。
今日はこれを食べに来た (^_^;)
山頂の北側、灌木の奧に広がる笹原。
分岐に戻ったら下山開始。
小桧曽まで行ってきた人を追い抜いて下山。
車は3台並んで残っていた。
一台は綱附?
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3月最後の日曜日は中国四国のほぼ全域で降水確率0%。
6週間振りの三嶺へ新しいカメラのテストを兼ねて最短コースでのんびりピストン。
<三嶺の池>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
駐車場所 8:10(1分)→ 避難小屋登山口 8:11(28分)→ ふるさと林道分岐 8:39(6分)→ 白髪山分岐 08:45/8:50(20分)→ カヤハゲ 9:10/9:16(36分)→ 三嶺 09:52/10:15(8分)→ 三嶺の池 10:23/10:25(1分)→ 三嶺ヒュッテ 10:26(昼食)/10:49(9分)→ 三嶺 10:58/11:07(26分)→ カヤハゲ 11:33/11:34(21分)→ 白髪山分岐 11:55(3分)→ ふるさと林道分岐 11:58(18分)→ 避難小屋登山口 12:16(2分)→ 駐車場所 12:18
【(*)行き 1時間40分 帰り 1時間19分 計 2時間59分(三嶺ヒュッテまで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.5?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
白髪避難小屋へ登る高知県側最短コースで三嶺を往復。
避難小屋登山口からのコースが2018年版の「山と高原地図」にやっと掲載された。
【水平距離8.497km 沿面距離8.995km/累積標高差(+)1152m (-)1133m】
登山口には車があったので少し手前に駐車。
夕方には宴会があるので最短コースを選択。
登山口を8時11分に登り始めた。
急登の尾根道を一気に登る。
登山口から28分。
ふるさと林道と三嶺〜剣山の縦走路の分岐。
急ぐときはこのコースが早い。
分岐付近から見る三嶺。
白髪分岐(8時45分〜8時50分)。
登山日和🌞
雪が残る按分のダケカンバの林。
カヤハゲと三嶺。
カヤハゲ(9時10分〜9時16分)。
山頂直下から西方向。
山頂直下から東方向。
三嶺山頂(9時52分〜10時15分)。
水平線のように見えるラインが大気境界層(地表面から概ね1-2km)と自由大気の境界。
大気境界層には地表面から放出された水蒸気や飛散する花粉、汚染物質などが閉じこめられているので自由大気と比べると、どうしても濁って見える。
「見えないな〜」
石鎚山は濁った大気境界層に埋もれている?
まるで火口湖のような三嶺の池。
もう氷の上を歩くのは無理。
三嶺ヒュッテの玄関先で昼食タイム。
「CoCo壱番屋監修 フライドチキン入りカレーラーメン チーズトッピング」
商品名が長いな。
三嶺の池と三嶺山頂。
池を周回して山頂へ。
真北から少し西寄りに矢筈山。
矢筈山の左に大山がぼんやりと見えている。
うっすらと残雪。
元来た道を引き返す。
岩の上で誰か休んでいる。
お昼前の三嶺。
白髪分岐から剣山へと続く稜線。
白髪避難小屋とふるさと林道分岐。
別府方面の林道が見え始めたら残り2〜3分。
12時18分、三嶺山頂から1時間11分で避難小屋登山口に下山。
今回使用した FUJIFILM X-H1は X-T2からの更新。
軍艦部に露出補正ダイヤルがなくなったが、使い勝手は悪くない。
気になっていた「XF16-55mmF2.8 R LM WR」は、
・手ぶれ補正がない
・大きくて重い
ので手を出さなかったのだが、
X-H1との組み合わせで手ぶれ補正が使えるところが購入の決め手となった。
しかし、手ぶれ補正機能を持つ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」より倍以上重くてでかいのが難点。
カメラとレンズで1,328gは並みの一眼レフより重い!
何とか1kg程度におさえて欲しいものだ。
登山の荷物は軽いに越したことはない。
開発中の標準ズームレンズ 「XF16-80mmF4 R OIS WR」に期待したい。
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中国地方の大山は「東の富士山、西の大山」と呼ばれる成層火山で日本百名山の一つ。
日本名峰ランキング上位をキープする鳥取県のシンボル。
夏は普通の山だけど冬の大山は侮れない。
<剣ヶ峰>
深田久弥はその著書「日本百名山」に、大山について、
「だいたい中国地方には目立った山が少ない。
その中でひとり大山が図抜けて高く、
秀麗な容をもっている。」
と書いている。
■行先・位置
大山(弥山 1705m)
鳥取県大山町/35度22分15秒 133度32分21秒(弥山)
<北緯35度22分16秒・東経133度32分24秒(三角点)>
■コースタイム
大山博労座駐車場 8:15(8分)→ 南光河原駐車場 8:23/8:27(1分)→ 夏山登山口 8:28(11分)→ 一合目870m 8:39(13分)→ 二合目995m 8:52(8分)→ 三合目1060m 9:00(10分)→ 四合目1150m 9:10(5分)→ 1200m 9:15(アイゼン装着)/9:20(4分)→ 五合目1235m 9:24/9:30(1分)→ 行者分かれ1255m 9:31(10分)→ 六合目避難小屋1360m 9:41/9:42(8分)→ 七合目1440m 9:50/9:51(13分)→ 八合目1565m 10:04(3分)→ 八合尾根1590m〜1570m 10:07〜10:15(2分)→ 石室分岐 10:17(12分)→ 大山頂上避難小屋 10:29(2分)→ 弥山頂上 10:31/10:40(1分)→ 三角点 10:41(2分)→ 三角点東面 10:43/10:46(4分)→ ラクダの背基部 10:50/11:03(5分)→ 三角点東面 11:08/11:09(1分)→ 三角点 11:10/11:14(1分)→ 弥山頂上 11:15(昼食)/11:54(1分)→ 大山頂上避難小屋 11:55(4分)→ 溶岩円頂丘・頂上部分西端1645m 11:59/12:03(4分)→ 大ノ沢源頭部1630m 12:07(14分)→ ピナクル 12:21/12:24(33分)→ 1045m 12:57(アイゼン取外し)/13:05(13分)→ 横手道 13:18/13:19(7分)→ 枡水高原スキー場 13:26(20分)→ 大山環状道路(県道158号) 13:46(12分)→ 夏山登山口 13:58(1分)→ 南光河原駐車場 13:59(5分)→ 大山博労座駐車場 14:04
【(*)往路 1時間51分 復路 1時間54分 往復 3時間45分】
*大山博労座駐車場〜弥山頂上までの往復
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 10.2km(駐車場からの往復)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は大山博労座駐車場から夏山登山道を登って弥山頂上へ(ついでに弥山から「ラクダの背」基部まで周遊)。
復路は頂上部分の西端(標高1645m・弥山頂上から約250m)から大ノ沢を下り横手道を通って駐車場へ。
【水平距離10.187km 沿面距離 10.822km
/累積標高(+)1248.275m (-)-1249.717m】
5時前に高知を出発して7時20分に蒜山高原サービスエリアで休憩。
雪に覆われた大山がくっきりと見えた。
(かっこいい・・・)
想定通り南光河原の駐車場は満車だったので博労座駐車場へ。
準備を整え、8時15に駐車場を出発!
大山寺と大山神社奥宮へと続く参道の入口。
右は参道入口に2017年オープンした KOMOREBITO(コモレビト)。
1階は大山町観光案内所、2階は「サンセットカフェ」。
参道の三叉路から南南西に100mのモンベル大山店と大山。
川向こうの南光河原駐車場に車が並んでいる。
9時28分、南光河原駐車場近くの登山道入口(標高780m)から登山開始。
写真は一合目(標高870m)付近。
快調!快調!
二合目付近からはブナの森。
ブナ ブナ ブナの〜原生林〜♪
「おーっ!」「きれい!😍」
霧氷の森は三合目(標高1060m)付近。
霧氷があまりに綺麗なのでコンデジからミラ−レスにチェンジ。
軽量化のためX-T2を置いてX-E3に18-55の標準ズームを付けてきた。
画質は同じはず。
ブナの樹氷が青空に映える。
すばらしい!
前を行く人は ストック+アイゼン。
ストックは邪魔だから嫌いだけど、アイゼンを付ける付けないは微妙なところ。
五合目付近でアイゼン装着。
急なところもガシガシ進めるようになった!
頂上付近の稜線が近づいてきた。
青空と真っ白な雪はほんとに気持ちいい。
六合目避難小屋(標高1360m)。
30秒休んだら七合目に向かう。
山歩きは楽しい。
八合目(1565m)から後方の様子。
八合目から望む三鈷峰と宝珠尾根。
右上に剣ヶ峰(1729m)。
ターゲットはあそこ!
中央付近が弥山三角点。
左に剣ヶ峰。
ちょっと寄り道。
八合尾根の様子を見に少し下ってみた。
八合尾根もバリエーションの一つとして登られている。
八合尾根から見る別山と別山沢(右手前)。
八合尾根から夏山登山道へバック。
夏山登山道に戻って九合目付近。
ダイセンキャラボク(イチイ)に着いたエビの尻尾。
これができる時間にいたら凍死する😲
ロープにもエビの尻尾。
干物のようだ😁
なだらかなな頂上部分。
溶岩円頂丘の頂部(富士山でいうと御鉢の部分?)は勾配が緩い。
人が立っているところが弥山三角点。
左奧のトンガリは剣ヶ峰。
一階部分が完全に埋まった大山頂上避難小屋と弥山頂上。
左が三角点。
10時31分、登山口からから2時間03分(休憩含む)で弥山頂上到着。
「大山頂上 1710.6m」のモニュメント。
モニュメントのある場所は三角点より5〜6m低い1704m前後)だと思う。
弥山山頂から見る剣ヶ峰。
剣ヶ峰への縦走路は通行禁止になっていて弥山が大山頂上とされている。
頂上から100m東のコブ(積雪で夏より高く見える)が三角点峰。
モニュメントにある「1710.6m」は2000年10月の鳥取西部地震までの標高。
地震後に再測量された標高は1709.4m。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35333044301
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:登35
●基準点名:大山
●標高:1709.4m
三角点から望む剣ヶ峰(標高点1729m)。
弥山から剣ヶ峰、天狗ヶ峰(1710m)を経てユートピア避難小屋に至る縦走路は浸食が進み、崩落の危険性が高いため通行禁止。
せっかくなのでラクダの背の近くまで行ってみることにした。
小さなアップダウンの先へ。
弥山から約350m。
ここから先、剣ヶ峰に至るルートは上級者向け。
今日は誰も行ってないらしい。
高所恐怖症の自分には無理 (^^;)
日本海の上は雲の海。
弥山もなかなか立派。
最高点の剣ヶ峰(1729m)は通行禁止ということもあって、古くから祭事が行われてきた第二峰の弥山(三等三角点1709.4m)が一般的には頂上とされている。
でも夏は立入禁止の看板が出てきて三角点までも入れない・・・
空荷の人たちがこちらを眺めている。
「下ったら登らんといかんきね。」
振り返って見たくなるのは剣ヶ峰。
大山いいねー!(*^_^*)
今日は三嶺から見えたかも知れない。
弥山「頂上」に戻ってお昼にしよう。
雲に浮かぶ弥山頂上。
南壁をガスが這い上がってきた。
剣ヶ峰を眺めながら「大山頂上」でランチタイム。
本日は冬の定番商品😋日清「カップヌードル ミルクシーフードヌードル」。
チーズの風味で暖まる一品。
お昼を過ぎ、また人が増えてきた。
11時56分に弥山頂上から下山開始。
大ノ沢を下るという鳥取県の二人(左前方)を追いかけることにした。
(後で地形図を確認すると左端の下がった部分が大ノ沢の源頭と思われる)
おっと!すごい!
いるいる。
二人は西に向かっている。
あの先が溶岩円頂丘頂部の端っこで山の傾斜が急に変わる。
弥山頂上から約250mの頂上部分西端。
大ノ沢の右岸上部(標高1645m)で下るルートを確認中。
話を聞くと、お二人も初めての大ノ沢ということだ。
「ついて行ってもいいですか〜?」
どこの馬の骨とも分からない自分たちに快く「OK!」してくれたので、図々しくついてくことにした。
まずはすぐ先に見える細い尾根を跨いで大ノ沢の中心部(見えていない)へ。
けっこうな急斜面💦
気を抜けないルートだ!
大ノ沢の上部を見上げてみる。
あそこ(避難小屋から南西に150mの沢の源頭)から下ることもできそうだ・・・
吸い込まれそうな斜面\(◎o◎)/!
滑落停止のレクチャーを受けて後に続く。
足元は凍っている。
滑り出したら止まらない・・・ ( ̄。 ̄;)
沢は緩いカーブで少しずつ南に曲りながら下っている。
大ノ沢の場所は大山南壁の西側。
「伯耆富士」の真ん中付近を下っていることになる。
足跡だらけ。
と行っても自分たちのトレースだけ。
何か見えてきた。
大ノ沢に生えたピナクル(尖塔)は「知る人ぞ知る」なんだそうな。
「生えた」訳ではないだろうが、きれいに突き出している。
周りが浸食されて固いところが残ったのか?
近寄って確認してみた。
「根本」にワイヤーロープが巻きつけてあるのが確認できる。
石が滞積した小さな支尾根を左に避ける。
角張った石がゴロゴロ。
崩れ落ちたら大変だ。
横を石が転がっていった。
落石と雪崩の巣?
落石に要注意!!
下ってきた大ノ沢とピナクル。
面白いけど少し危ない。
危険地帯を抜けて一安心。
ガスが出て沢の上部が見えなくなった。
安全地帯に入って余裕のシリセード。
足の爪がクマのようだ。
大ノ沢は中腹から少しずつ南に振っている。
右側はブッシュなので沢に沿って南(手前)寄りに下ることにした。
アイゼンを外してペースを上げる。
道に出た?
「横手道」という街道に出た。
こでランチタイムという二人と別れて北へ。
「お世話になりました m(_ _)m」
横手道は枡水高原スキー場の上部を横切る。
雪が少なくなったのでスキー客はいない。
枡水別れの分岐と「歴史の道−大山道(横手道)」の説明板。
「大山道の発達は、大山信仰と大きく結びついています。大山は古代山岳仏教の聖地であり、「弥山禅定」といった修行僧による修験の山として開かれました。・・・・・・」
大山へ詣でるための道として整備されたのが大山道で(*)五道ある。
その一つが横手道で岡山県の美作へ抜けて、山陽方面とを結んでいた。
といった説明が書いてある。
*尾高道・川床道・坊領道・溝口道・横手道
横手道に下ってから約30分で大山環状道路(県道158号)に出た。
道路をてくてく。
ここが正規の夏山登山口。
大山寺橋とモンベル大山店。
14時04分、弥山頂上から2時間10分(休憩含む)で博労座駐車場に帰ってきた。
片付けを済ませて登山靴を脱いだらお風呂に向かう。
大山の麓。
山岳リゾートという雰囲気が少し。
土日祝日の10時〜15時は車両進入禁止になる大山寺参道。
下山後は〔豪円湯院〕で汗を流すのがお決まり。
「大山火の神岳温泉 豪円湯院」は、大山で初めての日帰り温泉施設。
利用料金は大人(中学生以上)380円!
同様の施設の半額程度と安い。
■豪円湯院■
〒689-3318
鳥取県西伯郡大山町大山25番地
TEL:0859-48-6801
今年も見かけたキャタピラ仕様のハイエース!
さすが大山!高知にはない!
皆生温泉にでも行ってカニで一杯といきたいところ。
枡水高原スキー場に寄って初めて下った大ノ沢の様子を見てみた。
右に見える大きな沢を下ってきたことになる。
美しい姿の伯耆富士。
溝口方面からは南壁の西側を見ていることになる。
夏山登山道があるのは左端。
下った大ノ沢はこれ。
秀麗な姿を見せる伯耆富士を後に土佐路へと急ぐ。
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3月3日と言えば雛祭り。
旧暦では桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも言われる。
山にはまだ雪が残り桃の花が咲き始めるのはこれからだ。
■行先・位置
寒風山(標高点・1763m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度48分42秒 東経133度15分42秒
■(*)コースタイム
寒風山登山口 10:44(36分)→ 桑瀬峠 11:20(49分)→ 寒風山 12:09/12:27(29分)→ 桑瀬峠 12:56(19分)→ 寒風山登山口 13:15
【往路 1時間25分 復路 48分 計 1時間59分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 5.5km
■天気 曇りのち晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)
旧寒風山トンネルの高知県側(1120m)入口から寒風山までの往復。
【水平距離5.5km 沿面距離5.8km/累積標高(+)711m (-)705m】
高知市内に寄り道する予定で西の山を選択。
本川トンネルを抜け木の香(このか)温泉前まで来た。
まだ晴れている。
夏でも冬でも手軽に山頂に立つことができる寒風山は人気が高い。
いつものことながら出発が遅れて登山開始は10時44分。
冬の三嶺ならこんな時間から登る気がしない。
雪はほとんど解けてしまってアイゼンは必要ない感じ。
午前中の天気は晴れ。
午後から曇りの予報。
11時20分に桑瀬峠(標高点・1451m)。
桑瀬峠は土佐と伊予の国境を越える歩道が通っていた所で寒風山と伊予富士を結ぶ稜線の最低鞍部にあたる。
登山道の雪は凍っているのでよく滑る。
めったに着けないクランポンを装着。
後方に伊予富士。
コブだらけの北尾根は歩いてみたいと思う。
少し曇ってきた。
桑瀬峠から一登り。
東の空はまだ少し青い。
更に一登り。
上から見ると峠の辺りにもそこそこ雪があるのが確認できる。
山頂に3人ほど立っている。
中間地点の鞍部はよく凍る。
北側から吹き上がる風は夏でも涼しい。
ハシゴやお助けロープが点在する痩せ尾根を通過すると展望が開ける。
南側のササ原に出たら山頂は目の前。
燧灘が霞んでいる。
12時09分、登山口から1時間25分で山頂到着。
登頂が遅くなったので曇ってしまった。
さてと・・・
昼にしようかな。
2月26日に再登場した「カップヌードル クリーミートマトヌードル」。
「寒い季節にぴったりの濃厚でクリーミーな味わい」と謳っているとおりでいい感じ。
天気がますます怪しくなってきた。
スタスタ!下りは楽だな。
寒風山 12時27分(29分)→ 桑瀬峠 12時56分。
桑瀬峠 12時56分(19分)→ 寒風山登山口 13時15分。
寒風山からの下山後はお風呂。
〔 木の香温泉 〕に入って帰ろう!
木の香温泉 〒781-2615 高知県吾川郡いの町桑瀬225-16
TEL:088-869-2300 / FAX:088-869-2608
営業時間:11:00〜20:00(受付終了)
15:00〜20:00(受付終了)※火曜日のみお湯入れ替えのため
入浴料金:大人600円 4歳〜小学生400円 高齢者(70歳以上)400円
休日:無休
泉質:含鉄ナトリウム塩化物温泉
気になっているカメラのカタログをもらってきた(1枚しかなかった)。
「FUJIFILM X-H1」は 欲しいカメラの最右翼!
富士フィルムのレンズにはフィルム時代のように絞りリングが健在!
そして!
単焦点レンズと「XF16-55mmF2.8 R LM WR」など、絞り値が変化しないズームレンズ(XF10-24mmF4 R OISを除く)には絞り値も刻印されている!
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八丁山(さっちょうさん)は太平洋と入野松原を望む黒潮町の展望山。
土佐入野から杖立峠を越えて里山の古道を歩いてみた。
<八丁山>
■行先・位置
八丁山(二等三角点 [伊予富士] 288.3m)
高知県黒潮町加持/北緯33度02分27秒・東経132度59分40秒
■(*)コースタイム
商工会駐車場 10:39(3分)→ 国道56号交差点(標高点・6m)10:42(2分)→ 入野小学校 10:44(2分)→ 大方高校 10:46(2分)→ 錦野団地 10:48(1分)→ 大方中央保育所 10:49(5分)→ 墓地 10:54(4分)→ 登山口 10:58(15分)→ 杖立峠(杖立地蔵)11:13/11:14(9分)→ 分岐点 11:23(4分)→ 尾根分岐 11:27(5分)→ 旧日本軍陣地跡 11:32(2分)→ 市の坂(加持)分岐 11:34(4分)→ 八丁山 11:38/12:12(2分)→ 市の坂(加持)分岐 12:14(1分)→ 旧日本軍陣地跡 12:15(3分)→ 尾根分岐 12:18/12:20(2分)→ 分岐点 12:22(4分)→ 山伏峠 12:26(7分)→ おむすび岩 12:33(5分)→ 八丁の冷や水 12:38(2分)→ 渡渉点 12:40(5分)→ 道路 12:45/12:46(7分)→ 標高点72m 12:53(13分)→ 橘川集落 13:06(31分)→ 橘川分岐 13:37(6分)→ 加持本村 13:43(16分)→ 国道56号交差点(標高点・5m) 14:09(12分)→ 土佐くろしお鉄道・入野駅 14:21/14:29(2分)→ 商工会駐車場 14:31
【行き 58分 帰り 1時間58分 計 2時間56分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 13.3km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は入野本村を北に抜け、杖立峠を越えて黒潮町の里山 八丁山に登頂。
復路は古道を西に歩いて橘川集落から加持本村経由で入野へ戻る周回コース。
【水平距離13.303km 沿面距離13.397km/累積標高差 (+) 466m (-) 466m】
土佐くろしお鉄道 土佐入野駅から少し西、黒潮町商工会横の駐車場に車を置いて出発準備。
北に見える稜線右端の一番高い所が八丁山?
国道56号入野交差点を北へ直進。
交差点からすぐの右側に入野小学校。
学校の反対側は宅地造成ようだ。
奧には高台移転して1月に開庁したばかりの黒潮町の新庁舎が見える。
国道56号大方改良の工事も進んでいるようだ。
「大方高校ってこんなとこにあるがや。」
この辺で標高は20m少々ってとこ。
道は錦野団地を抜けて北北西へ。
中央保育所を通り過ぎた辺り。
ここまで上がってくる津波が来ても大丈夫?
墓地の奧に小屋があってその横が登山口。
「ここだ。」
「八丁山(288m)登山口 橘川古道 頂上まで1,600m」
「此の古道は記録にないほど昔より、橘川地区の人々が入野地区の交流と、木材や薪炭類の搬出道として大切な道でした。殊に橘川地区の中学生は毎日の通学路であり、たくさんの思い出があります。平成15年11月11日 八丁古道を守る会」
すぐに分岐があった。
「まあ上やおね。」
「八丁山 橘川古道」の道標あり。
もうそろそろ杖立峠。
杖立峠には杖立地蔵が祀られている。
峠と呼ぶほど峠っぽくなかった・・・
杖立峠から北向き、途中から西向きに進む。
杖立峠から約500mで分岐に出た。
\橘川(山伏峠) 八丁山頂 頂上まで500m/
少し登ると前方に尾根が見えてくる。
尾根は南北方向で山頂は北(右)。
南(左)は分岐の道標にあった山伏峠に下っている。
北に向かって登る。
勾配はきつくない。
やがて「旧日本軍陣地跡」があった。
位置は尾根上のコブ(約260m)と山頂の間の平になったところだ。
足元の道脇に穴がある程度でそれらしき形跡は残っていない。
陣地跡付近に見られる穴は陸軍の蛸壺壕(一人用防衛陣地の竪穴壕)跡らしい。
八丁山から西の四万十市蕨岡には連隊の本部があり、南東の早咲辺りには山砲連隊が展開していたため、入野松原からの米軍上陸を警戒してのことだという。
山頂への上りに差し掛かると分岐があった。
\市の坂(加持) 八丁山頂 頂上まで200m/
地形図を見ると、左の道は橘川と加持本村を結ぶ峠道(峠の東、加持側のヘアピン)へ下っていると思われる。
いよいよ山頂へ最後の登り。
11時38分、駐車場から59分(休憩込み)で八丁山山頂に到着。
山頂には観世音菩薩立像が建立されている。
山頂から南東方向に視界が開けている。
太平洋と入野松原。
本当の山頂と三角点は山頂の道標から更に10mほど北側。
287.8mは少し前の標高で現在は288.3m。
三角点の標高成果は離島部(一部離島を除く)を除き、平成26年4月1日に改定されている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR34932474901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:津10
●基準点名:八丁
●標高:288.3m
三角点より奧がもっと高い?
北側から見た山頂と三角点(石像は左側の灌木の向こう側)。
どうやらこの岩が一番高い。
本当の山頂はこの岩ということになる。
標高は289m程度か?
ちょうど昼時でおなかはペコペコ。
でかいイチゴはアマオトメ😄
初めて食べた銀不老は「ゆういんぐ四万十」で買ってきた。
12時12分に下山開始。
橘川まで歩いてみることにした。
例の尾根分岐。
南(右)に下ると山伏峠に出るはずだけど・・・
ショートカットもいいけど、初めてなので分岐に戻って古道を歩くことにした。
ここが尾根の鞍部「山伏峠」
南(左)が入野本村・芝方面、北(右)が八丁山山頂方面。
尾根の分岐からはここに下ってくるはず。
峠と呼ぶほど峠らしくはない。
おむすび岩!
確かにね😃
炭焼き小屋跡のあとかな?
八丁山の尾根の下をトラバースする感じで北向きに進む。
「八丁の冷や水」は市ノ坂(加持)分岐のある鞍部から西に下る迫。
沢ほどの水量はなく染み出ている程度。
道の西側に広がる棚田の跡にも水が溜まっている。
長い年月に渡って耕されてきた棚田は植林になってしまった。
北に向かっていた道は八丁の冷や水の少し先で谷にぶつかり南南西に大きく折れる。
南に折れたらすぐに谷を渡渉。
\橘川部落 入野のお町(山伏峠 八丁山)/
道路が見えた。
左は御坊畑方面、右は橘川方面。
山間の狭い農地を通るコンクリート舗装の道を西へ向かう。
獣道だ!
小さな川沿いの道をてくてく。
標高点・72mの分岐に出た。
左に行くと高知県道337号岡本大方線に接続し、四万十市蕨岡で国道439号へ。
また、西大方駅近くの黒潮町上田の口で国道56号へとつながる。
右が橘川・加持本村方面。
分岐から先は道が少し広くなる。
古民家を修繕中のようだ。
移住者の人かな?
橘川集落の中心地に出た。
八丁山から西に八丁山と合わせて三つの低山が東西に並んでいる。
天満宮の森の後ろには、真ん中の山(約250m)が見えているようで八丁山は見えていない。
中心地の三叉路。
乗るつもりはないが、一日二往復?のバス時刻表を確認。
田んぼの水たまりにオタマジャクシ。
峠の手前のヘアピン。
峠を越えて加持本村方面へ。
峠の東側もヘアピンカーブ。
狭い谷沿いの道を東に向かう。
橋を渡ると県道336号大用大方線に合流。
加持本村。
国道まであと2km。
畑の向こうに八丁山が見えていた。
右の狭い方を真っ直ぐ進む。
標高点・5mの国道56号交差点に出たら西へ。
交差点を左折して入野駅方面へ。
土佐くろしお鉄道の土佐入野駅。
「ケーキの職人🍰山本」というのが気になる。
シュークリームを食べてみた。
14時31分に352分商工会の駐車場まで戻ってきた。
里山なので累積標高は466m。
水平距離13.3kmで沿面距離は13.4km。
周回にかかった時間は3時間52分(昼食・休憩込み)
宿泊先のホテルで汗を流してから大宴会🍺
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四国の雪山で最も人気が高いエリアと言えば寒風・伊予富士。
さほど危険な場所もなく手軽。
三嶺と比較すると、体力的には半分以下で登ることができるところが魅力。
<伊予富士から石鎚山方面の展望>
■行先・位置
伊予富士(三等三角点 [伊予富士] 1756.2m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度47分17秒・東経133度14分53秒
■(*)コースタイム
寒風山登山口 8:14(12分)→ 1220m地点 8:26(アイゼン装着)/8:34(26分)→ 桑瀬峠 9:00/9:02(10分)→ 1510m地点 9:12/9:16(1時間18分)→ 伊予富士 10:34/11:01(1時間02分)→ 桑瀬峠 12:03(17分)→ 寒風山登山口 12:20
【行き 2時間06分 帰り 1時間19分 計 3時間25分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 7.1km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
旧国道194号「寒風山隋道南口(高知県いの町本川)」の寒風山登山口から桑瀬峠を経て登る。
コース水平距離は約7km、最大標高差は640m。
【水平距離 7.101km、沿面距離 7.914km、累積標高差 (+) 1173m (-) 1195m】
登山口到着は8時少し前。
すでに数台の車が来ていた。
雪山を手軽に楽しめる寒風山と伊予富士は人気が高い。
アイゼンはとりあえずザックに入れて8時14分にスタート。
登山道の勾配が緩くなったところで早々にアイゼンを着けた。
軽量アルミクランポンは摩耗しやすいのが難点。
後は歩きやすい九十九折の登山道をサクサクと・・・
前に一人。
もう少しで桑瀬峠。
9時00分ちょうどに桑瀬峠(1451m)に到着。
西黒森がかっこいい。
桑瀬峠付近から見上げる寒風山。
大人が潜れる大きさ。
尾根の北側から急登を這い上がって・・・
南側のトラバースに出た。
クリスマスツリーがたくさん!
尾根分岐の小ピーク(1630m+)を西に回り込むと伊予富士が正面に。
町道瓶ヶ森線へのショートカットを左に分けてトレースを南西へ。
先を歩いているのはどうやら一人。
先頭の人はどこを歩いているのだろう?
先行者 発見!
追い抜いて先頭へ。
鞍部(1590m)から山頂までの標高差は約170m。
雪は締まっているのだが・・・
こんなこともよくある。
・・・・・・😔
灌木のトンネルはパスして右側を迂回することにした。
山頂直下はピッケルも使いたくなる急登!
10時34分、2時間20分(休憩など含む)で伊予富士山頂へ。
山頂の道標がいつの間にか復活。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033514901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:羅45
●基準点名:伊予富士
●標高:1756.2m
すばらしい展望!
石鎚山へと続く稜線が美しい(2枚合成)!
石鎚山をズームアップ!
実はけっこう寒い!!
少しの間展望を楽しんだら早々に下山開始。
山頂直下右側の急斜面は危険なので気を引き締めて!
(ところで、昼は自由軒がいいかな・・・)
広くなったところでシリセードしてみた!
長い天然の滑り台。
おじさんでもおばさんでも楽しい。
ここからはスタスタ下山。
後続の人が登ってくる。
知り合いの人たちがやってきた。
「行ってらっしゃい!」
1月末〜先週登った三嶺や天狗塚と比べると楽勝。
12時20分、山頂から1時間19分(休憩含む)で寒風山登山口に下山。
車が3〜4倍に増えた。
荷物を降ろして一休み。
冬は涼しくて汗だくにならないのがいい。
木の香温泉で一っ風呂!
湯が熱すぎず浴室に湯気がこもらないのがGood!
〔木の香温泉〕
木の香温泉 〒781-2615 高知県吾川郡いの町桑瀬225-16
TEL:088-869-2300 / FAX:088-869-2608
営業時間:11:00〜20:00(受付終了)
15:00〜20:00(受付終了)※火曜日のみお湯入れ替えのため
入浴料金:大人600円 4歳〜小学生400円 高齢者(70歳以上)400円
休日:無休
泉質:含鉄ナトリウム塩化物温泉
予定通り「ラーメンの自由軒・伊野出来地店」に寄ってみた。
定番の「みそカツラーメン(800円)」を注文。
「みそカツ」と言えば「自由軒」?
ラーメンの自由軒・出来地店
所在地:高知県吾川郡いの町柳瀬上分上島
営業時間:11:00〜21:00
休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
電話:088-897-0262
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一月下旬から冬らしい気象状況が続いて四国山地の稜線は雪に覆われた。
二週間前と同様、フスベヨリ谷コースで三嶺に登って短い四国の雪山シーズンを堪能した。
<三嶺山頂>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まないコースタイム
光石登山口 6:46(15分)→ 堂床分岐 7:01(25分)→ 八丁 7:26/7:38(15分)→ 吊橋 7:53/7:57(35分)→ 第一渡渉点 8:32/8:34(14分)→ 盗人岩 8:48/8:52(3分)→ 盗人沢 8:55/8:57(6分)→ 第二渡渉点 9:03/9:04(10分)→ さおりが原分岐 9:14(2分)→ 第三渡渉点 9:16(42分)→ 第四渡渉点 9:58/9:59(46分)→ 青ザレ下の渡渉点 10:45(44分)→ 水場 11:29/11:31(14分)→ 稜線分岐 11:45(10分)→ 三嶺 11:55/11:57(12分)→ 三嶺の池 12:09/12:10(2分)→ 三嶺ヒュッテ 12:12(昼食)/12:46(2分)→ 三嶺の池 12:48(17分)→ 三嶺 13:05/13:08(1時間10分)→ カヤハゲ 14:18/14:25(34分)→ 登山道離脱 14:59(10分)→ さおりが原分岐ルート横断 15:09(22分)→ さおりが原ルート合流 15:31(11分)→ 堂床分岐 15:42(16分)→ 光石登山口 15:58
【行き 4時間55分 帰り 3時間02分 計 7時間57分(三嶺ヒュッテまで)】
【行き 5時間26分 帰り 3時間12分 計 8時間07分( 〃 休憩込み)】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 13.4km
■天気
■楽しさ ★★★★★(満点!)
行きはフスベヨリ谷(フスベオリ谷)。
帰りはカヤハゲ西尾根ルート(さおりが原を通らない)を利用。
【水平距離13.430km、沿面距離14.500km、累積標高差(+)1827m (-)-1827m】
先週、先々週より積雪が多くなった光石登山口に先客1人。
雪の多い時期も光石まではまず大丈夫。
積雪はこの冬一番?
岩の下で休んでいた若いニホンジカが慌てて逃げた。
お腹がすいているのか、ちょっと力がない感じ。
7時26分、光石から40分で八丁ヒュッテ到着。
分岐を右にとってフスベヨリ谷へ。
雪のない麓では見られない景色。
八丁から上流のフスベヨリ谷で唯一の橋。
しばらくは谷の左岸を進む。
一つ目の渡渉点(右岸へ)。
いつ朽ち落ちても不思議はないほど古い盗人沢の丸太橋。
無理に渡る必要はないけど・・・
低くても滑り落ちたらやばいのでけっこう緊張💦
(小さな沢なので橋を通らなくても渡渉可能)
第二渡渉点(左岸へ)。
さおりが原分岐のすぐ先で3回目の渡渉(右岸へ)。
崩壊地の沢を横切る四つ目の渡渉?
青空が出た!
谷を離れたら急登につぐ急登!
疲れてきた・・・
青ザレの沢に差しかかる。
雪に埋まった沢の上に濃い青。
二週間前、胸ほどの雪で苦労したこの沢は難なく通過。
三嶺の200mほど下を青ザレ方面へと斜めにトラバースする地点。
疲れてきて写真を撮る余裕もなくなった。
トラバースの途中で水場下の沢を直登。
登ってきた水場の沢。
さおりが原分岐の付近まで見える。
(遠い・・・)
水場の近くで一休み。
水場から見上げる山頂西面。
もうちょっとで縦走路に合流。
山頂周辺のコメツツジは固いざらめ雪に覆われていて、どこでも歩くことができる。
ガチガチに凍っているので足跡はほとんどつかない
11時55分、光石から5時間あまり。
やっとのことで山頂到着。
寒いので小屋に行ってお昼ということに。
戻ってくるのがしんどいけど・・・
尾根の真上を直進(南側の登山道は滑落の危険あり)。
霧氷だらけ。
スポットライトに照らされた三嶺の池とヒュッテ。
池の上を歩いてみる。
誰もいなかった三嶺ヒュッテ。
手っ取り早くあんパンのみの昼食。
もう一度山頂へ引き返さないと帰れない。
山頂直下で一瞬の青空。
尾根の左が高知県、右が徳島県。
麓にまったく雪がなくても山の上はこんな感じ。
13時08分に山頂を後にした。
(正面のカヤハゲ西尾根を下山)
小さな雪庇。
天狗岩。
あっという間に山頂が遠くなる。
重力に逆らわないと早い。
滑ったり転んだり。
もう少しでも登りたくない。
うれしくないカヤハゲの登り。
ずっとこんな感じの天気だった。
登山道はショートカット。
今頃になって晴れてきた。
さおりが原に出ると遠回りになるので尾根を直進。
さおりが原分岐への道と交差(標高1350m)。
少し右(北)に寄りすぎているような気も・・・
さおりが原方面(左)から堂床方面(中央奧)へ下っていった登山者を見て登山道へ向かっている場面。
小さな迫一つ分(100m)だけ北寄りに下っていた。
もうヘトヘト😩
凍ったお茶はいらん。
早くビールが飲みた〜い!
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一月下旬から冬山に戻った三嶺周辺の山々。
2月最初の土曜日、ピラミダルな山容で稜線上のランドマークになっている天狗塚を綱附新道から地蔵ノ頭を越えて登ってみた。
<天狗塚>
■行先 天狗塚 (標高点 [・1812] 1812m)
■位置 徳島県三好市/北緯33度49分37秒・東経133度56分36秒
■(*)コースタイム
光石登山口 7:14(20分)→ 綱附新道分岐 7:34/7:37(1時間38分)→ 稜線分岐 9:15/9:21(51分)→ 尾根分岐 10:12(54分)→ 地蔵ノ頭 11:06/11:09(4分)→ 天狗峠 11:13(9分)→ 西山林道分岐 11:22(35分)→ 天狗塚 11:57/12:03(29分)→ 西山林道分岐 12:32/12:34(6分)→ 天狗峠 12:40(30分)→ お亀岩 13:10/13:11(3分)→ おかめ岩避難小屋 13:14/13:45(46分)→ 渡渉点 14:31(23分)→ 八丁ヒュッテ 14:54(9分)→ 綱附新道分岐 15:03(16分)→ 光石登山口 15:19
【行き 4時間31分 帰り 2時間42分 計 7時間13分(休憩除く)】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 12.6km
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は、光石登山口を起点に綱附新道から稜線分岐、地蔵ノ頭を経て天狗塚へ。
復路は、お亀岩経由でカンカケ谷コースを下る12.6km(13.2km)の行程。
【水平距離 12.580km 沿面距離 13.191km/累積標高差(+) 1449m (-) 1443m】
大栃を6時に出て光石登山口到着は7時前。
準備を済ませて7時14分に出発!
天気は徳島県が曇り。
高知県は晴れ時々曇りで山沿いは雲が多い予報。
徳島県側の天狗塚の天気はあまり期待できない。
堂床谷は標高1,000m付近から上で幾筋かの沢に分かれている。
ここは上部を旧登山道が通っている一番東の沢だ。
青空が出た!
綱附新道は最上部を除いてほぼこの谷に沿って登る。
綱附新道はどちらかというと少しマニアックなコース。
冬は適当に登っているが、道は慣れていないと分かりにくい。
古い茶瓶と薪がある大きな岩は目印になる。
山で仕事をしていた人が休んでいた場所なのだろう。
雪が少し深くなってきた。
9時15分、光石登山口から2時間01分で稜線分岐に着いた。
もう十分に疲れた (^^;)
物部周辺の山の道標が最近少し更新されてきた。
分岐を右(北)に取り地蔵ノ頭へ向かう。
10時12分、稜線分岐から51分で尾根分岐に着いた。
「尾根分岐」には山と高原地図にコースタイムポイント(○印)とコースタイムが記載されている。
ただし、分岐する登山道はない。
登山道はないが、高知県側(南東側)に分岐する尾根ルートは綱附新道へと下っていて、登り下りとも割と楽に歩くことができる。
尾根分岐から地蔵ノ頭までは小さなコブのアップダウンが連続。
ヤマグルマのある痩せ尾根の小さなコブに出たら地蔵ノ頭が見えてくる。
滑り落ちないように注意しよう。
地蔵ノ頭は霞んでいる。
夏でもきつい地蔵ノ頭の登り。
お地蔵様は雪の下でお休み。
やっと着いた地蔵ノ頭!
(もうヘロヘロ)
三嶺方面の様子。
上空に青空は見えてはいるが、稜線上は雲に覆われている。
天狗峠(躄峠)の鞍部に下って天狗塚へと向かう。
西山林道への分岐に向かいながら地蔵ノ頭と天狗峠を振り返る。
トレースはなくお亀岩方面から歩いた人もいない。
西山林道への分岐があるなだらかな丘。
雪の表面は凍っているけど、踏み抜くので歩きにくい。
近くて遠い冬の天狗塚。
ついたどー!
11時57分、光石登山口から4時間43分(休憩含む)で天狗塚山頂に到着。
光石から5時間近くかかっている。
なぜかシャッターを押してしまう岩。
岩から振り返って撮影。
天狗塚と牛ノ背。
青空はもう出ないだろう。
今日はこんなところか・・・
人がいたゾ!
この男女二人は西山林道から登ってきていた。
寒そうだ。
実際寒いし手も痛い {{ (>_<) }})
天狗峠からもこちらに向かってくる人がいた。
トレースがあったので助かったとのこと。
(好きやね〜)
天狗峠からお亀岩に向かう途中のルート。
登山道の真上は危険。
西熊山が見えた。
雪庇の近くに点々と続く小動物の足跡。
「あっ、趣味山さんだ。」
三嶺を越えてきたのだろうけど、えらい。
一瞬だけ日が差したお亀岩。
北側(右側)は暗い。
おかめ小屋に向かってシリセード。
昼食のため、おかめ岩避難小屋で大休止(13時14分〜13時45分)。
高知県側は晴れている。
手軽にカロリーを取ることができるあんパン。
吹き黙った雪の中を下山開始。
靴を蹴り込みながら急斜面をトラバース。
石がゴロゴロするカンカケ谷コース。
雪があっても下りは楽ちん。
14時31分、渡渉点。
14時54分、八丁ヒュッテ。
15時19分、光石登山口に無事下山。
一台は天狗峠で出会った人か。
毎回ビールのために体を運かしているようなものだな 🍺(^^;)
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一週間前とは打って変わって冬山に逆戻りした三嶺。
冬のフスベヨリ谷コースは四国山地の一般登山道の中でも、体力的にはハイグレード。
<三嶺山頂>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
光石登山口 7:09(14分)→ 堂床分岐 7:23(20分)→ 八丁 7:43/7:50(16分)→ 吊橋 8:06(33分)→ 第一渡渉点 8:39(8分)→ 盗人岩 8:47/8:53(7分)→ 盗人沢 9:00/9:01(7分)→ 第二渡渉点 9:08(8分)→ さおりが原分岐 9:16/9:23(2分)→ 第三渡渉点 9:25(37分)→ 1420m地点 10:02/10:09(39分)→ 第四渡渉点 10:48/11:03(1時間06分)→ 稜線分岐 12:09/12:10(12分)→ 三嶺 12:22(昼食)/12:43(11分)→ 天狗岩 12:54/13:03(51分)→ カヤハゲ 13:54/13:59(7分)→ 1670m地点(香川グループ立ち話)14:06/14:08(53分)→ さおりが原 15:01(23分)→ 堂床分岐 15:24(13分)→ 光石登山口 15:37
【行き 4時間29分 帰り 2時間38分 計 7時間07分】
【行き 5時間13分 帰り 2時間54分 計 8時間07分(休憩込み)】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 13.5km
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
行きはフスベヨリ谷(フスベオリ谷)をつめて三嶺を目指すかつてのメインコース。
帰りはカヤハゲコース(一部ショートカット)を利用。
【水平距離13.474km、沿面距離14.120km、累積標高差(+)1537m (-)-1537m】
土曜日なのに車が1台もない光石登山口。
7時09分に出発!
垂れ下がった木の枝に氷が・・・
誰か歩いた様子。
今のところペースは悪くないのだが・・・
八丁の分岐を右にとりフスベヨリ谷へ入る。
さすがに、このルートは誰も歩いていない。
落ちる心配はないが、足を滑らせたくはない。
フスベヨリ谷はフスベオリ谷とも呼ばれる。
どちらが正しいのかよく分からない。
フスベ(贅)とは、こぶ・いぼの古名でオニフスベというハラタケ科のキノコを連想させる。
同じような谷の名前には、山形県鶴岡市の朝日山地にフスベ沢が、秋田県北秋田市の森吉山の南西にフスベ沢がある。
第一渡渉点。
滑らないよう慎重に。
盗人が盗品を隠したという盗人岩。
盗人岩から盗人沢出合の間は道を倒木に塞がれている。
盗人沢出合の丸太橋。
水が少ない沢を歩いた方が無難なのだが・・・
第二渡渉点。
第二渡渉点からすぐ、さおりが原分岐に着く。
分岐のすぐ先が第三渡渉点。
あ〜!
もう疲れてきた。
日が差してきた!のはいいが・・・
青ザレ直下の谷を横切る地点に差し掛かかった。
一休みして谷を渡ろうとすると・・・
雪の蟻地獄に落ちた。
胸まである雪にもがくけど、なかなか進まない💦
通過に時間がかかった沢を振り返って。
沢を抜け出したら青空が広がった。
その先もラッセルが続く。
トルクのない足は雪道に弱い。
青ザレの横から水場へ。
ここまで来たら何とかたどり着けそう。
ペースは鈍く縦走路との分岐から山頂まで遠く感じる。
グローブが凍って固くなった。
冬用のグローブをしていても手が痛い。
またガスってしまった。
12時22分、光石登山口から5時間13分(休憩含む)でやっと三嶺に到着!
徳島県側からもトレースなし。
一瞬青空が!
晴れている間に写真を撮っておこう。
もう小屋まで行く馬力はない。
アイスクリーム😋
またすぐにガスってきた。
今日はこのへんでよかろう。
12時43分、誰も来なかった三嶺を後にしてカヤハゲ方面へ下山開始。
山頂直下のクサリ場を滑り落ちるように下る。
尾根上は積雪が多い。
膝上まであっても下りは断然楽。
また青空が・・・
カヤハゲの短い急登にあえぐ。
本格的に晴れてきた。
もう少し早く晴れてもらいたかった。
どっしりとした三嶺。
高知県では「さんれい」と呼ぶ。
塔ノ丸〜丸笹山〜剣山の様子。
前方でが4〜5人休んでいる。
香川県からのパーティだった。
2つ目のパーティーも香川県から。
泊まりの荷物はさおりが原に置いてきたらしい。
登山道が消えた斜面はショートカットして適当に下る。
15時01分にさおりが原。
なるほど荷物が置かれている。
さおりが原から堂床方面へ。
15時37分にやっと下山した。
一組は林道からか?
いや〜疲れた〜。
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四国山地の冬山登山での青空は貴重!
2018年の初三嶺は快晴の青空の下、冬の定番 カヤハゲコースで登ってカンカケ谷コースで下る反時計回りの周回で歩いてみた。
暖かい日が続いて雪がほとんど消えてしまったのが残念。
<三嶺>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
光石登山口 7:52(10分)→ 堂床分岐 8:02(31分)→ さおりが原 8:33(1時間12分)→ カヤハゲ 9:45/9:51(48分)→ 三嶺 10:39/10:48(11分)→ 三嶺の池 10:59/11:04(2分)→ 三嶺ヒュッテ 11:06(昼食)/11:33(3分)→ 三嶺の池 11:36/11:39(6分)→ 三嶺 11:45/11:49(36分)→ 大タオ 12:25(23分)→ 西熊山 12:48/12:56(14分)→ お亀岩 13:10(2分)→ おかめ岩避難小屋 13:12/13:22(30分)→ 渡渉点 13:52(16分)→ 八丁ヒュッテ 14:08(9分)→ 堂床分岐 14:17(11分)→ 光石登山口 14:28
【往路 2時間54分 復路 2時間30分 計 5時間24分(三嶺ヒュッテまで)】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 15.9?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
光石から堂床・さおりが原経由のカヤハゲコースで三嶺へ。
三嶺ヒュッテで昼食後、西熊山を縦走してカンカケ谷を下る周回コース。
【水平距離15.940km 沿面距離16.477km/累積標高差(+)1585m (-)1577m】
光石登山口到着は7時40分。
積雪なし。
一番乗りはバイクの人のようだ。
今日は3人か?
光石登山口からいつものように堂床方面へ。
さおりが原にも積雪はない。
今年も暖冬で終わるのか?
カヤハゲコースとケヤキザコ経由、韮生越コースの分岐。
カヤハゲコースとフスベヨリ谷(さおりが原分岐)方面の分岐。
カヤハゲ西尾根から見る三嶺にも雪がない。
一月の三嶺とは思えない。
先に歩いたのはバイクの人か?
カヤハゲからの三嶺。
スカッとした青空。
カヤハゲ北面。
雪が少ないので歩くには楽。
天狗岩。
山頂直下。
西にへ伸びる稜線がBeautiful!
東方向。
剣山にも雪はない。
10時39分に三嶺到着。
西熊山方面の様子。
雪がまだらに残っている。
小屋に行ってお昼にしよう!
池はもちろん凍ったまま。
でも・・・ヒビが入った?
3月末までは凍ったまま。
渡っても大丈夫だとは思うけどね・・・
暖かいので昼食は外で。
「カップヌードル リッチ 松茸薫る濃厚きのこクリーム」。
"カップヌードル史上最高級の贅沢な味わい” なんだとか。
エネルギー:353kcal 食塩相当量:3.8g
三嶺の池と山頂。
東側から見る山頂。
北側に落合峠と祖谷山系の山並み。
古いお知らせを回収。
11時49分に出発。
雪がないのでお亀まで楽に歩けそう。
青ザレ上部のササ原。
大タオ付近から西熊山。
大タオ(峠)の鞍部から北に祖谷山系。
積雪の西熊山東面は尾根通しに登った方が楽。
振り返ると三嶺の稜線がくっきり。
三嶺から1時間。
12時48分に西熊山到着。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033670701
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐32
●基準点名:西熊山
●標高:1816.0m
小さなダケカンバの林。
道標の後方に鎮座する岩が「お亀岩」。
歩いてきた西熊山もくっきり😄
おかめ岩避難小屋に寄り道。
小屋の前から吹き溜まりを適当に下る。
倒木が多いカンカケ谷コース。
13時52分、渡渉点。
14時08分、八丁ヒュッテ。
谷の水がきれい。
14時28分、光石登山口へ下山。
バイクの人はもう帰っている。
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2018山始めには西熊山南尾根を選択。
小雪がちらつく悪天候の中、帰りは地蔵ノ頭を越えてカンカケ谷〜尾根分岐直登ルートを下ってバリエーションルートを満喫。
<西熊山山頂付近>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
地蔵ノ頭(1800m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度49分44秒・東経133度57分04秒
■(*)西熊山を目的地としたコースタイム
光石登山口 6:50(38分)→ 八丁 7:28/7:41(19分)→ 渡渉点 8:00/8:03(28分)→ 尾根分岐 8:31/8:37(34分)→ 岩(1510m)9:11/9:14(9分)→ 鞍部(架線跡) 9:23(9分)→ 岩場(1590m)9:32/9:41(4分)→ 岩峰 9:54/9:57(2分)→ 岩場の鞍部 9:59/10:00(24分)→ 西熊山 10:24/10:32(25分)→ お亀岩 10:57/10:59(3分)→ おかめ岩避難小屋 11:02(昼食)/11:45(4分)→ お亀岩 11:49(36分)→ 天狗峠 12:25/12:27(4分)→ 地蔵ノ頭 12:31/12:33(3分)→ 三地蔵尊 12:36/12:38(22分)→ 尾根分岐 13:00(28分)→ 標高点1420m 13:28/12:29(23分)→ カンカケ谷コース登山道 13:52/13:53(10分)→ 八丁 14:03/14:04(28分)→ 光石登山口 14:32
<往路 2時間47分 復路 3時間06分 計 5時間53分(西熊山)>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 11.4?
■天気 曇り時々雪
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路はフスベヨリ谷コースから谷を渡渉して西熊山南尾根を直登。
おかめ岩避難小屋で昼食後、地蔵ノ頭を越えて尾根分岐から直登ルートを下山。
【水平距離11.397km 沿面距離12.410km 累積標高差(+)1724m (-)-1713m】
年末年始は食べては寝、飲んでは寝の繰り返し。
三が日のうちには山に登る機会がなく、6日になって2018山始め。
橋の上にあるのは小動物の足跡のみ。
八丁ヒュッテでトイレ休憩。
吊り橋を左岸へ渡る。
進行方向の左に見える谷はにカンカケ谷。
カンカケ谷を左に見て痩せた登山道を北東向きに少し進む。
カンカケ谷出合のすぐ先でフスベヨリ谷を渡渉。
西熊山の南尾根はカンカケ谷側からも登ることができるが、末端は広がっているのでフスベヨリ谷側からも登ることができる。
フスベヨリ谷から西熊山南尾根直登ルートに入る。
西熊山南尾根は標高1350m付近でカンカケ谷側とスゲナロ沢側に大きく2つに分かれてその先で更に小さく分かれている。
1270m付近でカンカケ谷渡渉点からのルートが左から合流。
尾根が北北西から北北東に折れる地点に小さな岩がある(1510m)。
夏は直登したのだが・・・
すべるので右から巻くことにした。
1530mの小さなコブを越えると大きめの鞍部に出る。
ここは、おかめ岩避難小屋を建築するための資材を送った架線の中継地点。
尾根は1600m付近から勾配がきつくなって核心部に入る。
もう少しで岩場の最上部(1650m地点)。
岩の最上部は右側を巻きながら登る。
左は崖になっていて難しい。
岩場の最上部(1660m)を越えて凍った崖を鞍部へ下る。
後ろ側は地形図では確認できない鞍部(1650m)になっている。
スリップに注意!
乗り越えてきた岩(1660m)を山頂側の鞍部(1650m)から見上げる。
鞍部から上は普通の尾根登り。
もうすぐ森を抜ける。
稜線までもう一息。
勾配がきつい。
10時24分、光石登山口から3時間34分(休憩含む)で西熊山に到着。
三角点は道標後ろの雪の中。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033670701
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐32
●基準点名:西熊山
●標高:1816.0m
悪天候で何も見えないので三嶺は断念。
とりあえず目的は達成してお亀岩方面へ。
下りも雪に足を取られて思うように歩けない。
10時57分、お亀岩到着。
夏山の逆ルート(登り)より時間がかかった。
それにしても・・・ちょっと寒い {{ (>_<) }}
こんな時、ありがたいのは山小屋。
おかめ岩避難小屋で大休止。
ピッケルとGPSは外して外へ放置。
クリスマスリース?
イラストマップは種類が増えた。
小屋の中で昼食タイム。
エースコック 飲み干す一杯 仙台 辛味噌ラーメン。
もう下ってもいい気分なのだが・・・
小屋の前から登った尾根の一部が確認できる。
食事が済んだら、下ることなくお亀岩に登り返して地蔵ノ頭へ向かう。
もう少しで尾根に出る。
尾根に出たら、あまり左に寄ってはいけない。
なぜなら雪庇の下は崖。
こけたら200m位は落ちるでしょう 😲
霧氷がきれい(*^_^*)
などと言っている場合ではない。
どこが道なのか、よく分からない。
でも、方向さえ間違っていなければどうとでもなる。
12時31分に地蔵ノ頭。
地蔵ノ頭の道標は「綱附森の方向」を示している。
後で下に取り付けられた板に「地蔵ノ頭」と書かれているのだが・・・
逆の方がいいような気はする。
お地蔵様は雪の下でお休み中。
地蔵ノ頭の急坂をバックで下る。
地蔵ノ頭から先、尾根分岐までは小さなアップダウンの繰り返し。
小さな岩場も足元に注意。
「尾根分岐」に到着。
尾根分岐で主稜線を離れて南東方向(最初は東向き)の八丁方面へと下る支尾根に入る。
シリセードもあり。
雪雲に霞む白髪山が見える。
目の前は標高点1420mのコブ。
尾根はここで八丁の北側、カンカケ谷方面と南側の綱附新道方面の二手に分かれる。
綱附新道方面が広くてなだらか。
今回、ルートをカンカケ谷方面へとったのは選択ミスだった。
凍った痩せ尾根は勾配がきつくてよく滑る。
冬は登り専用としていおきたい。
やっとカンカケ谷コースに出た(立っている場所が登山道)!
ここは尾根を曲がってカンカケ谷に出る地点で、右が八丁方面、左が渡渉点方面。
14時03分、八丁ヒュッテ着。
14時32分に光石登山口に無事帰って来てほっと一息。
少し疲れたけど山始めにふさわしい一日になった。
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12月24日、クリスマスイブの週末に「忘年登山」を実施。
予報は「雨」で降水確率が高い生憎の天気の中、白髪山北尾根を登り、雨が降り出す前にカヤハゲから下山という短い周回コースで年忘れ登山を楽しんだ。
<白髪山>
■行先・位置
白髪山(三等三角点 [白髪山] 1769.8m)
高知県香美市/北緯33度48分36秒・東経133度59分35秒
カヤハゲ(標高点 1720m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度49分41秒・東経133度59分25秒
■(*)コースタイム
西熊林道P 6:42(4分)→ 西熊林道ゲート 6:46(28分)→ トンネル迂回路入口 7:14/7:15(4分)→ 北尾根(迂回路最上部)7:19(26分)→ 1440m地点 7:45/7:47(20分)→ 1600m地点 8:07/8:08(22分)→ 西尾根・北尾根分岐(1740m) 8:30/8:36(6分)→ 白髪山 8:42/8:48(50分)→ 白髪分岐 9:38/9:43(41分)→ カヤハゲ 10:24/10:30(27分)→ 平場(1425m)10:57(昼食)/11:08(22分)→ さおりが原 11:30/11:36(8分)→ 西熊林道・さおりが原分岐 11:44(6分)→ 氷柱見物 11:50/11:54(3分)→ 西熊林道・さおりが原分岐 11:57(1分)→ トンネル 11:58/11:59(19分)→ 西熊林道ゲート 12:18(3分)→ 西熊林道P 12:21
【往路 3時間21分 復路 1時間29分 計 4時間50分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 11.9?
■天気 曇り
■楽しさ ★★★★★(満点)
光石登山口を起点に西熊林道のトンネル迂回路から白髪山北尾根を直登。
白髪山から三嶺を縦走してフスベヨリ谷を下る反時計回りの周回ルート。
【水平距離11.884km 沿面距離12.340km/累積標高差(+)1160m (-)1145m】
西熊林道のゲート(標高1030m)の200mほど手前にある広場に車を置いて、夜明け前の薄暗い林道をスタート。
歩き始めてすぐに夜が明けてきた。
残念ながら13時頃には雨が降り始める予報になっている。
小さな滝が凍結。
ゲートからトンネル(標高1140m)まで約30分。
崩落の危険があるということで、一応「通行止め」になっている。
白髪山北尾根直登ルートはトンネルの真上なので迂回路へ。
迂回路の最上部(標高1170m)から尾根に入る。
時々登る人もいる北尾根。
ほぼ真っ直ぐな尾根通しなので迷うことはない。
木には目印のテープが巻かれている(1480m地点)。
8時42分、駐車場から2時間00分(休憩含む)で三等三角点の白髪山山頂に到着。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033577901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐27
●基準点名:白髪山
●標高:1769.8m
白髪分岐へ向かう。
9時38分、白髪分岐に到着。
白髪分岐からの急な下り。
一瞬だけ青空が・・・
もう少しでカヤハゲ。
10時24分、ガスガスのカヤハゲ山頂に到着。
今日はここまで。
1425mの平場で軽い昼食。
南にガスガスの白髪山と登った北尾根。
一度も覗いたことがない小さな建物がトイレだったことを初めて知った。
もう少し寒くなって成長したらまた見に来たい。
滑るので足元注意。
12時21分、駐車場に帰ってきた。
ザックを片付けて車を走らせ始めたら予報通り雨がぱらついてきた。
バッチリのタイミング!
南風11号で出発進行。
4時前に昼でもやっている居酒屋へ。
山歩きの後のビールは旨い。
ホルモン煮込み 土佐巻
串フライ盛合せ ロース鉄板焼
その他色々・・・
南風28号・しまんと8号の発車時刻19時31分までの30分ほど。
庄や高知駅店で一杯。
高知駅アンパンマン列車広場。
記念撮影コーナー (^_^;)
列車に乗り遅れて三軒目 (^_^;)
駅の近くの居酒屋「土佐」へ。
卵焼きと大学芋😋
この選択はGood!
20時32分発の普通列車で帰路についた。
まんぞく まんぞく😊
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「冬に登りたい山」の候補の一つにあげられる笹ヶ峰。
天気が良ければ伸びやかなササ原とコメツツジが広がる一等三角点の山頂から四国全域を望むことができる。
比較的楽なアクセスと手頃なコースタイムで冬山を楽しむことができる。
■行先・位置
笹ヶ峰(一等三角点 [笹ヶ峰] 1859.5m)
愛媛県西条市・高知県いの町/北緯33度49分41秒・東経133度16分29秒
■(*)コースタイム
登山口 8:31(46分)→ 宿 9:17/9:19(32分) → 丸山荘 9:51/10:00(1時間12分)→ 笹ヶ峰 11:12/11:22(20分)→ 紅葉谷分岐 11:42/11:49(36分)→ 丸山 12:25/12:28(4分)→ 丸山荘 12:32/13:04(15分)→ 宿 13:19(22分)→ 登山口 13:41
【行き 2時間30分 帰り 1時間37分 計 4時間07分】
(*)コースタイムに休憩時間を含まない
■コース水平距離 7.9km
■天気 曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
西条市の笹ヶ峰登山口から宿、丸山荘を経て笹ヶ峰山頂までの往復。
下山には丸山荘まで紅葉谷コースを利用。
【水平距離7.866km、沿面距離8.319km、累積標高差(+)1030m (-)1039m】
凍った国道194号の寒風山トンネルを抜けて、笹ヶ峰登山口へ向かった。
寒風山の山頂付近には雲がかかっている。
笹ヶ峰林道を吉居川沿いに30分ほどで笹ヶ峰登山口へ到着。
気温は−7℃!
道標はしっかり整備されているので、初めてでも問題なし。
登山道は概ね東向き。
登山口から47分、9時17分に西山越(沓掛山・黒森山方面)との分岐点「宿(しゅく)」に着いた。
ここは、かつて麓の吉居集落で作られた木炭を別子銅山へ運ぶための中継基地だった所で、地名のとおり「宿(やど)」もあったという。
登山道は東から南に向きを変えて小さな橋を渡たる。
霧氷だらけのブナの森。
9時51分、登山口から1時間20分(休憩含む)で丸山荘に到着。
丸山荘(1,525m)は、1933年開業の古い山小屋で、約200人を収容可能。
ただし、冬季は予約制ということだ。
ザックを降ろして一休み。
「⇐もみじ谷」の道標あり。
とりあえず、正面の道へ。
笹ヶ峰キャンプ場。
山はガスガス。
瀬戸内海の上は晴れているのかも。
積雪はさほど多くなく膝下程度。
目印も少ないので進路は適当。
雪のときは夏山のようなパンツ(ズボン)ははかない。
タイツ(ユニクロ ヒートテック)の上に直接シェルパンツをはいている。
登山口でパンツの上にシェルパンツをはいている人を見て、「パンツの上にパンツをはくのか?」と不思議に思ったことがある。
それが普通なのか?
ササ原に出ると、丘のような丸山と丸山荘の屋根が見えた。
登ってきたルートの様子が見て取れる。
唇が凍りそう(>_<)
お日様でないかな〜
寒風山方面への縦走路との分岐。
凍ったコメツツジ。
環境省の説明板が見えたら山頂は近い。
着いたー!山頂だ〜!
11時12分、登山口から2時間30分(休憩等含む)で「誰もいない」山頂に到着!
お日様が欲しい〜!
<基準点の概要>
基準点コード:TR15033529101
等級種別:一等三角点
冠字選点番号:真1
基準点名:笹ケ峰
電子基準点:取付取り付けられている
山頂に祀られる「金剛笹ヶ峰石鉄蔵王大権現」と「大日大聖不動明王」。
今日は寒すぎる {{ (>_<) }}
同じコースで登った2013年11月30日は小春日和で暖かかった。
↓ ↓ ↓
<参考>2013年11月30日の笹ヶ峰
気温はー13℃
寒くて、手も唇も痛くて、食事も無理なので10分で下山開始。
それにしても、目玉は寒くないのが不思議。
濡れているのに凍りそうもない。
歩いたことがなかったもみじ谷コースで下ることにして、ちち山方面へ向かう。
バラクラバが欲しい〜!
右はちち山。
分岐を北向きに折れる。
1720m地点の凹地(→○)?
登山道はどこ?
何となく登山道っぽい。
ルートは大きな岩の下を通っていた。
岩を見上げてみた。
けっこう大きい。
ここも道みたい。
クリスマスツリーがたくさん!
右下に伊予小松付近の市街地(道前平野)が見える。
ここは多分、キャンプ場のすぐ東。
丸山に出た。
ガスに覆われた笹ヶ峰を左に見ながら緩くカーブ。
ヒノキ林の上に青空が・・・
丸山で回って12時32分、丸山荘に到着。
赤いウェアの若い男性2人が来ていた。
「登ってきたんですか?」
「登ってきました。」
おなかペコペコ。
2人が出発したのを見送ってベンチでカレーメシ!
😋
ところが、2人は15分ほどで戻ってきた。
諦めて下りてきたらしい・・・・・・
(なんで?)
食事を済ませて13時04分に丸山荘を後にした。
青空?
(もう出んでもえいわ)
先に下った2人に追いついた。
かなり疲れている様子。
2人は手前の林道分岐に車を止めて歩いて来たという。
(四駆じゃなくても大丈夫だと思うけどね・・・)
下山から2時間後、まだ凍っていたボトルのお茶。
手がまだ少し痺れている。
いや〜寒かった。
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2017年ももう少しで終わろうとしている。
季節が行ったり来たりで雪が消えてしまった先週とは打って変わって、雪山に変身した三嶺を強風のカヤハゲ西尾根から目指してみた。
■行先・位置(主なピーク)
カヤハゲ (標高点 [・1720])
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度49分41秒・東経133度59分25秒
三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒、東経133度59分16秒)
■コースタイム
光石登山口 7:13(14分)→ 堂床分岐 7:27/7:30(26分)→ 西尾根取り付き 7:56/7:58(24分)→ 平場(1310m)8:22/8:26(3分)→ 西尾根・登山道交点 8:29(1時間12分)→ ビューポイント(1670m)9:41/9:45(5分) → 平場(カヤハゲ直下/1700m)9:50(休憩)/10:00(6分)→ カヤハゲ 10:06(1時間22分)→ 三嶺 11:28/11:32(18分)→ 三嶺の池 11:50/11:54(2分)→ 三嶺ヒュッテ 11:56/12:48(1分)→ 三嶺の池 12:49(16分)→ 三嶺 13:05/13:10(54分)→ カヤハゲ 14:04/14:11(1時間00分)→ さおりが原 15:11/15:14(12分)→ 西尾根取り付き 15:26(16分)→ 堂床分岐 15:42(13分)→ 光石登山口 15:55
【三嶺山頂まで 往路 3時間52分 復路 2時間35分 計 6時間27分】
【三嶺ヒュッテまで 往路 4時間12分 復路 2時間52分 計 7時間04分】
■コース水平距離 13.4km
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
光石登山口から堂床、さおりが原を経て三嶺ヒュッテまでカヤハゲコース(一部コース外)をピストン。
【水平距離 13.391km 沿面距離 14.155km 累積標高(+)1658m (-)-1654m】
誰も来ていなかった曇り空の光石登山口へ7時到着。
7時13分出発。
雪が積もっても安心の広い道。
この辺りから登る?
さおりが原まで行くのは止めにして西尾根に入った。
広いのでどこからでも。
平場(1310m)で一休み。
尾根が一点に収斂され、尾根らしくなる。
風が強い!
「寒い!」
青空が出たけど・・・
西熊山は雪雲で見えない。
「フスベオリ谷 ⇔ さおりが原」の登山道はこの辺り(1365m)。
進路を塞ぐ大きな岩(標高1400m)まで来たら勾配が緩む。
西熊山の雲が消えてゆく!
こちらの尾根にも日も差してきた。
天気は回復傾向?
雪があると、歯がゆいぐらい時間がかかる。
雪の多い時期は尾根通しが基本。
三嶺が見えた!
ブナの林には霧氷が。
きれいやねー!
森を抜ける頃また雲が出てきた。
雪が吹き溜まるカヤハゲ山頂直下。
カヤハゲ直下の広場で一休み。
10時06分、光石から2時間53分(休憩含む)でカヤハゲ通過。
夏ならもうとっくに山頂に着いている。
凍てつく森。
天狗岩を通過。
山頂直下のクサリ場。
あと20mぐらい?
11時28分、光石登山口から4時間15分で三嶺山頂に到着。
とりあえず小屋へ向かう。
深いところの積雪は腰の辺りまで。
池は完全凍結?
「もう歩いてもかまんろうねえ!?」
おそるおそる渡ってみる。
足跡がつくところが微妙やけど、大丈夫やね・・・
池から小屋へいつもとは違うアプローチ。
ヒュッテの中は色のある世界。
久しぶりのカップ麺は「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」
カップヌードル史上最高級の贅沢スープなんだとか。
エネルギー:368kcal 食塩相当量:4.6g
外に出ると一瞬青空が・・・
すぐにガスった。
帰りも冬しか渡れない池を歩いてみたくなった。
13時05分、もう一度山頂に立つ。
13時10分、下山開始。
カヤハゲまで一気に下る。
もう少しでカヤハゲ山頂。
上空は青空でも山頂には雪雲。
太平洋がオレンジ色に輝いている。
雪があっても下りは楽しい♪
帰りはさおりが原経由の正規ルートで。
15時55分、三嶺から2時間45分で下りてきた。
雪があるとうれしいけど、疲れは2倍!
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前日のイベントとサイクリングの疲れもあって、目覚めた時の曇り空に安心してゆっくり寝ていると晴れてきた。
お昼から最短コースをピストンすることになってしまった。
<三嶺>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
避難小屋登山口 12:00(29分)→ ふるさと林道分岐 12:29/12:34(5分)→ 白髪分岐 12:39/12:42(21分)→ カヤハゲ 13:03/13:07(33分)→ 三嶺 13:40/13:52(8分)→ 三嶺ヒュッテ 14:00/14:04(7分)→ 三嶺 14:11/14:14(23分)→ カヤハゲ 14:37(軽食)/14:43(21分)→ 白髪分岐 15:04(3分)→ ふるさと林道分岐 15:07(16分)→ 避難小屋登山口 15:23
【行き 1時間36分 帰り 1時間10分 計 2時間46分(三嶺ヒュッテまで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.4?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
高知県側最短コースで避難小屋登山口から三嶺ヒュッテまで往復。
【水平距離8.403km 沿面距離9.873km/累積標高差(+)1128m (-)1124m】
曇り空に安心してゴロゴロしていたら晴れてきた!
光石を通り過ぎて林道西熊別府線を避難小屋登山口へと急ぐ。
避難小屋登山口には🅿がないので、周辺の路肩に車を止める。
12:00分に登山口をスタート。
いつも思うことは「もう少し早く来たらよかった (^_^;)」
稜線近くまで急登が続く。
避難小屋登山口からのルートと三嶺⇔剣山縦走路との丁字路(分岐)。
11月中旬に降った雪はすっかり消えてしまった。
丁字路付近から見る三嶺。
すっき青空!
白髪分岐にて。
直線で3kmぐらい?
韮生越へ下る途中のコブ。
青空に白い立ち枯れ木が目立つ。
目の前に迫るカヤハゲ。
大きく下って一気に登る。
カヤハゲまで来ると三嶺は目の前に迫ってくる。
三嶺と塔丸〜丸笹山〜剣山〜次郎笈のパノラマ(5枚合成)。
小さな池も凍っている。
ここから先は急登!
天狗岩は後ろから登ることができる。
山頂直下まで来るとペースはぐっと落ちる。
呼吸が荒くなる。
13時40分、山頂に着いた。
誰もいなかった。
思い切って来てよかった。
冬晴れの日は空気が澄むのがいい。
視力は左右ともに1.5なので遠目は利く方。
青い山脈の、一番奥に石鎚山脈と赤石山系(法皇山脈)の山並み。
剣山もスッキリ。
山頂からヒュッテまでの往復は約20分。
空を映していない。
さすがに解けてはないようだ。
日差しを受けて氷の表面だけ少し解けた感じ。
山頂に戻って下山開始。
カヤハゲで一休み。
今日の昼食はローソンで買ったクリームの入ったパン一つ。
白髪分岐への登り返しがなかったら楽なんだけどね・・・
1つ目を登って2つ目へ。
白髪分岐まで戻ったら後は下るだけ。
土佐湾がオレンジ色に輝いていた。
日が傾いてきた。
12時00分スタート、15時23分。
往復3時間23分(休憩含む)で避難小屋登山口に下山。
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うっすらと雪化粧して冬の装いに変わりつつある三嶺。
光石登山口からカンカケコースを登ってカヤハゲコースを下る、いつもの時計回り周回コースで歩いてみた。
<三嶺山頂>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
光石登山口 8:34(8分)→ 堂床野営場 8:42(22分)→ 八丁 9:04/9:11(18分)→ 渡渉点 9:29(11分)→ 1240m地点 9:40(登山靴調整)/9:43(47分)→ おかめ岩避難小屋 10:30(3分)→ お亀岩 10:33(レインウェア着用)/10:44(24分)→ 西熊山 11:08/11:15(14分)→ 大タオ 11:29(13分)→ いつもの岩 11:42/11:49(24分)→ 三嶺 12:13/12:21(7分)→ 三嶺の池 12:28/12:30(1分)→ 三嶺ヒュッテ 12:31/12:38(9分)→ 三嶺 12:47/13:07(26分)→ カヤハゲ 13:33/13:40(37分)→ さおりが原 14:17/14:19(23分)→ 堂床野営場 14:42/14:43(9分)→ 光石登山口 14:52
【三嶺ヒュッテまで 往路 3時間12分 復路 1時間44分 計 4時間56分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間などは含まない
■コース水平距離 16.2?
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は光石登山口からカンカケ谷コースから西熊山経由で三嶺へ。
復路はカヤハゲコースをさおりが原経由で光石登山口まで。
【水平距離16.217km 沿面距離16.783km 累積標高(+)1623m (-)-1617m】
8時過ぎの光石登山口。
天気は薄曇り。
光石〜堂床。
落ち葉の登山道。
危なかった崩落箇所は練り石積みで復旧されて幅員も十分。
先行する3人はどのコース?
3人を追い抜いて長笹谷入口の橋へ
この谷はカヤハゲ南面に源を発している。
フスベオリ谷の吊り橋。
前の橋がどんなのだったか、もう忘れてしまった。
カンカケ谷コースとフスベオリ谷コースの分岐に建つ八丁ヒュッテ。
登山口から近いので宿泊に利用されることは少ない。
フスベオリ谷の奧に見える三嶺。
雪が降りゆう?
アッパーが薄くて冬向きではないトランゴ ガイドに代えて、ガルモント タワー プラス LX GTXを履いてみた。
ガイドに慣れてしまうと足が重い。
渡渉点の先の年季を感じる道標。
← コトウド 下|上 オカメ テング →
ゲカ リ|リ サンレイ
誰か小屋に向かっている。
おかめ岩避難小屋の管理は高知県。
修繕が必要になると大栃の大工さんたちが駆けつける。
風の通り道になるお亀岩の鞍部。
むひょう♪ 霧氷♬
立ち枯れ木のオブジェ。
11時08分、三等三角点の西熊山山頂。
寒いのでレインウェアを着込んだ。
地蔵ノ頭と丘のようなコブ(西山林道への分岐)の標高は約1810m.
躄峠(天狗峠)から頭を出す天狗塚の標高は1812m。
矢筈山を盟主とする祖谷山系の稜線。
来週から12月。
今年は1月に積雪が少なく、4月に入ってから真冬並みに積もった日があった。
今シーズンはどうなるのだろう?
山頂に人影が一つ見える。
霧氷に覆われた青ザレ上部のコメツツジ。
振り返ると西熊山と天狗塚直線的に並んでいる。
同じ人か分からないけど、まだ1人見える。
12時13分。
誰もいなくなった三嶺山頂。
歩いてきた稜線。
天狗塚まで歩きたいという声はよく聞く。
冴えない天気でも空気は割と澄んでいて牛ノ背の奧に石鎚山が見える。
ここまで来たら、池の様子を見んずつ帰るわけにゃあいかんろう!
溶岩台地のような山頂部分の東端にある火口のような池。
水は年中涸れない。
昨年より2〜3週間早く凍った三嶺の池。
大丈夫だとは思うけど・・・
横断するにはまだ勇気がいる。
小さなコブにしか見えない山頂。
三嶺は徳島県側から登る人が圧倒的に多い。
ガイド本のほとんどが名頃からのルートを紹介しているからだろう。
誰もいない山頂。
数分後、カヤハゲ方面から登ってきた人たちで一気に賑やかになった。
光石の車の人たちかなあ?
下山ルートはカヤハゲ西尾根
堂床まで尾根通しに下ることも可能。
西熊山に対して東熊山とも呼ばれるカヤハゲ。
さおりが原を経由して落ち葉が積もった登山道を堂床へ。
堂床の紅葉。
14時52分、光石登山口に下山。
車の台数と位置は来たときと同じ。
最近、紅葉シーズンは遅れ気味。
夏が暑すぎて秋と冬の境目がはっきしなくなった。
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10月29日のお昼頃、高知県沖を通過した台風22号による崩落のため、2週間ほど通行止めとなっていた林道西熊線。
15日から通行可能となったと聞いて早速、三嶺に出かけてみた。
<三嶺>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
避難小屋登山口 08:34(31分)→ ふるさと林道分岐 09:05(5分)→ 白髪山分岐 09:10/09:11(19分)→ カヤハゲ 9:30/9:31(34分)→ 三嶺 10:05/10:08(6分)→ 三嶺ヒュッテ 10:14(昼食)/10:46(9分)→ 三嶺 10:54/10:57(24分)→ カヤハゲ 11:21(19分)→ 白髪分岐 11:40(1分)→ 白髪分岐付近 11:41(立ち話)/11:43(2分)→ ふるさと林道分岐 11:45(17分)→ 避難小屋登山口 12:02
【行き 1時間35分 帰り 1時間12分 計 2時間47分(三嶺ヒュッテまで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.4?
■天気 曇り時々雪
■楽しさ ★★★★★(満点!)
高知県側最短、避難小屋登山口から三嶺までピストン。
【水平距離8.371km 沿面距離9.196km/累積標高差(+)1400m (-)1409m】
通行止めだった林道西熊線が通行できるようになった。
10月29日に高知県に最接近した台風第22号の影響で崩落、通行止めとなっていた林道西熊線。
11月15日から通行可能となった。
(引き続き別府方面への通り抜けはできない)
前から気になっていたオーバーハングの岩が落ちていた!
危ない危ない (^_^;)
光石登山口を通過して白髪山方面へ。
路面が少し凍っている。
昼頃までに下山したいので避難小屋登山口へ。
車をUターンして路肩へ駐車。
天気はイマイチ。
8時34分、小雪が舞う避難小屋登山口を出発。
もう少し早く来たらよかった(といつも思う)。
取り付きからしばらくは急登が続く。
登山口から縦走路との分岐まで30分少々。
雲の動きが早い。
今のところ太郎・次郎も見えている。
三嶺山頂は雲の中。
目の前に見えるカヤハゲ。
大きく下って一気に登る。
カヤハゲ山頂手前の岩の上から振り返って。
白髪山が見えなくなった。
冷たい空気が降りてきて三嶺はガスガス。
あと一登りの山頂直下。
10時05分、1時間31分でうっすらと雪化粧した山頂に着いた。
カヤハゲから見たとおり、山頂は雲の中で視界が悪い。
入れ違いに空荷でカヤハゲ方面へ下っていった女性はどこへ?
天狗岩付近まで様子を見に行ったのか?
(もう池は凍っているだろうな・・・)
「とりあえず、池を見に行ってみよう。」
翼のような樹氷、というより樹霜?
やはり凍っていた
けっこう厚くなっているけど・・・
まだ歩くのは止めておいた方がいいかも。
気温はマイナス4℃。
お昼にしたいところだが・・・
食べ物は何も持ってないのでコーヒーだけ (^_^;)
コーヒーを飲んで、もう一度山頂へ。
ドウダンツツジにも霧氷。
粉雪が舞い始めて更に視界が悪くなってきた。
10時57分、下山開始。
そう言えば・・・
あの人はどこへ行ったのだろう?
登ってきたときにはなかった足跡が続いている・・・
カヤハゲから下山?
けんど・・・
空荷やったし・・・
足跡はさおりが原方面ではなく、白髪分岐方面へと続いている!
いったいどこまで?
11時40分、山頂から43分で白髪分岐まで戻ってきた。
足跡は避難小屋方面へ。
白髪分岐の先で戻ってくる女性と出合った!
昨夜から「おかめ小屋」で泊まっているという愛媛の女性は、小屋に荷物を置いてルートの様子を見に来たということだった。
ガンガン登ってくるこちらの様子を見て三嶺の先まで行ってみることにしたという。
元気やね!
こちらは、あと少し下るだけ。
少し雪が積もってきた。
12時02分、山頂から1時間05分(立ち話含む)で避難小屋登山口に下山。
フロントガラスが凍っている!
ジムニーが多いね (^_^)
午後は大栃の火鎮祭奉納相撲大会(団体戦)を見物。
麓の町は時々日が差すまずまずの相撲日和。
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なだらかなササ原が広がる高原のような綱附森。
ルート上に圧倒されるような深い森はなく花も少ないので、登山の面白みという点ではイマイチだが展望はピカイチ!
春から秋の日帰りハイキングやランニングには向いている。
<綱附森>
■行先・位置
綱附森(二等三角点 [安野山] 1643.2m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度47分57秒・東経133度56分28秒
■コースタイム
矢筈山登山口駐車場 9:39(3分)→ 綱附森登山口 9:42(10分)→ 1380mピーク 9:52(15分)→ 標高点・1421m 10:07/10:08(3分)→ 湿地 10:11(4分)→ 1380m鞍部 10:15/10:17(2分)→ 峠 10:19(8分)→ 標高点・1460m 10:27(22分)→ 綱附森 10:49/11:06(13分)→ 標高点・1460m 11:19(4分)→ 峠 11:23(3分)→ 1380m鞍部 11:27(4分)→ 湿地 11:31(3分)→ 標高点・1421m 11:34(14分)→ 1380mピーク 11:48(6分)→ 綱附森登山口 11:54(2分)→ 矢筈山登山口駐車場 11:56
<行き 1時間07分 帰り 49分 計 1時間56分>
■コース水平距離 約 10.0km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
矢筈山登山口駐車場から綱附森登山口を経て綱附森山頂までの往復。
往復の水平距離は約10.0km。
最大標高差400m、累積標高差835mと手軽なトレラン向きのコース。
【水平距離9.995km 沿面距離10.236km/累積標高差(+)835m (-)835m】
思った以上に車があった矢筈山登山口の駐車場。
綱附森登山口は林道の少し先(南東)。
東笹林道は木材の搬出作業中で通行止め。
矢筈山登山口の駐車場に車を置いて9時39分にスタート。
矢筈山登山口から綱附森登山口までは目と鼻の先。
矢筈山の駐車場から南東へ約350m。
綱附森登山口の広場は木材の仮置き場になっていた。
広場は四国'98総体登山大会(平成10年)のテン場(幕営地)として整備されたもので20〜30台駐車可能。
9時42分に「熊出没注意」看板のある登山口をスタート。
(少し寒いな・・・)
最初の急登を一登りすると左手に土佐矢筈山(1606.6m)が姿を現す。
「おっ!」「石鎚も見えてる?」
笹越(峠の名称)の真上に手箱山(1806.4m)と筒状山(1859.6m)。
右に二ノ森(1929.6m)と石鎚山(1982m)。
急登を登りきって一息。
1380mのコブを越える頃には体が温まってアップ終了。
林を抜けて標高点1421mのコブが近づくと前方に綱附森が見えてくる。
左手には再び矢筈山。
丸いコブ2つのテバコ・ツツジョウコンビは分かりやすい。
瓶ヶ森や寒風山、笹ヶ峰なども見える。
天狗塚や三嶺もクッキリ!
三嶺をアップで!
大きな台地のような牛の背と天狗塚。
牛の背から綱附森までつないでみた(4枚合成)!
綱附森には若いブナが多い。
いい感じ♪
1380mの鞍部。
稜線中央の小さなコブは標高点1460m。
涼しくて快適!快適!
標高点1460mの手前にある大きな鞍部は峠道の十字路。
東祖谷と上韮生(久保安野尾)を結ぶ峠道が南北に横断している。
標高は約1365m。
標高点1460m付近から北に見る牛ノ背(1757.2m)と天狗塚(1812m)。
地蔵ノ頭は天狗塚より10mほど低い。
標高点1460mから少し下る。
山頂まで残り1.2km。
再び三嶺登場!
先行のお二人が休憩中。
二人のすぐ先で早くも下山中の単独の方に出会った。
「グローブを落とした」とのことだが・・・
出合った場所までには見ていない。
少し先でまだ新しいノースフェイスのグローブ発見!
(帰りに届けてあげよう)
山頂に誰かいる!
山仲間のOさんとその友達だった。
10時49分、矢筈山の駐車場から1時間7分(休憩含む)で山頂到着!
縦走路は県境尾根をつないで三嶺、剣山へと続く。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033575501
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:興27
●基準点名:安野山
●標高:1643.2m
綱附森山頂の展望は抜群。
ちょうどよい高さから剣山地を少し上に見渡すことができる。
牛の背から石立山まで4枚合成。
白髪山の左に次郎笈と剣山。
朽ち落ちていた道標が新しくなっていた!
石鎚方面には沓掛山や赤石山系も。
南西方向にはおっぱい山(1079.3m)。
太平洋はかすんでいる。
「さあ、拾ったグローブを届けなくては!」
小さいけど枝振りのよいブナ。
小さなアップダウンが続く快適なトレイル。
倒木 \(^o^)/
明るいササ原のトレイル。
アスファルトを走るより気持ちいい!
標高点1460mのブナの4兄弟。
1380mピークを越えたら登山口に向かって一気に下る。
11時54分、山頂から48分で登山口に帰ってきた。
矢筈山を正面に見ながらラストスパート。
グローブを落としていたのは香川の方だった。
せっかくなので矢筈山にも登ってみるそうだ。
間に合ってよかった。
林道沿いの紅葉が見頃。
いいねー!
少し走っては車を止めてシャッターを押す。
林道から見上げる矢筈山。
黄色もいいね!
ゴージャス (*^_^*)
明賀から見上げる矢筈山。
角屋から見る矢筈山。
のどかな雰囲気。
保のかのメニューはいたってシンプル。
ランチ ¥500 保のか set ¥800 けーき set ¥400 うどん、そば各 ¥300 食後のコーヒー ¥100 柚子ジュース ¥200(ケーキセットにも可)
|
保のか寄るのは4回目。
1回目に寄ったときは、山で昼食をとったばかりだったので「そば」。
2回目は寄ったときは、昼前でまだご飯が炊けてなかったので「そば」。
そばは安いけど、微妙・・・
3回目にやっとありついて「保のか set」を食べることができた。
(「保のか set」は「ランチ」に「ケーキ set」をプラスしたもの)
4回目の今日はsetにしないでランチのみ注文してみた。
野菜中心のヘルシーな食材、見た目は地味だけどなかなかいける (^o^)
「ランチ」は500円!
リーズナブルで美味い!
三嶺方面から県道219号が合流して大栃方面へ。
大栃〜五王堂間は217号久保大宮線と49号大豊物部線が重複。
県道の分岐に営業中の表示。
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三嶺さんぽくらぶ
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10月21日から22日にかけて日本の南を北上(中心気圧925hPa、最大風速50m)し、23日3時頃、静岡県掛川市付近に上陸した台風21号。
高知県には大した影響がないだろうと思っていたら、香美市大栃(オオドチ)で25.5mと 最大瞬間風速が観測史上1位を更新した。
台風の猛烈な風の影響で登山道が崩落したと聞いて、「状況確認」のため、色づき始めた別府峡と石立山をを訪ねてみた。
<別府峡から見上げる石立山>
■行先・位置
石立山(二等三角点 [石立山] 1,707.7m)
高知県香美市・徳島県那賀町/北緯33度47分5秒・東経134度3分18秒
■(*)コースタイム
別府峡駐車場 9:21(3分)→ 別府峡登山口 9:24(34分)→ 竜頭谷 9:58/10:00(12分)→ 竜頭山展望 10:12/10:20(8分)→ 標高980m地点 10:28(8分)→ ガメラ石 10:36(12分)→ 標高点・1183m 10:48(5分)→ 岩場 10:53/10:54(30分)→ 標高点・1472m 11:24(27分)→ 西峰 11:51/11:53(12分)→ 石立山 12:05/12:33(9分)→ 西峰 12:42/12:44(14分)→ 標高点・1472m 12:58(22分)→ 岩場 13:20/13:21(4分)→ 標高点・1183m 13:25(8分)→ ガメラ石 13:33(10分)→ 標高980m地点 13:43(16分)→ 竜頭谷 13:59/14:00(29分)→ 別府峡登山口 14:29(4分)→ 別府峡駐車場 14:33
【行き 2時間31分 帰り 1時間56分 計 4時間27分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 8.4km(駐車場からの往復)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
別府登山口から竜頭谷、西峰を経て山頂に至るメインルートのピストン。
【水平距離8.436km 沿面距離9.085km/累積標高差(+)1331 (-)1339m】
べふ峡温泉を過ぎた辺りから石立山を見上げる(山頂は見えていない)。
見えているのは北谷左岸(南側)上部の尾根。
登山道はあるが、主に使われているのは右岸(北側)の尾根なので一般的にはなじみが薄い。
真ん中付近のコブは標高点・1181m付近、右上は標高点・1472m付近。
別府峡の入口で訪れる人々を待ち構えるツキノワグマ。
本州では珍しい動物ではないかもしれないが、四国のツキノワグマは環境省のレッドデータ「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されている。
9時を少し回る頃、別府峡の駐車場に着いた。
この時刻だと一般行楽客はまだほとんど来ていないが、もしかしたら登山者はいるかもしれない。
別府峡が紅葉する秋(10月下旬〜11月中旬)の行楽シーズンは、静かな石立山の登山者も少しだけ増える。
登山口は駐車場奥の吊り橋。
登山道は橋を渡って正面に見える竜頭山南尾根のコブ(約850m)の左側から裏側をぐるっと巻いて右上の尾根に向かう。
もうすぐ9時半で日が高くなった。
一般的には「これからお出かけ」という時間なのでお客さんはまだ少ない。
なるほど、いつもと様子が違う。
山腹がえぐれて岩が露出している。
観測地点の「大栃(オオドチ)」がどこにあるのか知らないが、大栃ではあまり強い風は吹いておらず、どちらかというと別府の方が被害が大きかったようだ。
けっこう上から崩れている。
登山道が飛んでいたら、コブまで直登するしかない?
「登れるのか?」
(とりあえず行ってみよう)
3人のグループが「入るんですか?」と聞いてきた。
「入ります!」
入らないと状況確認ができない ( ̄。 ̄;)
橋を渡ったら竜頭山南尾根に取り付く。
折れた木の枝が遊歩道を塞いでいる。
遊歩道との分岐付近にでかい木が倒れていた。
強風が木を揺すって根元から崩れたようだ。
ワイヤー手摺りの登山道は柴だらけ!
「おーっ!道路が見える。」
この辺りが崩落現場の真上のようだ。
一気に高度を稼ぐ「急登」のおかげで登山道はギリギリセーフ。
少し緊張する急斜面のトラバースは小枝だらけ。
先に2〜3人歩いた痕跡あり。
200mほど登った人工林の中は台風の影響が少なかった。
800mコブの直下を巻く岩場のトラバース。
コブの後ろの小さな鞍部。
カタツムリの道標が石立山を指し示す。
コブはちょっとした展望台になっているので登ってみるのもよい。
竜頭山南尾根を東に折れて竜頭谷に向かう。
狭いV字の竜頭谷。
水量はあまり多くない。
渡渉点を渡った左岸側は石灰岩の石屑が散らばるザレた斜面。
西峰の尾根に取り付いたら見えてくる竜頭山の南尾根。
谷のすぐ上は急峻な岩場。
北西側(裏側)に登山道があって普通に登ることができる竜頭山。
地形図を見る限り南側からも登れそうな気はするのだが・・・
見えている部分はイワイワで登れそうにない。
シコクシロギク(四国白菊)は、キク科シオン属の多年草。
高知県東部山地〜徳島県に分布する希少種。
高知県レッドデータ 絶滅危惧?類(VU)。
葉の基部1/3ぐらいがくびれて細くなり茎を抱くのが特徴。
石立山は登山ルートに限らず岩が多い。
土佐弁では急峻なことを「たてちゅう(たっている)」と言う。
「いしがたてちゅう」でネーミングにぴったり。
標高980m地点まで登ると右下に駐車場が見える。
まだ車は少ない。
前は高い崖なので危険!
標高が1,000mを少し過ぎたらガメラ石。
黄葉が金色に輝く。
尾根上の倒木。
標高点・1183mのコブで一息つく。
天然ヒノキが折れている。
10時53分、スタートから1時間32分(休憩含む)でコースタイムポイントの「岩場」に到着(標高1,220m) 。
北西方向に見える竜頭山はツキノワグマの生息エリア。
三等三角点(1264.4m)はなだらかな広葉樹のコブの左に設置されている。
後方に白髪山(1769.8m)。
右奥に小さく三嶺(1893.6m)。
ビャクシンの痩せ尾根。
根元からひっくり返っている。
標高点・1472mのコブ。
標高点・1472mから西峰。
ブナの尾根。
この小さな岩場、もともと左寄りに岩の上を超えていたけど、最近は右下を巻くようにになっている。
西峰直下のルートは曖昧。
上に向かって行けば問題ない。
もう少しで西峰のピーク。
11時51分、駐車場から2時間30分(休憩含む)で西峰に到着。
西峰から石立山本峰までは約500m。
2人の先行者に追いついた。
左に西峰と捨身ヶ嶽。
真ん中のコブまでなら普通に歩いて行くことができる。
奧に三嶺。
山頂手前に祀られる祠。
12時05分、登山口から2時間44分(休憩含む)で山頂へ到着。
今日は山頂でお昼にしよう。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25034504401
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:興22
●基準点名:石立山
●標高:1707.7m
本日は「カップヌードル 完熟トマトのアラビアータ・スープパスタ」
「濃厚スープで食べるカップヌードル初のスープパスタ。デュラム小麦粉配合の「パスタヌードル」に、バジルの香りとガーリックがきいた完熟トマトのアラビアータスープ。
エネルギー:414kcal、食塩相当量:5.6g
少しだけササが復活中。
正面に西峰と捨身ヶ嶽。
西峰は本峰よりほんの少し(5m程度?)低い。
リュウノウギク(竜脳菊)は、キク科キク属の多年草。
本州(福島県・新潟県以西)・四国・九州(宮崎県)の山地や崖地に分布。
石立山では日当たりの良い石灰岩の岩場に生えている。
岩尾根の下りは足元注意!
ヤクシソウ(薬師草)はキク科オニタビラコ属の二年草。
日当たりのよい山野の路傍や崖地に生える。
目を引くカエデの紅葉。
下りの注意ポイント!
もみじ茶屋と駐車場が見える標高約980mのこのポイントは、前が急な崖になっているので要注意!
登山道が尾根の左端に出ているが、できるだけ右寄りをゆっくり下ろう。
駐車場から見えていた800mのコブを尾根から見下ろす。
左からの直登は可能なのかもしれない。
竜頭谷左岸の斜面。
ジンジソウ(人字草)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。
日本固有種で本州(関東以西)・四国・九州に分布。
渓流沿いや日陰の湿り気のある斜面、岩上などに生える。
ハガクレツリフネ(葉隠釣舟)はツリグネソウ科ツリフネソウ属の多年草。
分布は本州(紀伊半島)・四国・九州。
登山道のすぐ下から崩落。
高所恐怖症には見えすぎてちょっと怖い (^_^;)
木を跨いで。
遊歩道はしばらく通れそうにない。
観光客も入ってこられない。
橋が損傷しなかったのはよかった。
紅葉狩りに訪れた行楽客でにぎわい始めた別府峡のもみじ茶屋。
対岸の妙見滝。
対岸から見ても分からないが、滝の上に谷はない。
いつものようにべふ峡温泉へ。
お昼は山頂で済ませたし、食堂は混んでいるので今日はお風呂だけ。
サイクリングのグループは高知市方面からの往復?
たまには自転車も乗りたいな・・・
■べふ峡温泉■
高知県香美市物部町別府452-8
TEL:0887-58-4181 FAX:0887-58-4183
E-Mail:befukyouonsen@mopera.net
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日光火山群の最高峰、日光白根山は関東以北の最高峰。
栃木県側の山麓に湧く、日光湯元温泉から外山尾根・天狗平・前白根山を経由し、豪快な山容の溶岩ドームの山頂から点在する2つの火山湖を巡って、五色山・国堺平から中ツ曽根を下る周回コースで歩いてみた。
<日光白根山>
■行先・位置
前白根山(2373m)
栃木県日光市/北緯36度47分58秒・東経139度23分30秒
日光白根山(奧白根山)(2578m)(二等三角点 [白根山] 2577.1m)
栃木県日光市・群馬県片品村/北緯36度47分55秒・東経139度22分33秒
五色山(2379m)
栃木県日光市/北緯36度48分18秒・東経139度23分19秒
■ 10月7日(土) 高知〜日光湯元温泉 ■
体育の日の連休を利用して本州の山へ。
東京からのアクセスがよい山の中で、目星をつけておいた男体山に登ってみようと、JRの切符を購入したのは3週間前。
何とか確保した宿泊先(日光湯元温泉)の位置関係から、日光白根山がもう一つの候補として浮上した。
気になる栃木・群馬県境の8日の天気は晴れ時々曇りでまずまず。
予定どおり、岡山行き一番列車の特別急行南風2号に乗車。
<土佐山田 - 日光湯元温泉>
土佐山田 6:12(南風2号)→ 岡山 8:38/8:53(のぞみ6号)→ 東京 12:13/12:36(やまびこ51号)→ 宇都宮 13:26/14:17(日光行き普通)→ 日光 15:00/15:17(東武バス)→ 湯元温泉 16:45
連休初日の土曜日、指定席はほぼ満席(左は岡山到着後に撮影)。
<全行程の概略>
■1日目 10月7日(土)
JR:土佐山田 → 岡山 → 東京 → 宇都宮 → 日光
東武バス:日光 → 湯元温泉
■2日目 10月8日(日)
登山:湯元温泉 → 前白根山 → 日光白根山 → 弥陀ヶ池 → 五色沼 →
五色山 → 国堺平 → 湯元温泉(入浴)
東武バス:湯本温泉 → 東武日光
東武鉄道:東武日光 → 北千住
東京メトロ日比谷線:北千住 → 入谷
■3日目 10月9日(月)
東京メトロ日比谷線:入谷 → 上野
JR:上野 → 東京 → 岡山 → 土佐山田
岡山駅23番線で8時53分発 N700系「のぞみ6号」に乗車。
東京着は12時13分で、所要時間は3時間20分。
南風と合わせて6時間01分(乗り継ぎ時間込み)。
23番線の先発(12時20分)は新幹線最速コンビのこまち&はやぶさ。
E6系新幹線こまち19号とE5系新幹線はやぶさ19号を連結して運転。
最高速度は320km/h!
前方の赤い車両が2013年に登場したE6系の秋田新幹線。
盛岡〜秋田間を「こまち」として、新幹線と在来線を乗り換えなしで結ぶ。
後方の緑の車両が2011年に登場したE5系の東北新幹線。
東京〜新函館北斗間を「はやぶさ」として運転する。
12時24分、23番線にはやぶさと同じE5系の電車が入線。
12時36分発の「やまびこ51号(盛岡行き)」に乗って宇都宮へと向かう。
宇都宮は五街道のうち日光街道・奥州街道が通る交通の要衝。
二道の追分、宿駅として街道一の繁盛地として大いに賑わったという。
東京駅で買った駅弁は、お品書きの付いた「秋露のささやき」。
13時26分、東京から50分で宇都宮に到着。
5番線に下りると、すでに14時17分発の電車が出発を待っていた。
車両は、国鉄205系電車日光線・宇都宮線向け(600番台)。
205系は、1985年(昭和60年)に登場した直流通勤形電車で、国鉄の分割民営化後もJR東日本とJR西日本が増備・改良生産を続行した。
電車は15時00分定着。
JR日光駅はレトロな外観だった。
標高が宇都宮113mで日光は538m。
使用済みの乗車券には乗車記念にスタンプを押してもらった。
15時17分発の「湯元温泉 [高徳温泉経由] 行き」東武バスに乗車。
JRは宇都宮方面への通勤・通学客の利用が多く、東京方面からの観光客はその多くが便利な東武鉄道を利用する。
バスの乗客も次の「東武日光駅(バス後方突き当たり右側)」からが多い。
大谷川を渡たったところの神橋交差点を左折して国道119号から国道120号・122号(日本ロマンチック街道)へ入る。
日光の表玄関を飾る朱塗りの橋は「神橋」といい、日光二荒山神社の建造物で国の重要文化財に指定され、1999年12月には世界遺産に登録されている。
第二いろは坂(登り専用)を登って明智平から中禅寺温泉へ。
第一いろは坂(下り専用)ルートが分岐する東武バス日光「中禅寺温泉バスターミナル」を出ると、間もなく左に湖が見えてきた。
中禅寺湖は2万年前に男体山の噴火でできた堰止湖で東方に華厳滝がある。
面積11.90km2、周囲約25km、最大水深163m、水面標高1269m。
バスの中に硫黄の匂いが漂ってきた。
戦場ヶ原をすぎると、今度は小さな湖が見えてきた。
湯ノ湖(ゆのこ)は、三岳(みつだけ)の噴火によってつくられた堰止湖で、
周囲約2.8km、最大水深12m、水面海抜1475m。
面積は0.32 km2と中禅寺湖の1/37と小さい。
16時45分、バスは湯元温泉のバスターミナルに到着。
正面と左右、奧にも後ろにもホテルや旅館が建ち並び、地図を見ただけでは宿の場所が分からずに行ったり来たり。
(実はバスターミナルから目と鼻、正面左の建物だった)
バスターミナル間近の「奥日光万蔵旅館」にたどり着くまで10分ほど経過。
麓で道迷いしていたのではどうにもならない💦
案内された部屋からの眺めは良好。
ガスっているけど、正面が日光白根山のある方角。
「奥日光の山々が一望できる お部屋です 釣り ハイキング 登山などに最高」
という、旅行サイトの謳い文句に納得。
この時期の日光は混んでいて、残り1室ギリギリの予約だった。
湯ノ花が浮かぶ温泉で汗を流したら、お楽しみの夕食タイム。
プラン名は「牛も豚も堪能!無制限しゃぶしゃぶ食べ放題プラン☆」
これにデザートも付いて宿泊料金合計13000円!
繁忙期の日光としては手頃な料金。
夕食を終えて部屋に帰ると、辺りはすっかり暗くなって、前白根山(真ん中)の右上に月が昇っていた。
明日は天気がいいようだ。
「黒部ダム!」
テレビをつけると、ブラタモリが始まっていた。
長野県の扇沢側から針ノ木隧道(関電トンネル)を通ってトロリーバスで黒部ダムを目指すシーン。
「でかいね!」
確かにでかい。
黒部ダムへは3回(2回は登山)行ったけど、観光地としても満足度は高い。
■ 10月8日(日) 湯元温泉〜日光白根山〜湯元温泉〜東武日光〜浅草 ■
登山当日の8日は、湯元温泉から前白根山〜日光白根山〜弥陀ヶ池〜五色沼〜五色山〜国境平〜湯元温泉の周回フルコースで日帰り登山。
入浴後、東武日光までバスで戻って東武鉄道で北千住へ、北千住から東京メトロ日比谷線を乗り継いで入谷駅下車、浅草へ。
<日光白根山>
深田久弥は焼岳について、その著書「日本百名山」に、
「東西南北の山々から望んだ時、
真に日光群山の盟主にふさわしい威厳と
重厚をそなえた山容が得られる。」
と書いている。
■行先・位置
前白根山(標高点 2373m)
栃木県日光市/北緯36度47分58秒・東経139度23分30秒
日光白根山(奧白根)(2578m/三角点 2577.1m)
栃木県日光市・群馬県利根郡片品村/北緯36度47分55秒・東経139度22分33秒
五色山(標高点 2379m)
栃木県日光市・群馬県利根郡片品村/北緯36度48分18秒・東経139度23分19秒
■(*)コースタイム
湯元温泉バスターミナル 5:55(7分)→ 日光湯元スキー場 6:02(19分)→黒堰堤・分岐 6:21(59分)→ 外山鞍部 7:20(19分)→ 天狗平 7:39(11分)→ 2360mピーク 7:50/7:53(7分)→ 前白根山 8:00/8:07(4分)→ 2350m地点 8:11(写真撮影)/8:14(9分)→ 白根隠山分岐 8:23/8:24(7分)→ 五色沼避難小屋 8:31(48分) → 日光白根山 9:19/9:33(3分)→ 北峰 9:36(展望&昼食)/9:58(28分)→ 弥陀ヶ池 10:26/10:29(13分)→ 五色山分岐 10:42(2分)→ 五色沼 10:44/10:50(2分)→ 五色山分岐 10:52/10:53(31分)→ 五色山 11:24/11:38(11分)→ 国堺平 11:49/11:51(58分)→ 五色沢 12:49/12:52(5分)→ 白根山登山口 12:57(1分)→ 浄水場 12:58/13:00(3分)→ 旧白根山登山口 13:03/13:04(6分)→ 湯元温泉バスターミナル 13:10
<往路:3時間10分 復路 2時間43分 計 5時間53分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 14.4(14.2)?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
<ルートマップ>
湯元温泉バスターミナルを起点に、往路は日光湯元スキーから白根沢沿いに外山鞍部で稜線に出て前白根山を経て日光白根山へ。
復路は弥陀ヶ池、五色沼、五色山、国境平を経て中ツ曽根を下山。
<垂直プロファイル>
【水平距離14.353km 沿面距離15.016km/累積標高(+)1651 (-)1632m】
(水平距離14.155km 沿面距離14.814km/累積標高(+)1641 (-)1622m)
北峰での写真撮影・展望タイムなどでの散策を除くと少し短くなる。
5時20分、部屋から外を眺めると、稜線がよく見えた。
左端が外山(2204m)で、真ん中辺りの丸い丘が前白根山(2373m)。
鞍部を挟んで右に五色山(2379m)と中ツ曽根。
中ツ曽根の最上部が2303mのコブと国堺平。
早い出発(と言っても6時)なので朝食はおにぎりにしてもらった。
ほぼ計画(6:00発)通りの5時55分に湯本温泉を出発。
まずは左の「奥日光湯元温泉旅館協同組合観光案内所」の前を左折。
案内所から湯元本通りを100mほど南進。
日光湯元ビジターセンター手前の交差点を右折して白根通りに入る。
西に300mほど歩いて日光湯元スキー場に入ると、キャンプ場があった。
スキー場のゲレンデに入って外山の山裾を西へ進む。
真ん中はもう一つの登山道がある中ツ曽根(この次点では通る予定なし)。
ゲレンデの中の道を奧へ奧へと進む。
リフトの終点。
リフトの終点を左上に見て少し進むと、いよいよ登山道に入る。
「前白根山」を示す道標の右手の小さな沢が白根沢(五色沢の支流)。
どんなルートだろうと思ったら、いい感じの登山道だった。
「白根登山道」を示す慰霊碑。
登山道を白根沢のすぐ左の小さな支尾根を南向きにほぼまっすぐ登っていく。
雪崩の多い白根沢を直登するルートから付け替えられたものらしい。
登山道の右手に白根沢。
上部に外山から前白根山を結ぶ稜線が見える。
沢音は聞こえない。
後方の中ツ曽根(なぜか「尾根」ではない)は湯場見平から下が急峻。
(コースタイムに余裕がなく、この次点では通る予定ない)
奧は温泉ヶ岳(ゆせんがたけ 2333.1m)から湯本温泉に下る尾根。
外山から白根沢右岸を北に下る支尾根は等高線の間隔が狭い (^_^;)
青山から来たおじさんを振り向くとこんな感じで九十九折りが続く。
この尾根は栃木県内で最もきつい尾根なんだそうな。
外山直下で南から南西向きに振ると少し勾配が緩くなった。
稜線が近い。
登り始めて1時間、7時20分にコースタイムポイントの「外山鞍部」に出た。
左に150mほど進むと、麓から見た外山(2204m)の山頂部に至る。
外山は五色山、前白根、白根隠山など2,200〜2,300m級の山々とともに白根火山群の山体を成し、奥白根山(溶岩ドーム)の東側を取り囲んでいる。
外山鞍部の丁字路を右に取り、紅葉の尾根上を西へ。
標高点2325mのコブを左上に見ながらダケカンバの林を登っていく。
標高点2325mを巻くように進む地点の白根沢源頭部に旧道分岐がある。
白根沢の源頭部を辿ると天狗平へ出た。
「だいら」というほど広くはない。
稜線に出て標高点2325mとの鞍部からひと登り。
7時50分に丘のような2360mの広場に至る。
等高線は2360mが閉じているので2360と何mかはあるはず。
2360mのコブまで来ると、目指す日光白根山(奧白根)が姿を現した。
右手前は宿からも見えていた前白根山。
奧白根の手前に奧白根を囲むように南西に稜線が連なっている。
登山道は真ん中少し右寄りの鞍部から五色沼避難小屋へ下っている。
左端の白根隠山(しらねかくしやま)は五色山、前白根山から続く奥白根外輪山の一角を構成する山で標高は2410m。
外輪山の中では最も高いのに地形図には山名も標高も記入されていない。
一休みしたら前白根に行ってみよう。
出発して2時間5分。
8時ちょうどに前白根山に着いた。
火山らしい荒々しさで存在感を放つ白根山。
日光白根山の山体は成層火山で、最高峰の奥白根(おくしらね)は安山岩からなる溶岩ドームなのだ。
日光火山群の最高峰であり関東以北の最高峰でもある。
<前白根山から望む日光表連山>
男体山と女峰山を中心に、大真名子山、小真名子山、帝釈山、赤薙山、太郎山から成る日光表連山の展望が広がった。
手前右下の黒いコブが外山。
*クリックで山名を表示
北北西には五色山(2379m)。
(計画にはないが、帰りは五色山から右に下ることになる)
さあ、奧白根へ向かって Let's go!
下り始めると沼が現れた!
濃い緑の水面が美しい。
五色沼(ごしきぬま)は奥白根山と前白根山の間の窪地にある堰止湖。
面積0.05km2、最大水深は5m、水面標高2,175m。
水面の色が五色に変化するのでこの名前があるのだそうな。
奧白根方面と五色沼方面との分岐を左へ。
後方には中禅寺湖と男体山。
奧白根はなかなかの急登。
それも、一旦下らないと登れない(^^;)
大きくえぐれた谷のような地形で山頂部分(右上)は南北に分かれている。
左が南峰(山頂)で右が北峰。
白根隠山へと続く稜線の鞍部から五色沼避難小屋に向かって下る。
五色沼避難小屋を通過(8時31分)。
前白根山から白根隠山方面へと続く奥白根外輪山と奧白根本峰との間の凹部を南西に200mほど進むと道標がある。
いよいよ山頂へ向かって急登を一気に登る。
登り始めは、葉を落とし白く輝くダケカンバ林。
五色山と水面に五色山を映す五色沼。
近づいてきた山頂の上に刷毛で描いたような巻雲が浮かぶ。
日光白根山(奥白根山)の山頂部分。
手前に火口の跡と思われる開口部がある。
いくつかの火口跡が残る山頂直下。
噴煙などはどこにも見えない。
白根神社奧社。
祠の前で天神平からの登山道を合わせたら間もなく山頂。
標高点(2578m)と三角点(2577.1m)の日光白根山山頂。
9時19分、湯元温泉から3時間24分で日光白根山に到着!
4時間50分(山と高原地図)→ 4時間00分(計画)→ 3時間24分(当日)。
休憩や写真撮影を除くコースタイムは3時間10分。
山頂の標高は2578m(標高点)。
三角点は少し低い位置にあって標高は2577.1m。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25539135001
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:火5
●基準点名:白根山
●標高:2577.1
日光白根山山頂から前白根山と日光表連山。
*クリックで山名を表示
賑わう山頂を北側から撮影。
記念写真の順番待ちが続く。
下から見たように南峰と北峰(右)の間は谷のようになっている。
*クリックで山名を表示
この時点で計画を30分少々短縮している。
少し余裕ができたので五色山、国境平経由で中ツ曽根を下るルートに決定!
そうなると北峰を通ることになるので早速行ってみることに。
この際、五色沼へも行ってみたい!
北峰頂上は南峰よりなだらかで広いので休憩場所にうってつけ。
遠くに見覚えのある山が見える。
*クリックで山名を表示
北峰から見上げる南峰山頂に登山者が増えてきた。
丸沼高原から「日光白根山ロープウェイ」を利用すると比較的楽にアクセスできるので、群馬県側からの登山者がほとんど。
高知から持参したコンビニパンで軽く昼食 (*^_^*)
北峰から北方向の眼下に弥陀ヶ池と菅沼が見える。
帰りは弥陀ヶ池まで下って池畔を左から右へ向かうことになる。
*クリックで山名を表示
菅沼は日光白根山の爆発溶岩によってせき止められてできた堰止湖で日光白根山の北麓に位置している。
面積0.77km2、周囲長6.5km、最大水深75m、水面標高1731m。
大きくくびれた湖岸線が山裾に隠れて大小3つの湖に見える(西から北岐沼・弁天沼・清水沼)。
透明度は本州一なんだとか。
*クリックで山名を表示
菅沼の左は丸沼。
北北西約20km、見覚えのある双耳峰の燧ヶ岳(ひうちがたけ)は至仏山とともに尾瀬のシンボル的な山だ。
福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰となる。
日本国内でこれより北には燧ヶ岳より以上高い山はない。
*クリックで山名を表示
火口付近には柴安?(しばやすぐら 2356m)、俎?(まないたぐら 2346.0m)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つのピークがあって、目立つのは柴安嵒(左)と俎嵒(右)の2つ。
*クリックで山名を表示
北西〜西に目を移すと、日光白根山ロープウェイ天神平駅が見えた。
右下は菅沼と同じ堰止湖の丸沼で海抜1430m。
*クリックで山名を表示
西方約20kmに武尊山(ほたかやま 2158.0m)。
その右、約40kmに谷川岳(1977m)。
*クリックで山名を表示
7月に登った谷川岳を中心にズームアップ。
*クリックで山名を表示
浅間山(2568m)は西南西に約80km。
更に遠く、北アルプスの常念岳(140km)、槍ヶ岳(150km)も見える。
*クリックで山名を表示
9時58分に奧白根から下山開始。
周回ルートで帰るため弥陀ヶ池に向かって下っていく。
池の左は座禅山(2317m)で左奧が座禅山火口。
地形図では大きな楕円の凹地として示されている。
右手に五色山を望む。
左奧の坊主頭は温泉ヶ岳(ゆせんがたけ 2333.1m)。
手前に金精山(こんせいざん 2244m)が重なっている。
*クリックで山名を表示
時刻は、まだ10時20分。
菅沼やロープウェイ天神平駅方面からの登山者が続々と登ってくる。
*クリックで山名を表示
日光白根山と座禅山との鞍部に下り立つと右に弥陀ヶ池が見えた。
⇐ 日光白根山ロープウェイ天神平駅/弥陀ヶ池・菅沼登山口 ⇒
弥陀ヶ池の畔は砂浜のようになっていて、休憩をとる登山者の姿があった。
池畔の左に菅沼登山口からの登山道がある。
標高2254mの弥陀ヶ池。
面積は0.006km2と小さいが、透明度は高い。
弥陀ヶ池から東へ、鞍部の峠道を越えて行くと・・・
五色沼が見えてきた。
標高差で100mほど下ると、静かで明るい晩秋の森に包まれて・・・
五色沼が姿を現した。
丁字路の分岐を左にとると五色山へ。
Beautiful!
右上に前白根山が丸い頭を見せている。
透明度が高い。
近所の人工湖とはずいぶん違う。
カラマツ林の黄葉と白根山。
沼の近くの分岐に戻って五色山へと向かう。
北東側から見る白根山。
五色沼を見下ろしながら南向きの尾根を登る。
弥陀ヶ池からの登山道が合流。
右の看板はシカの食害で減少したシラネアオイについて書いている。
北アルプスでもシカが増えているという。
高山植物がなくなるのは困る。
それでもササはきれいだ。
この日、シカにはまったく出くわさなかった。
ここからも燧ヶ岳が・・・
五色山まであと200m。
11時24分、五色山に着いた。
数人の登山者がくつろいでいる。
後方には丸く、丘のような前白根山。
分岐を左にとれば国境平を経て湯本温泉へ帰ることができる。
五色山は日光白根山と五色沼のビュースポットだった。
日光白根山と五色沼の景観を堪能したら下山開始。
群馬・栃木の県境尾根を北東に進む。
右下には湯本温泉が見えている。
往路はスキー場の最上部から右に登った。
湯本温泉をズームアップ。
標高点2303mのコブは群馬県側を左に巻いて下る。
11時49分に国境平の分岐を右へ。
県境尾根の先に温泉ヶ岳が見える。
「おっと」このルートは・・・
北(下山ルートの左側)には温泉ヶ岳(2333.1m)。
雲が多くなってきた。
正面に男体山。
男体山は次にとっておこう。
湯本温泉が見えてきた。
少し下の黄葉した林の辺りが湯場見平ということになるはず。
そこまで下ると「湯場」は見えなくなる。
右上の小さなコブが外山(2204m)で、その手前の小さな尾根に沿ってを登ったということのようだ。
45度近い急登だ!
ササは深いし、ぬかるんでいるところもあって歩きにくい。
このルートを登りに使うのはやめた方がいいと思う。
湯場見平を過ぎ、滑りやすい登山道を一気に下ると平らな場所に出た。
カラマツ林の右から沢音が聞こえてきた。
沢があったら靴を洗いたい。
南に約50m、登山道を離れて沢音のする方へ入ってみた。
スキー場の方から蛇行してきた五色沢だ。
靴を洗っていこう。
登山道に戻って金精沢を跨ぐと、軽四が取れるぐらいの少し広い道に出た。
(山と高原地図のコースタイムポイント)
朽ちて転がった入山届のポストがあった。
逆から見るとこんな感じ。
踏み跡へ入る感じで百名山の登山口とは言いがたい。
登山口から20mほどの分岐を右(南)に入ってみると浄水場があった。
道路に戻って浄水場の北側を東進。
分岐から50〜60m歩くと、道路の右側に登山口の大きな道標があった。
国土地理院地形図の登山道は、ここから浄水場の南側(反対側)を西進して中ツ曽根に続いている。
現在は下の白い看板のようにまっすぐ進んで浄水場の西で南に入る。
13時10分に、湯元温泉バスターミナルに到着。
昨晩泊まった奥日光万蔵旅館で日帰り入浴(無料)。
予定の14時50分より1便早い14時25分発のバスに余裕で乗ったまではよかったのだが・・・・・・
出発前に5,000円をチャージしたSuicaの残高を確認。
これさえあればバスもJRも地下鉄もなんでも乗ることができる。
東武日光駅の到着予定時刻は15時41分。
16時23分の「リバティけごん40号」の発車まで、42分もあったのだが・・・
道路は混雑し、どこのバス停も行列ができていた。
そして、第一いろは坂を下ると、車は渋滞でほとんど動かなくなった。
予約済みの「リバティけごん40号」にはもう乗れない。
東武鉄道の特急は全席指定なので、キャンセルするしかなかった。
そうなると、指定席券が必要ないJRしかない。
(待てよ!この調子だと後発の列車にも乗れなくなる人がいるはず・・・)
ノロノロ動くバスの中から、東武鉄道の予約サイトに2〜3分おきにアクセスしていると、17時23分発「けごん44号」の席が1つ空いた!
17時02分、バスは「1時間22分遅れ!」で東武日光駅に到着。
連休の日光の交通渋滞はすごい (゚o゚;
バスが遅れなかったら乗るはずだった「リバティけごん」と同型車両。
東武鉄道の特急用500系電車で愛称は「Revaty(リバティ)」。
2017年(平成29年)4月21日に営業運転を開始した。
特急券を確保した「けごん44号」。
「スペーシア(SPACIA)」の愛称を持つ東武鉄道の特急用100系電車。
日光線特急列車として1990年(平成2年)6月1日に営業運転を開始した。
1990年(平成2年)に通商産業省グッドデザイン商品に選定されているが、あまりかっこいいと思わない。
「けごん」と言えば、1720系DRCが懐かしい。
特急券は遅れたバスの中でチケットレスサービスで購入した。
東武日光から北千住まで1340円(東京スカイツリー、浅草まで同額)。
運賃の1360円は、モバイルSuicaで支払い。
北千住で東京メトロ日比谷線に乗り換えて入谷駅へ。
江戸の下町、浅草。
演芸ホールと浅草ドン・キホーテ。
浅草寺境内西側の「ホッピー通り」。
古くから煮込み通りとも呼ばれていて、牛すじ煮込みは定番。
手前から居酒屋「高橋」、「○月」、「赤とんぼ」、「もつくし」。
すしや通りの「鳥良商店 浅草すしや通り店」へ入ってみた。
鶏くわ焼き、手羽先 大辛などを肴に・・・
酒は八海山、出羽桜、水芭蕉・・・・・・
■ 10月9日(月) 入谷〜高知 ■
翌朝、朝10時30分の「のぞみ25号」で花の東京を離れた。
朝食は軽くおむすびセット。
お昼は「JR東日本発足30周年記念弁当」。
岡山を14時05分発の「南風13号」宿毛行きに乗車。
新型「南風」が登場するまで、まだ2〜3年かかるかも知れない。
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地形図を眺めていると、登れそうな尾根がいくつか見つかる。
その一つが平尾谷川を挟んで名頃コースの北側にある三嶺の北東尾根だ。
まだ歩いたことのない尾根ルートに心弾ませながら、白髪避難小屋から四ツ小屋谷コースを下降、旧名頃小学校取り付き点にして「竜神さんの池」を巡る周回で遊んでみた。
<名頃から見上げる三嶺>
■行先・位置
三嶺(二等三角点[三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
避難小屋登山口 6:19(32分)→ 縦走路・ふるさと林道方面分岐 6:51/6:56(1分)→ 白髪避難小屋 6:57/7:01(39分)→ カツラ巨木 7:40/7:48(7分)→ 四ッ小屋谷川(渡渉)7:55(14分)→ 三嶺林道 8:09/8:15(21分)→ 三嶺林道・名頃コース分岐 8:36/8:37(16分)→ 名頃登山口 8:53/9:02(1分)→ 国道439号 9:03/9:04(6分)→ 名頃集会所 9:10/9:11(3分)→ 林道・旧名頃小学校方面歩道分岐 9:14/9:15(4分)→ 旧名頃小学校 9:19(3分)→ 送電線管理道 9:22(7分)→ 送電鉄塔 9:29(12分)→ 尾根分岐点(1130m)9:41/9:45(28分) → 1350m地点 10:13/10:15(34分)→ 1550m地点 10:49/10:53(7分)→ 尾根・竜神池分岐 11:00(7分)→ 竜神さんの池? 11:07/11:12(3分)→ 竜神さんの池? 11:15/11:19(5分)→ 竜神さんの池? 11:24(8分)→ 尾根・竜神池分岐 11:32(20分)→ 尾根・菅生コース分岐 11:52(7分)→ 標高点・1791m 11:59/12:03(13分)→ 菅生(いやしの温泉郷)コース分岐 12:16(1分)→ 三嶺ヒュッテ 12:17(昼食)/12:52(10分)→ 三嶺 13:02/13:11(31分)→ カヤハゲ 13:42/13:49(26分)→ 白髪分岐 14:15/14:20(6分)→ 縦走路・ふるさと林道方面分岐 14:26(24分)→ 避難小屋登山口 14:50
<往路 5時間09分 復路 1時間27分 計 6時間36分>
避難小屋登山口 〜 名頃登山口 2時間10分
名頃登山口 〜 旧名頃小学校 14分
旧名頃小学校 〜 三嶺 2時間45分
三嶺 〜 避難小屋登山口 1時間27分
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 16.4?
■天気 晴れのち曇り
■楽しさ ★★★★★(満点)
往路は、白髪山登山口を起点に四ツ小屋谷コースを下って、三嶺林道終点登山口からダケモミの丘を経て三嶺ヒュッテへ。
その後、菅生コースを下って2つの凹地(おう地)を探索。
復路は、三嶺山頂からカヤハゲ、白髪山を経て白髪山登山口に下山。
最短で稜線に出ることができる避難小屋登山口を6時19分にスタート。
正面には今日の本丸、三嶺(さんれい)。
「みうね」ではない。
山頂の東に下る尾根には名頃コースがあって、右端はダケモミの丘。
そのすぐ後ろに登る予定の北東尾根の一部も見えている。
名頃登山口からだと、山頂部分右端の丸いコブが見える。
右手には白髪避難小屋と塔丸〜丸笹山〜剣山〜次郎笈の稜線。
避難小屋の戸を開けようとすると登山者(女性)が一人出てきてびっくり。
四ツ小屋谷コースへは避難小屋の後ろから入る。
四ツ小屋谷川に下る尾根(標高点・1472mあり)には明瞭な踏み跡。
避難小屋から300m、勾配が緩くなった尾根を離れて右に下る。
この尾根(標高点1472mのコブあり)まっすぐ下ることも可能だと思う。
このコース、かつてはよく使われていたのだろう。
古いプレートやペンキマークが点在する。
◀林道|白髪▶
高松軽登山
]尾根の右側に入って四ツ小屋谷川に下る支流の原頭部分を下る。
ルートは、基本的に谷から大きく逸れることはない。
避難小屋から下る尾根と平和丸から下る尾根の間に小さな尾根と迫がいくつもあって、いくつもあって小さな沢が右から合流する。
いつ見てもでかい。
樹皮が垂れ下がったようになっていて、蘖(ひこばえ)は少ない。
カツラから少し下ると、四ツ小屋谷川の本流が見えてくる。
「← 林道」のプレートがあるので、合流点の少し上流側へ向かう。
7時55分に四ツ小屋谷川(本流)を渡渉。
⇒ 三嶺林道
白 髪 別 ⇐
「白髪別」は白髪分岐(白髪山分岐)のこと。
祠のすぐ先に三嶺林道終点の登山口がある。
名頃登山口から車でここまで来ると、名頃コースを短縮してダケモミの丘に出ることができる。
軽トラでお孫さんらしい小学生を連れて来ていた地元?のおじいちゃんは白髪越で来たと知って驚いていた。
昔は当たり前に峠を越えて交流があったはずで、高知県側に嫁いできた人も逆の場合も多かった。
東屋の側にある案内板の三嶺には「みうね」のルビがふられている。
「さんれい」と振り直してやりたいぐらいだけど・・・
林道から見る白髪分岐とカヤハゲ。
避難小屋からのルートは概ねこんな感じ。
手前は三嶺林道と名頃コース登山道の合流点?。
向こうのカーブミラ−の先が合流点?
この2点で林道と登山道が交差している。
名頃コース登山道と林道の合流点?。
⇐ 登山口 現在地 三嶺 ⇒
(駐車場) 林道 Mt.Miune
合流点
30min 1650m 130min 3350m
送電鉄塔と名頃集落が見えてきた。
下ってきた尾根の右下に四国電力名頃発電所がある。
発電機を回す水の水源は500mほど上流の名頃ダムと四ツ小屋谷川からの取水となっている。
8時53分、避難小屋登山口から2時間34分で名頃登山口に到着。
車で来るより早い!?
かつて、祖谷地域と上韮生地域(旧物部村)は祭りなどの地域行事を通じて交流が多かった。
道路のない時代と現代では人々の交流範囲が大きく異なっている。
三嶺周辺の自然と利用案内。
当たり前だが、ここでも「Miune」となっている。
ちなみに、高知海上保安部所属のPS型巡視船の船名は「さんれい」。
PS型巡視船の船名には配備された地域の山の名前を採用するのが原則となっている。
登山口を後にして、祖谷川に架かる橋を渡ると、四国きっての「酷道」として知られる国道439号、通称「ヨサク(与作)」。
「三嶺が見えゆう!」
見えているのは山頂部分東端のトイレとヒュッテがある部分。
大きく引っ込んだ鞍部の右は標高点1791mピーク。
鉄塔のある尾根は2つ見えている。
手前の鉄塔は標高1000m、右奧(川下)の鉄塔(雲と重なり写真では確認しづらい)は標高1030m。
2つの支尾根は鉄塔の少し上(1130m付近)で分岐して下っているので、どちらを登ってもよいと思う。
国道439号を祖谷川に沿って下る。
民家の軒先にはかかしの家族。
名頃集会所で何かやっている!
この日(10月1日)はちょうど「名頃 かかしの里祭り」の開催日だった。
場所は旧名頃小学校周辺、時間は9:00〜15:00。
国道から旧名頃小学校へ渡る橋が中程から落ちてなくなっている。
対岸へ渡れないと三嶺に登れない!
モノレールを渡しているが、ちょっと怖い。
少し下流の林道橋から迂回路があるらしい。
よかった。
名頃のかかし保育園。
ペンション三嶺!
バカボン親子。
250mほど下流で橋を渡って左岸側へ。
地形図を確認すると、正面が三嶺登山口の橋から奧に見えた尾根のようだ。
今回は、登山口から手前に見えた鉄塔のある尾根を登ることにした。
(2つの支尾根は鉄塔の上で合流する)
上流を見ると、川の真ん中に立つ橋脚から右の橋桁がなくなって、細いモノレールのレールが架けられている。
橋のたもとの小屋から迂回路へ入る。
森の中にもかかし達!
暗かったらびっくりするな (^^;)
旧名頃小学校の校庭に出た。
紅白幕の台は餅まき用か?
校庭の南東端から裏山に入る。
山に入るとすぐに送電線の管理道に合流した。
さっき渡った橋の方から左右に横切る道があって丁字路になっている。
管理道の丁字路を上に向かう。
急な尾根に九十九折りの道が付いている。
階段のある急登をひと登り。
三嶺登山口から手前に見えた送電鉄塔に出た。
標高は1000m。
もう一つの鉄塔(標高1030m)のある尾根とは130m上で合流する。
1130m付近で勾配が緩くなって2つの支尾根が合流(尾根分岐点)。
尾根分岐点で一休みしたら、1つになった尾根を登る。
ところどころに赤いテープが巻かれている。
「標高点1285m」付近の様子。
尾根も踏み跡もしっかりしているので安心して登ることができる。
岩の割れ目の通り道。
標高1350m付近で一休み(10時12分〜10時16分)。
伐採跡に出た(標高1420m)。
お昼頃から曇る予報ではあったけど、早くも雲が広がってきた。
いつも見下ろしている塔ノ丸を、まだ見上げないといけない高さ。
この岩は(標高1460m)は左下がルート。
狭くなった尾根に「徳14」の堺杭(標高1480m)。
左上に見える三嶺。
よく使われているのか、テープが点在(標高1510〜1520m)。
広くなった尾根(標高1550m)。
「標高点・1569m」の細長いコブ上を通過。
標高点1569mの先の広場で尾根を離れて右手(北西)へ。
200mほど歩いて北側に30mほど下る。
下る必要がないように、標高点の手前で1520mラインをトラバースできるとは思うが、広場から下る方が分かりやすいし歩きやすいと思う(標高1510〜1520mの写真参照)。
竜神さんの池がある標高1520m〜1530mの平場に出た。
苔むす「竜神さんの池」。
一つ目の池の標高は、1530m弱。
池の周囲は広い窪地になっている。
水深は浅いので渇水期は池の面積が縮小する。
地形図には標高1520m〜1530mの等高線の間に閉じた楕円の等高線があって、「→」で凹地(おうち)として示されている。
竜神さんは見えないが、ヤモリ?サンショウウオ?がたくさん棲んでいる。
一つ目の池から北へ更に150m。
二つ目の池は一つ目の池より10m低い凹地(1510m〜1520mの等高線)に細長い楕円で示されている。
一つ目の池に戻って元来た道へ。
南側の池畔にはカニコウモリが群生している。
「竜神池」から上は急登の連続(標高1600m)。
ササ原もなかなかきつい(標高1680m)。
リンドウとヤマラッキョウの花に癒やされて・・・
ササ原がなだらかになると、間もなく登山道と合流(標高1730m)。
疲れた〜
前方左上に三嶺ヒュッテ近くのコブとトイレが見えた。
後方に見える4つの山は、左から塔丸(1713.3m)、丸笹山(1711.9m)、
剣山(1955.0m)、次郎笈(1930.0m)。
そして、菅生(いやしの温泉郷)コースと合流。
菅生(いやしの温泉郷)コースとの合流から300m、標高差で70〜80m登ると、標高点1791mピークへ出る。
ここには、なぜか土管が1本立っている。
標高点1791mから見る三嶺。
左端にトイレのあるコブ。
中央に三嶺山頂。
右にフスベオリ谷コースへの鞍部と青ザレ手前のコブ。
裏?から見る三嶺は???な感じ (^^;)
三嶺の稜線まで約500m。
鞍部まで50m下って100m登る。
やっと山頂稜線の菅生コース分岐に出た。
三嶺ヒュッテで昼食としよう!
本日のお昼は「日清ハヤシメシ デミグラス」。
「カレーメシ」からハヤシライスが新登場。
「 玉ねぎを炒めた香ばしさと甘みにトマトのほのかな酸味、ビーフの旨みを加えた、まろやかでコクのあるハヤシライスに仕上げました。」ということで
エネルギー:432kcal、食塩相当量:2.5g
ヒュッテを後にして山頂へ向かう。
コメツツジの紅葉までもう少し。
ドウダンツツジの紅葉。
空気が澄んでいる。
石鎚山脈の青い稜線がくっきり!
車を置いている避難小屋登山口に向かって下山開始!
西熊山へと続く稜線上に二ッ岳!
紅葉したタカネオトギリに遅咲きの花が一輪。
カヤハゲから正面に白髪分岐と石立山。
最後のピーク白髪分岐で一休み。
後方には遠くなった三嶺。
14時26分、ふるさと林道分岐。
14時50分、登山開始から8時間31分。
よく歩いたと思った割に、水平距離16.4km、沿面距離17.3kmと光石から普通に周回するのとあまり変わらない (^^;)
ただし、累積標高は2,000mを少し超えている。
よく遊んだので今日もビールが旨そう!
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忙しかった9月第2週の日曜日は少し時間をつくって別府峡へ。
ただし、山には登らずに石立山登山口までサイクリング。
往路の途中、地形図で見つけた電子基準点(GNSS連続観測点)[物部]を探しに岡ノ内の学校跡地に寄ってみた。
<大栃橋のたもと>
■行先・位置
電子基準点(GNSS連続観測点 [物部] 342.9m)
高知県香美市/北緯33度43分21秒・東経133度56分27秒
■(*)コースタイム
大栃ふれあいプラザ 11:09(29分)→ 岡ノ内(電子基準点 [物部] )11:38/11:47(43分)→ 別府峡(新錦渓橋)12:30/12:37(1分)→ 石立山登山口 12:38/12:43(1分)→ 別府峡(新錦渓橋)12:44/12:48(5分)→ べふ峡温泉 12:53/13:36(22分)→ 岡ノ内 13:58(19分)→ 大栃ふれあいプラザ 14:17
【往路 1時間13分 復路 47分 計 2時間00分(石立山登山口まで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 49.1?
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
物部町大栃のふれあいプラザから、別府峡の石立山登山口までの往復。
往路の途中、旧岡ノ内小中学校に設置された電子基準点 [物部] へ寄り道。
【水平距離 49.141km 沿面距離 49.262km】
【累積標高差 (+) 634m (-) 619m】
国道195号(石立山方面)と県道49号(三嶺・矢筈山方面)の分岐にある「奧物部ふれあいプラザ」の駐車場。
登山口へ向かう際の中継・休憩ポイントとなっている。
駐車場は大栃橋の架け替え工事が始まって少し狭くなっている。
国道195号をを別府方面へ。
山崎集落を跨ぐ急な高架橋をコギ上がると左から旧国道が合流。
大栃から4km。
1つ目の一里塚は、押谷のムササビ「もんべえ」。
大栃から約10km。
「岡ノ内郵便局 ←500m」の案内板に従って旧国道へ入る。
旧国道沿いに民家と棚田が点在する岡ノ内集落。
集落の中心地にある岡ノ内郵便局前の三叉路を右折。
すぐに旧岡ノ内小中学校の校庭に出る。
かつて校舎があった場所がヘリポートになっている。
「あれだ!」
大きな「えんぴつ」が建っている。
「えんぴつ」のような形の柱が電子基準点だった。
電子基準点は、全国約1,300ヶ所に設置された (*) GNSS連続観測点。
外観は高さ5mのステンレス製ピラーで、上部にGNSS衛星からの電波を受信するアンテナ、内部に受信機と通信用機器などが格納されていて、準天頂衛星システム「みちびき」などの電波を利用している。
*GNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)は、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称
<電子基準点(GNSS連続観測点)[物部] 342.9m>
ピラーの形状は、設置年度の違いにより、主に93型、94型、02型の3種類の形状に分けられていて、 鉛筆のような形の [物部] は02型。
基本 電子基準点 No. 041131 国土地理院 |
この電子基準点は、地上約2万kmの高さを周回するGPS衛星から出された電波信号を受信しています。受信したデータは、つくば市にある国土地理院にリアルタイムで転送されます。
この受信データで正確な位置を求めて、土地の測量や地図作成の基準点として利用されています。また、地震・火山噴火等の地殻変動の監視を行っています。
〔管理者〕茨城県つくば市北都1番 国土地理院 0298641111(大代表)
基礎部には、「電子基準点付属標」と呼ばれる金属標が埋設されていて、トータルステーション等を用いる測量にも利用できるようになっている。
電子基準点の設置密度は、四国や東海など南海トラフに面した地域が多いように見える。
国道に戻って少し下ると「↰ 超カーブ」。
路面の表示は「急カーブ」。
対岸に見える管路は住友共同電力川口発電所に発電用の水を落としている。
ここで発電された電力は、下流の仙頭発電所に集められ、大星山、白髪山(本山)、赤星山などを越えて新居浜市に送られている(物部線)。
もみじの一里塚は4つ目(16km)?
一宇トンネルを抜けたカーブの先は、物部町市宇の宮ノ瀬集落。
民家は左右の山の上に点在している。
別役〜別府間はトンネルが多いのでGPSの電波が途切れてしまう。
石立山が見えてきた。
とりあえず、べふ峡温泉を通過。
石立山は北谷を挟んで高知県側に二つの尾根がある。
見えているのは左岸側の尾根で、あまり使われていないが登山道もある。
四ッ足峠に向かって勾配がきつくなる国道を離れて左折。
石立山登山口の錦帯橋に到着。
いつもはここから石立山へ登山。
新錦渓橋の親柱は、愛嬌のあるツキノワグマ。
山へは登らず、べふ峡温泉へ。
駐輪スタンドにコルナゴのクロスバイクが1台。
オーナーは高知市から来たという。
もみじバーガーセット(ユズドリンク、ポテトフライ付)650円。
それに、シカドッグの単品 440円を追加。
■べふ峡温泉■
高知県香美市物部町別府452-8
TEL:0887-58-4181 FAX:0887-58-4183
E-Mail:befukyouonsen@mopera.net
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9月最初の週末は久しぶりの三嶺トレイルへ。
それにしても8月は、たった2回しか山に登っていない。
今月は、一体どうなるのだろう?
<三嶺山頂>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
■(*)コースタイム
光石登山口 8:53(7分)→ 堂床分岐 9:00(27分)→ さおりが原 9:27(51分)→ カヤハゲ 10:18/10:23(29分)→ 三嶺 10:52/11:04(18分)→ 大タオ 11:22(14分)→ 西熊山 11:36/11:39(10分)→ お亀岩 11:49(1分)→ おかめ岩避難小屋 11:50/11:51(25分)→ 渡渉点 12:16(11分)→ 八丁ヒュッテ 12:27(8分)→ 堂床分岐 12:35(9分)→ 光石登山口 12:44
【往路 1時間54分 復路 1時間36分 計 3時間27分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 15.0?
■天気 曇りのち晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
光石からさおりが原経由・カヤハゲコースで三嶺山頂へ。
三嶺からお亀岩まで縦走してカンカケ谷を下る周回コース。
【水平距離 15.033km 沿面距離 15.758km】
【累積標高差 (+) 1639m (-) 1605m】
五王堂へ入る手前の県道49号大豊物部線と217号久保大宮線の分岐。
49号は矢筈山・綱附森方面、217号は三嶺・白髪山方面。
「三嶺」のローマ字表記は、もちろん「Sanrei」。
登山口に着いたのは、予定どおり?の9時前。
なんだか冴えない灰色の空だけど・・・
カヤハゲを通過する「10時過ぎには晴れてくるはず」なのであった。
出発が早すぎると晴れないのだ。
復旧工事が完成した崩壊箇所。
高い所が苦手な自分でも安心して歩けるようになった (^^;)
高知大ワンダーフォーゲル部が名付けた「さおりが原」。
一昔前と違って「原」ではない。
いっそのこと、さおりが原全体を柵で囲んだ方がいいような気がする。
できることなら、麓から三嶺全体を囲みたい。
「おっ!タヌキノチャブクロ?」
朽ち果てた倒木からタヌキノチャブクロ(狸の茶袋)が発生していた。
ホコリタケの仲間には、タヌキノチャブクロによく似たキツネノチャブクロ(狐の茶袋)というキノコがある。
両者の見分け方は、
「赤いきつねと緑のたぬき〜♪」
ではない!
キツネ:外皮に円錐形の小さな棘状の突起が沢山ある(タヌキより白っぽい)
タヌキ:外皮は粉状(希にイボ状)でキツネより少し縦長(キツネより褐色)
キツネ:林内の地上や林道、草原に発生
タヌキ:朽木や切株と周辺の腐植土上に発生
両者とも “ホコリ” を出す前の中が真っ白な幼菌なら食べられる。
カヤハゲはガスガス!
「・・・・・・」
カヤハゲで5分ほど停滞。
少しずつ上がってきてはいる感じではある。
気温は12℃。
動いていないと少し肌寒い感じ。
晴れてきた!
まずまず、予定どおりというところか?
やはり、青空だとやはりテンションが上がるね。
ホソバノヤマハハコ(細葉山母子)はキク科ヤマハハコ属の多年草。
北海道と本州(中部以北)に分布するヤマハハコより葉が細い。
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)はキク科アキノキリンソウ属の多年草。
かつては里山で普通に見られる花だった。
麓は同属のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)に席巻されて見ることが少なくなってしまった。
シコクフウロ(四国風露)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草。
本州(東海地方以西)・四国・九州の山地の草地に分布している。
三嶺の代表的な夏の花でゲンノショウコの仲間。
ハクサンフウロより花弁の色が淡く網目状の筋が多い。
雲は東の空へ移って行った。
誰もいない山頂。
「・・・・・・」
「みんな どこへ行った〜♪」
*実際に口ずさんでいたわけではありません
いつもの風景だけど・・・
この稜線がたまらなく好きだな (≧∀≦)
「草原のペガサス〜♪」
なぜか突然思い出した「地上の星」。
三嶺ー西熊山の最低鞍部は大タオ。
大タオは大きい峠という意味。
下らない方がいいにきまっているけど、下りがないと登りもない。
西熊山までもうひと登り。
ええ感じです。
三嶺から西熊山まで32分。
躄峠(いざりとうげ)のど真ん中から頭を突き出す天狗塚。
山頂に人がいるのが見える。
「アリラン峠」が「矢筈峠」に変わったように、「躄峠」もいつの間にか「天狗峠」に変わってしまった (・_・?)
三嶺から西熊山までの、水平距離 2.6km、沿面距離 2.8km。
累積標高 (+) 290m (-) -365m。
「みんな何処へ行った〜
見送られることもなく〜♪」
それにしても、つばめはいないな・・・
銀河系の中心はどっちだ!
1994年に建築された2代目「おかめ岩避難小屋」は築23年目。
見送られることもないので、さっさと下ろう。
膝が危ないカンカケ谷コースのガレ場。
12時16分、お亀小屋から25分で渡渉点を通過。
足がササで擦れて傷だらけ。
CW-Xは買ってもすぐに岩や木に引っかけて破いてしまう。
欲しいけど、だんだん買うのがもったいなくなってきた。
ヘルメットの二人はどこを歩いてきたのだろう?
八丁ヒュッテ。
フスベヨリ谷には2つの吊り橋がある。
丸太橋が残っているのはヌスビト沢の出合だけ。
12時44分、スタートから3時間51分(休憩含む)で光石登山口へ下山。
1台減った?
いや2台減って1台増えている。
この日が9月の最初で最後の登山となるのであった・・・
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山頂に天照大神が誕生した時の胞衣(えな)を納めたという伝説が残り、それが名前の由来とされる。
長い山頂部を持ち舟覆山(ふなふせやま)とも呼ばれる美濃の最高峰・恵那山を深田久弥も利用した中津川の支流、黒井沢からのルートを登ってみた。
<恵那山山頂付近>
■行先・位置
恵那山(2191m)
長野県松本市・岐阜県高山市/北緯35度36分25秒・東経137度35分52
恵那山(一等三角点 [恵那山] 2190.3m)
長野県松本市・岐阜県高山市/北緯36度26分25秒・東経137度36分02
■ 8月26日(土) 高知〜中津川 ■
ここ2年は8月末の土日の天気が悪かった。
今回は土曜日の朝、日曜日が晴れることを確認してから山行を決行。
当日朝ホテルとレンタカーをネット予約、JRの切符は出発直前に駅で購入。
セブンイレブン Kiosk 土佐山田駅店で飲物などを買って2番ホームへ。
10時25分発の南風10号岡山行きで出発進行!
2000系気動車のエンジンは水冷 直列6気筒 直噴式ディーゼル インタークーラー付ターボ。
世界初の制御付き自然振り子式気動車を実用化
1989年設計の四国旅客鉄道(JR四国)2000系気動車で初めて実用化
<土佐山田 - 中津川>
土佐山田 10:25(南風10号)→ 岡山 12:40/12:53(のぞみ24号)→ 名古屋 14:31/15:00(ワイドビューしなの17号)→ 中津川 15:48
指定席は満席で取れなかったけど、自由席は割と空いていた。
帰りも普通車指定席は満席で取れたのはグリーン席。
<全行程の概略>
■1日目 8月26日(土)
交通機関(JR):土佐山田 → 岡山 → 名古屋 → 中津川
■2日目 8月27日(日)
レンタカー:中津川 → 黒井沢登山口
登山:黒井沢登山口 → 恵那山山頂(公式標高) → 恵那山山頂(三角点)
→ 黒井沢登山口
レンタカー:黒井沢登山口 → クアリゾート湯舟沢 → 中津川
交通機関(JR):中津川 → 名古屋 → 岡山 → 土佐山田
岡山駅23番線で12時53分発 N700系「のぞみ24号」に乗車。
1時前なのでお腹がペコペコ。
駅で買った三好野本店の「お祭りべんとう」1,150円。
名古屋駅10番線で15時00分発の「ワイドビューしなの17号」へ乗車。
383系電車は「南風」と同様、曲線通過時の車体傾斜にコンピュータ制御の制御付自然振子方式を採用している。
振り子式電車は車体の傾斜で架線に接触するパンタグラフの位置が変化する。
これを防ぐために、名古屋〜松本間の架線の位置を傾斜する振り子式車両のパンタグラフの位置に最適化して架設されている。
JR四国の8000系の場合、架線はそのままで、パンタグラフが常に真上を向く架線追従装置が車体側に装備されている。
乗車時間48分、特急しなのは15時48分定刻に中津川に到着。
駅前から正面に見える恵那山。
電車の車窓から見た時は雲に覆われていた山頂付近の雲が取れてきた。
Googleを確認しながら駅から少し離れた「Jネットレンタカー」へ。
登山口までの20kmを1人で往復するだけなので、「コンパクトクラス」で予約したら、すぐに電話がかかってきて「同じ料金でワンランク上の車に変更できるキャンペーン中」ということだった。
手続きを済ませてリサーチしておいた24時間営業の駐車場へ。
マーチかヴィッツ クラスのはずが、フォレスターになって得した気分。
駅前の古くて小さなビジネスホテル「シルクホテル」へチェックイン。
駅周辺に他にホテルなどは見当たらない。
夕暮れ時の中津川駅周辺を歩いて酒場を探索。
恵那山がすっきり見え始め、翌日の登山に期待が高まる。
きれいな夕焼け空の中津川駅前。
何はさておき、どこかの居酒屋へ入ってみよう。
何軒か見て回って駅の近くの山海山(さんかいさん)へ入ってみた。
「山・海・山!」いいんじゃない。
土曜日ということもあって少し混んだ店内のカウンター席を確保。
とりあえずのビールと肴は枝豆と本日のおすすめ サンマ刺身。
トマトスライスと串盛り(つくね、とり皮、焼き鳥、豚バラ串、砂肝)。
いか塩辛と純米吟醸「恵那山」。
旨い・・・
締めはお茶漬け。
まんぞく まんぞく。
■ 8月27日(日) 中津川〜恵那山〜中津川〜高知 ■
登山当日の27日は、黒井沢登山口から恵那山をピストン(日帰り)。
中津川から名古屋、岡山経由で高知まで鉄道の旅。
<恵那山山頂>
深田久弥は焼岳について、その著書「日本百名山」に、
「東海道から分かれて
中山道へ入り、
木曽路にかかろうとする所に、関守のように立っているのが
恵那山である。」
と書いている。
■行先・位置
恵那山(2191m)(標高点 2191m)
岐阜県中津川市・長野県阿智村/北緯35度26分35秒・東経137度35分53秒
恵那山(2191m)(標高点 2191m)
岐阜県中津川市・長野県阿智村/北緯35度26分25秒・東経137度36分02秒
■(*)コースタイム
黒井沢登山口→ 恵那山山頂小屋→ 恵那山山頂→ 三角点→ 恵那山頂小屋→ 黒井沢登山口
黒井沢登山口 6:18(31分)→ 黒井沢避難小屋 6:49(17分)→ 黒井沢支流(右股)7:06/7:09(35分)→ 野熊ノ池避難小屋 7:44/7:45(2分)→ 野熊ノ池 7:47/7:49(28分)→ 好展望地 8:17/8:20(10分)→ 標高点1992m 8:30(35分)→ 水場 9:05(15分)→ 恵那山山頂小屋 9:20/9:23(1分)→ 岩場(展望)9:24/9:29(1分) → 四乃宮(展望所)9:30/9:47(1分)→ 恵那山山頂(公式標高2191m)9:48/9:53(2分)→ 恵那山山頂小屋 9:55(昼食)/10:18(3分)→ 恵那神社奥宮 10:21/10:22(1分)→ 三角点山頂(2190.3m) 10:23/10:38(1分)→ 五乃宮付近 10:39(写真撮影)/10:41(1分)五乃宮 10:42/10:43(4分)→ 恵那山山頂小屋 10:47/10:49(12分)→ 水場 11:01(27分)→ 標高点1992m 11:28(12分)→ 好展望地 11:40/11:43(15分)→ 野熊ノ池 11:58/12:00(31分)→ 黒井沢支流(右股)12:31/12:32(10分)→ 黒井沢避難小屋 12:42(28分)→ 黒井沢登山口 13:10
<往路:登山口〜山頂 2時間56分 山頂〜三角点 6分 計 3時間02分>
<復路:三角点〜登山口 2時間21分 往復:5時間23分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 15.5?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
<ルートマップ>
中津川市の黒井沢登山口から黒井沢避難小屋、野熊ノ池避難小屋、恵那山山頂小屋を経て恵那山山頂(公式標高:2191m)へ。
その後、山頂小屋小屋から南東に400mほどの恵那山山頂(一等三角点:2190.3m)へ。
<垂直プロファイル>
【水平距離15.541km 沿面距離15.906km/累積標高(+)1266 (-)1260m】
5時15分、予定より15分遅れでの中津川駅前を駐車場へ向かう。
期待通りによく晴れて恵那山周辺に雲はない。
中津川市街から南に進み国道19号を横切り国道363号に入る。
(フォレスター いいなあ、乗ってしまうと欲しくなってしまう・・・)
中津川から15分、国道363号の幅員が狭くなった先に案内板があった。
「← 恵那山 黒井沢登山口 10.7km」
ここで中津川に架かる橋を右岸へ渡って恵那山林道に入る。
中津川を遡って黒井沢の出合まで林道を25分(市街から40分約20km)。
6時ちょうどに黒井沢登山口到着。
早めに来たつもりだったけど、最後の方かも?
岐阜県側のメイン登山口と紹介されている割に車は少ない。
近年は長野県側の広河原ルート(最短)を登る登山者が増えているらしい。
古い休憩舎にポスト(郵便受)があった。
ポストの登山届入に登山届を投函。
「黒井沢登山道 野熊の池を経て山頂に至る →」の道標に従って林道へ入る。
黒井沢林道は初めは谷の左岸を通っている。
途中から右岸に移り、右岸の山腹を巻くように進む。
林道は橋の少し先で荒れている。
長い間使われていない様子。
林道から本格的な登山道になった?
と思ったら正面に指導標。
地形図を見ると、一旦左に折れて戻ってきた林道に合流している。
登山道は林道のヘアピンをショートカットしただけだ。
指導標は左が恵那山登山口を示していて、山頂は右→。
林道は右に曲がった登山道のすぐ先で再び左(北)に折れる。
指導標の少し先で黒井沢本流(左俣)の朽ちかけた木橋を渡る。
涼しいと思ったら気温は14℃。
橋を渡った先が恵那山東側の「1992m標高点」から南に下った尾根の先端部で、黒井沢を左股と右股の2つに分けている。
(左俣)は恵那山南東直下、(右股)は野熊ノ池付近から発している。
林道は150mほど上流(北)で沢を渡って南に戻ってくる線形になっている。
登山道が荒れて沢のようになっている。
この辺りは林道が左を並行しているはずなのだが・・・
沢の合流付近に小さな小屋があった。
(これが黒井沢避難小屋!?)
トタンの張りの古びた小屋は使いたいとは思わない。
廃道同然の林道は小屋のすぐ手前まできていたようだ。
避難小屋から少し急登して右股の上部を北寄りに向かう。
右下に沢音が聞こえてくる。
深い森の苔むした沢に架かる古い橋を左岸に渡る。
この辺りから野熊ノ池まで黒井沢(右股)の源流部に沿って登っていく。
日曜日の百名山にしては、登山者が三嶺より少ない感じ。
「山頂まで5.0km」。
斜面に広がるササ原が美しい。
やがて源流部の流れは消えて、狭くなった「峪」を進む。
空が近づいてきた。
左右から迫ってくる濡れたササとイタドリでウェアが湿る。
間もなく小さな尾根状の場所に出た。
道が二手に分かれている。
左の分岐に「野熊ノ池避難小屋」と書いてある。
せっかくなので小屋を見ていこう。
野熊ノ池避難小屋は分岐から10秒程度の所に建っていた。
小さなログハウス風の避難小屋とその内部。
野熊ノ池避難小屋から野熊ノ池まで2分前後。
野熊ノ池の畔にはベンチとテーブルが置かれている。
休んでいたお二人は、時間がかかったので夕べは野熊ノ池避難小屋で泊まったのだそうな。
野熊ノ池から少し進むとカラマツ林が広がっていた。
カラマツの幹にサルオガセがくっついている。
野熊ノ池からひと登り、ジグザグを繰り返すと空が開けてきた。
カラマツ林を抜けて登山道が北向きから西向きに折れると・・・
「南アルプスだ!」
標高1900mを超えた辺りで伊那谷の向こうに南アルプスの展望が得られた。
恵那山は展望がよくないと聞いていたが、悪沢、赤石、聖など南アの主要な山が見えている。
*クリックで山名を表示
北岳や塩見岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳なども。
*クリックで山名を表示
1992m標高点付近から北西に恵那山を望む。
(まだけっこうあるな・・・)
南西(進行方向の左下)に見える山は焼山で右が中津川市街方面。
焼山との間を流れる中津川沿いを右から左に遡ってきた所が登山口。
標高点・1992mから一旦鞍部に下って、標高点2071mの南〜西〜北へと巻くように進んでいく。
南アルプスや中央アルプスと似た雰囲気の森。
セリバシオガマ(芹葉塩竈)は、ゴマノハグサ科 シオガマギク属の多年草。
中部地方の中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、御嶽山などに分布し、亜高山帯から山地の薄暗い針葉樹林の林床に生える。
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)はキク科アキノキリンソウ属の多年草。
草原や明るい森林に生える植物。ここは少し条件が悪い。
水場と「恵那山頂小屋 0.4km」の道標。
空が近くなってきた感じ。
もうそろそろ稜線が近い。
右手に看板みたいなものが見える。
何なのか気になったけど、とりあえず通過。
建物があった。
「恵那山山頂トイレ」と書いてある。
正面に「恵那山 山頂周辺 案内図」が張られている。
トイレのすぐ先に恵那山々頂小屋が建っていた。
登山道は小屋の左を通っている。
「あの岩?」
「裏手の岩場が展望がよいので見逃さないように」とネットにあった。
小屋の裏手に登ってみた。
見える!見える!
雲に隠れた北岳を除いて南アルプスのオールスターが勢揃い。
*クリックで山名を表示
聖岳周辺をズームアップ。
聖岳の右に富士山も頭を出している。
*クリックで山名を表示
少し北に目を移すと、空木岳が見えた。
そろそろ山頂へ行ってみよう。
*クリックで山名を表示
岩場から北に抜けた登山道のすぐ先に恵那神社「四乃宮社」があった。
お賽銭を入れて参拝。
四乃宮社(熊野社)の祭神は速玉男命。
周りにいた人はここが最高点のようだと話している・・・
四乃宮の裏手を東に20mほど抜けた先がちょっとした展望所になっている。
北北東に富士見台(1739m)と神坂山(1684.7m)周辺のササ原が見えた。
その真下を中央自動車道の恵那山トンネルが通っている。
富士見台のすぐ右に神坂小屋が見える。
後ろの山並みは中央アルプス。
中央アルプス山座同定。
昨年歩いた木曽駒ヶ岳から空木岳までの稜線を確認。
主峰の木曽駒ヶ岳や宝剣岳もよく見える。
*クリックで山名を表示
木々の間から御嶽山(3067m)。
2014年9月27日に噴火して多数の登山者が犠牲になった。
山頂左の地獄谷から噴気が上っている。
北アルプスも見えている。
一際高く聳える穂高連峰の中で尖って見えるのは前穂高岳(3090.5m)。
*クリックで山名を表示
やはりおかしい「山頂はどこだ?」
前宮・神坂方面から登ってきた人にも聞いてみたが、どうもよく分からない。
荷物を降ろして地図とGPSを出して確認してみることにした。
どうやら山頂は社から西(前宮・神坂方面)に100mほど先のようだ。
西に1分、約70m進むと、登山道の北側に山頂らしきコブを発見。
ここから先、前宮ルートと神坂峠ルートの分岐までには標高点2182mのコブがあるだけで、概ね下りになっている。
GPSは2190mの等高線が楕円に閉じた「公式標高2191m」の恵那山を示していた。
9時48分、黒井沢登山口から3時間30分(休憩含む)で恵那山山頂に到着!
恵那山山頂にあったのは「中部森林管理局」の細長い杭だけ!
朝日新聞出版の「週刊 日本百名山」には、「恵那山の山頂部では唯一の好展望地で、北から東にかけて、中央アルプスと南アルプスの山々が望める」とあるが、展望はまったくない。
やはり四乃宮東側の展望地と混同している。
付近に道標も何もなく、気づかずに通り過ぎる人が多い。
山頂小屋にもどって昼食。
発前に セブン-イレブン中津川駅前店で買ってきたおにぎり。
(上等うまいね😋)
お昼を済ませて三角点の山頂へ行ってみることにした。
三角点は、黒井沢コースを登ってくると右手(小屋から見ると左)に300mほどスイッチバックした位置にある。
トイレの左にそれらしき道が見える。
トイレのすぐ先が山頂(2191m)と三角点(2190.3m)の最低鞍部。
鞍部に登ってきたとき右手に見えた看板があった。
「注 意
この場所は、汚水を放流すること無く自然の浄化力を生かし土壌内で水分を蒸発散させる処理施設です。
土壌を踏みつけますと能力が低下しますので、立入らないでください。
平成13年11月中津川市役所」
恵那山山頂部は、北西から南東にかけて約1kmと細長い。
恵那山の山頂部分は概ねこんな感じで展望は利かない。
左に見えるのは「五乃宮社」。
帰りに寄ってみよう。
木々に埋もれた六乃宮社(葛城社)の祭神は一言主大神。
三角点山頂のすぐ手前に建つ「恵那神社奥宮本社(七乃宮)」。
伊邪那岐大神、伊邪那美大神を祀る。
イザナギ・イザナミの二神が天照大神をお生みになった時、その胞(えな)をこの山頂に納めたという。
二番目の山頂(三角点)に着いた。
10時23分、登山口から4時間5分(休憩・昼食含む)で三角点山頂に到着。
古い道標は文字がかすれて一部読めない。
「恵那山 2190m」「南信森林管理署 阿智森林事務所」
「○○森林管理署 恵那森林事務所」
広河原コース寄りの道標。
(上)「恵那山 阿智セブンサミット peak of ENA-SAN 標高2,191m」
(下)\ 恵那山2,191m 広河原登山口まで /
(山小屋まで0.2km) 3.1km
Mt.Ena Hirogawara
(2,191mはここじゃないけどね・・・)
恵那山三角点は、公式標高の最高点から南東に約400m。
標高は2190.3mで公式標高2191mとの差は0.7m。
標高点の高さの精度がどの程度のものか分からないけど、2190mの等高線はどちらも閉じている。
70cmは微妙な差だが、ウィキペディアによると「頂上は、山のような起伏のある地形において隣接した他の全ての地点よりも高い場所。」とある。
少しでも高い場所が「山頂」なのだ。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR15337142801
●等級種別:一等三角点
●冠字選点番号:ー
●基準点名:恵那山
●標高:2190.3m
展望台に上がってみた。
見えているのは、恵那神社本社(七乃宮)の屋根。
トウヒやコメツガなどの針葉樹林にぐるっと囲まれて展望は利かない。
青空と白い雲に広がる恵那山頂稜線を山頂小屋へ戻る。
道が右に分岐した場所に恵那神社五乃宮が祀られている。
五乃宮(富士社)の祭神は木花咲開姫大神。
11時前になって少し賑やかになった恵那山頂小屋。
10時49分、山頂小屋を後にして元来た道を下山開始。
三角点山頂西側のトウヒ林の中を下る。
南アルプスを望みながら下山。
雲が多くなってきた。
野熊ノ池上部のカラマツ林。
黄葉の時期も来てみたい。
野熊ノ池の水は澄んでいる。
タカネトリカブト(高嶺鳥兜)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。
木曽駒が岳、御岳山、恵那山、乗鞍岳などの亜高山〜高山帯の草地に生える。
環境省カテゴリ:絶滅危惧?類(VU)
カシワバハグマ(柏葉白熊)はキク科コウヤボウキ属の多年草。
余り日の差し込まない山地の林床に生える。
ムラサキアブラシメジモドキ(紫油占地擬)はハラタケ目フウセンタケ科フウセンタケ属のキノコ。
クリスタルようなテカリがあってフウセンタケの仲間ではとびきり美しい。
見つけるとうれしい立派な食菌なのになぜ「モドキ」なのだろう?
ぱっと見には食べられそうにないが、このキノコに「目が無い」という人がいるほどほど美味しいキノコなので、味噌汁にもパスタにもOK!
黒井沢(右股)に沿って下る。
何だか心地いい。
小さな橋まで下ってきた。
苔むした沢の流れがきれい。
12時42分、黒井沢避難小屋を通過。
黒井沢コースの登山道は整備され過ぎていないのがいい感じ。
黒井沢林道が左岸へ移るともうすぐ登山口。
登山口のゲート。
13時10分、山頂小屋の前から2時間21分で無事下山。
朝より2台だけ増えて、登山口の車密度は光石登山口並み。
山から下りたら温泉!
ということで、中津川の街に入らずに国道19号を北(長野県方面)へ向かう。
ファミリーマート 新中津川落合店のある交差点を右折して岐阜県道・長野県道7号中津川南木曽線(旧中山道)の恵那山山麓を東へ。
恵那山はすでに雲の中。
いいタイミングで登ってきた。
クアリゾート湯舟沢に到着。
夏休み最後の日曜日だったので駐車場は満車。
遠い駐車場から歩くことになった。
レンタカーを返して駅前へ。
列車の時間まで泊まったホテルのカフェに入ってみることにした。
ピザとビールを注文してみた。
なかなかいける😋
■Cafe Silk■
岐阜県中津川市栄町2-7 中津川シルクホテル 1F
TEL:0573-66-7474
山はもう雨が降っているかも知れない。
恵那山バッチを麓でゲット!
中津川駅2番線に止まっていたのは、18時02分発の松本行きの313系電車。
373系の特急型電車によく似ている。
18時10分発の「しなの20号」が1番線に入ってきた。
<中津川 - 土佐山田>
中津川 18:10(ワイドビューしなの20号)→ 名古屋 19:05/19:23(のぞみ195号)→岡山 21:03/21:39(南風27号)→ 土佐山田 23:52
名古屋発19時23分の「のぞみ195号」。
南風27号の普通車指定席は満席のため、やむを得ずグリーン車を利用。
岡山発21時39分の「南風27号」は高知方面行きの最終便。
高知には00時04分に着く。
1989年に世界初の制御付き自然振り子式気動車として登場した2000系は、カーブやカントなどの情報を記録したコンピュータで、適切な車体傾斜角度を計算しながら走行している。
南風が「振り子」を使うのは宇多津駅から先の高知方面の路線で、線形データが入っていない区間では振り子は使用できない。
運用開始から25年以上経過し、老朽化が目立ち始めた2000系。
置き換え用として開発された、空気ばね車体傾斜式の2600系気動車は阿波池田駅以南の連続曲線での走行が難しく、量産が断念されてしまった。
結局、2600系をベースとした振子式車両の製造されることになった。
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早くも秋の気配が漂い始めた三嶺。
光石登山口からカンカケコースを登ってカヤハゲコースを下る、いつもの周回コースで歩いてみた。
<カレーメシ&オールフリー>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
光石登山口 8:28(14分)→ 堂床 8:42(21分)→ 八丁 9:03/9:07(22分)→ 渡渉点 9:29(54分)→ おかめ岩避難小屋 10:23/10:31(3分)→ お亀岩 10:34(20分)→ 西熊山 10:54/11:00(14分)→ 大タオ 11:14(13分)→ いつもの岩 11:27/11:29(25分)→ 三嶺 11:54/12:29(33分)→ カヤハゲ 13:02/13:05(51分)→ さおりが原 13:56/14:00(26分)→ 堂床 14:26(14分)→ 光石登山口 14:40
【三嶺ヒュッテまで 往路 3時間06分 復路 2時間04分 計 5時間10分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間などは含まない
■コース水平距離 15.4?
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は光石登山口からカンカケ谷コースから西熊山経由で三嶺へ。
復路はカヤハゲコースでさおりが原経由で光石登山口まで。
【水平距離 15.415km 沿面距離 15.868km】
【累積標高 (+) 1424m (-) -1407m】
8時過ぎに光石登山口に到着。
三嶺に向かう人はとっくに出発している時間。
崩落箇所の手前も手入れされて歩きやすくなった。
復旧工事が完成して国道のようになった崩落箇所。
これだけきれいなったら当分は大丈夫?
しばらくまとまった雨がなく水量が少ない長笹谷。
花が終わったウメガサソウ(梅笠草)の樹高は10〜15cm。
イチヤクソウ科(APG体系ではツツジ科)ウメガサソウ属の小低木。
白いキノコはツチカブリ?シロハツ?
キノコはよく分からない。
それにしても涼しい!
確か何日か前(8月7日)が立秋だった。
旧堂床小屋付近に群生するのはタケニグサ。
タケニグサの中にポツンと生えるマルミノヤマゴボウ。
花が終わると実が赤くなって目立ち始める。
にょきにょき生えるベニナギナタタケ。
猛毒のカエンタケと違って食べられないことはないらしい。
八丁ヒュッテ(標高1080m)に人の姿はない。
渡渉点の水量も少なめ。
トンビマイタケは人気の高い夏のキノコ。
マイタケより見かけはよくないけど美味しくて香りもよい👍
奥山のブナ林でないと採れない。
天然のトンビマイタケは1kg 5,000円前後で売っている。
カンカケ谷支流沿いの登山道は不明瞭。
荒れ果てたワサビ田。
ワサビが栽培されていたのも、今は昔。
お亀小屋は四国の無人小屋ではよい方だと思う。
おかめ岩避難小屋の前でお亀岩を見上げながら一服 (-.-)y-~~
雲が湧いてきた。
涼しくて快適な西熊山の稜線♪
後方に地蔵ノ頭と天狗峠(鞍部)、右に牛ノ背。
お亀岩を指さす2人は初めてなのだろう。
「お亀岩はどこですか?」
「👈あれです。」
お亀岩に向かって下っていく年季の入った山屋のおじさん。
いつものようにセルフタイマー。
(ここから眺める三嶺は好きだな)
とりあえずコンデジで撮影。
こちらは一眼で撮影。
西熊の山頂でお食事中のみなさん。
食害で一部が枯れた西熊山北斜面のササ原もきれいになってきた感じ。
なだらかで放牧場のよう。
涼しいと思ったら20℃しかない。
この日はよさこい祭りの最終日。
高知市の気温は36℃を記録し猛暑日となった。
大タオから三嶺に向かうなだらかなアップダウンの稜線が美しい。
大タオは西熊山と三嶺を結ぶ稜線の最低鞍部で盗人沢の最上部にあたる。
「タオ」とは山の鞍部のこと。
昔は峠を「タオ」と読んでいて、中・四国には峠・垰の字をタワ・タオと読む地名が多いそうだ。
急な南斜面のササ原のシカ道は薄くなったが・・・
森の中のササやスズタケは食い尽くされていて回復は厳しい。
誰か下ってくる。
(今日はお亀方面に向かう人が多いな・・・)
三嶺をバックにセルフタイマー。
これといったポーズがとれない (^^;)
雲の動きが早い。
涼しくて木陰のない稜線を歩くにはちょうどの天気。
厚い雲で一瞬、山頂が暗くなった。
遠くなった西熊山と天狗塚。
左に綱附森。
キキョウ科のツリガネニンジンが咲き始めると秋が近い。
花期は8〜10月。
シコクフウロは三嶺の代表的な夏の花。
花期は7〜9月。
山頂には数人の登山者。
三嶺は名頃から登る人が圧倒的に多い。
どちらかというと高知県側から登って西熊山やカヤハゲから、近づく三嶺を見ながら登る方がいいとは思うけどね。
ぐるっと周回できるしね。
とりあえず コンデジ。
次に一眼でもう一枚。
発色と解像度がちょっと違うのが分かる。
西熊山と天狗塚を眺めながらランチタイム。
最近こればっかり。
日清製粉とサントリーのコラボCMではない 💦
お昼が済ませたらカヤハゲに向かって出発。
ツルギハナウド(剣花独活)はセリ科ハナウド属の多年草。
環境省レッドデータ 絶滅危惧?B類。
山頂直下に咲くイブキトラノオとホソバノヤマハハコ。
カヤハゲのもう一つの名前は東熊山。
カヤハゲから見上げる三嶺。
のしかかるような雲に覆われてきた。
枝を広げた小さなリョウブの木。
リョウブの花は香りがいいので蜜を吸う昆虫が集まってくる。
5年に1度しか咲かないというリョウブのハチミツは香りが高くて貴重。
若い葉を飯に炊き込んだ令法飯(りょうぶめし)は木曽御嶽山の行者の食物として知られる。
登山道を塞いで大きな木が倒れていた。
さおりが原(標高点1162m)。
ネットの中に群生するマネキグサ。
マネキグサは(招草)はシソ科マネキグサ属の多年草。
環境省レッドリストの準絶滅危惧(NT)。
高知県レッドリストの絶滅危惧II類(VU)。
木陰に咲くダイコンソウはあまりぱっとしないのでめったに撮らない。
日が差していたので撮ってみた。
高山植物のミヤマダイコンソウと比べると地味。
誰でも安心して通れる道になった。
14時40分、光石登山口に下山。
今日も旨いビールが飲めそうだ!
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梅雨明け宣言後も続く梅雨空?
スッキリしない空模様が続く7月末の週末。
高知・愛媛県境の大森山と佐々連尾山を訪ねてみた。
佐々連尾山(三等三角点 [大平] 1404.2m)
高知県本山町・愛媛県四国中央市/北緯33度52分55秒・東経133度33分15秒
大森山(標高点 1433m)
高知県本山町・愛媛県四国中央市/北緯33度52分44秒・東経133度32分38秒
■(*)コースタイム
白髪山隧道登山口 8:10(4分)→ 谷 8:14/8:15(8分)→ 広場 8:23/8:24(9分)→ 支尾根 8:33/8:40(12分)→ 県境尾根 8:52/8:56(1分)→ コブ(1200m)8:57(8分)→ 送電鉄塔 9:05/9:06(8分)→(猿田峠 9:08)→ 標高点1194m 9:14(39分)→ 岩塔 9:53/9:59(13分)→ 大森山 10:12/10:16(32分)→ 佐々連尾山 10:48/10:56(39分)→ 大森山 11:35(11分)→ 岩塔 11:46(昼食)/12:24(21分)→ 標高点1194m 12:45(3分)→ 猿田峠 12:48/12:49(13分)→ 作業道終点 13:02(4分)→ 谷 13:06(3分)→ 白髪隧道登山口 13:09
<往路 2時間14分 復路 1時間34分 計 3時間48分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 7.0?
■天気 曇り
■楽しさ ★★★★★(満点)
愛媛県道126号(上猿田三島線)から高知県道264号(坂瀬吉野線)に入った所の白髪隧道登山口から大森山・佐々連尾山をピストン。
の予定がちょっとルートを間違えて面白い尾根歩きをプラス。
【水平距離7.028km 沿面距離7.372km/累積標高差(+)836m (-)827m】
県道6号高知伊予三島線から県道126号へ入る。
「おっ!」
山沿いの道を進むと急に空が広くなって猿田の集落に入った。
ぱっと見10戸程度はあるだろうか。
分岐で目立っていたカツラの案内板。
「県指定天然記念物 カツラ 1000m」
「市指定天然記念物 カツラ 300m」
「大きいがやおか?」
ちょっと気になるので帰りに寄ってみよう。
やっと白髪隧道に着いた。
中は真っ暗で怖い。
自転車などでは通りたくない。
白髪隧道の高知県(本山町)側登山口到着。
白髪山からはかなり距離(直線距離で約7km)がある。
(どちらかというと大森隧道だけど・・・)
右奥の平坦な稜線が大森山のようだ。
(行ってみて分かったことだが、左の急な尾根を登ることになる)
白髪山隧道横から分岐する作業道へ入る。
起点が崩れてコーンが置かれている。
長く使われていない道は少しずつ狭くなってくる。
愛媛県側(カツラの案内板)から猿田峠、大森山に向かって林道が抜けているので、宇摩森林組合の森林整備にはそちらが使われている。
起点からほんの数分で小さな谷に出た。
(ここは谷を横断してまっすぐ進むべきだったのだが・・・)
谷に向かってテープがあったのでテープを信じて谷の右岸へ取り付く。
(初っぱなから大間違い)
空は見えているけどなかなかの急登。
(テープはあるんだけどね・・・)
(猿田峠に向かうにはちょっと早い気がするが・・・)
ますます怪しくなる。
何の疑問も持たずに平気で登っていくところが怖い (^_^;)
(登山ガイドに載るような「まとも」な山にこんな道があるはずない)
どうやら白髪隧道の西側に向かっている気がする。
木が伐採された広場に出た。
テープは伐採すべき場所を示していたのかも知れない。
完全にルートを間違ったようだ。
しかし、けっして道に迷っている訳ではない!
今いる場所も分かるし、向かうべき方向も分かっているのだ。
広場から鉄塔と送電線(住友共同電力・物部線)が見えた。
あの辺りが猿田峠だ。
遠回りになった ( ̄。 ̄;)
とりあえず上へ。
森の中を、向かって南側の支尾根(東向き)に進む。
何となく道っぽい。
峠のようになっていて、テープも尾根を超えている。
作業のためのテープにだまされたらしい。
でも特に問題ではない。
引き返そうとも思わない。
県境尾根に出て北に進めばよいだけなのだ。
尾根の右側には大きな岩壁。
ヒノキとシャクナゲが混在する支尾根を県境尾根へと向かう。
こういう場所も嫌いではない。
コケや小さな植物が密生する岩の横を這い上がるように抜ける。
(いい感じ♪)
空が近づいてきた。
境界杭があった。
県境尾根に出たらしい。
県境尾根に出たらもちろん右へ進む。
左(写真手前側)は玉取山方面。
岩を乗り越えて上へ上へ。
楽しい。
間もなく、登ってきた支尾根の最上部(約1200mのコブ)を通過。
県境尾根には明瞭な踏み跡がある。
小さな鞍部には左右からの踏み跡もある様子。
スズタケの中を少し登ると・・・
小さなコブにでた。
コブから鉄塔の先が見えた。
「あの尖ったのがが大森山?」
けっこうきつそう!
大森山の最高地点は400mほど東(右奥)のなだらかな部分なのだが、地形図では尖ったピーク付近に「大森山」の表記がある。
山麓の人々は目立つピークを意識して山の名前を付けたのだろう。
いくつかのピークが連なる尾根では最高地点に山の名前が付いているとは限らないし、三角点などの基準点も山頂にあるとは限らない。
作業道に出た。
カツラの案内板があった分岐からきている林道だ。
この辺りが猿田峠(白髪隧道の真上)のはず。
白髪隧道からの登山道は帰りに探すことにしよう。
作業道を離れて右側の登山道へ入る。
道の様子は手前の尾根と大して変わらない。
標高点1194m付近。
お助けロープのある小さな岩。
でかい岩!
「これ登るの?」
トラバースかと思ったらルートは右下から左上に。
お助けロープがあるが、触らなくてもよじ登ることが可能。
色々な岩が点在。
至るところにお助けロープがある。
この大岩は右側をトラバース。
「ガイドブックにあった岩塔やおか?」
後ろから回り込んで岩塔の上に出た。
ガスっているけど、眼下に猿田峠と鉄塔が見える。
白髪隧道の本山側出口付近と車も確認できる。
梅雨は明けてないと思う。
峠の向こうにぼんやりと見えるのは標高点1274mピーク(左)と玉取山(1330.4m)。
登山道に横たわるブナを跨いで。
大森山の西のピークに出た。
地形図上ではここが「大森山」になっている。
麓から見ると、尖っている「ピークらしさのあるピーク(岩塔辺りからこのコブ辺りまで)」が山頂なのだ。
東西に約400mと長い山頂部分を西から東へと進む。
南から見ると尖って見える大森山も実際は尖っていない。
物部のとんがり山「平家ノ森」みたいなものだ。
愛媛県側(北)は、なだらかな地形。
あれが最高地点か?
「大森山 1433」の板がないと山頂だと分からないぐらいの小さなコブ。
一応、ここが大森山の最高地なのだが、地形図の表記からすると「偽ピーク」ということになるのだろう。
もちろん、山麓の猿田集落からこの場所は見えない。
大森山から佐々連尾山を探してみる。
左寄りの高く見えるササ原のピークが佐々連尾山のようだ。
佐々連尾山の手前に目立つコブは2つ。
残り1km程度か。
けっこうアップダウンがありそうだ。
「30分っていうところやね。」
シャクナゲが群生する尾根を下る。
スズタケのヤブコギ。
お助けロープの岩場を抜けて一つ目のコブへ。
視界が開けて佐々連尾山が目の前に。
かつて、北側中腹には別子銅山に次ぐ産出量の佐々連鉱山があったという。
気持ちいいササ原の縦走路。
もう一息。
ササが濡れているのでパンツも濡れてきた。
アオベンケイやシダ植物が生えるブナ。
10時48分、登山口から2時間38分(休憩含む)で佐々連尾山に到着。
パンツはぐっしょり。
ついでにブーツの中まで浸水!
道標の左右に道が分かれているように見える。
左が工石山、カガマシ山方面への縦走路だろう。
右は高知県側の林道へのルートだろうか?
大森山にも南側の尾根を登るルートがあるようだ。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033645401
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:菜36
●基準点名:大平
●標高:1404.2m
佐々連尾山から大森山を望む。
「どこでお昼にしよう?」
(やはりあそこか・・・)
時々、思い出したように日が差した。
季節を変えてまた来てみたい。
腰を下ろすのに適当な場所もなく、岩頭まで戻ってランチタイム。
スパイシーカレーメシ。
これさえあればなんとかなる。
天気さえよければ、なかなか面白いルートだと思う。
「ここか?」
猿田峠に戻って分岐を発見。
こんな所に道標があった!
鉄塔から県境尾根左側の林道に下りたので気がつかなかった。
少し高知県側寄りを歩くとここに出るのだ。
上等の道があるじゃないか!
石畳のような登山道。
まもなく作業道に出る。
登山道の入口付近に道標があった。
手前の谷の辺りにも1つほしい。
作業道の終点が登山道の登り口。
ほんとはここを歩いてくるはずだった。
向こうのピークが標高点1274mで、あの手前の尾根を登ったようだ。
流された作業道を渡る。
件の谷に出た。
手前にもテープがあるじゃないか!
振り向いてルートを再確認。
右奥に続く道をまっすぐ行けばよかったんだ。
何の疑いもなく獣道よりひどい尾根を登る方がおかしいのだ!
13時09分、無事下山。
猿田峠までのルートが核心部だったように思う。
今日も冴えない天気だったけどなかなか面白い山だった。
汗と露でグッショリのウェアはスッポンポンになって着替えた。
誰も通らないので大丈夫。
帰りはカツラの見物。
まずは分岐から300mの四国中央市指定天然記念物のカツラへ。
「市指定天然記念物 カツラ」の説明板。
場所は玉取山から北北東に550mの標高約1010m地点。
思ったより大きい。
カンカケのより少し大きいかも。
後ろ側から。
次は県道から1kmほどの愛媛県指定天然記念物のカツラ。
場所は玉取山(1330.4m)から北東に600m、標高1060mの地点。
「目通り14m、根回り15m、樹高38m」
四国ではカツラが少なく、この木は愛媛県一なのだそうだ。
これは立派なご神木
(*)瑞垣(みずがき)に囲まれている!
*瑞垣とは神社や神域周囲の玉垣のこと。瑞牆山(みずがきやま)の瑞牆と同じ
でかい!
まだウバ(姥)になっていない?ウバユリが咲いている。
すばらしい!
四ッ小屋谷川のヤツも大きいけどこれは負けていない。
トチノキも抱き込んでいるので余計に大きく見える。
なんとも神々しい (*^_^*)
カツラは蘖(ひこばえ)の葉が開いている時期がいい。
見に来る価値はあると思う。
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梅雨明け宣言はあったものの、何だかスッキリしない空模様の週末。
夕方の飲み会で旨いビールを飲むために、三嶺を目指してみたものの、足の調子も何だか冴えなかった。
白髪山(三等三角点 [白髪山] 1769.8m)
高知県香美市/北緯33度48分36秒・東経133度59分35秒
三嶺(二等三角点[三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
白髪山登山口駐車場 8:31(1分)→ 白髪山登山口 8:32(24分)→ 白髪山 8:56/9:09(19分)→ 白髪山分岐 9:28(18分)→ カヤハゲ 9:46/9:47(37分)→ 三嶺 10:24/10:31(24分)→ カヤハゲ 10:55(26分)→ 白髪山分岐 11:21/11:24(27分)→ 白髪山 11:51(16分)→ 白髪山登山口 12:07(1分)→ 白髪山登山口駐車場 12:08
<往路 1時間39分 復路 1時間34分 計 3時間13分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 10.3?
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)
白髪山登山口から白髪山を経てピストンする最短(*)コース。
*山と高原地図には示されていない(白髪)避難小屋登山口からのルートを除く
【水平距離10.297km 沿面距離10.717km/累積標高差(+)1202m (-)1167m】
白髪山登山口到着は、のんびり土佐時間の8時15分。
先客は軽トラ一台。
新らしい葉を伸ばすクマザサの登山道。
今の所、いい感じの青空だけど・・・
体が重い。脱水事件から体調はイマイチ?
ササの中にポツポツと咲くタカネオトギリ。
なんだか怠い。
三嶺は雲を被っているし。
ここで引き返したいぐらいだけど・・・
梅雨は明けたはずなのに、まだ梅雨のような空模様。
いまいちテンション上がらない。
白髪分岐が遠く感じる。
重い腰をあげて行ってみることにした。
白髪分岐。
ちょっと冴えない梅雨空のような三嶺。
トモエソウ(巴草)はタカネオトギリと同じオトギリソウ科オトギリソウ属。
オトギリソウの仲間とは思えないほどでかいけど、葉の形、花の色などはよく似ている。
初めて見たのは前穂高の奧又白谷沿いの登山道だった。
斜面に群生するタカネオトギリ。
カヤハゲから三嶺。
よしよし!
天狗岩周辺。
山頂直下。
晴れ間が消えていく!
山頂直下に咲くシコクフウロとイワキンバイ。
四国東部の高所に分布するシコクトリアシショウマ。
山頂周辺に咲くコメツツジ。
ピークを過ぎてはいるが、今年はまずまずの当たり年だったようだ。
10時24分、1時間53分(休憩含む)もかかって、やっと三嶺到着。
またガスってしまった。
11時51分、白髪山まで帰って来た。
涼しいけど、湿度が高くて脱水気味。
おまけに貧血気味でフラフラ (>_<)
途中でお会いした方の車が一台。
12時08分、山頂から1時間37分のローペースでやっと下山。
やれやれ、何とか帰ってくることができた。
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日本屈指の大岩壁を抱える荒々しい山容の谷川岳。
クライマーでなくても一ノ倉沢の名前に引かれるものがある。
200人余りの命が失われた「魔の山」としても有名な上越国境の名峰をロープウェイを使って手軽に登山。
<谷川岳>
深田久弥は焼岳について、その著書「日本百名山」に、
「こんなに手近に、
こんなみごとな岩壁がある以上、
岩登りの好きな連中が
ここに集まるのも無理はない。」
と書いている。
■行先・位置
トマノ耳(薬師岳)(標高点 1963m)
群馬県みなかみ町・新潟県湯沢町/北緯36度50分4秒・東経138度55分49秒
オキノ耳(谷川岳)(標高点 1977m)
群馬県みなかみ町・新潟県湯沢町/北緯36度50分14秒・東経138度55分49秒
一ノ倉岳(三等三角点 [谷川富士] 1974.1m)
群馬県みなかみ町・新潟県湯沢町/北緯36度50分50秒・東経138度55分28秒
茂倉岳(標高点 1978m)
群馬県みなかみ町・新潟県湯沢町/北緯36度50分57秒・東経138度55分0秒
■(*)コースタイム
谷川岳ロープウェイ土合口駅(746m)7:10(13分)→ 谷川岳ロープウェイ天神平駅(1,319m)7:23
天神平 7:31(23分)→ 天神峠分岐 7:54(26分)→ 1460m地点 8:20(休憩)/8:26(3分)→ 熊穴沢避難小屋(いわお新道分岐) 8:29/8:30(25分)→ 1580m地点の岩 8:55/9:01(16分)→ 天狗の留まり場 9:17/9:18(25分)→ 1790m地点 9:43/9:53(25分)→ 谷川岳肩の小屋 10:18/10:33(10分) → トマノ耳(薬師岳)10:43/10:50(18分)→ オキノ耳(谷川岳山頂)11:08(昼食)/11:36(8分)→ 冨士浅間神社奥の院 11:44/11:47(42分)→ 鞍部(1840m)12:29/12:32(24分)→ 一ノ倉岳 12:56/13:08(25分)→ 茂倉岳 13:33/13:41(13分)→ 茂倉岳避難小屋 13:54/14:00(29分)→ 標高点1683m 14:29/14:34(40分)→ 中矢場の頭(標高点1490m)15:14/15:25(1時間03分)→ 1150m地点 16:28/16:34(1時間12分)→ 土樽 17:46
<往路 2時間51分 復路 5時間16分 計 8時間07分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 11.1?
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
<ルートマップ>
行き:谷川岳ロープウェイ天神平駅から天神尾根コースで谷川岳に登頂。
帰り:谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳まで縦走して茂倉新道を土樽へ下山。
<垂直プロファイル>
【水平距離11.142km 沿面距離11.696km/累積標高(+)1072 (-)1668m】
朝6時の関越自動車道 赤城高原サービスエリア(下り)。
「日本一のモグラ駅」として有名な上越線土合駅の上り線を横断。
下り線は西側(右手)の地下70mの新清水トンネル内にあって上り線と下りホームの高低差は81m。
下りホームから駅舎のある上り線に来るには、462段の階段(長さ338m)を上り、143mの連絡通路、さらに24段の階段を上る必要がある。
6時55分、谷川岳ロープウェイ土合口駅(谷川岳ベースプラザ)に到着。
1階〜5階は駐車場でバスが止まっている正面入口は建物の6階。
(6階の一部と7階にも駐車場あり)
ロープウェイ乗り場(746m)で順番待ち。
複式単線自動循環式ゴンドラは、下ってきたゴンドラが駅でぐるぐる回って上がっていく方式。
定員22名で料金は片道1,230円、往復2,060円。
今回は片道だけの利用となる。
7時09分、土合口駅をスタート。
2本のワイヤーに支えられているため風に強く安定感があるという。
ロープウェイは7時23分、15分弱で天神平駅(1,319m)に到着。
谷川岳天神平スキー場は、東武鉄道グループの谷川岳ロープウェー(株)が運営している。
外に出ると谷川岳らしき山が見えた。
多分、あれやろう・・・
登っていく人が見える。どうやらあれが登山道。
思ったよりよい天気か?
ガスがかかる谷川岳。
晴れてくれるかな?
脊梁山脈付近から日本海側に分布するタニウツギ。
四国に分布するヤブウツギの濃い赤と比べると上品な感じ。
天神尾根の整備された登山道。
ガスが少なくなってきている感じ。
けっこうしぶい。
晴れてきた!
の〜んびり歩いて「熊穴沢避難小屋」に到着。
小屋のすぐ横に、二俣へと下る「いわお新道」との分岐がある。
避難小屋を過ぎると、天神尾根の坂が少しきつくなってくる。
上に見えるコブ?まで列が続いている!
まあ、慌てても仕方がない。
のんびり行こう。
急登を登りきると視界が開けた。
左(西)側に見えてきたあの山は何だ?
全体が岩だ。
少し尖ったピークが見えるが・・・
岩尾根の先に山頂付近?が見えてきた感じ。
それにしても人が多い。
なだらかな丘の上の小さな岩が「天狗の留まり場」。
あれは、どうやら俎嵒(まないたぐら)と呼ばれる岩峰のようだ。
なんだか気になる俎嵒は、西へ延びる上越国境主稜線のオジカ沢ノ頭から南西に分岐する尾根の主峰。
左の尾根は爼?から川棚ノ頭、小出俣山(おいずまたやま)、東へ曲がって阿能川岳などに囲まれた「谷川」流域の山々だ。
テッペンのガスが晴れた俎嵒の標高は約1,800m△
(1800mの等高線が閉じてないので何メートルが足らないかも)。
元々はこの俎嵒が「谷川岳」で、左下(南側)が利根川支流の「谷川」で川下には「谷川温泉」がある。
国土地理院が地形図の表記を誤ってから、トマ・オキの二つ耳が谷川岳と呼ばれるようになってしまったということだ。
「元祖」谷川岳だけなのだから、目を引くはずだ。
(ガッテン、ガッテン)(^o^)
天狗の留まり場で俎嵒の方向を見ながら地形図を確認する人がいる。
それにしても蒸し暑い。
もう少し涼しくならんかなあ。
(汗かきの自分はどちらかというと暑いのは苦手)
ヤマブキショウマ(山吹升麻)はバラ科ヤマブキショウマ属の多年草。
ユキノシタ科のトリアシショウマに似ているが、平行した葉脈がはっきりしているところがポイント。
若い葉は天ぷらや和え物、汁の実、バター炒めなどに幅広く利用される。
ササ原の緑が美しい天神尾根。
雪渓を通るのか?
県境主稜線は右側のオジカ沢ノ頭(右のピーク)を越えて西へ。
万太郎山、毛渡(けど)乗越、エビス大黒ノ頭、仙ノ倉山、平標山(たいらっぴょう)を経て三国山に至る。
オジカ沢ノ頭の少し手前の地下を上越新幹線(大清水トンネル 全長22,221m)が、向こう側(俎嵒の真下)を関越自動車(関越トンネル 10,926 m(下り)11,055 m(上り))が通っている。
優しい黄色のゼンテイカ!
ゼンテイカ(禅庭花)はユリ科ワスレグサ属の多年草。
一般的には「ニッコウキスゲ」と呼ばれることの方が多い。
歩いて来た天神尾根を見下ろす。
ロープウェイの天神平駅が見える。
ウラジロヨウラク♪
ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木。
尾瀬でも見たことがある。
どうやら雪渓を通るらしい。
なんとなくうれしくなる雪渓は真ん中付近を横断して通過する。
冷気が下ってくるので少し涼しい。
雪渓のスプーンカットと青空。
元祖「谷川岳」の俎嵒(左)と主稜線のオジカザワの頭(右)。
奧に万太郎山(1954.1m)、その左に東俣ノ頭。
そしてエビス大黒ノ頭(1888m)など。
小屋に着いた。
小屋の広場でしばらく休憩。
トイレは建物の後ろ側。
谷川岳肩の小屋。
山バッチをゲット。
アクセントにあしらわれている花はホソバヒナウスユキソウ。
尾瀬の至仏山と谷川岳の蛇紋岩地に分布している。
小屋の前から主稜線と俎嵒を望む。
すぐにでも行きたい衝動にかられてしまう (^^;)
小屋の近くに咲くミヤマキンポウゲ。
里山や低山に生えるウマノアシガタの仲間。
いざ!山頂へ。
小屋の近くにヨツバシオガマの群生。
東から西黒尾根が合流。
賑わうトマノ耳。
谷川岳山頂トマノ耳(1963m)に到着。
これから行くオキノ耳の方が14m高いので実際はそちらが山頂。
トマノ耳の西黒尾根とオキノ耳の東尾根の間は雪渓が残るマチガ沢。
オキノ耳(谷川岳山頂)と切れ落ちる東尾根!
マチガ沢最上部の雪渓。
ミヤマカラマツ(深山唐松)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。
カラマツソウと違い托葉がなく、雄しべの花糸の基部が細くなるのが特徴。
赤い萼のように見えるのはミヤマカラマツの果実。
ミネウスユキソウ(峰薄雪草)はキク科ウスユキソウ属の多年草。
四国にも分布するウスユキソウの高山型。
ウサギギク(兎菊)はキク科ウサギギク属の多年草。
よく見かける高山植物。
ミヤマダイコンソウ(深山大根草)はバラ科ダイコンソウ属の多年草。
低山のダイコンソウより被写体向き。
タカネバラ(高嶺薔薇)はバラ科バラ属の落葉低木。
本州(尾瀬・中部地方)・四国(剣山・東赤石山)などに分布。
ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。
ダイモンジソウの高山型で小さい。
ハクサンオミナエシ(白山女郎花)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草。
秋の七草オミナエシの近縁種で別名はコキンレイカ。
谷川岳の最高地点、オキノ耳(1977m)。
11時08分、谷川岳山頂(オキノ耳)に到着。
オキノ耳から見下ろすトマノ耳は14m低い。
山頂直下の東尾根の左に一ノ倉沢。
沢の下を上越線の清水トンネルが通っている。
また、雪渓の先には国道291号が見えるが、通行不能な区間が多くて廃道同然となっているという。
軽く昼をとってオキノ耳を後にする。
鳥居が見えてきた。
登山道の周りには色んな花が咲いている。
三嶺のコメツツジより、花も葉もひとまわり大きい。
葉の様子からするとオオコメツツジではないみたい。
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)はシソ科イブキジャコウソウ属の小低木。
別名はイワジャコウソウ、ナンマンジャコウソウ。
「タイム」と呼ばれるヨーロッパ原産のタチジャコウソウの仲間。
名前は伊吹山に多く麝香のような芳香があることに由来する。
ホソバコゴメグサ(細葉小米草)はハマウツボ科コゴメグサ属の一年草。
半寄生植物で上越国境周辺の谷川岳・至仏山・笠ヶ岳などに分布する。
北アルプスでよく見かけるミヤマコゴメグサの花の上部は紫色だが、ホソバコゴメグサは白で葉が小さい。
久しぶりに見ることができたムシトリスミレ!
石立山のムシトリスミレは最近見ていない。
小さなピンクの花をたくさんつけるシモツケソウ。
四国の山にも分布している。
四国には白い花をつけるシコクシモツケソウ(絶滅危惧種)も見られる。
アオヤギソウ(青柳草)はユリ科シュロソウ属の多年草。
花期は6〜8月で分布は北海道・本州(東北・関東・中部)。
四国で見かけるホソバシュロソウと比べるとでかい。
山頂から北に約100m、冨士浅間神社奥の院の鳥居が建つ。
奧に小さな祠が見える。
稜線の東側(群馬県側)、一ノ倉沢大岩壁上部の様子。
尖った岩峰が烏帽子岩か?
ガスに包まれた一ノ倉岳?がぼんやりと見えてきた(奧)。
眼下には一ノ倉沢。
よく写真で見るアングルで下からも見てみたい。
一ノ倉岳(奧)の右下に一ノ倉尾根。
振り返って、オキノ耳の谷川岳東尾根。
東尾根の手前(北)は大岩壁に刻まれた岩の支尾根が切れ落ちる。
ノゾキから一ノ倉沢は、実際あまりよく見えない。
ゴゼンタチバナ(御前橘)はミズキ科ミズキ属の多年草。
和名は白山の最高峰「御前峰」に由来している。
亜高山帯-高山帯の針葉樹林などに育つ。
4枚の白い花びらのように見えるのはヤマボウシと同じように総苞片。
真ん中にたくさん集まっているのが花。
タテヤマウツボグサ(立山靫草)は、シソ科ウツボグサ属の多年草で本州(中部以北)の亜高山帯に自生している。
ノーマルはウツボグサとの違いは短い花穂に形花が密集するところ。
お馴染みのハクサンフウロと、とげが鋭いジョウシュウオニアザミ。
ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊)はキク科アザミ属の多年草。
群馬・新潟県境と隣接する福島・長野の山域のみに分布。
オノエラン(尾上蘭)はラン科カモメラン属の多年草。
本州中北部および紀伊半島に分布する。
ツバメオモトと間違える人が多いらしい。
唇弁の奥の「W」の模様がポイント。
谷川岳と一ノ倉岳の最低鞍部から登り返しながら谷川岳を望む。
冨士浅間神社奥の院の鳥居が見える。
稜線の東側(群馬県側)に対して反対側の西側(新潟県側)はなだらか。
北アルプスなどでも北〜西側と南〜東側では非対称な地形が多い。
一ノ倉岳山頂南面の急登。
もう一度谷川岳。
かっこいい♪
2000mに満たない山とは思えない。
一ノ倉岳山頂とコルゲートでできた小さな避難小屋。
一等三角点の名称は「谷川富士」。
標高はオキノ耳より3mほど低いだけ。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR15538271302
●等級種別:一等三角点
●冠字選点番号:真3
●基準点名:谷川富士
●標高:1974.1m
一ノ倉岳山頂の石柱。
コケモモ(苔桃)はツツジ科スノキ属の常緑小低木で北海道・本州(中部以北)・四国の高山に分布する。
果実は完熟すると甘酸っぱく「マウンテンクランベリー」と呼ばれ食用になる。
アカモノ(赤物)はツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木で北海道・本州(近畿以北)・四国の低山帯〜亜高山帯に分布。
花が終わると萼が成長し、果実を包み込み、赤色の偽果となる。
別名イワハゼ(岩黄櫨)。
気持ちよい縦走路を茂倉岳へと向かう。
タテヤマリンドウ(立山竜胆)はリンドウ科リンドウ属の越年草。
ハルリンドウの高山型変種で花の色が淡いパステル系。
ミヤマリンドウとの違いは花冠には明瞭な線状の模様が入ることと、葉があまり開かずに茎を抱くようにつくこと。
イワイチョウと三嶺にも咲くマイヅルソウ。
コイワカガミ(小岩鏡)はイワウメ科イワカガミ属の多年草。
生育環境は幅広く、イワカガミの違いは大きさだけとする説が有力。
ミツバオウレン(三葉黄蓮)はキンポウゲ科オウレン属の多年草。
花弁に見える白い部分は萼片で黄色く見える部分が花弁。
あれっ!?
めずらしい淡いピンクのタテヤマリンドウ!
可愛い・・・
涼しい雪渓の周辺でグループが涼を取っている。
谷川岳より1m高い1978mの茂倉岳山頂。
道標が折れている。
???
ミソガワソウやウツボグサなど、シソ科の花に近い気はするけど・・・
何だろう?
茂倉岳から県境尾根の縦走路を外れて茂倉新道を下る。
「コウゾリナ」の名が付く高山の植物はミヤマコウゾリナとカンチコウゾリナは2種類、葉の形からするとカンチの方か。
カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)はキク科コウゾリナ属の2年草。
花は濃い黄色で黒みを帯びた総苞片や茎、葉、剛毛がある。
葉は互生し柄がなく不規則な鋸歯がある。
ハクサンチドリ(白山千鳥)はラン科ハクサンチドリ属の多年草。
北海道から本州(中部地方)にかけての高山帯に分布。
和名の由来は石川・岐阜両県にまたがる白山に多く、千鳥の飛ぶ姿に似ていることから。
オタカラコウ(雄宝香)はキク科メタカラコウ属の多年草。
こちらは四国にも咲いている。
高校山岳部のパーティと茂倉岳避難小屋。
この夏のインターハイ登山大会は山形の蔵王山系・月山で行われる。
群生するヤマブキショウマ。
花弁より飛び出す20〜30個の雄しべが目立つ。
葉は2回3出複葉の小葉9枚で構成され平行する葉脈が深く明瞭。
ジョウシュウキオン(上州黄苑)キク科キオン属の多年草で上越特産種。
草丈60-100cmと背が高い。
葉の裏が紫をしている。
葉のヘリは全縁とされるが、鋸歯があるんだけど・・・??
違うのかなあ?
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)はユリ科ギボウシ属の多年草。
北海道〜九州まで広い地域に分布している。
早春の若葉は山菜のウルイとして利用される。
同じユリ科のバイケイソウにそっくりで、よく中毒事故が発生している。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)はキク科ヒヨドリバナ属の多年草。
北海道・本州(中部地方以北)・四国に分布。
花色は赤みを帯びるものもと白色がある。
アサギマダラの好物。
登山者が少なく静かな茂倉新道。
クルマユリ(車百合)はユリ科ユリ属の多年草。
北海道・本州(中部以北)・大台ヶ原山・剣山の高山帯から亜高山帯の草原に分布する。
茎の中ほどの葉が車輪のように輪生している。
これ、普通のキオン?
葉の色は裏も表も普通に緑色。
標高点・1683m?
標高点・1683mピークで一休み。
ガスで周りは見えない。
花がきれいに輪生したタテヤマウツボグサを上から。
同じくジョウシュウキオンを真上から。
キンコウカ(金光花、金黄花)はユリ科キンコウカ属の多年草。
北海道・本州(中部以北)に分布し亜高山〜高山の湿原、湿地などに自生。
これ、初めて見た気がする。
赤い雄しべがアクセントになって、花だけ見ると何となくヒメキリンソウに似た感じの花。
標高点1490mの矢場ノ頭。
なかなかいい感じの尾根道。
いつの間にかグループの殿(しんがり)になっていた。
ツルアリドオシ(蔓蟻通し)はアカネ科ツルアリドオシ属の蔓性の多年草。
先端が4裂する花冠の内側には毛が生える。
上の花はめずらしく5裂。
高速道路を通る自動車の音が聞こえてきた。
麓は近い。
←茂倉岳 土樽駅→ の道標。
下にはタクシーの利用案内が張られている。
17時46分、土樽の広い駐車場に到着。
はら減った〜!
宿泊先のホテルで夕食。
さすが魚沼地方。
ごはんがうまい。
ラーメンショップ湯沢駅前店のネギミソチャーシューメン。
翌日の越後湯沢駅。
通過する北陸新幹線が見える北陸自動車道の有磯海(ありそうみ)サービスエリア上り線(滋賀/米原JCT方面)で昼メシ。
山から下りたら肉。
昼メシを済ませたら、後は高知に向かって帰るだけ。
それにしても、北関東や北陸北部(新潟)から東北の山は遠い。
四国からだと北アルプスへ行くのより不便。
東京の人が羨ましい。
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梅雨の晴れ間を狙って石鎚山脈主稜線を桑瀬峠から瓶ヶ森まで歩いてみた。
尾根沿いに走るUFOライン(町道瓶ヶ森線)を眼下に伊予富士や東黒森などいくつかのピークを越えて瓶ヶ森に至る登山道はよく整備されていて、高知愛媛県境からの展望を存分に楽しむことができる。
<瓶ヶ森>
■行先・位置
伊予富士(三等三角点 [伊予富士] 1756.2m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度47分17秒・東経133度14分53秒
東黒森(標高点 1735m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度46分58秒 東経133度14分13秒
自念子ノ頭(三等三角点 [黒森] 1701.8m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度46分50秒 東経133度13分19秒
西黒森(標高点 [・1763] 1763m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度47分40秒 東経133度12分21秒
瓶ヶ森(三等三角点 [伊予富士] 1896.5m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度47分41秒 東経133度11分36秒
■コースタイム
寒風山登山口 6:19(33分)→ 桑瀬峠 6:52/6:57(52分)→ 伊予富士 7:49/7:56(19分)→ 東黒森 8:15/8:16(10分)→ UFOライン(町道瓶ヶ森線)合流 8:26(4分)→ 登山道合流 8:30(10分)→ 自念子ノ頭 8:40/8:41(23分)→ 鞍部(神鳴池)9:04(25分)→ 西黒森分岐 9:29(6分)→ 西黒森 9:35/9:40(4分)→ 西黒森分岐 9:44(15分)→ 鞍部(吉野川源流の碑)9:59(29分)→ 瓶ヶ森 10:28/10:50(17分)→ 鞍部(吉野川源流の碑)11:07(20分)→ 西黒森分岐 11:27(17分)→ 鞍部(神鳴池)11:44(34分)→ 自念子ノ頭 12:18(10分)→ UFOライン(町道瓶ヶ森線)合流 12:28(チャリダー立ち話)/12:29(3分)→ 登山道合流 12:32/12:34(19分)→ 東黒森 12:53/12:56(29分)→ 伊予富士 13:25/13:29(46分)→ 桑瀬峠 14:15(大休止)/14:51(24分)→ 寒風山登山口 15:15
【行き 3時間50分 帰り 3時間39分 計 7時間29分】
■コース水平距離 21.6km
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
スタートとゴールは旧国道194号の寒風山隋道南口の寒風山登山口。
往路は伊予富士、東黒森、自念子ノ頭、西黒森、瓶ヶ森の順に、復路は西黒森のピークだけパス。
【水平距離 21.625km 沿面距離 22.397km】
【累積標高 (+) 2198m (-) -2185m】
往復20kmを超えるロングコースは歩き応えがある。
6時19分に寒風山登山口を出立。
すでに出発した人、これから登る人で20〜30人?
昼前には駐車場がほとんど埋まるはず。
6時52分に桑瀬峠(1451m)に到着。
登山者はここで一休みしてそれぞれの目指す山へ向かう。
桑瀬峠は土佐と伊予の国境を越える峠道で真下を寒風山隋道が通っている。
(新しい寒風山トンネルは200mほど寒風山寄り)
西黒森の山頂付近に傘雲ができている。
目的地は瓶ヶ森なので伊予富士方面へ。
傘雲が崩れてきた。
西黒森の北東尾根にスポットライトが当たっている。
川来須(寒風山トンネル西条側出口近くの集落)からのルートは近いうちに登ってみたい。
涼しい時期、秋がいいかな・・・
アサギマダラの好物ヒヨドリが咲き始めた。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)はキク科ヒヨドリバナ属の多年草で北海道・本州(東北・関東・中部)・四国に分布。
草丈はひざ〜背丈で葉が4枚(3-5枚)輪生する。
四国では見かけないが、花の色は薄紫や薄い赤紫色のものもある。
ヤマブキショウマ(山吹升麻)はバラ科ヤマブキショウマ属の多年草。
日本各地の山地の林縁、草地、岩場などに分布。
南東に分岐する鷹ノ巣尾根の基部を越えると視界が一気に開けて伊予富士の姿が目に飛び込んでくる。
どこからみたら富士に見えるのかな?
正面に見える窪地状の鞍部(1600m)から山頂までの間が少しの急登。
コブの多い伊予富士北尾根も面白そう。
こちらも寒風山トンネル北側出口からのアプローチとなるようだ。
1600mの鞍部から山頂までの標高差は150m。
7時49分、桑瀬峠から52分で伊予富士に到着。
西黒森と瓶ヶ森の山頂付近は雲に覆われていた。
三角点の標高は1756.2m。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033514901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:羅45
●基準点名:伊予富士
●標高:1756.2m
伊予富士の北尾根と燧灘。
よい眺め♪
東に連なる四国山地の山並みの彼方に三嶺周辺の稜線を確認。
石立山も見える。
南南西には日本屈指の石灰石鉱山として知られる鳥形山。
少し東に鶴松森(1100.1m)と20基の巨大風車が並ぶ「風の里公園」。
伊予富士から360度の展望をしばらく楽しんでから再スタート。
瓶ヶ森、石鎚山へと連なる石鎚山脈主稜線と稜線の下を平行して走るUFOライン(いの町道瓶ヶ森線)。
伊予富士の次に目指すのは東黒森。
右奧に自念子ノ頭。
8時15分、寒風山登山口から1時間56分(休憩含む)で東黒森到着。
東黒森山頂に三角点はなく、標高点のみの1735m。
稜線と道路がほぼ並行している。
道路はもう少し下でもいいような気もするけどね・・・
登山路は道路に飲み込まれて一体化。
500mほどアスファルトを歩く。
簡単登山の美ヶ原みたい。
再び縦走路に入って自念子ノ頭へ。
8時40分、登山口から2時間21分(休憩含む)で自念子ノ頭着。
三角点は道標が立つササの中。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033513701
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:羅40
●基準点名:黒森
●標高:1701.8m
子持権現が見えた。
気持ちよいササ原の道♪
瓶ヶ森と西黒森は相変わらず雲の中。
ガスが晴れて、西黒森のとんがり山が姿を現した。
神鳴池(かんならし)の凹地がある鞍部で道路と接続。
西黒森への登り。
青空が広がっていい感じになってきた!
縦走路は急峻な西黒森山頂は通らずにトラバース。
山頂へは分岐を右へ一登り。
西黒森のピークへは這い上がる感じの急登。
標高差は50mほど。
9時35分、登山口から3時間16分(休憩含む)で西黒森に到着。
灌木に囲まれた西黒森山頂の視界はよくない。
西黒森山頂付近から瓶ヶ森を望む。
今回の最後のピークだ。
トラバースに戻って再び西へ。
左に男山、右に女山(瓶ヶ森山頂)。
吉野川源流碑がある鞍部でUFOラインと接続する。
鞍部からの急登は九十九折りで勾配を緩和してくれている。
振り返ると西黒森の北東尾根が見えた。
ヤブコギと岩登りは覚悟しないといけないようだ・・・
ヒメウツギ(姫空木)は、ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木。
本州(関東以西)・四国・九州に分布する。
普通のウツギより繊細で可愛らしい。
近づくにつれガスが晴れて山が迎えてくれる。
夏山!という感じ♪
ヤブウツギと石鎚山。
道標で男山からのルートと合流。
間もなく山頂。
10時28分、寒風山登山口から4時間09分(休憩含む)で瓶ヶ森到着。
けっこう長かった。
三角点は祠を囲む石積みの横に立つ道標の前。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033515501
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:古14
●基準点名:亀ヶ森
●標高:1896.5m
三角点は「瓶ヶ森」じゃなくて「亀ヶ森」なんだ (^o^)
たなびく雲の下に燧灘と東予港。
しまなみの島々も見える。
眼下に広がる氷見二千石原。
西南西には石鎚山。
今日はパンのみ。
脱水気味で食欲はイマイチ(>_<)
山頂には食事を楽しむカップルと大きな虫取り網を持った人が1人。
10時50分に滞在時間22分で下山?開始。
西黒森の緑が鮮やかなシコクシラベ。
黒い球果(マツボックリ)が目立つ。
葉っぱに触るときもちよい。
元来た道を自念子ノ頭へ向かう。
ただし、西黒森山頂だけはパス!
吉野川源流碑〜神鳴池〜自念子ノ頭の先までは道路を歩いた方が早そうな気がする。
12時18分、瓶ヶ森から1時間28分で自念子ノ頭着。
石鎚山のお山開きに合わせて西条から漕ぎ上げてきたという女性チャリダー。
うちのCOLNAGOは家の中で盆栽状態。
自転車で走ってみたいUFOライン。
次は東黒森。
12時53分、瓶ヶ森から2時間03分で東黒森到着。
最後のピーク、伊予富士へ。
呼吸が荒くなってきた。
13時25分、山ガールや山おばさんたちで賑わう伊予富士まで戻ってきた。
ここまで帰れば後は大体下るだけなのだが・・・
熱中症気味でちょっとまずい。
もう動けないので大休止。
発汗に給水が追いついていない。
貧血もあるので緑茶オンリーではダメだ。
夏場の飲物を考えなくては・・・
15時15分、桑瀬峠から24分、スタートから8時間56分(休憩・昼食時間等含む)で登山口に無事ゴール!
桑瀬峠で36分寝ていた勘定だ。
寒風茶屋が開いているのを初めて見たような気がする。
何か食べたいような気もするが・・・
今日は止めておこう(>_<)
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一ヶ月ぶりに登った梅雨空の三嶺。
初めて登る仲間を案内して、カンカケ谷を登ってカヤハゲからさおりが原へ下るポピュラーな周回ルートで歩いてみた。
<西熊山から三嶺>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
光石登山口 6:48(12分)→ 西熊林道ゲート 7:00(1分)→ 迂回路分岐 7:01(10分)→ 堂床野営場 7:11/7:13(28分)→ 八丁 7:41/7:49(25分)→ 渡渉点 8:14(35分)→ 水場? 8:49/8:53(18分)→ 水場? 9:11/9:12(4分)→ おかめ岩避難小屋 9:16/9:28(2分)→ お亀岩 9:30/9:31(4分)→ 東祖谷展望(1700m地点)9:35/9:44(14分)→ 西熊山 9:58/10:04(15分)→ 大タオ 10:19(40分)→ フスベオリ谷コース分岐 10:59/11:01(3分)→ 三嶺 11:04/11:09(11分)→ 三嶺ヒュッテ 11:20/12:04(1分)→ 菅生コース分岐 12:05/12:07(9分)→ 三嶺 12:16/12:17(9分)→ 天狗岩 12:26/12:30(19分)→ 小さな池(水たまり)12:49/12:51(11分)→ カヤハゲ 13:02/13:05(32分)→ カヤハゲ西尾根(1420m地点)13:37(休憩)/13:40(28分)→ さおりが原 14:08/14:14(4分)→ 長笹谷 14:18(3分)→ 西熊林道トンネル 14:21/14:23(26分)→ 西熊林道ゲート 14:49(10分)→ 光石登山口 14:59
【三嶺ヒュッテまで 往路 3時間42分 復路 2時間32分 計 6時間14分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間などは含まない
■コース水平距離 17.1?
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
光石登山口からカンカケ谷コース(迂回路経由)で三嶺へ。
復路はカヤハゲコース(西熊林道経由)で光石登山口まで。
【水平距離 17.065km 沿面距離 17.582km】
【累積標高 (+) 1599m (-) -1582m】
6時48分に光石登山口を出発。
梅雨に入っても雨が少ないのは登山者にとってはありがたいが・・・
今年は空梅雨?
今回は、三嶺デビューのKくんを案内してカンカケ谷コースで三嶺に登る。
途中の八丁ヒュッテやおかめ小屋を見ておくことも目的の一つ。
西熊林道ゲート前にも車が2台。
ここまで車を乗り入れると、片道10分ほどの短縮になる。
迂回路はゲートの先で左の歩道に入る。
この迂回路を使うと、片道20〜30分のロスとなる
この迂回路は、光石登山口〜堂床の登山道が崩壊してから新しく整備されたものではなく、堂床野営場と西熊林道・展望台を結ぶ連絡道として古くからあった。
堂床野営場から正規の登山道に復帰。
さおりが原への分岐を通過してフスベオリ谷の吊り橋を渡る。
7時41分に八丁ヒュッテ(標高1080m)に到着。
小屋の内外を確認。
渡渉点(標高1180m)の岩にヒメレンゲが咲いていた。
カツラの緑も濃くなった。
お亀岩のそら。
梅雨にしてはまずまずの天気。
9時16分、おかめ岩避難小屋(標高1640m)に到着。
数人の登山者で賑わっている。
お亀岩から西熊山へ伸びる稜線。
稜線を北側に回り込んだ地点(標高1700m)から東祖谷の集落などを確認。
東祖谷(右下)と西祖谷山村(左上)方面。
9時58分、西熊山に到着(セルフタイマーで撮影)。
カンカケ谷コースで登ると、ササ原の稜線の先に三嶺の山容を確かめながらアプローチできるところがいい。
大タオの鞍部に下りながらアップダウンが続く稜線を見上げる。
ウスノキ(臼の木)は、ツツジ科スノキ属の落葉低木で北海道・本州・四国北部・九州北部に分布する。
ほとんどが樹高50cm以下で地表面付近に生えていることが多い。
ブルーベリーの仲間としては、クロマメノキの方が美味しい。
パステルブルーの青空がちょっときれいだった。
青ザレ手前の坂がちょっときついんだよね・・・
ツマトリソウ(褄取草)は、サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。
北海道・本州(中部以北)と四国の亜高山に分布し、マイヅルソウとほぼ同じ環境に自生している。
和名の由来は花弁の縁が淡い紅色で端どり(つまどり)されているから。
右の個体はほんの少し「つまどり」されている。
*高知県レッデータ 絶滅危惧?B類(EN)
マイヅルソウ(舞鶴草)は、ユリ科マイヅルソウ属の多年草。
北海道〜九州の山地帯上部から亜高山帯に分布、秋に赤く透き通るような実を付ける。
11時04分、光石登山口から4時間16分(休憩含む)で三嶺山頂到着!
せっかくなので、池とヒュッテを見てからお昼にしよう。
開き始めたばかりのドウダンツツジ。
梅雨入り後、あまり雨が降ってないので水位が下がっている!
三嶺ヒュッテ。
涼しかったので外でランチタイム。
オールフリーとカレーメシはヤマメシの定番!
行き交う登山者。
ちょっと梅雨空。
梅雨の晴れ間に賑わう三嶺山頂。
12時17分に下山開始。
帰りはポピュラーなカヤハゲコース。
珍しくもないウマノアシガタ。
沢山咲いていると、ミヤマキンポウゲのようできれいだ。
この際、天狗岩にも寄り道していこう。
岩の上でコメツツジ咲き始めていた。
マイヅルソウの小さな群生。
山頂付近の個体と違って雌しべの基部が黄色。
ピンクと黄色があることに気がついた。
このツマトリソウはそこそこ褄取っている。
四国では高い山にしか見られない。
黄色いツクバネウツギ!
ツクバネウツギ(衝羽根空木)は、スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木で本州・四国・九州に分布。
名前の由来は、プロペラのような5枚の萼片がついた果実が羽根突きの「衝羽根」に似ることから。
花冠全体が黄色い個体より花冠の模様だけが黄色い個体の方が多い。
13時02分にカヤハゲ。
カヤハゲの西尾根。
カマツカの咲く木陰の倒木に腰を下ろして一休み。
14地08分、さおりが原(標高点1162m)。
何度も流された長笹谷の橋。
林道に出たらすぐ南のトンネルへ。
ヤマツツジ(山躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の半落葉低木。
開花時期がほかのツツジより少し遅い。
花片が朱色で雄しべの数は5本。
ヤブウツギが満開。
ヤブウツギ(薮空木)は、スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。
本州(山梨県以西の太平洋側)と四国に分布する日本固有種。
日本海側に多いタニウツギの方が上品な感じ。
コガクウツギも満開。
コガクウツギは、ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木。
本州(東海地方以西)・四国・九州に分布。
大きな萼片の装飾花と花片が 5枚の小さな普通花があり、装飾花の萼片は 3〜4個で中央部には結実しない両性花を備える。
トンネルからゲートまで1.7kmで20〜30分。
何か見つけた?
ウリノキ(瓜の木)は、ウリノキ科ウリノキ属の落葉低木。
カールした花片と長いしべが特徴。
沢筋などやや湿り気のある薄暗い場所で見かけることが多い。
14時59分、三嶺山頂から2時間42分(休憩含む)で光石登山口に下山。
セダンとワゴンの近鉄タクシー2台が待機中。
団体さんが下りてくるのだろうな。
崩壊地の復旧地山工事の工期は9月8日まで。
秋までには通行できそうだ。
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槍戸アルプス第2弾は、久井谷山から折宇谷山へ。
ツキノワグマの存在を感じさせる豊かな森と急登を登った先に広がる剣山の大展望が圧巻の充実した山歩き。
久井谷山(三等三角点 [久井谷] 1536.2m)
徳島県那賀町/北緯33度49分6秒・東経134度6分60秒
折宇谷山(三等三角点 [折宇谷] 1653.0m)
徳島県那賀町/北緯33度48分56秒・東経134度8分24秒
■(*)コースタイム
久井谷山登山口 7:00(18分)→ 分岐? 7:18/7:19(7分)→ 窪地 7:26/7:32(6分)→ 分岐? 7:38/7:39(12分)→ 迷走する木 7:51/7:52(22分)→ 根っこブナ 8:14/8:17(2分)→ 標高点1237m 8:19/8:28(19分)→ クマハギ 8:47/8:49(10分)→ 1450mコブ 8:59/9:01(12分)→ 久井谷山 9:13/9:25(15分)→ 1500mコブ 9:40(7分)→ ビューポイント 9:47/9:51(5分)→ 標高点1532m 9:56/9:57(14分)→ 次郎ブナ 10:11/10:21(17分)→ 折宇谷山 10:38/11:18(21分)→ 標高点1532m 11:39(11分)→ 1500mコブ 11:50//11:56(12分)→ 久井谷山 12:08/12:13(12分)→ クマハギ 12:25/12:26(15分)→ 標高点1237m 12:41/12:50(15分)→ 分岐? 13:05(9分)→ 分岐? 13:14(12分)→ 久井谷山登山口 13:26
【往路:久井谷山まで 1時間48分、折宇谷山まで 2時間46分】
【復路:1時間47分 計:4時間33分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 10.2km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
林道久井谷線の久井谷山登山口から標高点1237m、久井谷山を経て剣山地支脈(槍戸アルプス)を折宇谷山までピストン。
【水平距離 10.211km 沿面距離 10.728km】
【累積標高差 (+) 1272m (-) 1257m】
国道195号 四ッ足峠トンネルを抜け徳島県へ入って間もなく、
那賀町木頭北川のENEOS北川SSのある分岐(標高470m)を左折する。
久井谷川沿いに林道久井谷線を20分、約3.5kmで久井谷山登山口に到着。
登山口手前の駐車場に数台駐車可能!
駐車スペースには余裕がある。
でも、誰も来ないだろうなあ・・・
7時00分に駐車場をスタート。
登山口(標高640m)は、保安林の看板やテープが目印。
想像した以上にしっかりとした登山道。
分岐?(標高810m)
まっすぐ進む予定だったけど、刈り払われていた左の尾根ルートを選択。
いずれはどこかで尾根に出なければならないからだ。
尾根を直登する最短ルートと人工林を管理する道が交差していて、直進するとどこかに手前に戻る分岐があると思われる。
最近刈り払われたばかりのアセビが足元に散らばっている。
ピンクのテープも新しい。
小さな窪地(標高890m)で一休み。
ヒノキ林の林床にアセビが繁茂している。
分岐?(標高950m)
ここも右にまっすぐの道と左の尾根道が分かれている。
まっすぐは、分岐?の道から折り返しているのかもしれない。
これは何の木(標高1040m)!?
ヘビのようにくねくね8の字。
このルートはとにかく急登。
アキレス腱が痛くなってくる。
ほう!
こんなブナも珍しい。
成長しているうちに根元が崩れて倒れたのか?
頑張って上向きに戻したようだ(標高1200m)。
根っこブナから間もなく、桃の丸を経て南の国道まで下る尾根に合流する。
8時19分、登山口から1時間19分で標高点1237mの尾根分岐に合流。
奧(北)が久井谷山方面、手前(南)は桃の丸方面。
登ってきたのは左(南西)から。
注 意
一 火事をおこさぬよう
一 木をいためぬよう
一 山のものをとらぬよう
右を守って山を愛しませう
徳島営林署
標高点1237mで一休みして広くなった尾根を北に進む。
明るい初夏の日差しに緑が眩しい。
(*)クマハギだ!
ヒノキの皮が剥がされている!
*ツキノワグマによる樹木の樹皮剥ぎ
クマハギか?
シカハギか?
クマハギだとバナナの皮を剥いたように樹皮が大きくつながって残る。
シカハギだと小さな樹皮片が地面に散らばる。
剥ぎ方はクマで間違いなし。
次に歯の跡。
クマハギだと門歯の跡(3〜4本)が垂直に幾筋も残る。
(薄皮をこそぎ取って食べているらしい)
シカハギだと歯跡が残らない。
歯の跡もクマで間違いなし!
門歯の跡がまだ新しいクマハギ!
クマハギの発生時期は春先から初夏なんだそうな。
周辺を見るとは古いクマハギの跡が多い。
この辺りにはツキノワグマが棲んでいるらしい。
ずいぶん山を歩いているけど、四国の山でクマに出会ったことがない。
「クマ 見た〜い!」
尾根上の小さなコブ(1450m)まで来ると、久井谷山の山頂が見えてきた。
東には折宇谷山。
イタドリだらけ!
9時13分、登山口から2時間13分(休憩含む)で久井谷山に到着。
展望が悪い訳ではないけどね。
イタドリが蔓延って視界を遮っている。
三角点の周りもイタドリだらけ。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35034508901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:衣38
●基準点名:久井谷
●標高:1536.2m
ツキノワグマは南アルプスと北アルプスで一回ずつ見ている。
?剱沢のテント場でキャンプ中
母グマと可愛い子グマ2頭が別山の斜面をのんびり登っていった。
?農鳥岳からの下山中
出合い頭に対面したクマは一目散に逃げ去ってあっという間に姿を消した。
イタドリの山頂からほんの少し西に出ると剣山が見える。
剣山測候所跡やアンテナのタワーを確認。
南南西に石立山(1707.7m)。
登ってきた尾根を見下ろすと桃の丸(1154.9m)の丸いピークが目立つ。
尾根は南の国道まで下っている。
登ってきたのは中央付近(標高点1237m)西側の支尾根。
9時25分、久井谷山を後にして槍戸アルプスを東へ向かう。
鞍部に向かって下り始めると、左に槍戸山(1824.6m)が見えてきた。
右肩に少し見えるのが一ノ森(1879.6m)なのかな。
左奧は剣山。
1500mの小さなコブから標高点・1532mのコブへ。
標高点・1532mの右肩に折宇谷山(1653.0m)、左に中内山(1651m)。
標高点・1532m手前の鞍部付近から北西方向の展望。
四国の山とは思えないぐらい雄大。
いいねー!
標高点・1532mのミズナラ大木。
大きな幹!
これ、クワガタソウ?
ミヤマクワガタとダイセンクワガタは見たことがあるけど・・・
四国に分布するクワガタソウの仲間は、コクワガタのみと思われる。
コクワガタ(小鍬形)は、ゴマノハグサ科 クワガタソウ属の多年草で四国、九州の山地のやや湿気のある木陰に自生する。
4つに深く裂けた花冠から雄しべ2本と雌しべ1本が飛び出している。
花期は5〜6月で草丈5〜15?程度。
この時期よく見かけるギンリョウソウとタニギキョウ。
北に張り出した支尾根の先のブナに目をつけたのはOさん。
槍戸川に下る支尾根をほんの少し(50〜60m)下ると大きなブナがあった。
それは「次郎ブナ」と呼ばれる大木だった。
次郎笈を望む絶景ポイントに根を伸ばす次郎ブナ。
一見の価値あり!
主尾根に戻って折宇谷山へ向かう。
バイケイソウが食い散らかされている。
誰が食べたか知らないが、大丈夫だろうか?
新鮮はものは、みずみずしくて食べたくなる気持ちは分かるけど・・・
尾根上にきれいな根っこが目立つブナ。
もう少しで山頂。
10時38分、久井谷山登山口から3時間38分(休憩含む)で折宇谷山に到着。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35034517101
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:衣36
●基準点名:折宇谷
●標高:1653.0m
現在の標高は1653.0m。
山の定番!カレーメシ「日清欧風カレーメシ バター&ビーフ」
「バターの深いコクに辛さがジワる欧風カレー!」
ということで、手軽に美味しくて山のお昼にピッタリ。
もうカップ麺に戻れない?
エネルギー:451kcal 食塩相当量:2.5g
カップ麺よりエネルギー量が多くて塩分が少ないのがGood!
11時18分、下山開始。
樹間から三嶺(1893.6m)が見えた。
天狗塚や西熊山も見える。
左端に久井谷山(1536.2m)、その右奧に不入山(1653m)。
後方に次郎笈と剣山。
標高1500m、小高いコブのベンチで一休み。
気持ちえいわ〜♪
尾根筋でよく見かけるカマツカ(鎌柄)。
名前の由来は、硬くて折れにくいので鎌の柄に使われたのでことから。
12時08分、折宇谷山から50分(休憩含む)で久井谷山に戻った。
12時41分、標高点1237m。
少し気になる「桃の丸」は藪山っぽい。
下山ルートもよく分からないので今回はお預け。
標高点・1237mからは急な下り。
転げ落ちるように下る。
13時05分、分岐?(尾根を外れて谷の方へ向かう道を撮影)。
13時14分、分岐?。
林道が見えたらゴール。
13時26分、登山口の林道久井谷線に下山。
折宇谷山から2時間08、久井谷山から1時間13分(休憩含む)。
登山口の近くの林道から七間滝(しちけんだき)が見えた。
「七間」なので落差10m程度と大きくはないが、岩盤に取り囲まれた流れが一点に集まって水を落としているので、それなりに美しい。
さあ、まだ2時だ。
ゆっくり片付けを済ませてビールでも飲みに行こう!
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大きな丘のようななだらか稜線の綱附森。
味わい深さという点では今ひとつだが、展望のよさと里山を歩くような気軽さがある。
<綱附森>
■行先・位置
綱附森(二等三角点 [安野山] 1643.2m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度47分57秒・東経133度56分28秒
■(*)コースタイム
綱附森登山口 15:19(9分)→ 1380mピーク 15:28(14分)→ 標高点・1421m 15:42/15:44(2分)→ 湿地 15:46/15:47(14分)→ 標高点・1460m 16:01(21分)→ 綱附森 16:22/16:29(12分)→ 標高点・1460m 16:41(11分)→ 湿地 16:52(3分)→ 標高点・1421m 16:55(13分)→ 1380mピーク 17:08(6分)→ 綱附森登山口 17:14
<行き 1時間00分 帰り 44分 計 1時間44分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 約 9.2km
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
東笹林道の綱附森登山口から緩やかなアップダウンの稜線をピストン。
水平距離約9.2km(沿面距離9.4km)、最大標高差400m、累積標高差800mと手軽なトレラン向きのコース。
【水平距離9.191km 沿面距離9.418km/累積標高差(+)805m (-)792m】
県道217号久保大宮線を三嶺方面へ進むと目指す綱附森が見えてくる。
すでに2時を回っている。
昼過ぎまで仕事だったので出発が遅くなってしまった。
急いでいるときに限ってこれだ。
電柱の立て替え作業のため15分ほどの待ち合わせ。
(県道49号大豊物部線・物部町笹中番付近)
10人ほどの登山者が帰り支度をしていた矢筈山駐車場を通過。
綱附森登山口には誰もいない。
登山口をスタートしたのは15時19分。
急がないと日が暮れてしまう (^_^;)
登山口を彩るオンツツジ。
のんびり写真を撮るわけにもいかない。
1380mのピークまで約500m、標高差120mの登り。
駐車場にいた人たちが登っていたのか足跡が多数。
1380mの小ピーク。
小さなコブを1つ越えて標高点1421mに向かう。
県境尾根から南に分岐する尾根と合流。
分岐する尾根は三等三角点 [中上] を通って久保高井方面へ下っている。
分岐付近の大きなミズナラ。
ミズナラ(水楢)は、ブナ科コナラ属の落葉高木。
ブナより大きな葉は鋸歯のギザギザも大きい。
ジャパニーズオークと呼ばれ、日本ではウイスキーの樽に使われる。
標高点1421mの小ピーク。
綱附森と天狗塚〜三嶺の稜線。
どっしりとした丘のような山容の綱附森。
山頂からまっすぐ下った時は最悪のヤブコギだった。
石立山とは対照的な登山道はランニングに最適。
気分も楽ちん (^o^)
上韮生(久保安野尾)と東祖谷を結ぶ峠の鞍部(標高約1365m)。
地形図には峠道が示されている。
標高点1460mのブナの林でカッコウが鳴いている。
この時期、山ではカッコウ、麓ではホトトギスの声をよく耳にする。
平らな牛ノ背とピラミダルな天狗塚。
山頂まで残り1.2km。
迷うところも危険な場所もない。
昼から石立山は嫌だけど。
綱附森ならOK。
登山口から約4km、三嶺も近くなった。
ブナは毎年実をつける訳ではない。
今年は裏年のようだけど、1本のブナだけ実が鈴なり!
ブナの実はカロリーが高く、山の動物たちの重要な食料。
クルミのように甘くて美味しいらしいけど、まだ食べたことがない。
クマちゃんの大好物。
往路のゴールまで残り0.2km。
16時22分、登山口から1時間03分(休憩含む)で綱附森に到着。
山頂の二等三角点 [安野山]。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033575501
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:興27
●基準点名:安野山
●標高:1643.2m
トレランザックは、初使用の ウルトラスパイア ザイゴス 2.5
UltrAspire Zygos 2.5(2017年モデル)は、前から気になっていたZygos 2.0(ヤマケンモデル)のアップデート版。
「軽量性、通気性、フィット感を追求した非常に汗抜けの良い、トップアスリート向けモデルです。」ということだけど、自分のような「アスリートもどき」にも最適!
¥25,704(税込)とお値段もトップクラスなのは痛い (T_T)
ウルトラフラスク 550(550ml)2本を標準装備。
綱附森山頂からの展望は良好。
天狗塚〜西熊山〜三嶺〜白髪山の稜線(2枚合成)。
南に永瀬ダム湖や御在所山などを望む。
梅雨入りが近い感じの空模様で太平洋は霞んでいる。
滞在時間10分足らずで誰もいない山頂を後にした。
快適なトレイルはロードを走るより気持ちいい!
高知県側から徳島県側へ向かってシカの群れが横切っていった。
写っているのはシャッターが間に合った最後の一頭だけ。
南に勘定山(右から2つ目)と大磯の平(右から1つ目)。
17時14分、山頂から44分で登山口に帰ってきた。
早く帰ってビール♪ビール♪
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剣山の南を東西に走る槍戸アルプス。
次郎笈から分岐して平家平に至る那賀山系の折宇谷山と権田山へ。
那賀川支流の栩谷川を遡って、木頭栩谷の中内集落からアプローチ。
三角点(四等三角点 [中内] 1105.7m)
徳島県那賀町/北緯33度49分15秒・東経134度9分17秒
西山(標高点 1326m)
徳島県那賀町/北緯33度48分25秒・東経134度8分20秒
折宇谷山(三等三角点 [折宇谷] 1653.0m)
徳島県那賀町/北緯33度48分56秒・東経134度8分24秒
中内山(1651m)
徳島県那賀町/北緯33度49分13秒・東経134度8分42秒
権田山(四等三角点 [権田山] 1605.5m)
徳島県那賀町/北緯33度49分15秒・東経134度9分17秒
■(*)コースタイム
中内(林道終点)7:51(14分)→ 谷(渡渉)8:05(4分)→ 谷(渡渉)8:09(2分)→ 740m支尾根取り付き 8:11/8:14(31分)→ 1000m尾根 8:45/8:47(9分)→ 1080mコブ 8:56/9:01(8分)→ 三角点 [中内] 9:09/9:10(42分)→ 西山 9:52/9:55(23分)→ 1480m尾根分岐 10:18(28分)→ 1590m尾根分岐 10:46(展望大休止)/10:56(6分)→ 1610mコブ 11:02(シャクナゲ観賞)/11:10(6分)→ 折宇谷山 11:16/12:11(20分)→ 中内山 12:31/12:33(21分)→ 権田山 12:54/13:03(50分)→ 廃屋(飯場跡) 13:53/13:59(25分)→ 栩谷川 14:24/14:30(28分)→ 林道 14:58(8分)→ 林道分岐 15:06(8分)→ 中内(林道終点)15:14
【折宇谷山 2時間53分、中内山 3時間19分、権田山 3時間34分】
【帰り 1時間59分 計 5時間33分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 10.9km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
木頭栩谷の中内集落から西方の尾根を北へ登り、西山を経て折宇谷山へ。
槍戸アルプスを折宇谷山から中内山、権田山と縦走して権田山南尾根を下るちょっとハードな周回ルート。
【水平距離 10.894km 沿面距離 11.601km】
【累積標高差 (+) 1445m (-) 1429m】
朝6時に大栃のふれあいプラザでトイレ休憩。
手前の構造物は30年度完成を目指して架け替え工事が進む大栃橋の橋脚。
国道195号沿いの那賀町木頭栩谷口から林道を北へ入る。
「徳島新聞 丹生谷専売所」の看板が目印。
左は国道195号(木頭北川〜四ッ足峠トンネル方面)。
林道を栩谷川沿いに遡り、中内集落手前の分岐を左に取って集落へ入る。
林道終点の回転場(標高700m)に車を置いた。
下山口がどこなのかは分からない。
準備を整えて7時51分に出発!
杉林内の集落道を西へ進む。
倒木を乗り越えてどんどん西へ。
道はしっかりしているので問題ない。
林道終点から20分ほどで1つ目の小さな谷を渡渉。
対岸の道が見えるので概ね水平に渡る。
谷と谷の間の平らな尾根をトラバース。
手前の谷から4〜5分で2つ目の小さな谷を渡渉。
ここもあまり遡らずに対岸へ。
2つ目の谷を渡ると道があって、すぐ上に尾根が見えてくる。
左右にトラバースする道を離れて小さな尾根の急登を西南西向きに登る。
時々休まないとアキレス腱が痛くなってくる。
左右のトラバースもどこかで合流するのかも知れない。
青空が近くなった。
もうすぐで尾根に出る。
北西から南東に下る尾根(標高1000m)に合流。
合流した尾根を北西向きに進む。
林床にアセビが生えている。
8字56分、尾根の合流地点から10分足らずで1080mのコブに出た。
少しヤブの中。
濃い緑の森の中でオンツツジが目立っている。
1080mのコブからルートはほぼ北向き。
オンツツジの花片が登山道に散らばっている。
オンツツジ(雄躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木で紀伊半島西部から四国・九州に分布している。
マゼンタが混じった淡い赤の花片に雄しべが10本。
9時09分、スタートから1時間18分で三角点ピークに到着。
三角点には消滅した中内集落の名前がつけられている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR45034515101
●等級種別:四等三角点
●冠字選点番号:K昭1
●基準点名:中内
●標高:1105.7m
きれいな尾根道。
三角点から60mほど下った尾根の鞍部から再び登りに差し掛かる。
尾根の上部に少し岩が出てきた。
その後も尾根は緩くなったりきつくなったりの繰り返し。
9時52分、三角点から42分で西山(標高点1326m)に到着。
西山の尾根を北に向かう。
向きを北から東に振りながら尾根の分岐(1480m)に到達。
ルートは北北東向きに合流して北北西に折れる。
帰りは南南東に下る右の尾根を中内集落に直接下る予定。
西に新九郎山(1635.8m)が見えてきた。
右奧にはドーム型に見える三嶺。
10時46分、展望の良いコブ(1590m)に出た。
右上は折宇谷山山頂手前コブ。
(以下、1590mコブからの展望)
眼下に登ってきた尾根。
すぐ下の森が西山、その先のなだらかな森が三角点。
三角点峰のから左(南東)に折れる尾根の途中に左下から合流した。
目を上に向けると、西南西にホームトレイルの石立山(1707.7m)。
東には、なだらかな稜線の勘場山(1633.9m)。
勘場山の手前に権田山(1605.5m)。
権田山南側の急峻な尾根(写真中央付近)を確認。
(この時点では権田山まで行く予定ではなかったし、ましてや権田山の急峻な南尾根を下ることになるとは思っていない。)
権田山のもう一つ手前には中内山(1651m)。
展望を楽しみながら一休みして折宇谷山直下のコブに向かう。
今年はハズレ年のゴヨウツツジ。
シャクナゲは当たり年?
きれいだった屋久島のシャクナゲを思い出す。
ゴージャス!
折宇谷山直下のコブはシャクナゲの群生地だった!
正面が折宇谷山山頂。
シャクナゲと折宇谷山。
東面の栩谷川(左俣)最深部に下る小さな尾根にシャクナゲが群生。
最後の急登を登って山頂へ。
11時16分、林道終点から3時間25分(休憩含む)で折宇谷山に到着。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35034517101
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:衣36
●基準点名:折宇谷
●標高:1653.0m
現在の標高は10cm高くなって1653.0m。
このルートは古くは木頭村と木沢村を結ぶ峠道(中内越)だったそうな。
昔の人は偉い。
山に登っていると、市町村境を越えた集落と集落が以外と近くて、車がない時代の人々の交流を感じることがある。
中内山の左奧に天神丸(1631.9m)が見える。
お待ちかねのランチタイム。
「カップヌードル ラサ グライ アヤム ムラユ」はココナッツミルクが入ったエスニックカレー。
エネルギー:374kcal 食塩相当量:4.6g
デザートとコーヒーで満足満足。
ブナの木陰でのんびり。
涼しい風が心地よい。
ちょっともの足らない?
権田山まで行く?
勘場山まで行くと夕方のお客に間に合わない可能性が高い ( ̄。 ̄;)
山頂北側から縦走路へ入る。
ブナ林の尾根ルート。
ブナブナブナの〜♪
おっ!
さっきのシャクナゲ尾根だ。
剣山の稜線が美しい。
左から次郎笈(1930.0m)、剣山(1955.0m)、一ノ森(1879.6m)。
西方に三嶺も見える!
素晴らしい展望!
尖った次郎笈が目立つ。
次郎笈のアップ。
すごく立派に見える。
剣山のアンテナが見える。
なんだか次郎に負ける感じの太郎。
いい感じの尾根道。
こういうのは好きだな。
更に槍戸アルプスを東へ向かう。
その先のピークが中内山だろう。
12時31分、折宇谷山から20分(休憩含む)で中内山(1651m)。
基準点がないので標高は?
1650mを少し超えているのは確かだ。
大きなブナの老木。
基本的に尾根通しで歩きやすい縦走路。
後方に折宇谷山。
これは兄弟ブナ?夫婦ブナ?
12時54分、中内山から21分で権田山に到着。
見晴らしは悪くない。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR45034518201
●等級種別:四等三角点
●冠字選点番号:K涌11
●基準点名:権田山
●標高:1605.5m
四国百名山99座目という人が登ってきた。
北側のスーパー林道から登ると近いらしい。
引き返すのもいやなので権田山の南尾根を適当に下ってみることにした。
折宇谷山から見た急な尾根と谷がどんな感じなのかが少し心配。
13時03分に下山開始。
尾根が狭くなってきた。
ザレたルートはスリップしやすく落石を起こすのでスタスタとは下れない。
こんな所に廃屋があった(1070m)。
どうやら山仕事の飯場のようだ。
尾根には所々に架線のワイヤーが残っている。
どんどん急になってきた。
地形図では栩谷川左俣(右側)の等高線が少し緩い感じで850m付近で下れそうなのたが・・・
そんな様子はまったくないまま沢音が迫ってくる。
右俣に向かってまっすぐ下るしかない。
谷に出た!
問題は下りられるかどうかだが・・・
右にテープがあった?けど崖が高そう。
Oさんが試しに下りている。
左の上流方向は楽に下りられそうだ。
14時24分、1時間21分で栩谷川右俣に出てほっと一息。
右(上から見て)に下りるのを止めて登り返すOさん(真ん中辺り)。
左下隅に左俣の小さな滝壺が写っている。
(左俣を下るのは最初から無理だった。)
地形図だけでは読み切れない。
危ない危ない (^^;)
広くなった栩谷川を下る。
右岸へ渡るポイント。
どうやって渡ろう?
岩の上を越えながら下る。
谷を20分ほど下って右岸側の道に出た。
作業道の分岐を左へ(もう登りたくない)。
林道が見えてきた。
14時58分、権田山から1時間55分(休憩含む)で林道に出た。
後方に権田山。
真ん中の尾根を下ってきたようだ。
登る方が楽な気はする。
淡いピンクのマルミノヤマゴボウ。
後ろに普通の白も見える。
朝通った林道分岐に出た。
右上が中内集落。
中内集落内の林道を北西に進む。
計画では、折宇谷山からこの辺りに下山する予定だった。
まだ住めるそうな家が点在し、柚子なども植えられている。
住んでいる人はいないらしいが、薪がきれいに積まれていた。
揉んだお茶も干してある。
お茶を煎るのも揉むのも大変だ。
平成9年12月に建立された「中内集落跡」の記念碑。
字が小さくてよく読めない。
林道終点に戻ってきた。
回転場の前の家でも茶摘みがほぼ終わっていた。
中内集落の人たちは旧木頭村内の北川や出原に住んでいるらしい。
しばらく立ち話をして帰路についた。
最近では、香川から来た人が林道の分岐を通り過ぎて道に迷っていたことがあったということだ(道路で?)。
消えつつある集落と木頭の奥深い山々を堪能する心に残る山旅だった。
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那賀川最奧に位置する湯桶丸から高知県との県境尾根へ。
山深さを感じる全国有数の多雨地域にツガやヒメシャラの天然林が残り、杉や桧の大木も見事。
<お化け杉>
■行先・位置
湯桶丸(三等三角点 [湯桶山] 1372.1m)
徳島県那賀町/北緯33度41分50秒・東経134度9分39秒
お化け杉
徳島県那賀町・高知県馬路村/北緯33度41分7秒・東経134度8分51秒
■(*)コースタイム
駐車場所 8:29(3分)→ 登山口(下)8:32(36分)→ 標高点1185m 9:08/9:15(41分)→ 尾根分岐 9:56/9:58(6分)→ 湯桶丸 10:04/10:09(12分)→ 鞍部 10:21(18分)→ 1310mピーク 10:39/10:47(9分)→ 県境尾根(標高点1331m)10:56/10:58(17分)→ 隠れ杉 11:15/11:17(10分)→ 桧の大木 11:27(2分)→ 杉の大木 11:29/11:31(6分)→ お化け杉 11:37/12:13(4分)→ 杉の大木 12:17(1分)→ 桧の大木 12:18(13分)→ 隠れ杉 12:31(29分)→ 県境尾根(標高点1331m)13:00(8分)→ 1310mピーク 13:08(14分)→ 鞍部 13:22(15分)→ 谷 13:37(作戦会議)/13:41(4分)→ 支尾根 13:45(作戦会議)/13:50(30分)→ 登山道合流 14:20/14:26(1分)→ 尾根分岐 14:27(30分)→ 登山口(上)14:57(18分)→ 登山口(下)15:15(1分)→ 駐車場所 15:16
【行き 2時間40分 帰り 2時間48分 計 5時間28分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 11.7km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
林道湯桶線の登山口(下)から標高点1185mを経て湯桶丸へ。
湯桶丸から海陽町との境界を南に進み、高知県馬路村との県境尾根を西進。
お化け杉まで往復し、登山口(上)に下山する。
【水平距離 11.667km 沿面距離 12.223km】
【累積標高差 (+) 1411m (-) 1375m】
一般向けの山ではない。
いや、湯桶丸そのものは一般向けだが、道路が悪い。
南川、湯桶谷沿いの林道は荒れているので車高の低い車で行くべきではない。
登山口近くの「美那川水源の森位置図」。
Pマークがある現在地付近に駐車する。
林道の下でテッペンに花をつける背の高いオンツツジが目立っていた。
登山口は駐車場所から見えるカーブのガレ場。
道標は土砂に埋まってなくなっている。
小さな杉に巻かれたテープが登山口の目印。
登山口からすぐに杉の人工林に入る。
支尾根の取り付きからしばらくは急登が続く。
森の中に咲くピンクのシャクナゲがきれい。
人工林を抜けてヒメシャラの原生林に到達。
空が近くなって、もうすぐ尾根に出る。
標高点1185mの指導標。
北側の石原丸から縦走することもできる。
徳島県には「○○丸」という山が多い。
標高点1185mから尾根通しに南東へ。
尾根にシャクナゲが点在する。
高知県との県境尾根が見えてきた。
中央左寄りの小ピークは標高点1322mか?
右奥の山はおそらく甚吉森(1423.4m)だろう。
下には帰りに歩く林道が見える。
北西方向には見紛うはずもない石立山。
桧とヤマグルマの共生木。
尾根の合流地点が近づいてきた。
登山者数があまり多いとも思えないが、指導標がきちんと整備されている。
←「湯桶丸へ 250m」「登山口(上)1700m」→
帰りはここから右に下ればよい。
紫がかった濃いピンクのミツバツツジ。
尾根分岐の東のコブから緩く下って緩く登る。
10時04分、登山口から1時間32分(休憩含む)で湯桶丸山頂に到着。
道は奧で北と東に分かれている。
指導標には「南川林道吊り橋へ約7km。」とあった。
「7km」は金瀬(1147.4m)、神戸丸(1148.4m)を通って野久保谷川、出原谷川、海川谷西俣の源流域へ下るルートのようだ。
分岐を北にとって南川支流の大谷川方面へは3.0km程度(林道があり)。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35034413201
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:冬28
●基準点名:湯桶山
●標高:1372.1m
お化け杉があるという高知県との県境尾根に向かうことにした。
山頂の分岐を東にとって少し下ると指導標があった。
金瀬・神戸丸方面と高知県境方面との分岐を南へ向かう。
標高差で170mほど下った鞍部(約1200m)。
右手の林道方向にピンクのテープがあるのが気になった。
尾根の東側(海陽町側)の斜面にはシャクナゲが群生。
尾根の右は那賀町、左は海陽町で槙木屋谷が海部川の源流域。
ゴヨウツツジの古木がある1310mピーク。
ゴヨウツツジ(五葉躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の落葉小高木。
太平洋側の山地のブナ帯の尾根筋に多く見られる。
名前の由来は、枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから。
同じ五葉のアケボノツツジがアカヤシオ(赤八汐)と呼ばれるのに対してシロヤシオ(白八汐)と呼ばれる。
花弁の上側に緑または赤の蜜標(ガイドマーク)という斑点模様がある。
県境尾根が近づいてきた。
お化け杉はどの辺にあるのだろう?
県境尾根の標高点1331mピークに到達。
左を差す板は手前が「徳島県」、裏側が「高知県」。
進行方向は「遊歩道」。
標高点1331mピークのシャクナゲ。
「遊歩道」はどうかとは思うが、ヤブコギなどはなく快適な尾根道。
湯桶丸南面の全容。
平らな山頂稜線の中央に見える小さなコブ付近が尾根分岐。
右端のコブが三角点のある山頂。
全体としては、尾根分岐の少し右(東)のコブが一番高い。
三角点より一つ西のコブがほんとの山頂と言える。
お化け杉を目指して県境尾根を進む。
左が高知県馬路村、右が徳島県那賀町。
尾根左側の「隠れ杉」。
桧の大木。
「これやおか!?」
(大きな杉だが・・・)
何だかイメージしていたものとは違うような気もするが・・・
杉の根元で昼食にしようと腰を下ろしかけたが、ロケーションがイマイチ。
少し先のピークまで行ってからということになった。
200m(標高差40m)登ると。
「あった!」
道標には「← お化け杉へ この先25m」とある。
「見えてるやん!」
道標はもう少し手前にあるとありがたい。
11時37分、湯桶丸から1時間28分(休憩含む)でお化け杉に到着。
お化け杉は県境尾根と支尾根の分岐(1230m)のコブ西側に鎮座していた。
むちゃくちゃでかいとは思わないが、存在感はある。
お化け杉が見つかって一安心。
ピークまで登らなかったら、危うく手前の杉で帰るところだった。
昼食は定番のカレーメシとオールフリー。
最近、ヌードル類を食べる気がしなくなった (^^;)
昼食をとってから西側に回ってみた。
四方に伸びる枝が凄い。
うごめくオロチの集団みたいで正に「お化け杉」という雰囲気がある。
来てよかった。
見事だ!
12時13分、お化け杉を堪能して帰路につく。
南西方向から見ると、林道と鞍部が近く見える。
鞍部から林道に出ると早そう。
県境尾根の分岐へ登り返す。
南には魚梁瀬杉で有名な馬路村の山林が広がる。
ピンクや白のシャクナゲが尾根を彩る。
真南から見ると鞍部から林道終点まで1km程度はありそうだ。
林道終点から鞍部に向かって道のような(*)ラインが見える。
「あれを歩いたら早いかも?」
「鞍部にテープもあったし。」
*ラインは「道」ではなく平面測量の際に刈り払った跡なのでまともに歩けるとは限らない
青空とゴヨウツツジ。
県境尾根を離れて西方にお化け杉を確認。
富士山型ピーク(1287m)のすぐ手前に見えるなだらかなコブ(尾根分岐)の森がお化け杉の所在地。
一際背が高いので目立っている。
前方に湯桶丸を見ながら鞍部へ下る。
湯桶丸との鞍部まで戻ってきた。
テープに従い鞍部を左へ下ってみることにした。
「急がば回れ」というけどね・・・
湯桶谷最深部を少し下るとテープがなくなってルートが分からなくなった。
進むべき方向は概ね分かるのだが・・・
下りすぎてる感じ。
この先写真の少し先(1130m付近)で谷は急に高くなって行き詰まった。
これ以上、下るわけにはいかない。
(作戦会議4分)
鞍部に戻って元来た道を引き返した方が早いような気もするが・・・。
作戦会議の結果、もとへ戻るという結論にはならなかった。
直ぐ上に小さな尾根が見える。
強引に登ることにした。
(みなさん、無理せず元に戻って下さい)
4分で支尾根(1180m)に乗った。
1185m付近で測量杭発見!
「BC-221」だ。
鞍部から15mほどしか下がっていない。
カーブセットがされているからには横断も縦断も測量したはずだ。
やはり測量に必要な範囲を刈り払った跡が道のように見えていただけだ。
「測量ルートを歩く?」(もう一度作戦会議)
しかし、測量しただけのルートがまともに歩けるとは限らないし、尾根と迫の出入りあるので遠いことが多い。
(そんなことは最初から分かっていることだ)
測量ルートを歩く気にはならない。
尾根上の登山道が最短なのだ。
測量ルートは無視して登ることにした。
ということで直登開始。
何となく踏み跡がある。
まっすぐ登ると尾根分岐の少し東に出る感じ。
何となく、ヤブコギ。
というかほとんどヤブコギ (>_<) !
足元にシカの角。
刀架けによさそう。
尾根道までもう少し。
やはり急がば回れだな・・・
谷から40分もかかって登山道に合流した。
ガンガン登ったけど、道を歩いた方が絶対に早かったと思う (T_T)
わずか1分で尾根分岐に戻った。
登山道を歩いた方がなんぼ楽だったか・・・
そんなことも山歩きのスパイスだー!
などと思いながら尾根分岐を直進してススダケの西尾根を下る。
杉の人工林の下に林道が見てきた。
登山道は早い。
14時57分、尾根分岐から30分で湯桶丸登山口(上)に下り着く。
下の登山口にもこのような指導標があったのだろう。
登った尾根を見ながら荒れた林道を歩く。
15時15分、登山口(下)に戻ってきた。
尾根分岐から48分、登山道(上)からは18分。
ということは、湯桶丸山頂からだと1時間弱というところだろう。
湯桶丸だけなら往復で2時間30分で歩けるので手軽。
駐車場所は登山口のすぐ先のカーブ。
帰りながら林道の確認。
林道湯桶線(左)と南川線の分岐。
甚吉森へはトンネルを抜けて右の南川線へ。
林道南川線(左)と御朱印谷線の分岐。
御朱印谷山へは右へ。
那賀町木頭栩谷口の国道195号。
湯桶丸へは「美那川キャンプ村入口」の案内板から南へ入る。
想定外のヤブコギはあったけど、色々と楽しみの多い山歩きだった。
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石立山は近くて遠い山。
国道からのアクセスはよい方だと思うが、急峻なので敬遠されがちだ。
やはり気合いが入らないと登ろうと思わないかもしれない。
<石立山西峰>
■行先・位置
石立山(二等三角点 [石立山] 1,707.7m)
高知県香美市・徳島県那賀町/北緯33度47分5秒・東経134度3分18秒
■(*)コースタイム
もみじ茶屋駐車場 7:38(3分)→ 登山口 7:41(29分)→ 竜頭谷 8:10(22分)→ ガメラ石 8:32/8:33(24分)→ 岩場 8:57/8:58(59分)→ 西峰 9:57(休憩・軽食)/10:21(9分)→ 石立山 10:30/10:35(9分)→ 西峰 10:44/10:49(32分)→ 岩場 11:21(11分)→ ガメラ石 11:32(15分)→ 竜頭谷 11:47(21分)→ 登山口 12:08(2分)→ もみじ茶屋駐車場 12:10
(行き 2時間26分 帰り 1時間30分 計 3時間56分)
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.1km(駐車場からの往復)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
別府峡の石立山登山口から石立山山頂までのピストン。
【水平距離 8.126km 沿面距離 8.759km】
べふ峡の第1駐車場に着くと、先に登った人の車が1台あった。
いつもは寂しい石立山が、ほんの少し賑わう季節が近づいた。
もみじ茶屋の先の吊橋が石立山登山口。
竜頭山の南尾根を登ってカタツムリの道標を通過。
竜頭谷は竜頭山と石立山の間を下って百間滝の先で北谷に合流する。
ユキモチソウ(雪餅草)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草。
ヒメキリンソウは開花前。
コアツモリソウ(小敦盛草)は、ラン科アツモリソウ属の多年草。
こちらもまだ開花前。
ヤチマタイカリソウ(八街碇草)は、メギ科イカリソウ属の多年草。
四国と九州の山間部に分布。
ゴヨウツツジは昨年がアタリだったので今年はハズレか?
ミツバツツジも少ない感じ。
アケボノツツジがまだ残っていた。
ユキワリソウ(雪割草)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草。
花の大きさは小指の先ぐらいしかない。
キバナノコマノツメ(黄花駒爪)は、黄色のスミレ基本3種の1つ。
北海道・本州(中部以北)と四国・屋久島に分布している。
ヤチマタイカリソウは、環境省レッドデータで準絶滅危惧(NT)にランクされ、都道府県別分布状況では徳島・高知・愛媛・熊本・宮崎となっている。
石灰岩地帯に多く分布する。
西峰直下にはシカの嫌いなバイケイソウが繁茂している。
9時57分、西峰に到着。
持っている食料はこれ1つだけ。
山頂に祀られる小さな祠。
10時30分、登山口から2時間52分(軽食・写真撮影含む)で山頂へ。
正面に次郎笈と剣山。
日差しのきつい山頂に見るものは特にないので早々に下山開始。
西峰に戻ってひたすら下る。
右手に白髪山が見える。
べふ峡からの登山者は、先に登った人(会わなかった)と下山中に会った人の2人のはず。
車は1台多い。
入浴を済ませて食堂「三嶺」へ。
石立山の写真が数枚。
鹿肉ステーキ定食(1,520円)を注文。
クセのないシカの赤身肉は嫌いではない。
■べふ峡温泉■
高知県香美市物部町別府452-8
TEL:0887-58-4181 FAX:0887-58-4183
E-Mail:befukyouonsen@mopera.net三嶺トレイル 2017.5.14
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爽やかな初夏の風が吹く稜線のトレイル。
新緑のカンカケ谷コースを登ってお亀岩から三嶺までプチトレラン。
<三嶺>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
西熊林道ゲート 8:21(1分)→ 迂回路分岐 8:22(7分)→ 堂床野営場 8:29(21分)→ 八丁 8:50/8:51(14分)→ 渡渉点 9:05/9:06(3分)→ ヤマシャクヤク 9:08/9:13(45分)→ おかめ岩避難小屋 9:58(2分)→ お亀岩 10:00/10:02(13分)→ 西熊山 10:15/10:16(8分)→ 大タオ 10:24(9分)→ 標高点1754m 10:33/10:35(17分)→ 三嶺 10:52/10:56(4分)→ 三嶺ヒュッテ 11:00(6分)→ 三嶺 11:06/11:13(2分)→ フスベヨリ谷コース分岐 11:15(29分)→ さおりが原分岐 11:44/11:45(23分)→ カヤハゲ分岐 12:08(9分)→ さおりが原 12:17(4分)→ 長笹谷 12:21(6分)→ 西熊林道トンネル 12:27(12分)→ 西熊林道ゲート 12:39
【三嶺ヒュッテまで 往路 2時間24分 復路 1時間31分 計 3時間55分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間などは含まない
■コース水平距離 15.6?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
西熊林道ゲートから迂回路を堂床に下ってカンカケ谷コースで三嶺へ。
復路はフスベヨリ谷コースからさおりが原に出て西熊林道をゲートまで。
【水平距離 15.545km 沿面距離 16.031km】
【累積標高 (+) 1472m (-) -1460m】
光石登山口からの登山道をパスして西熊林道へ直行。
手抜きで少し時間短縮。
ゲート前の広場は登山道復旧工事の資材置場になって、左奧に資材運搬用のモノレールが設置されている。
8時21分にゲートをスタート。
直ぐ先の路肩側から迂回路に入る。
この道は以前からあったのだが、歩く人はほとんどいなかった。
一目一千本と言われるほどにヤマザクラが沢山あった頃は展望台とセットで遊歩道を歩く人もいたのだろう。
林道から堂床野営場までは10分足らず。
ただし、この迂回路は帰りに登りたくはない。
ほとんど歩くペースでゆっくり。
8時50分に八丁ヒュッテ(標高1080m)に到着して一息入れる。
コンロンソウ(崑崙草)はアブラナ科タネツケバナ属の多年草。
沢沿いなど湿った場所で見かける。
9時05分にカンカケ谷の渡渉点(標高1180m)を通過。
ゴールデンウィーク中にほぼ終わるはずのヤマシャクヤクが見頃。
ヤマシャクヤク(山芍薬)は、ボタン科ボタン属の多年草。
山地や深山の林床に生える野生のシャクヤクで花片は5〜7枚。
漢方薬の「芍薬」としても用いられるヤマシャクヤクは有毒なのでシカも食べない。
カンカケ谷の春♪
バイケイソウがにょきにょき。
林床で目立つのはバイケイソウやトリカブトなど有毒植物ばかり。
カツラの大木も春の装い。
ワサビ田〜!の跡。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は、ケシ科キケマン属の多年草。
ヤマエンゴサクとは苞葉の形が違う。
ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草。
白い5枚の花びらに雄しべの紫色の葯がアクセント。
ミヤマカタバミ(深山片喰)は、カタバミ科カタバミ属の多年草。
白い5枚の花びらに紫色の筋がある。
清楚なスプリングエフェメラルたち。
9時58分、おかめ岩避難小屋(標高1640m)に到着。
小屋には誰もいなかった。
お亀岩の鞍部から西熊山へ向かう。
前方を行く登山者が1人。
(たぶん光石登山口にあったよく見かける車の人だろう)
先行する人を追い抜いて10時15分、お亀岩から13分で西熊山山頂に到着。
道標の側でお食事中の方が2人。
大タオの鞍部がなかったら楽勝で走れそうな稜線。
オオタオ付近から見る三嶺は重厚感がある。
いつもの岩の上でセルフタイマー・・・
あれ?
(^_^)v
ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。
垂直分布が広いショウジョウバカマは鳥海山でも見たことがある。
急登を登りきって青ザレ上部を通過。
10時52分に三嶺山頂到着!
西熊林道ゲートから2時間20分(休憩含む)。
池を回ってから帰ることにしよう。
三嶺ヒュッテの前でくつろぐ人たち。
コメツツジの中でウグイスがさえずるっている。
反時計回りで池の周りを周回。
正面に三角点。
もう一度山頂を分で高知県側へ。
お亀岩で前を歩いていた人はフスベヨリ谷を下るという。
こちらも途中までフスベを下ることにして下山開始。
フスベヨリ谷は2004年の台風16、18号の集中豪雨で崩壊した。
この時の土石流はスゲナロ沢付近まで達していた。
まだ残っていたシロバナネコノメ。
谷を左岸に渡る(標高1260m)。
山は荒れても水はきれい。
渡渉点を渡った所の「さおりが原分岐」で谷を離れて左へ。
カヤハゲ西尾根のトラバース道の状態は概ね良好。
右手に地蔵ノ頭が見える。
倒木を跨いでカヤハゲの西尾根を越える。
← フスベオリ谷 さおりが原 → ↑カヤハゲの丁字路。
「フスベオリ谷」なのか「フスベヨリ谷」なのか?
道標は「フスベオリ谷」、山と高原地図は「フスベヨリ谷」。
「折れる」の「折り(オリ)」が正解のような気はしている。
さおりが原(標高点1162m)。
台風でよく流される長笹谷の橋。
ミヤマハコベが群生。
ミヤマハコベ(深山繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草。
5枚の花弁は深く裂けるので一見10弁に見える。
あまり目立たないコチャルメルソウ。
コチャルメルソウ(小哨吶草)は、ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草。
沢沿いや斜面下の湿った所に生えている。
林道に出てすぐ南のトンネル(一応通行禁止)へ。
西熊林道はトンネルからゲートまで1.7km。
テンナンショウの仲間では愛好家に一番人気のユキモチソウ。
よく見かけるけど、環境省の絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
本州(近畿地方)と四国に分布。
12時39分、出発から4時間18分(休憩含む)で西熊林道ゲート前に下山。
天気がよかった割に高知県側の登山者は少なかった。
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どこの行楽地も賑わうゴールデンウイーク。
5月5日のこどもの日は、いつもの年と同じように笹ヶ峰に出かけてみたものの、アケボノツツジ開花は遅れていた。
<ちち山>
■行先・位置
笹ヶ峰 (一等三角点 [笹ヶ峰] 1859.6m)
愛媛県西条市・高知県いの町、北緯33度49分41秒・東経133度16分29秒
ちち山 (標高点 1855m)
愛媛県新居浜市・高知県いの町、北緯33度49分55秒・東経133度17分03秒
■(*)コースタイム
駐車場所 9:02(2分)→ 大永山トンネル登山口 9:04(19分)→ 七番越 9:23(2分)→ 土山越 9:25(11分)→ 舟窪 9:36(16分)→ 獅子舞の庭 9:52/9:53(1分)→ 獅子舞権現 9:54(参拝)/9:55(2分)→ 獅子舞の鼻(1481.7m峰)9:57/10:00(45分)→ ちち山分かれ 10:45(31分)→ 紅葉谷分岐 11:16(13分)→ 笹ヶ峰 11:29(昼食)/11:56(10分)→ ちち山道(西)12:06(12分)→ ちち山 12:18/12:22(6分)→ ちち山道(東)12:28(13分)→ ちち山分かれ 12:41(30分)→ 獅子舞の鼻(1481.7m峰)13:11/13:12(1分)→ 獅子舞の庭 13:13/13:15(7分)→ 舟窪 13:22(9分)→ 土山越 13:31(2分)→ 七番越 13:33(16分)→ 大永山トンネル登山口 13:49(3分)→ 駐車場所 13:51
【行き 2時間22分 帰り 1時間49分 計 4時間11分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間等は含まない
■コース水平距離 13.0km(往復)
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
大永山トンネル登山口を起点に七番越から石鎚山脈支脈を歩き、ちち山別れで石鎚山脈主稜線に合流。
笹ヶ峰に登頂後、ちち山を経て往路を引き返す水平距離13.0kmの行程。
【水平距離 12.982km 沿面距離 13.390km】
松山自動車道を新居浜で降りたら県道47号新居浜別子山線を大永山トンネル南口へ向かう。
鹿森ダムと第一青龍橋・第二青龍橋。
鹿森ダム過ぎた辺りから前方に険阻な岩山が見えてくる。
屏風のように聳える沓掛山と岩黒山は四国の山とは思えない雰囲気を持つ。
ドームのようなちち山に太平洋側から雲が乗っかかっている。
昨年の5月5日は車があふれていた駐車スペースに先着の車はたった一台。
同じ日時なのにガラガラ。
天気がイマイチだから?
アケボノもハズレなのか、車窓から見えた西赤石の稜線にピンクはほとんどなかった。
先着の人たちはどこへ?
団体さんより先に登山開始。
登山口から約20分で七番越の丁字路に突き当たる。
← 笹ヶ峰 ちちやま / 銅山越 綱繰山 →
大半の登山者がツナクリ山・銅山越方面に向かう。
「馬道の別れ」から馬道は「獅子舞の鼻」への急登を避けてどこへ?
今も使われているのか、藪になってない。
細長い窪地のある舟窪。
舟窪で「通せんぼ」された丁字路を左に折れ、尾根に取り付く。
気になる直進はちち山をトラバース?
急登を20分ほど登ると「獅子舞の庭」。
岩の下に祀られる「獅子舞大権現」に参拝。
登山口から約1時間(休憩含む)で獅子舞の鼻(1481.7m峰)に着いた。
やはりアケボノツツジは咲いていない。
【基準点の概要】
●基準点コード:TR45033620401
●等級種別:四等三角点
●冠字選点番号:K紘14
●基準点名:迫割
●標高:1481.7m
ちち山別れに続く尾根上にもピンク色はほとんど見えない。
まだ蕾?
最近早くなってきた開花が遅れているようだ。
アケボノはほとんど見ないまま「ちち山別れ」への急登に差し掛かる。
登ってきた尾根を振り返って。
ちち山別れの分岐(丁字路)を右へ。
ここまでに出合ったのは大きなザックを背負った男性1人だけ。
ちち山道の入口(東)を通過する。
トラバース道はフラットでないのに加え、ササが茂っているので歩きづらい。
誰か来てるかな?
11時29分、登山口から2時間27分(休憩含む)で笹ヶ峰到着。
山頂にいた登山者は7〜8人。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR15033529101
●等級種別:一等三角点
●冠字選点番号:真1
●基準点名:笹ケ峰
●標高:1859.6m
寒風山登山口から来たという男女4人の学生?
「遠かったです。」
(アップダウンが多いからね。)
今日の一杯は「カップヌードル リッチ あわび風味オイスター煮込み」
「カップヌードル史上最高級の贅沢スープ」ということだが、あわびが入っているわけではなく、「あわび風味に味付けをしたエリンギ」が入っている。
エネルギー:332kcal、食塩相当量:3.8g
周りは何も見えないので食事を済ませてさっさと下山。
帰りはちち山稜線コースへ。
もう少しでちち山山頂。
トラバースとの分岐から12分で標高点 [・1855m] のちち山山頂に着いた。
山頂に祀られた蔵王権現に参拝。
ちち山別れで平家平方面へ続く主稜線から分岐して翠波峰に至る法皇山脈。
西赤石山との最低鞍部の下を大永山トンネルが通っている。
蕾は多い感じ。
サクラの開花が10日ほど遅れたのは記憶に新しい。
ハズレ年という訳でもないようだ。
稜線から雲が上がり始めて東赤石山が見えてきた。
シロモジ?
13時51分、笹ヶ峰から1時間55分(休憩含む)で無事下山。
先に来ていた車もなくなって寂しい登山口。
登山口とは大違いで大混雑のマイントピア別子。
回転はまずまずだったので数分の待ち時間で車を置くことができた。
(温泉!温泉!)
入浴目的の人は少ないようで、風呂はあまり混んでなかったのでよかった。
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ゴールデンウィーク前半、卯の花月最後の日曜日。
ヤマザクラが咲いたばかりで稜線の赤い卯の花が咲くのはまだ先になる。
時間が限られるときの三嶺は、白髪山をショートカットする避難小屋登山口からのピストンが早い。
<光石のヤマザクラ>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
避難小屋登山口 08:43(28分)→ ふるさと林道分岐 09:11(5分)→ 白髪山分岐 09:16(16分)→ カヤハゲ 09:32(27分)→ 三嶺 09:59/10:02(5分)→ 三嶺ヒュッテ 10:07(7分)→ 三嶺 10:14/10:16(2分)→ クサリ場 10:18(行き違い待機)/10:21(17分)→ カヤハゲ 10:38(18分)→ 白髪山分岐 10:56/10:57(2分)→ ふるさと林道分岐 10:59(15分)→ 避難小屋登山口 11:14
【行き 1時間21分 帰り 1時間01分 計 2時間22分(三嶺ヒュッテまで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.3?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
白髪避難小屋近くの縦走路へ出る白髪山ショートカットコースを往復。
三嶺までの登山コースで高知県側最短。
山頂までだと7.4km(水平距離・往復)と高知県側最短。
ヒュッテまで行って約1kmプラス。
【水平距離8.283km 沿面距離8.756km/累積標高差(+)1125m (-)1120m】
午後から予定があったので最短コース(白髪山短縮コース)をピストンすることにして、8時43分に避難小屋登山口を出発。
まずは、急登の尾根道をジグザグと登る。
登り始めて5分、標高1460m付近のブナ林。
登り始めて10分、1520m付近のモミ林。
登山口から28分で正面に三嶺が見える「ふるさと林道分岐」に出た。
このコースは白髪山をショートカットして「白髪分岐」へ行くことができる。
白髪山からの展望も捨てがたいけど、三嶺登山の高知県側「最短コース」なので初めての方にはおすすめ。
トレラン風の2人は剣山へ向かうのか?
9時16分、登山口から33分で白髪分岐に到着。
雪が解けて小さな水たまりができたダケカンバの窪地。
今度は女性の単独トレラン風。
白髪分岐北側の急斜面からカヤハゲと三嶺。
この人も名頃から剣山か?
今日はトレイルランナーが多い。
9時32分にカヤハゲ到着。
光石からさおりが原経由で登ってきたという3人。
見た目はちょっとトレラン風。
あと2〜3分で山頂。
ゴールデンウィークだけあって人が多い。
9時59分、避難小屋登山口から1時間16分で三嶺に到着。
この時期は黄砂などの影響で霞んでいることが多い。
池とヒュッテも一応見ておきたい。
火山以外で山頂に火口のような池があるのは珍しい?
ほんの少しだけ雪が残っていた。
ササ原の上にコメツツジの尾根。
反時計回りに池を周回してもう一度山頂へ。
10時16分、元来た道を下山開始。
大きなザックを背負った4人のパーティと行き違い待ち。
10時38分、山頂から22分(待ち時間3分含む)でカヤハゲ。
10時56分、カヤハゲから18分で白髪分岐。
ふるさと林道分岐を右へ。
防護ネットを開け閉めしてススキの原っぱを南へ。
11時14分、山頂から58分(休憩含む)で避難小屋登山口に下山。
林道は別府側の路側崩壊で全面通行止めになっているので西熊側へ戻る。
林道沿いのヤマザクラが満開。
この日は光石登山口も車が多かった。
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絶好の登山日和となった日曜日の三嶺。
気になっていた白髪山西尾根を西熊林道から直登し、韮生越コースで西熊林道に戻る行程で歩いてみた。
<三嶺と三嶺の池>
■行先・位置
白髪山(三等三角点 [白髪山] 1769.8m)
高知県香美市/北緯33度48分36秒・東経133度59分35秒
三嶺(二等三角点[三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
光石登山口 7:43(9分)→ 西熊林道ゲート 7:52(3分)→ 展望所 7:55/7:58(21分)→ 標高点・1216m 8:19(44分)→ 主尾根 9:03(29分)→ 白髪山 9:32/9:36(19分)→ 白髪山分岐 9:55/10:00(11分)→ 韮生越 10:11(8分)→ カヤハゲ 10:19/10:22(32分)→ 三嶺 10:54/11:05(6分)→ 三嶺ヒュッテ 11:11/11:14(6分)→ 三嶺 11:20/11:27(7分)→ 三嶺ヒュッテ 11:34(昼食)/12:05(9分)→ 三嶺 12:14/12:18(28分)→ カヤハゲ 12:46/12:52(4分)→ 韮生越 12:56/12:59(42分)→ 韮生越登山口(西熊林道終点)13:41/13:42(6分)→ トンネル 13:48/13:51(27分)→ 西熊林道ゲート 14:18(5分)→ 光石登山口 14:23
【光石 → 白髪山 1時間46分/白髪山 → 三嶺 1時間10分】
【三嶺 → 三嶺ヒュッテ → 三嶺 → 三嶺ヒュッテ → 三嶺(2往復)28分】
【三嶺 → 韮生越 32分/韮生越 → 光石 1時間20分】
【合計 5時間16分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 15.9?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
●光石登山口から西熊林道に出て白髪山西尾根を直登。
●白髪山〜カヤハゲ〜三嶺ヒュッテまで縦走。
●三嶺から韮生越まで戻って韮生越コースで光石登山口に下山。
【水平距離 15.914km 沿面距離 16.571km】
【累積標高 (+) 1729m (-) -1725m】
光石登山口から堂床への登山道は崩落現場の工事が始まっている。
堂床方面へ行くには工事が終わるまで迂回路経由になる。
今日の予定は、白髪山経由で三嶺。
登山口を7時43分にスタート。
「まずは白髪山」なので、工事とは関係なく迂回路へ。
人工林内の歩道を10分少々登る。
光石登山口から西熊林道までは、水平距離370m、標高差110m。
西熊林道のゲート近くに工事用のモノレールが設置されていた。
西熊林道ゲート(標高1020m)前の広場。
数台分の駐車スペースがあり。
ゲートのすぐ先に堂床野営場へ下る迂回路と展望台へ上がる歩道がある。
取り付き(支尾根の先端)はもう少し先だが、今回は展望台から光石放牧場跡に出て尾根に向かうことにした。
あまり知られていない展望台(標高1040m)から西熊渓谷を一望する。
「一目千本」と言われたぐらいヤマザクラが多かった頃は、大勢の花見客が賑わったという。
展望台の後ろから小さな尾根に入る。
1080mの小さなコブを越えて200m(標高差60〜70m)ほど登る。
間もなく、シカ捕獲用の囲い罠が設置された放牧場跡に出る(1110m)。
太陽が輝いているのが白髪山山頂付近。
白髪山は光石から近い。
牧場跡に出たら左(北)にこんもりと見える標高点1216mを目指す。
作業道が北に向かって続いていた。
そのまま北に向かうかと思ったら、道路は一旦南向きに折れる。
再び北に向く道路から見える稜線。
「尾根分岐」のコブと地蔵ノ頭。
作業道の終点。
正面が標高点1216mのコブ。
尾根に取り付くには・1216に登る必要はなく、右側の鞍部に進めばよいが、
コブを見ておくことにした。
堺杭のある標高点1216m。
尾根歩きの始まりはコブからの下り。
作業道から前方のコルへ向かえば、標高点1216mを通る必要はない。
コルからは堺杭が設置された尾根を登る(標高1200m)。
周囲より出っ張っていて、ルートがはっきりとした尾根。
広くなった尾根の苔むした石がゴロゴロするポイント(1320m)。
ここは左に見ながら通過でOK。
人の踏み跡か獣道か分からないけど、何となく道がある(1350m)
もう一度、苔むした石ゴロゴロ(1400m)。
さっきより密集している。
ここは真っ直ぐ登ってはダメ。
石があるうちに広がった尾根の左側に出るべし!
真っ直ぐ登ったら、スズタケに突っ込んで藪漕ぎになってしまった(1450m)。
どうしてここだけシカが食べてないのだろう?
なんとか左に抜けたら背の低い普通のササだった(1470m)。
空と横たわる岩が見えたら、もうすぐ主尾根に出る(標高1540m)。
9時03分、標高点1216mから44分で白髪山の主尾根に合流(標高1580m)。
標高点1216mの鞍部からの最大標高差は約380m。
林道からだと560m。
主稜から南西(大栃・高知市方向)を望む。
中央付近に御在所山と太平洋が見える。
西尾根は標高差が少ない分、主尾根に出てから白髪山山頂までが長い。
踏み跡はしっかりしている。
主尾根との合流地点から山頂まで北北東に980m、標高差190m。
三嶺が見えてきた。
食害防止ネット沿いに登っていく。
一時期と比べるとシカの生息数がぐっと減ってササが復活。
主稜線を600mほど登って西方を望む(標高1700m)。
右にピラミダルな天狗塚(1812m)地蔵ノ頭。
主稜線の左後方に矢筈山(1606.6m)。
遠くに石鎚山系の峰々。
この時期にしては空気が澄んでいる。
9時32分、光石登山口から1時間49分(休憩含む)で白髪山山頂に到着。
主稜線まで1時間20分、主稜線に出てから約30分(合わせて約2時間)。
同じ方向に登る人影が見えると思ったら誰かが先に到着していた。
何度かお目にかかったことのあるKさんはトンネルの迂回路から北尾根を登ってきたということだ。
四ッ小屋谷川へ下ってカヤハゲに登り返す計画とのこと。
(それはそれで気になるけど・・・)
9時55分、白髪分岐に到着。
白髪山登山口か避難小屋登山口からの登山者が2組4人。
白髪分岐からの三嶺。
先に下る1組。
韮生越に下る途中のダケカンバ林の窪地。
韮生越の鞍部に向かって下る急斜面からカヤハゲと三嶺。
下の端に標高点1216mのコブは確認できるが、西尾根そのものは北西尾根とほぼ重なって見えてない?
手前の勾配がほぼ一定の尾根はKさんが登った北尾根。
カヤハゲ到着10時19分/出発10時22分。
いい天気♪
誰が天狗岩と呼び始めたのだろう。
鼻がないな・・・
山頂まであと5分。
10時54分、光石から3時間11分で三嶺に到着。
白髪山からは1時間18分。
カヤハゲから32分。
ローアングルになるセルフタイマー撮影。
少し傾いた。
遠くの石鎚山脈は青い山脈。
山頂からは北西尾根と西尾根が確認できる。
山頂直下からストレートに下っている支尾根はトンネルに下る北尾根。
右に離れて主尾根から北西に下る2つの小さな支尾根が谷を挟んで並んでいる。
北西尾根・西尾根と言うより、北西尾根1・2というところか。
北尾根と北西尾根の取り付きはカヤハゲの西尾根に隠れて見えていない。
(西熊山の西側から撮った写真に図示)
山頂直下の庭園を散策。
山頂を振り返って。
団体さんが登ってきた。
三嶺の池の顔。
残雪はもうわずか。
三嶺ヒュッテ前から池を周回。
団体さんより早く山頂へ登り返す。
団体さんが到着したところで、SSCメンバーがやってきた。
結局、もう一度ヒュッテへ。
定番のカレーメシとオールフリー。
最近、カップ麺はあまり食べる気がしなくなった。
顔のような三嶺ヒュッテと三嶺の池。
池に映った雪で蝶が飛んでいるように見える。
ヒュッテに向かう団体さん。
後方に剣山への縦走路がある主稜線と石立山。
剣山と次郎笈がくっきり。
どちらかというと、次郎笈の方が立派に見える。
三回目の山頂へ。
さてどこを下るか?
今日はお亀岩に回る選択はない。
フスベ → さおりが原、あるいは韮生越のどちらか。
韮生越から下ることにして12時18分下山開始。
12時46分にカヤハゲ。
カヤハゲ山頂からもう一度三嶺。
韮生越の分岐。
韮生越は熟達者コースとしてマップ上は破線になっている。
このルートを歩く場合は、目印のテープを見落とさないようにしよう。
ケヤキザコ、さおりが原方面との分岐。
13時41分、韮生越から42分で西熊林道の終点に到着。
林道の終点(韮生越コースの登山口)からゲートまで 2.2km、35分。
トイレの先にさおりが原への分岐。
500m先のトンネルを抜ける。
迂回路を通る人はあまりいない。
トンネルからゲートまで 1.7km、25分。
エイザンスミレ(叡山菫)。
特徴のある葉っぱでスミレの中では見分け易い。
タイヤの跡が残る林道(一般車両は通行できない)。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は、ケシ科キケマン属の多年草。
沢沿いなど半日陰の湿った場所に生えていることが多い。
ヤマエンゴサクとは花柄の基部にある小さな苞葉の形が違う。
ハシリドコロ(走野老)は、ナス科ハシリドコロ属の多年草。
キチガイイモ、キチガイナスビなどと呼ばれる有毒植物で、全草にアルカロイド類の毒がある。
ヤマザクラが咲く西熊林道。
14時18分、西熊林道ゲート。
人工林内の歩道を少し下って登山口へ。
14時23分、光石登山口へ下山。
水平距離約15.9km、沿面距離約16.6km。
累積標高は1700mを少し越えている。
今夜もビールが旨いと思う。
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祖谷山地の盟主 矢筈山、そしてオベリスクのような御塔石で知られる石堂山。
まで春まだ浅い残雪の尾根道を落合峠から往復してみた。
<御塔石と矢筈山>
■行先・位置
矢筈山(二等三角点 [矢筈山] 1848.8m)
徳島県三好市・つるぎ町/北緯33度55分30秒・東経133度58分30秒
石堂山(標高点・1636m)
徳島県三好市・つるぎ町/北緯33度56分19秒・東経133度57分59秒)
■(*)コースタイム
落合峠(標高点 [・1520m])7:57(16分)→ 四等三角点 [落合峠] 8:13/8:15(16分)→ 標高点 [・1654m] 8:31(26分)→ サガリハゲ山分岐 8:57/8:59(9分)→ コル 9:08(19分)→ 矢筈山 9:27/9:36(23分)→ 標高点 [・1710m] 9:59/10:02(34分)→ 御塔石 10:36/10:48(5分)→ 石堂山 10:53(昼食)/11:30(48分)→ 矢筈山 12:18/12:26(9分)→ コル 12:35(8分)→ サガリハゲ山分岐 12:43(20分)→ 標高点 [・1654m] 13:03(16分)→ 四等三角点 [落合峠] 13:19/13:22(9分)→ 1590m地点 13:31/13:34(5分)→ 落合峠(標高点 [・1520m])13:39
<行き 2時間28分 帰り 1時間55分 計 4時間23分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 10.9km
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
東みよし町と東祖谷を結ぶ林道の落合峠(1520m)がスタート&ゴール。
(県道44号はつながっていないので落合峠を挟む区間が林道経由となる)
落合峠までのアクセスは、南側の三好市東祖谷または北側の東みよし町から。
今回は、高知自動車道大豊IC → 国道32号 → 県道45号 → 県道32号 → 国道439号経由で県道44号へ入る・・・はずだったが、500mほど手前の三叉路に「← 落合峠」の案内があったので(おかしいな?)と思いながら入った。
答えは、途中で合流するのでどちらでもOK。
【水平距離 10.905km 沿面距離 11.361km】
【累積標高 (+) 1120m (-) 1117m】
雲間から日が差す落合峠に着いたのは7時40分。
(あれ?誰も来ていない。そんなはずはないのだが・・・)
思ったより雲が多いのが残念・・・
全然混んでないので峠にそのまま車を置いて7時57分に登山開始。
(登山口は左の小さな道標)
当日が近づくにつれ天気は☀から☁へ。
矢筈山の山頂周辺はガスガス。
パンツが湿ってきた。
すぐ先のササ原に針葉樹が点在するコブは四等三角点[落合峠]。
その先左のコブは標高点・1654mのモミ林。
8時13分、落合峠から16分で四等三角点[落合峠]に着いた。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR45033770601
●等級種別:四等三角点
●冠字選点番号:K瀬2
●基準点名:落合峠
●標高:1610.7m
標高点・1654mのこんもりとした森。
樹木の根元から雪解けが始まる森。
数日前に強い雨が降ったので、葉がたくさん落ちている。
サガリハゲ山分岐まで急登。
8時57分、落合峠からちょうど1時間(休憩含む)でサガリハゲ山分岐。
左に折れて残雪のトラバースへ。
この上のピークが矢筈の?峰?
前方に矢筈山山頂を見ながら?峰をトラバース。
トラバースの残雪もぐさぐさ。
トラバースを通り過ぎてコルへ。
右奥に黒笠山(1703m)。
山頂が近づく頃、青空も少し見えるようになってきた。
9時27分、落合峠から1時間30分(休憩含む)で矢筈山山頂到着。
正面が石堂山方面、左が黒笠山方面。
写真を撮っていると趣味山さんがやってきた。
矢筈山の北側は残雪が多くて楽しめるという。
石堂山寄りの稜線に出て、帰りは黒笠山寄りから下るらしい。
山頂の基準点は二等三角点。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033771701
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:興31
●基準点名:矢筈山
●標高:1848.8m
\石堂山 2.0km 落合峠 3.1km/
黒笠山 3.0km/
山頂から北に進めば石堂山、東に進めば黒笠山。
今日は石堂山を目指す!
「石堂山へ2.0km」
「林道(木地屋線)へ6.3km」
正面やや左に石堂山。
すぐ先のコブは標高点・1710m。
コースは「尾根通し・・・」のはず。
尾根の北側に残る残雪(なるほど)。
前方は石堂山から白滝山(1526.3m)を経て石堂神社へと伸びる尾根。
趣味山さんが車を置いたと思われる県道304号は尾根の下、片川沿い2kmほどの所まで来ている。
行き止まり県道だが、林道経由で旧半田町方面へ抜けることができる。
前方は標高点・1710mのピーク。
道が分からなくなって尾根通しに通過したが、登山道は左(西)側にあることが帰り道に判明。
まあ、尾根を歩いていたら間違いはない (^^;)
登山道を覆った笹と残雪でルートが少し分かりづらい。
白滝山の左奧に見えているのは火打山(1424.7m)。
小さなコブのアップダウンがいくつか連続する。
煙突のような岩が見えてきた。
最低鞍部に何の道標?
水場の案内板だった。
最低鞍部から石堂山への緩やかな登り。
賑やかな声が聞こえてきた。
男女7〜8人の中高年グループは矢筈山まで行くのだそうな。
そんなに急いだつもりはないけど、ここまで2時間30分。
落合峠の出発時間を聞かれたので「8時前」と答えると、
少し昔の山ガールに驚かれ、昔の山ボーイには「若いから」と言われ・・・
(あまり若い訳じゃないけどね・・・)
とりあえず、山頂をトラバースして御塔石を見てみよう!
なかなか立派!
御塔石まで来てみると・・・
それほどでも?
御塔石の後ろ側は黒く見える四角い穴の高さが地面。
なので、後ろから見る高さは全体の1/3程度。
前は20m以上ある感じ。
石堂山の穴には祠があったのでお参り。
どこに神様が祀られているか分からないので、お賽銭は持ち歩いている。
さあ、石堂山に戻ってみよう。
10時58分、落合峠から3時間01分(休憩含む)で石堂山に到着。
山頂に三角点は設置されていない。
石堂山山頂は標高点のみの1636m。
初めての日清「カップヌードル ぶっこみ飯」
「カップヌードルを食べた後のスープにご飯をぶっこんだ「あの味」を再現しました。」
ということで、オリジナル(しょうゆ)のスープにご飯を入れた感じ。
飯を入れるならチャルメラの方がよいかも・・・
エネルギー:346kcal 食塩相当量:3.6g
さあ、帰ろうか。
周回ルートがあったらよいけど、尾根を西に下ると道路が長い。
矢筈山に帰るしかない。
40分ほどの滞在で11時30分、青空が広がった石堂山を後にした。
標高点1710mの西側を通っていた登山道。
「なんだ、やはりここか」なのだ。
石堂山側から見る矢筈山。
一応「矢筈」だ。
ダケカンバ林と残雪。
尾根は白滝山で120〜130m下って一旦なだらかになり、1.5kmほど先で100mほど下る。
2つ目の下った辺りに石堂神社があるようだ。
あれ、あの人達まだ登っている!?
着いたばかりでお弁当を広げる団体さん。
「お昼も食べてきたんですか!?」と聞かれ、
「食べてきました。」
(石堂山で40分ほど過ごしてきたんだけどな・・・)
「速いねー」「若いから」
(・・・・・・)
槍ヶ岳も穂高も剱も行ってきたという。
(なるほど・・・)
矢筈の?峰を見ながらいよいよ下山。
右下に落合峠。
車も何台かは来ているようだ。
左にサガリハゲ山(1722m)。
トラバース。
矢筈山を見上げると、団体さんもそろそろお帰りのようだ。
いい感じのモミ林。
南に三嶺〜天狗塚の稜線。
さらに西には綱附森。
祖谷側から見る三嶺はこれといった特徴がない山だ。
三角点ピークの向こうには、落禿(1683.2m)〜前烏帽子〜烏帽子山(1670.2m)の稜線。
矢筈山(左奥)。
おっ!自転車が2台上ってくる。
(この峠もねー)
(そりゃあそうだろうな・・・)
四等三角点 [落合峠]で自転車を見ながら一休み。
今度は、いい感じのササ原。
峠が見えてきた。
向かいの山は落禿(1683.2m)。
車が2台に大きなエンジンのバイクも。
車の人たちは烏帽子山方面か?
最初からこうならいいのに。
祖谷側から激坂をこぎ上がったロードバイクの2人はこの後、北側の東みよし町方面へと下っていった。
やってみたい気もするが・・・
自転車に乗る時間がなかなか取れないのが実情。
帰りは「そば道場」のある三叉路に出た。
近くに何度か旨い豆腐をいただいたことがある「栗枝豆腐こんにゃく店」がある交差点だ。
その三叉路から西に約500mの三叉路が上の写真。
西から来るとここが手前になる。
目星を付けておいた秘境の湯で入浴。
入浴料は大人1,000円と少し高め。
開放的な露天風呂やジェットバスなどもあって、まずまず納得の内容。
■祖谷渓温泉ホテル 秘境の湯■
〒778?0101
徳島県三好市西祖谷山村尾井ノ内401番地
TEL:0883-87-2300 FAX:0883-87-2313
E-mail:info@hotel-hikyounoyu.co.jp
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山深く人に出合うことのない孤独なトレイル。
春雨が上がった花曇の石立山にスプリング・エフェメラルがひっそりと咲き始めた。
<石立山>
■行先・位置
石立山 (二等三角点 [石立山] 1,707.7m)
高知県香美市・徳島県那賀町/北緯33度47分5秒・東経134度3分18秒
■(*)コースタイム
別府峡第1駐車場 8:30(3分)→ 登山口 8:33(26分)→ 竜頭谷 8:59/9:01(13分)→ 980m地点 9:14/9:15(6分)→ ガメラ石 9:21/9:24(8分)→ 標高点・1183m 9:32(4分)→ 岩場 9:36/9:39(24分)→ 標高点・1472m 10:03(23分)→ 西峰 10:26(8分)→ 石立山 10:34/10:55(6分)→ 西峰 11:01(26分)→ 岩場 11:27/11:28(8分) → ガメラ石 11:36(15分)→ 竜頭谷 11:51/11:54(9分)→ フデリンドウ 12:05/12:07(6分)→ 登山口 12:13(1分)→ 別府峡第1駐車場 12:14
【行き 1時間55分 帰り 1時間11分 計 3時間06分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
(山と高原地図のコースタイムなどを参考に余裕のある計画で登山して下さい)
■コース水平距離 8.0km(別府峡第1駐車場からの往復)
■天気 曇り
■楽しさ ★★★★☆(4点!)
もみじ茶屋の下にある別府峡第1駐車場から石立山山頂までのピストン。
片道の水平距離4kmで累積標高差1300mを超える。
(登山口からの最大標高差は約1160m)
【水平距離8.017km 沿面距離8.714km/累積標高差(+)1372m (-)1342m】
登山口から竜頭谷を渡って尾根に出るまでは空が狭い。
「みちびき」など最新のGPS衛星に対応していない古いタイプのGPSは受信状態が悪く位置と標高データの誤差が多くなる。
別府峡の駐車場に着いたのは8時20分。
予想どおり、もみじ茶屋下の第1駐車場に車はゼロ。
雨がポツポツと落ちてくる。
予報は曇りで雨は上がるはずなのだが・・・
登山口は赤い吊り橋「錦帯橋」。
アクセスは三嶺より良いけれど、ツツジやイシダテクサタチバナが咲く時期と紅葉シーズン以外は、あまり人に会うことはない。
最初に目に入ったのはヤブツバキ。
フデリンドウは蕾。
もうすぐ開きそうだけど、天気が悪いのでどうだろう。
ミツマタも濡れている。
(百間滝へもしばらく行ってないな)
カタツムリが目印。
竜頭山の尾根を外れて右へ。
水滴がついたサイコクサバノオ。
花はうつむき加減に咲くので写しづらい。
昨日は雨だったので少し増水した竜頭谷。
石灰岩地なので少しの雨だと地下に潜ってしまう。
谷は100mほど先で「百間滝」という滝になる。
シロバナネコノメ(白花猫の目)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。
ネコノメソウの仲間では一番目立つ。
ハナネコノメは四国には分布しないので白いネコノメはこの種だけ。
ザレた斜面のトラバース。
両手両足を使って体を引き上げる。
ルートは尾根通しなので迷うことはない。
テープやペンキマークも多い。
ガメラ石の少し手前の標高約980m地点で駐車場が見えてくる。
駐車場(標高約550m)からの標高差は400mちょっと。
前が高い崖になっていて危険!
通行注意!
休憩ポイントの通称「ガメラ石」。
標高は1060m。
標高点・1183の足に優しいフカフカのコブ。
ずっとこんなんだったら楽なんだけど。
9時36分、休憩ポイントの「岩場」に到着。
登山コースのほぼ中間点にあたる。
岩場から北西方向に見えるのは竜頭山(手前)。
なだらかな尾根上に三等三角点 [竜頭](1264.4m)が設置されている。
奧に見えるのは白髪山(1769.8m)。
南尾根にも登山道があって第2駐車場へ下ることが可能。
標高点・1181mの奧に行者山(1346m)。
そのまた奧に赤城尾山(1436.0m)。
南アルプスなどの森でよく見かけるサルオガセ。
木に寄生しているわけではない。
少し陽が差してきた。
明るい方が気持ち良い。
潜って通過していた倒木を切ってくれていた。
ビャクシンの痩せ尾根。
10時03分、標高点・1472のコブを通過。
セルフタイマー撮影。
見事に樹皮を囓られてしまったモミ。
こうなったら枯れてしまう。
10時26分、西峰に到着。
前方の本峰までは約500m、10分の道程。
南に少し下って捨身ヶ嶽を左に見ながら東の本峰へ向かう。
西峰と捨身ヶ嶽の右奥に三嶺が見えてきた。
広い山頂の手前には祠がある。
10時34分、駐車場から2時間04分(休憩含む)で山頂到着。
二等三角点を取り込むようにネットが設置されている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25034504401
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:興22
●基準点名:石立山
●標高:1707.7m
石立山山頂には道標が多い。
北東方向の主稜線の先に次郎笈(1930.0m)。
高知市方面(南西方向)。
10時55分、誰もいない山頂を後に下山開始。
西峰から26分で岩場まで下ってきた。
下山中に転倒すると怪我をするので足元に注意!
岩尾根を足だけでガンガン下るのは膝によくない。
手を積極的に使って足の負担を和らげながら下った方がよい。
沢の音が近づいてくる。
今日はもう誰も登ってこないだろう。
日が差してきて、サイコクサバノオがたくさん開いていた。
サイコクサバノオ(西国鯖の尾)は、キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草で本州(近畿)と四国に分布。
うつむいてばかりかと思ったら、以外と上向きに咲くんだな。
白に青い筋のある花弁のように見える部分は萼片で、雄しべの葯に見える黄色い部分が花弁。
かわいいのでファンが多いらしい。
ミツマタ(三椏)は、ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。
室町時代に中国から渡来したといわれ、枝が三つ叉に分かれるところから「ミツマタ」と言う。
ジンチョウゲの仲間で和紙の原料になる。
白花のフデリンドウが咲いていた!
フデリンドウは一つの茎にたくさんの花をつける。
ハルリンドウと違って根元に根生葉はない。
フデリンドウ(筆竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の越年草。
山を歩いていてもしょっちゅう見かける花ではない。
吊り橋に下りてほっと一息。
12時14分、1時間19分(休憩含む)で別府峡第1駐車場に下山。
往復のコースタイム(休憩を含まない)は、3時間06分。
いつものように最寄りの〔べふ峡温泉〕へ。
正面にお風呂の建物。
石立山のよいところは下山後に風呂があること。
お湯はすべすべしていて気持ちよい。
大人620円(香美市民310円)。
食堂「三嶺」でランチタイム。
今年初めての「鹿肉のステーキ定食(1,520円)」を注文。
フランス語でシュヴルイユ(chevreuil)と呼ばれる鹿の赤身肉はクセがない。
乾燥ガーリックチップを乗せてボリューム満点 (*^_^*)
■べふ峡温泉■
高知県香美市物部町別府452-8
TEL:0887-58-4181 FAX:0887-58-4183
E-Mail:befukyouonsen@mopera.net
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4月に入ってまさかのラッセル!
三嶺周辺の天気予報は昼前から雪になっていた。
青空が消えないうちにと、トレースのない尾根道を山頂まで急いだ。
<三嶺>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
避難小屋登山口 07:57(53分)→ ふるさと林道分岐 08:50(16分)→ 白髪山分岐 09:06/09:12(48分)→ カヤハゲ 10:00/10:07(1時間01分)→ 三嶺 11:08/11:20(48分)→ カヤハゲ 12:08/12:09(39分)→ 白髪山分岐 12:48/12:50(5分)→ ふるさと林道分岐 12:55(35分)→ 避難小屋登山口 13:30
【行き 2時間58分 帰り 2時間07分 計 5時間05分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 7.9?
■天気 晴れのち雪
■楽しさ ★★★★★(満点!)
高知県側最短の白髪山ショートカットコースを三嶺までピストン。
【水平距離7.939km 沿面距離8.426km/累積標高差(+)1095m (-)1084m】
光石から見上げる西熊山 - 三嶺の稜線。
思っていたより白い。
いい天気のようだけど「昼前から雪」の予報になっている
天気が崩れる前に下山したい。
白髪山短縮コースをピストンすることにして避難小屋登山口へ向かう。
白髪山登山口のある峠を越えて別府側へ下る。
シャーベットのような雪はちょっと滑る。
車をUターンして路肩へ止めた。
4月の高知県でこの雪とは。
7時57分に避難小屋登山口を出発。
トレースが一つ。
往復したようだけど昨日か?
ここで引き返したらしい。
(思った以上に雪が深いな・・・)
這い上がるしかない。
ラッセルになった。
なかなか進まない。
4月なのに霧氷。
もう少しで三嶺 - 剣山の縦走路に出る。
コースを見失って大きく外してしまった。
まあ、上に向かって進めばどこかには出るので心配ない。
登山口から53分で白髪避難小屋近くの「ふるさと林道分岐」に出た。
いつもの倍以上かかっている。
正面に三嶺。
このコースは白髪山をショートカットして縦走路へ出ることができる。
白髪山からの展望も捨てがたいが、三嶺の「最短コース」なので雪がない時期は初めての人にもおすすめ。
真冬並みに積もっている。
「しまった!」
お茶の入ったボトルをどこかに落としてきた。
(予備はあるので帰りに拾って帰ることにしよう)
「ええっ!こんなに!」
冬でも白髪分岐にこれだけ雪があることは珍しい。
9時06分、白髪分岐に到着。
いつもなら30分足らずの行程に1時間10分ほどかかった。
わずかに遅れて白髪山から女性が1人やってきた。
途中まであったトレースはその女性Sさんだった。
白髪山登山口でテン泊していたらしい(いいね👍)。
これはなかなかだ (^^;)
なんだか気後れしてしまった。
「おてのものでしょう」と言うSさん。
「行けるところまで行ってみます!」
雪庇のようになっている。
なかなか厚い。
いつも水たまりができるダケカンバ林。
波のような雪。
分岐から1つ下ってコブまで登り返す。
(先が思いやられるな)
2つ目の急な下り。
「行きは良い良い、帰りは恐い〜♪」って感じ (^^;)
クリスマスツリーもできた。
もう少しでカヤハゲ。
空が暗くなってきた。
10時00分、避難小屋登山口から2時間3分(休憩含む)でカヤハゲ到着。
山頂付近の青空が消えてしまった。
西熊山も天狗峠付近も白い。
足の調子は悪くない感じ。
でもスタスタ歩ける訳じゃない。
地面をダイレクトに踏むのと比べるとペースが全然違う。
ちょっと面白い蛇行する雲。
ここまで来たら気分も楽になる。
ゼロからの新雪じゃないのでましなんだけど、時々こんなこともある。
大岩の上から振り返ると、白髪分岐までの帰り道が遠く感じる。
天狗岩の鎖場を過ぎたら急登!急登!
やはり誰もいない・・・。
11時08分、避難小屋登山口から3時間11分(休憩含む)で三嶺に到着。
今日はメッシュの半袖アンダーと少し厚めの長袖シャツ。
上下ともアウターなしでスパッツだけは着けてきた。
道標がこんなに埋まっている。
とても4月とは思えない。
(さて、ヒュッテまで行ってみるべきか・・・)
予報どおり、雪が降り始めた。
(池の様子も見たいけど、今日はもういいや)
粉雪が舞い始めて視界が悪くなってきた。
寒い{{ (>_<) }}
長居は無用!
11時20分、12分の山頂滞在で下山開始。
山頂直下のクサリ場は急。
スリップしやすいのでスピードは控えめに!
天狗岩の下まで下りてきた。
白髪分岐まで3km弱のアップダウンが続く。
(遠いな・・・)
(歩いていればそのうち帰り着くさ・・・)
ほとんど独り言 (^^;)
雪に足を取られても下りは全然楽。
カッパを履いてないのでパンツが少し湿ってきた感じ。
1つ目のポイント、カヤハゲまでが遠い。
12時08分、山頂から48分でカヤハゲ。
カヤハゲも雪が降っている。
白髪分岐への急登1つ目。
登り返しながら三嶺を振り返る。
雪雲が山頂に覆い被さっている。
1つ目を登りって2つ目へ。
白髪分岐への急登2つ目。
誰も来なかったので自分の足跡だけ。
12時48分、山頂から1時間28分で白髪分岐まで戻ってきた。
帰りもいつもの倍以上かかっている。
平和丸や中東山にもある新しいシリーズの道標。
作っているのは管理署の人?
雪のある時期のこのコースはちょっと難あり。
白髪山コースの方が歩きやすい。
13時30分、山頂から2時間10分で避難小屋登山口に下山。
Sさん、ボトルを届けてくれてありがとうございます m(_ _)m。
帰りに光石登山口で車を降りてみた。
ちょっと見てみよう。
運搬車が通れるように整地して少し広げてある。
小さなキャタピラの跡
現場はこんな感じ。
測量が済んだばかりのようで、まだあまり変化はない。
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大山(だいせん)は、標高1729mの成層火山で日本百名山の一つ。
夏山登山コースと行者谷を歩いて二週間連続の雪山を堪能。
<大山>
深田久弥はその著書「日本百名山」に、大山について、
「だいたい中国地方には目立った山が少ない。
その中でひとり大山が図抜けて高く、
秀麗な容をもっている。」
と書いている。
■行先・位置
大山(弥山 1705m)
鳥取県大山町/35度22分15秒 133度32分21秒(弥山)
<北緯35度22分16秒・東経133度32分24秒(三角点)>
■(*)コースタイム
大山博労座駐車場 8:52(5分)→ 南光河原駐車場 8:57/9:00(1分)→ 夏山登山口 9:01(10分)→ 一合目 9:11(12分)→ 二合目 9:23(6分)→ 三合目 9:29(10分)→ 四合目 9:39(5分)→ アイゼン装着 9:44/9:52(1分)→ 五合目 9:53(2分)→ 行者分かれ 09:55(13分)→ 六合目避難小屋 10:08/10:09(11分)→ 七合目 10:20(19分)→ 八合目 10:39(6分)→ 石室分岐 10:45(14分)→ 大山頂上避難小屋 10:59/11:02(2分)→ 弥山頂上 11:04/11:10(2分)→ 三角点 11:12/11:42(7分)→ 昼食場所 11:49(昼食)/12:17(2分)→ 三角点 12:19/12:20(1分)→ 弥山頂上 12:21/12:23(2分)→ 大山頂上避難小屋 12:25/12:30(8分)→ 石室分岐 12:38(3分)→ 八合目 12:41(10分)→ 七合目 12:51(2分)→ 下降開始地点 12:53(アイゼン取り外し)/13:04(20分)→ 元谷小屋 13:24/13:38(7分)→ 工事用道路分岐 13:45(8分)→ 二股 13:53(2分)→ 行者登山口 13:55(1分)→ 大神山神社 13:56(参拝)/14:01(13分)→ モンベル大山店 14:14/14:20(7分)→ 大山博労座駐車場 14:27
【往路 1時間57分 復路 1時間23分 往復 3時間20分】
(大山博労座駐車場から弥山までの往復)
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 8.5km(駐車場からの往復)
■天気 曇りのち晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は大山博労座駐車場から夏山登山道を登って弥山へ。
復路は七合目付近から適当に下って元谷小屋を経て行者登山口へ下山。
【水平距離 8.453km 沿面距離 8.973km】
【累積標高 (+) 1140.606m (-) 1144.451m】
5時40分に豊浜サービスエリアで朝食。
先週の19日はカツカレーだったけど、今週はノーマルなビーフ。
7時30分の蒜山高原サービスエリア。
予報どおりに曇っていて大山は麓しか見えない (-_-)
溝口ICを下りて県道45号を東へ向かう頃には大山が姿を現した。
今週も南光河原駐車場は満車だったので博労座駐車場へ。
先週と違ってこちらはガラガラ。
GPVでは昼前から晴れるはず・・・なんだけど少し不安 ;∵)。o
まずは南光河原駐車場へと向かう。
前方をスキー板を背負った人が歩いていた。
ガスっているのでどうしようかと悩んでいたらしく、「昼前には晴れる」と言ってあげると喜んで山頂へ向かった。
南光河原駐車場は入口付近まで車があふれている。
みんな近くに止めたいのは当たり前。
9時ちょうどに駐車場脇の山留め擁壁からスタート。
すぐに登山口を通過。
このキューブは!?
多分、2月11日の大雪から埋まったままになっているのだろう。
雪解けまで待つしかない。
一合目の道標発見!
先週より雪が固くなって滑りやすいので早々にアイゼンを装着。
9時53分、登山口開始から53分で五合目(標高1240m)に到着。
先週と比べると全然混んでない。
ゆっくりマイペースで歩くことができる。
10時08分に六合目避難小屋(標高1360m)で一休み。
小屋の埋まり具合は先週とほぼ同じ。
天気が悪いからなのだろう。
先週と比べると登山者数は激減。
早く晴れてくれないかなー。
三鈷峰と墨絵のような風景。
山スキーを楽しむ人も先週より大幅に少ない。
天気だけでなく雪質もイマイチなのかも。
別山沢と別山上部の稜線。
少し明るくなってきたか?
おっ!
予報どおり西から晴れてきた!
前方はまだガスガス(石室分岐付近)。
大山頂上避難小屋の前でエアデール・テリアと戯れる人たち。
弥山頂上は避難小屋のすぐ先。
11時04分、登山開始からから2時間04分(休憩含む)で弥山頂上到着。
東の空にも少し青空が見え始めた。
大山頂上避難小屋は大部分が雪に埋まったまま。
とりあえず三角点(たぶん数m埋まっている)まで行ってみよう。
三角点付近から弥山頂上。
剣ヶ峰への縦走路は通行禁止になっているので、一般的には弥山が大山頂上とされている。
頂上付近に雪に埋まった「立入禁止」の看板とロープがある(はず)。
三角点から東の様子。
ついに晴れてきた!
三角点からすぐ東のコブまで下りてシャッターチャンスを待つ人が数人。
剣ヶ峰(標高点・1729m)が姿を現す。
弥山から三角点(1709.4m)や剣ヶ峰、天狗ヶ峰(1710m)を経てユートピア避難小屋に至る旧縦走路は、稜線両サイドの崩落が激しく危険なため通行禁止となっている。
実際にらくだの背付近や剣ヶ峰付近では滑落事故も起きている。
大山いいねー!(*^_^*)
三角点峰から剣ヶ峰を指し示す山岳ガイドさん?
らくだの背をトラバースしている人もいるようだ。
せっかくなので少し先まで行ってみよう。
三角点の東のコブへ登り返す。
上等の雪山。
清々しい天気。
雲が下がっていく。
剣ヶ峰の絶景を眺めながらランチタイムにしよう!
もはや山の定番!日清「カレーメシ シーフード」
汁を飲み干す必要もなく、カップ麺より食べやすいことは間違いない。
カップ麺よりエネルギーが多くて食塩相当量は少ない点もいい。
麺よりわずかに時間がかかるのが難点と言えば難点。
エネルギー:448kcal 食塩相当量:3.0g
らくだの背の手前に人が2人見える(2枚合成)。
剣ヶ峰に行くのだろうか?
ランチを済ませて三角点へ。
弥山沢と滝沢の間を登ってくると、この辺りに出るのだろう。
三鈷峰がけっこう下に見えて高度感がある。
三角点から夏山コースの七合目〜八合目付近を望む。
下方に弓ヶ浜と日本海。
弥山頂上に先週のような人だかりはない。
11時56分に弥山頂上から下山開始。
石室分岐付近のなだらなか尾根上を登ってくる人がポツポツと見える。
その尾根上から左に剣ヶ峰。
右上に三角点峰。
人が見える右端が弥山頂上。
2週間連続だけど来てよかった!
左下に三鈷峰(1516m)。
右上に剣ヶ峰(1729m)。
いずれも標高点のみで三角点はない。
手前正面のコブが「別山」と呼ばれる岩峰なんだと思う。
八合目付近から急になる夏山コース。
八合目付近は等高線が詰んでいる。
滑らないようにバランスを取りながら下る。
団体さんが登ってくる。
ガイドツアーだろうか?
好日山荘「雪山登山講習 in 伯耆大山」のご一行だった。
北壁を登っている人がいる!
どこか分かるかな?
別山の急峻な岩尾根の少し東。
よく分からないけど、弥山沢と滝沢の間になるのだろうか?
弥山の三角点付近へ出る感じのルートだ。
別山沢上部の斜面を登る人もいる。
今回は先週の六合目下より「一合」ほど上。
七合目下の標高点・1411m付近から適当に下ってみることにした。
シリセードでは止まりそうにない。
スタスタ!
というにはちょっと傾斜がきつい (^^;)
まさか、雪崩れもせんろうけど・・・
そろそろシリセードしよう。
Go!Go!
シリセードは楽しい (^o^)
\(^O^)/
冬用のパンツはアンチグリース・ナイロンなので滑りがイマイチ・・・。
先週と比べるとトレースが全然少ない行者谷。
ブナ林の右上の稜線から下ってきた。
別山(中央やや左)の右が別山沢で左が弥山沢なんだと思う。
その弥山沢の左の尾根にさっきの人たちのトレースが確認できる。
北壁を見上げる。
左端がたぶん剣ヶ峰で中央左が三角点と弥山。
中央右寄りに別山。
元谷小屋。
剣ヶ峰から天狗ヶ峰を経て三鈷峰へ連なる尾根。
元谷小屋の東側から。
中央上部の大きな岩壁の上が剣ヶ峰。
エボシ子岩の右、中ノ沢辺りが少し雪崩れている。
雪崩れの真上、中ノ沢と滝沢の間の岩尾根が小屏風岩だろうか?
その小さな痩せ尾根にもトレースが見える。
下山方向の日本海(北)側。
左下の小さな山は、豪円山(891.3m)。
豪円スキー場のある大山ホワイトリゾートの豪円山エリア。
行者登山口にある大神山神社奥宮に参拝。
石段を下って山門を潜る。
娘さんを先頭に神社へ向かう観光客。
(登山者が歩いている方が歩きやすいかも・・・?)
「お父さん、大丈夫?」
石畳の参道は一応除雪されているけど、断然登山靴がきやすい。
大山寺山門前に出て参道をさらに下ると門前の旅館街へ出る。
一週間前と同じ場所に同じ車が止まっている。
今回はカフェ「キャラコ」と「BC」のある三叉路を左折。
モンベル大山店。
大山寺橋から見上げる大山。
まさに山岳リゾートという感じ。
14時27分、弥山頂上から2時間04分(休憩・参拝など含む)で大山博労座駐車場に下山。
車は数えるほどしか駐車していない。
↓ 下は先週の様子 ↓
(3月19日の大山博労座駐車場)
下山後は日帰り温泉のある複合施設〔豪円湯院〕で汗を流そう!
「大山火の神岳温泉 豪円湯院」は、大山で初めての日帰り温泉施設で、大山寺の参道沿いある。
利用料金は大人(中学生以上)380円!
同様の施設の半額程度と安い。
■豪円湯院■
〒689-3318
鳥取県西伯郡大山町大山25番地
TEL:0859-48-6801
秀麗な姿を見せる伯耆富士を後にして土佐路へと急ぐ。
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手軽に雪山を楽しめることで人気が高い大山は中国地方の最高峰。
天気がよければ四国からも見ることができる。
<大山>
深田久弥はその著書「日本百名山」に、大山について、
「だいたい中国地方には目立った山が少ない。
その中でひとり大山が図抜けて高く、
秀麗な容をもっている。」
と書いている。
■行先・位置
大山(弥山 1705m)
鳥取県大山町/35度22分15秒 133度32分21秒(弥山)
<鳥取県大山町/北緯35度22分16秒・東経133度32分24秒(三角点)>
<取県大山町/35度22分17秒 133度32分47秒(剣ヶ峰)>
■(*)コースタイム
大山博労座駐車場 8:52(7分)→ 南光河原駐車場 8:59(3分)→ 夏山登山口 9:02(9分)→ 一合目 9:11(10分)→ 二合目 9:21(6分)→ 三合目 9:27(8分)→ 四合目 9:35(7分)→ 五合目 9:42(2分)→ 行者分かれ 09:44(9分)→ 六合目避難小屋 9:53/9:54(6分)→ 七合目 10:00(12分)→ 八合目 10:12(6分)→ 石室分岐 10:18(11分)→ 弥山山頂 10:29/10:40(2分)→ 三角点 10:42/10:47(5分)→ 滝沢上部稜線 10:52/11:06(5分)→ 三角点 11:11/11:21(4分)→ 弥山 11:25(昼食)/11:56(12分)→ 石室分岐 12:08(3分)→ 八合目 12:11(7分)→ 七合目 12:18(4分)→ 六合目避難小屋 12:22/12:26(3分)→ 下降開始地点 12:29/12:32(16分)→ 元谷小屋 12:48(4分)→ 工事用道路分岐 12:52(8分)→ 二股 13:00(3分)→ 行者登山口 13:03(1分)→ 大神山神社 13:04(参拝)/13:09(1分)→ 御神水 13:10/13:11(15分)→ 大山博労座駐車場 13:26
【往路 1時間36分 復路 1時間17分 往復 2時間53分】
(博労座第4駐車場から弥山までの往復)
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 8.5km(駐車場からの往復)
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
大山博労座第4駐車場から夏山登山道を登って弥山へ。
下山は六合目付近から行者谷を適当に下って元谷小屋経て行者登山口へ。
【水平距離 8.531km 沿面距離 8.993km】
【累積標高 (+) 1114.168m (-) 1105.517m】
7時50分、蒜山高原サービスエリアで小休止。
駐車場のトラックに可愛い牛たちが「ぎゅう」詰め。
牛は好きだな (^_^)
GPVでは快晴の予報だったはずなのだけど・・・
溝口ICで米子道を下りて鳥取県道45号倉吉江府溝口線を東へ向かう。
イマイチの天気・・・
雪国だ。
県道45号から158号大山口停車場大山線へ入って夏山登山口へ向かう。
車を置こうと思っていた南光河原駐車場が満車だったので少し離れた博労座駐車場へ。
車が多いのにびっくり (*゚∀゚)
モンベル大山店の前から大山寺橋を渡ったところ南光河原駐車場で登山口に一番近い。
9時59分、南光河原駐車場でトイレを済ませて雪に埋まった県道の山留め擁壁の上を歩き始める。
9時02分、大山夏山登山道の登山口を通過。
もう1つの登山口は道路を100mほど南へ行ったカーブの向こう。
やはり登山者が多い。
道標のある広場は右に行くと重文の大山寺阿弥陀堂がある。
\大山頂上 2.6km 夏山登山口 0.4km/
9時27分、登山口から25分。
道標は埋まって見えないけど三合目(標高1070m)。
木段がないので夏より楽?
でかい犬!
9時42分、登山口から40分で五合目(標高1240m)。
おぉ〜!
スキーで下っている。
五合目からすぐにの「行者分かれ」は分からないまま通過(標高1330m)。
9時53分、六合目避難小屋(標高1360m)について一服。
小屋の屋根がわずかに出ている。
高さは4mほどあるはずなので積雪は3mほどか?
ノーアイゼン。
クランポン無しで登っていたのは100人中3人程度?
七合目付近(標高1450m)のスキーヤー。
踏み跡だらけの登山道(1470m)?
ついていくと遅いし追い抜くと速い。
もう汗だく (^0^;)
大山寺門前の旅館街の上にスキー場のゲレンデが見える。
帰りはできたら行者登山口へ下りたい。
10時12分、八合目(標高1580m)。
別山沢上部の崩壊地の様子。
山頂付近はガスって剣ヶ峰や三角点峰は見えない。
別山沢上部を通過。
けっこう高度感がある。
日が差してきた!
八合目を過ぎたら勾配が緩くなる。
雪に埋まった大山頂上避難小屋のすぐ先に弥山山頂。
「33年ぶりの大雪」というニュースは見たが、確かに雪が多い。
(2010年3月19日の避難小屋)
10時29分、夏山登山口から1時間27分(休憩含む)で弥山頂上に着いた。
やはり夏より速い。
頂上から100m東のコブ(手前のピーク付近)に三角点が設置されている。
1710.6mは2000年10月の鳥取西部地震までの標高で、地震後に再測量された標高は1709.4m。
弥山山頂より20m近く高く感じる。
(2016年6月11日の三角点)
夏の三角点はこんな感じで弥山山頂よりほんの数m高いだけ。
弥山から先の縦走路は立入禁止。
夏は「立入禁止」の看板とロープが見えるのでちょっと入れない。
少し先までいってみることにしてアイゼン装着。
短い10本爪のすり減ったアルミのアイゼンはあまり効かないけど、弥山までの往復程度なら問題ない。
とりあえず三角点まで行ってみよう。
三角点は積雪で夏より高く見える。
(2010年3月19日の三角点)
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35333044301
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:登35
●基準点名:大山
●標高:1709.4m
三角点から更に約500m東、火口丘の稜線上に大山のほんとの山頂 剣ヶ峰(標高点・1729m)がある。
少し先まで行ってみよう。
滝沢上部付近まで行ってみた。
大山の最高点は剣ヶ峰だが、剣ヶ峰に至る縦走路が通行禁止になっていることや、古くから第二峰の弥山(1709m)で祭事が行われたことなどから、一般には弥山が頂上とされている。
もともと剣ヶ峰まで行くつもりでは来たわけじゃないけど、登っていく人を見たら行きたくなる。
でも、ただでさえ短い10本爪がちびたアルミはなんだか頼りない。
12本爪のクロモリアイゼンを持ってきたらよかったか。
風が吹くとけっこう寒い。
落ちたらヤバイので今回は撤退。
少し雲が多くなってきた。
千葉県から夜行バスで来たというアークテリクスのザックを背負った青年もラクダのコブを越えられず諦めた。
高いコブが三角点、左に弥山頂上。
弥山山頂まで引き返す。
アイスクリームにたかったアリのよう(^^;)
また晴れてきて三角点までは行く人もボツボツ。
剣ヶ峰も来年は行ってみたいと思う。
どちらかというと弥山から先は行かない人が多い。
ほんとは立入禁止だからね〜。
昼メシ、昼メシ。
日清「カップヌードル クリーミートマトヌードル」
「トマトの酸味とクリーム感が絶妙なコクのある味わいが特徴です。」
ということでトマトとチーズの相性は抜群!
八合目付近から下が急になる。
右に三鈷峰(1516m)。
おおっ!
転がり落ちそうな斜面を下っていく。
すごい!
六合目付近から行者谷を適当に下ってみることにした。
右に北壁。
楽ちんで速い!
でもパンツが痛むのが難点。
高いパンツははかない方がいい。
トレースが縦横に。
ヒャッホウ!
楽しい (^o^)
滑らなくなってきた。
北壁を見上げる。
元谷小屋は行者谷と元谷が合流する地点に建っている。
「大山隠岐国立公園 大山登山道総合案内」の先を左へ下る。
ここから先は右側の道路を歩いてもOK。
雪に埋まった谷の右岸側を適当に下る。
これは立派!
12時16分、 行者登山口の大神山神社奥宮に到着。
大神山神社奥宮の社殿は重要文化財に指定されている。
参拝を済ませて石段を下る。
神門(逆さ門)を抜ける。
大神山神社に続く参道の長さは約700m。
大山寺山門前の参道を下ると門前旅館街へ出る。
カフェ「キャラコ」と「BC」のある三叉路を直進。
通りを抜けると車を置いた博労座の駐車場が見えてくる。
キャタピラのハイエースだ!
13時26分、弥山山頂から1時間30分ちょうどで大山博労座駐車場に下山。
車はまだあまり減ってない。
登山靴を脱いだら下ってきた参道を戻る。
温泉にも駐車場はあるけど、参道は時間帯によって通行禁止になる。
そそり立つアルプスのような山は三鈷峰?
土佐屋って、高知と何か関係あるのか?
旅館街の途中に〔豪円湯院〕がある。
手前の左奧に駐車場あり
利用料金は大人(中学生以上)380円とリーズナブル。
■豪円湯院■
〒689-3318
鳥取県西伯郡大山町大山25番地
TEL:0859-48-6801
帰り道、溝口ICに向かう途中のほ場から見た大山。
正に伯耆富士。
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3月11日は天候に恵まれ残雪の三嶺へ。
光石登山口をスタート&ゴールに西熊山の南東尾根を直登して白髪山までぐるっと一周。
<三嶺>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
白髪山(三等三角点 [白髪山] 1769.8m)
高知県香美市/北緯33度48分36秒・東経133度59分35秒)
■(*)コースタイム
光石登山口 7:06(36分)→ 八丁ヒュッテ 7:42/7:48(29分)→ 西熊山南東尾根根取付 8:17/8:22(56分)→ 1600m地点 9:18/9:27(34分)→ 西熊山稜線 10:01(6分)→ 西熊山 10:07/10:17(10分)→ 穴 10:27/10:30(8分)→ 大タオ 10:38(17分)→ 1760mコブ 10:55/11:00(29分)→ 三嶺 11:29/11:40(9分)→ 三嶺の池 11:49/11:54(1分)→ 三嶺ヒュッテ 11:55(昼食)/12:36(20分)→ 三嶺 12:56/12:59(34分)→ カヤハゲ 13:33/13:40(6分)→ 韮生越 13:46/13:47(22分)→ 白髪山分岐 14:09/14:12(32分)→ 白髪山 14:44/14:49(17分)→ 白髪山北西尾根分岐 15:06(24分)→ 1300m地点(ルート離脱)15:30(11分)→ 谷上部 15:41(行動不能)/15:43(8分)→ 1250m地点(ルート復帰) 15:51(13分)→ 白髪山北西尾根入口(西熊林道)16:04(15分)→ 西熊林道ゲート 16:19(7分)→ 光石登山口 16:26
<往路 3時間55分 復路 3時間29分 計 7時間24分(三嶺ヒュッテまで)>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 16.5?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は八丁を経て西熊山南東尾根を直登し西熊山から三嶺ヒュッテへ。
復路は三嶺から白髪山まで縦走して白髪山北西尾根を西熊林道へ下山。
【水平距離 16.544km 沿面距離 17.434km】
【累積標高差 (+) 1993 (-) -1988m】
7時前に光石登山口到着。
今日は天気がいい。
すでに何人かは出発したようだ。
7時06分に光石登山口をスタート。
あれ、工事が始まるのか?
いくつかの測量杭が打たれていた。
測量が終わったばかりらしい。
前方に登る予定の西熊山が見えてきた。
まだそこそこ白い。
7時42分に八丁ヒュッテ。
とりあえず一休み。
フスベヨリ谷右岸沿いを上流へ。
この時期、フスベヨリ谷左岸の斜面は凍っていて滑りやすいのでアイゼンを持っていた方が安心。
八丁から30分ほどで南東尾根が見えてきた。
フスベヨリ谷本流(正面)に左からスゲナロ沢が合流している地点。
沢の分岐から尾根に取り付く。
いきなりの急登。
樹間から見え始める三嶺。
何だか違う山みたい。
○○岳?っていう感じ♪
左になんやら白いピークが見えてきた。
姿を現したのは地蔵ノ頭だ。
上等の山!
写真では分からないけど、ここもなかなかの急登!
勾配が緩くなってきた(1500m)。
地蔵ノ頭と天狗峠、そして西山林道への分岐がある丘のようなピーク。
岩場と言えるほどの難所はなく南尾根と比べると楽。
ブナブナブナの〜♪。
三嶺を展望するポイント(1590m)。
いつもとは違うアングルで見る重厚な三嶺。
西には綱附森。
ダケカンバの林を抜けると稜線が近づいてくる。
稜線上には雪庇が張り出している!
端っこを歩くと転げ落ちるね。
雪が風に舞い上がる。
雪崩できた小さなデブリ。
稜線直下は45℃近くある急登。
転げ落ちそうで気を抜けない。
ササ原の急斜面の東に三嶺を見ながら。
雪庇を避けて西へ抜ける。
西熊山山頂と地蔵ノ頭。
とりあえず西熊山山頂へも行っておかないと。
雪は締まっているのであまり深くは沈まない。
10時07分、光石登山口から3間01分(休憩含む)で西熊山に到着。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033670701
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐32
●基準点名:西熊山
●標高:1816.0m
天狗峠から頭を覗かせる天狗塚(1812m)。
左に地蔵ノ頭、右奧に牛ノ背。
三嶺に向かってGo!
登ってきた尾根の真上を通過中。
雪庇の上。
大したことはないように見えて稜線上の積雪は結構深い。
コメツツジや樹高が低い灌木は埋まっている。
振り返って写真を撮っていると・・・
「あっー!」
びっくり・・・
まさかの踏み抜き。
身長180cmの自分が普通に立ってこれだ。
大きな穴!
子供なら出られなくなっているところだ・・・(^0^;)
大タオの鞍部への下り。
気持ちいい青空。
高い所で見る空は青が濃い。
オオタオ付近からの三嶺。
溝になった登山道は雪に埋もれているのでいつもより疲れる。
青ザレ手前の登りもいつもよりきつい。
後方の稜線を振り返って。
クリアな青空。
山頂に人影がいくつか見える。
11時29分、光石登山口から4時間23分(休憩等含む)で三嶺に到着。
天気はサイコー!
三嶺ヒュッテでお昼にしよう♪
ヒュッテの後方に塔丸(1713.3m)と丸笹山(1711.9m)。
右に剣山(1955.0m)と次郎笈(1930.0m)。
池の上のササ原。
向かいの稜線は祖谷山系。
高くて白いのは矢筈山(1848.8m)。
三嶺ヒュッテと三嶺の池。
池までダイレクトに降りてみた。
見上げる青空を飛行機が通過する。
池を横切り三嶺ヒュッテへ。
暖かいので外でランチタイム。
久しぶりのヌードルは「カップヌードル 香辣海鮮味」
「世界のカップヌードル総選挙」第1位の人気フレーバー!
ということでまずまずの仕上がり。
エネルギー:328kcal 食塩相当量:4.6g
ヒュッテの前で食後のひととき。
一休みした山頂へ引き返そう。
もう一度三嶺ヒュッテと池の眺め。
三嶺山頂の北側。
「・・・・・・」
「まともに帰るのも面白くない・・・」
雪の季節はどこでも登ることができる。
さてどこを下るか・・・
カヤハゲから下るかな・・・。
とりあえずカヤハゲへと向かう。
カヤハゲで一服しながら作戦会議 (-.-)y-~~。
カヤハゲ西尾根をさおりが原へ下るより韮生越ルートがいいかな。
結局、カヤハゲを通過して韮生越の分岐まで来てしまった (^^;)
嫌でも前方の白髪山に目がいってしまう。
「・・・・・・」
白髪山山頂からダイレクトに北西に下っているのは北尾根(手前)。
その奥を下っているのが北西尾根。
北西尾根を下るか・・・
白髪分岐の急登へ向かう。
2つに分かれた急登が迫ってくる。
この登りは疲れた足に効く。
こらえて登る。
後方に三嶺。
白髪山まで南南西に一直線。
あまりきつくはないアップダウンだけど、長く感じる尾根道。
14時44分、やっとのことで白髪山山頂。
北西尾根までは西向きの尾根を白髪池の上まで下る。
正面に綱附森。
右に矢筈山。
左に御在所山と太平洋を望む。
北西尾根を下り始める。
林道に下り着くほんの少し手前で尾根を南に外れるのだが、少し早めに振ったのが間違いだった。
南に谷があることは知っていたのだが・・・
尾根を外れるのが早すぎて谷の上部に出てしまった。
植林もできない悪所だ (>_<)
結局、元の尾根に向かって登り返す。
ルートに復帰。
「急がば回れ!」
西熊林道の北西尾根登り口に出た。
西熊林道ゲート。
人工林の登山道を通って登山口へ。
16時26分にやっと光石登山口にゴール。
けっこう疲れた。
水平距離こそ16.5kmなのに2000m近い累積標高を稼いでいる。
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「草木がいよいよ生い茂る月」という弥生3月に入って最初の日曜日。
終わりが近づいた雪山シーズンの名残を惜しみながら白髪山コースで三嶺まで歩いてみた。
<三嶺山頂>
■行先
三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒、東経133度59分16秒)
■コースタイム(*)
白髪山登山口駐車場 7:54(2分)→ 白髪山登山口 7:56(36分)→ 白髪山 8:32/8:42(25分)→ 白髪山分岐 9:07/9:08(30分)→ カヤハゲ 9:38(51分)→ 三嶺 10:29/10:35(7分)→ 三嶺の池 10:42/10:43(3分)→ 三嶺ヒュッテ 10:46/11:09(9分)→ 三嶺 11:18/11:21(31分)→ カヤハゲ 11:52/11:54(26分)→ 白髪山分岐 12:20/12:23(29分)→ 白髪山 12:52(17分)→ 白髪山登山口 13:09(1分)→ 白髪山登山口駐車場 13:10
【行き 2時間34分 帰り 1時間53分 計 4時間27分(三嶺ヒュッテまで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩等は含まない
■コース水平距離 11.2km
■天気 晴れのち曇り
■楽しさ ★★★★★(満点)
白髪山登山口から白髪山、カヤハゲを経て尾根通しに三嶺までピストン。
【水平距離 11.207km 沿面距離 11.696km】
【累積標高差 (+) 1307m (-) 1307m】
光石の中内台から見上げる西熊山から三嶺の稜線。
林道にはまだ雪が残っている。
準備を整え目の前に見える白髪山へと向かう。
白髪山山頂までの水平距離1.1km、沿面距離1.2km、標高差320m。
ハードルのようになって歩きにくい登山道の木段もまだ雪に埋まっている。
春になると、黄砂や花粉で空気が濁っていることが多い。
御在所山も太平洋も少し霞んでいる。
東には剣山(1955.0m)と次郎笈(1930.0m)。
稜線の分岐に出ると正面に三嶺。
とりあえず目と鼻の白髪山山頂へ。
8時32分、駐車場から38分で白髪山の山頂に到着。
前方正面には天狗塚。
白髪山 三等三角点 [白髪山] 1769.8m
山頂は高知県香美市単独(北緯33度48分36秒・東経133度59分35秒)
北のテラスでセルフタイマー。
ここはカメラの置き場所がなくて苦労する場所。
タイマーを10秒にセットして急いで岩の上へ。
北のテラスから望む三嶺。
これこそ高知県側から見ることができる「三嶺」のかっこいい姿!
綱附森から三嶺の稜線(5枚合成)。
午後からは曇り。
急ごう!
昨日はスノーシューで歩いた人がいたらしい。
もうすぐで白髪分岐。
この尾根はいつも残雪が多い。
白髪山から25分で中間地点の白髪山分岐に到着。
三嶺まで残りの水平距離は2.5kmで円面距離は2.7km。
残りの累積標高差は(+)約400mで(-)約250m。
三嶺を見ながらカヤハゲとの鞍部に下る。
まあ下りは楽なんだけどね・・・
9時38分、白髪山分岐から30分でカヤハゲ(東熊山)山頂到着。
カヤハゲから三嶺まで残りのは水平距離1.4kmで沿面距離は1.5km。
累積標高差は (+)270m (-)100m。
カヤハゲの北側の下り。
ここから先、人間の足跡はなかった。
北斜面は締まっているのであまり沈まない。
残雪が多い尾根上。
踏み抜くと大変 (^^;)
天狗岩と呼ばれている岩が近づいてくる。
ここまで来ると何となく一安心。
天狗岩付近から西方の風景。
天狗峠付近が白い。
最後の急登が目の前。
10時29分、白髪山登山口駐車場から2時間35分(休憩含む)で三嶺到着。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033670901
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:興28
●基準点名:三嶺
●標高:1893.6m
いつもの場所でセルフタイマー撮影。
ヒュッテに行ってご飯にしよう!
三脚を据えて写真を撮っている人がいた。
池はまだ歩けるのか!?
おっ!まだ大丈夫らしい。
誰か歩いたようだ。
周囲より凹んでいるのでそれと分かる三嶺の池。
全然大丈夫!
カチカチで割れる様子はない。
三嶺ヒュッテでランチタイム♪
今日は多分初めての「日清欧風カレーメシ バター&ビーフ」。
「バターの深いコクに辛さがジワる欧風カレー!」
ということでうまい!
エネルギー:451kcal 食塩相当量:2.5g
さて、お昼が済んだ山頂に登り返し。
名頃から登った人たちが下ってきた。
帰り道を急ぐ。
日暈(ひがさ・ハロ(HALO))だ。
太陽の周りに虹色の輪ができると、天気が下り坂のサイン。
カヤハゲから下って白髪分岐へ向かう。
避難小屋登山口派へ向かわずに白髪山へと引き返す。
みやびの丘を眼下に見ながら白髪山を下る。
13時09分に下山。
カヤハゲの近くで三嶺に向かうソロ登山者とすれ違ったけど、避難小屋登山口からだったのかな。
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四万十町と黒潮町の堺に位置する五在所ノ峯。
一等三角点の山頂には高知県で唯一の天測点が設置され、米軍哨戒所跡からは太平洋を見渡すことができる。
<五在所ノ峯・米軍哨戒所跡>
■行先・位置
五在所ノ峯(一等三角点 [五在所森] 658.3m)
高知県四万十町・黒潮町/北緯33度10分38秒 東経133度9分3秒
■コースタイム
峰ノ上登山口 9:44(6分)→ 登山入口(炭素固定の森看板) 9:50(24分)→ 図根三角点 10:14/10:16(7分)→ 人像描画石 10:23/10:26(2分)→ 佐賀分岐 10:28(1分)→ 五在所ノ峯 10:29/10:38(2分)→ 山伏の修行場 10:40/10:45(2分)→ 米軍哨戒所跡 10:47/11:42(5分)→ 五在所ノ峯 11:47/11:48(1分)→ 佐賀分岐 11:49(27分)→ 岩屋地蔵 12:16/12:18(11分)→ 岩屋地蔵参道入口 12:29/12:30(20分)→ 市野瀬 12:50/12:52(4分)→ 遍路小屋 12:56/13:00(14分)→ 片坂第一トンネル 13:14/13:15(10分)→ 窪川町環境美化センター 13:25/13:27(8分)→ 峰ノ上(水準点) 12:35(2分)→ 国道56号 13:37(10分)→ 峰ノ上登山口 13:47
【 峰ノ上登山口〜五在所ノ峯 40分 】
【 五在所ノ峯〜米軍哨戒所跡(往復)9分 】
【 五在所ノ峯〜岩屋地蔵参道入口 39分 】
【 岩屋地蔵参道入口〜市野瀬〜峰ノ上登山口 1時間08分 】
【 計 2時間36分 】
■コース水平距離 9.0km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
スタートとゴールは国道56号沿いの四万十町峰ノ上登山口(標高290m)。
四万十町から登って黒潮町側に下山、遍路道などを辿って登山口に戻る周回コース。
【水平距離9.045km 沿面距離9.286km 累積標高(+)712m (-)-707m】
国道56号の峰ノ上峠手前のスペースに数台駐車可能。
峠を越えた左側にも駐車スペースあり。
峰ノ上峠付近に「大観峰」の大きな看板がある。
看板の下の観光登山案内と道標「大観峰 これより2km 1時間30分」。
クロウト林道に入るとすぐにゲートがある。
(車は国道周辺の安全な場所に置くこと!)
シダ類の多い林道を進む。
国道から400m、6分。
ネットで見た作業小屋があった。
小屋のそばに「大観峰 登山入口 あと1500m」の道標あり。
「炭素固定の森」の看板の横を通って山道へ入る。
子どもやお年寄り用か、お助けロープのある登山道。
雰囲気のよい森。。
尾根に出て勾配が緩くなった。
里山でもテープはしっかりと巻かれている。
山頂までのコース上唯一南が開けている。
南西に延びる町境の山並みと太平洋が見える。
山の堺杭と初めて見た図根三角点。
図根三角点は三角点を利用してトランシットとテープを使用し多角測量により作成されている。国土調査用のものらしい。
少し進むと「← 五在所山」の近くに何やら標識があった。
入口の文字はよく読めない。
木の間には「女の執念 岩をも通す」とある。
よく分からんが、この木のことか?
「女の執念」の後ろに「人像描画石」があった。
これも説明してもらわないとよく分からない。
真ん中辺りに顔?(-_-)
人像描画石から2分で佐賀分岐。
右に下ると伊与木川に出る。
佐賀分岐から1分。
トンネルを抜けるとそこは山頂だった・・・・・・
(正面に見えるコンクリートの柱が天測点)
10時29分、峰ノ上登山口(国道56号)から45分(休憩・立ち寄り含む)で一等三角点の五在所ノ峯山頂(668.3m)に到着。
山頂は木々に覆われているが、南側は切り開かれ太平洋を望むことができる。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR14933611201
●等級種別:一等三角点
●冠字選点番号:館19
●基準点名:五在所森
●標高:658.3m
天測点は八角柱のコンクリート製。
星を観測して座標(経度・緯度)を求める測量を天文測量といい、この天文測量を行うための基準点を天測点という。
天測点自体は測量機器の重量に耐えうる単なるコンクリート製の観測台で、四角柱またはか八角柱になっている。
台の上部には指標鋲、側面には銘板「第○号 天測点 地理調査所」が取り付けられている。
○の部分は読めない。
「東方 230mに 第2次大戦中の 米軍哨戒所跡あり」
さっそく行ってみよう。
まずは山伏修行場。
手水石?
小さな祠がある。
定期的に祀られているようだ。
あまり大きな岩ではない。
西北西(峰ノ上登山口の北側)に広がる金上野の田んぼを見下ろす。
木がなかったら展望がよさそう。
「こんにちは!」と声をかけてトレラン女子が駆け抜けていった!
「へっー!」トレランしにくるんだ!
北に進むと空が開けてきた。
「第2次大戦中の米軍哨戒所跡」の看板。
北側(西北西)の展望。
同じく北西方向。
田んぼの間を蛇行する四万十川が見える。
米軍哨戒所跡で海を眺めるトレラン女子。
南に興津の三崎山が、その下に小室湾と民家が見える。
トレラン女子に奥四万十トレイルレースなどの話を聞かせてもらった。
海も山も少し霞んでいる(4枚合成)。
お店を広げていると、今度は男性トレイルランナーが登ってきた。
走りやすい手頃な里山は近所のトレイルランナーに人気のようだ。
日清の「カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味」
「和の世界観を表現した「じゃぱん❤ぬーどるず」トリオ登場!」
「茶そばをイメージした緑色の麺に、シーフードをベースにしたクリーミーな濃厚感のあるスープに抹茶・・・」
これはいけない、二度と食べたくない。
シーフードはノーマルに限る。
エネルギー:375kcal、食塩相当量:4.1g
ゆういんぐ四万十で買ってきた大福と大きなイチゴ。
やはりイチゴを先に。
でかい!甘い!
大福も美味しい!
完全なピクニック気分。
山頂に戻って11時48分に下山開始。
佐賀分岐に戻って左に折れる。
テープはたくさんあって信じて下れば問題ないが・・・。
ヤブコギに近いものがある。
登った登山道と平行するように南西に折れると、まともな登山道になった。
道標もある上等の登山道。
この木はどうしたんだろう?
山頂で会った男性のトレイルランナーは一旦南に下っていたらしく、再び登ってくるのが見える。
元気やねー!
岩屋地蔵参道入口に出たようだ。
反対側から見た様子。
すぐに三叉路で町道?に出た。
標高は140m。
町道との分岐に「岩屋地蔵・・・参道入口?」の大きな木の案内板。
周りに「五在所山 登り口」「五在所山頂上まで 500m」の道標。
そして、手前には少し気になる「轟の滝 2km」の案内板。
山頂付近には雑木林、中腹から下は人工林が多い。
伊与木川沿いを下流に向かって歩く。
「あれっ!?」
高知道の新しい橋のようだ。
橋脚の足元はトンネルのような構造物で囲まれている!
市野瀬集落が見えてきた。
「ここは・・・!?」
「そうか!」「ここか!」
片坂トンネルを抜けてカーブする橋を四万十町から黒潮町に下る所だ。
車では何十回も通っている。
国道に向かう。
スズキの看板のある西尾自動車前で国道を横断。
突き当たりに遍路小屋があった 。
シンプルな遍路小屋の中の様子。
住宅の後ろから遍路道へ。
しばらくは遍路道を登っていく。
国道のトンネルとトンネルの間に出た。
遍路道は?
遍路道は国道の手前で折れてトンネルの上に向かう。
片坂第一トンネルの上を横断。
右手には片坂第二トンネル。
石畳が残る遍路道。
もう少しで峠を越える。
道路に出た。
道路は窪川町環境美化センターを周回している。
道は左右どちらをとっても向こう側で合流している。
窪川町環境美化センターの敷地を通って峰ノ上集落へ向かう。
左は最短で国道へ出る。
ゴールは前方奧の峠なので、右に折れて集落内を通ってみることにした。
のどかな風景。
道路沿い(奧の民家の側)に水準点が設置されている。
<基準点の概要>
●基準点コード:L010000004652
●等級種別:一等水準点
●基準点名:4652
●標高:259.2m
国道に出た。
右奥の鞍部を越えるとゴール。
国道の側には弘法大師の石像。
となりには小坊主のキャラクター?
歩道をてくてく、約10分。
峰ノ上峠を越えると。
13時47分、登山口に帰着。
お遍路さんが歩いてくる。
下山後は最寄りの「佐賀温泉」で入浴。
五在所ノ峯登山口から数分、国道沿いで立ち寄り入浴に便利がいい。
〔土佐佐賀温泉 こぶしの里〕
木の香温泉 〒789-1703 高知県幡多郡黒潮町拳ノ川2161番地
TEL:0880-55-7011 FAX:0880-55-7031
■入浴時間
11:00〜21:00
(20:30札止)
■入浴料金
大人 600円
子供 300円(4才〜12才)
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冬に登りたい山の一つ、二ッ岳は四国有数の岩峰。
鳳凰山脈(赤石山系)の中央付近に位置する急峻な岩尾根に玄界灘から入ってくる季節風がぶつかり雪を降らす。
<鯛ノ頭>
■行先・位置
二ッ岳(三等三角点 [二ツ岳] 1647.3m)
愛媛県四国中央市・新居浜市/北緯33度53分17秒・東経133度25分22秒
■コースタイム
別子(肉淵)登山口 7:44(1時間05分)→ 峨蔵越 8:49/8:51(46分)→ 鯛ノ頭 9:37/9:50(1時間00分)→ 二ツ岳 10:50(昼食)/11:56(5分)→ 西のピーク 12:01/12:08(5分)→ 二ツ岳 12:13(30分)→ 鯛ノ頭 12:43/12:44(30分)→ 峨蔵越 13:14(40分)→ 別子(肉淵)登山口 13:54
【(西のピークまで)行き 2時間56分 帰り 1時間45分 計 4時間41分】
■コース水平距離 7.4km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
別子登山口(約900m)から峨蔵越(1266m)を経て岩峰が連なる急峻な尾根道を往復する。
峨蔵越までの登山道は、かつて瀬戸内と嶺南地域を結んでいた往還。
【水平距離7.402km、沿面距離7.886km、累積標高差(+)989m (-)978m】
松山自動車道・三島川之江ICから国道11号、国道319号、県道6号高知伊予三島線を通って別子山方面へ。
肉渕から県道131号別子山土居線へ入り約4km、10分ほどで登山口に着く。
県道の終点が登山口で駐車スペースは3〜4台(手前の待避所にも駐車可能)。
登山口の標高は900m程度。
山と高原地図では「131別子山土居線」「肉淵林道登山口」。
新・分県登山ガイドでは「市道峨蔵線」「別子登山口」。
路線名は、たぶん「愛媛県道131号別子山土居線」が正しい。
登山口名は「肉淵登山口」または「別子登山口」のどちらでもいい。
アカマツが点在する二次林を登っていくこと数分で二ッ岳から南東の大木谷に下る支尾根に出る。
支尾根に乗って小箱越へのルートを右に見送り峨蔵越に向かう。
灌木のトンネル。
この時期の登山道は凍っているので滑らないよう慎重に歩く。
霧氷がすごい。
モノトーンの世界。
峨蔵越の鞍部が近づいてきた。
8時49分、登山口から1時間05分で峨蔵越(がぞうごえ)の峠に着いた。
登山口から峨蔵越までは2.5km、標高差370m。
峨蔵越は、新居浜市別子山と四国中央市土居町を結ぶ峠道と鳳凰山脈の縦走路とが交差する四叉路になっている。
左は二ッ岳、エビラ山、東赤石山へ。
右はハネヅル山、赤星山へのルート。
少し登ると、北東方向にはうっすらと雪化粧した赤星山。
赤星山のアップ。
少しずつガスがきれていく。
シャクナゲのトンネル。
何か不思議な空間。
二ッ岳の山頂付近はまだガスっている。
淡いコバルトブルーの燧灘が美しい。
「山頂まで1.0km」地点。
「ここから先は特に危険」四国中央警察署。
何が危険なんじゃろ?
ガスガス。
ムヒョームヒョー。
左上の赤星山との稜線分岐には三角点があるようだ。
ハネズル山(1299m、三角点は1282.0m)よりガスがかかる小箱越手前の無名ピーク(1340m)が高いんだ。
ハネズル山は見えていないということか?
小さな岩峰を1つ越えてきた。
燧灘と四国中央市の街並みを望む。
霧氷の白さが際立つ。
もう一度、東の稜線。
1340mピークの後ろにやっと、なだらかなハネズル山の山頂が見えてきた。
尾根の北側を巻くポイント。
ガスが晴れてきた?
おおっー!
青空と白い霧氷のコントラストがいいねー(*^_^*)
南東側(左)の小ピークと北西側(右)の二ッ岳との鞍部に月が見える。
9時37分、鯛のお頭(鯛ノ頭)に到着。
峨蔵越から写真を撮りながらのんびり46分。
登山口から休憩込みで2時間弱。
燧灘に浮かぶ船舶やしまなみ海道の島々が見える。
道標では鯛ノ頭から「山頂まで0.5km」。
雪がちょっと深いね。
快調、快調。
樹氷の下を潜りながら進む。
木に触れると樹氷が頭や首に落ちてくる。
北側を巻くポイント。
テープがあるので迷うことはない。
いつもつい写真を撮ってしまう岩に着いた。
波紋の入った刃物のような姿がしぶい。
小さな迫を這い上がると山頂は近い。
10時50分、登山口から3時間6分(休憩含む)で二ッ岳の山頂到着。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033636301
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:加28
●基準点名:二ツ岳
●標高:1647.3m
山頂から10mほど南に出ると、開けたテラスがある。
西に開けていて食事をするのに適している。
エビラ山(1677m)、東赤石山(1706.0m)へと続く岩の稜線。
ちち山や瓶ヶ森が白い。
寒風山や伊予富士、筒上山などもくっきり見えている。
左端に手箱山(1806.4m)と手箱越を挟んで筒上山(1859.6m)
手前は左右に離れて伊予富士(1756.2m)と寒風山(1763m)。
伊予富士と寒風山の真ん中奧に岩黒山(1745.9m)。
右端はちち山別れ付近。
日清「カップヌードル クリーミートマトヌードル」
「トマトの酸味とクリーム感が絶妙なコクのある味わいが特徴」
ということでこれは割と好きな味かも。
エネルギー:361kcal、食塩相当量:4.3g
山で温かいぜんざいはうれしい。
少し気になる二ッ岳のもう一方のピーク(右)。
距離は100mほど。
歩いて5分。
山頂は木々に囲まれている。
三角点のピークと同様に1640mラインの等高線が閉じている。
閉じていても面積が小さいので三角点より少し低い1645mぐらいのはず?
しかし、GPSデータが少し高くなった???
山頂を南に抜けて別子山を見下ろす。
西にエビラ山、奧に東赤石山と八巻山。
さっきまでいたテラスもよく見える。
瀬戸内海(燧灘)の展望。
おっと、三嶺が見える!
今日は空気がよく澄んでいる。
山頂が少し低く見えるが・・・
気のせいか?
GPSでは少しだけ低い?山頂。
12時13分、山頂に戻って下山開始。
何度見てもきれいな青い海。
霧氷がすっかり消えてしまった。
その左、佐々連尾山(1404.2m)の上に次郎笈、その左に剣山。
大森山の右、中川峠の上に天狗塚と地蔵ノ頭。
13時54分、山頂から1時間41分(休憩含む)で下山。
奧に止めたスクーターの人はバードウォッチングをしているらしく、双眼鏡を持ってゆっくり峨蔵越に向かって行った。
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二十四節気の「立春」に入った2月4日。
光石からカンカケ谷コースを登って、風も穏やかな稜線の締まった雪を踏みしめながら三嶺まで歩いてみた。
<三嶺>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム(*)
光石登山口 7:33(13分)→ さおりが原分岐(堂床)7:46(22分)→ 八丁ヒュッテ 8:08(27分)→ 渡渉点 8:35(1時間15分)→ おかめ岩避難小屋 9:50/9:55(3分)→ お亀岩 9:58(24分)→ 西熊山 10:22/10:33(17分)→ 大タオ 10:50(50分)→ 三嶺 11:40/11:44(9分)→ 三嶺の池 11:53/11:56(1分)→ 三嶺ヒュッテ 11:57(昼食)/12:23(9分)→ 三嶺 12:32/12:38(38分)→ カヤハゲ 13:16/13:22(2分)→ カヤハゲ直下 13:24(立ち話)/13:27(34分)→ さおりが原 14:01(18分)→ さおりが原分岐(堂床)14:19(13分)→ 光石登山口 14:32
【三嶺ヒュッテまで 往路 4時間01分 復路 1時間54分 計 5時間55分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間などは含まない
■コース水平距離 15.6?
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
光石から往路はカンカケ谷コースで稜線に出て西熊山から三嶺へ。
復路はさおりが原経由のカヤハゲコースで下山。
【水平距離 15.564km 沿面距離 16.106km】
【累積標高 (+) 1581m (-) -1568m】
7時過ぎの光石登山口。
すでに出発した人、準備をしている人、食事中の人など、車が数台。
高知県の天気予報は「曇り時々晴れ」。
積雪が多い時期はさおりが原からカヤハゲコースで登ることが多いけど・・・
雪も締まる頃なので、今回は「お亀経由」で行ってみることに。
八丁方面への足跡は1つ。
少し先に出発したスバルの人はどっちへ?
(後ほど青ザレ付近で遭遇、カヤハゲコースだった)
8時08分に八丁ヒュッテ(標高1080m)着。
先行者の足跡はフスベヨリ谷へと下っていた。
カンカケ谷に向かった足跡はない。
(谷を詰めるのもいいけど、西熊山の稜線も歩きたい・・・)
やはりカンカケで行こう。
八丁から先にここ2、3日の足跡はなかった。
樹間から見える三嶺。
よく晴れている。
カンカケ谷に入る。
急斜面の登山道。
谷筋のトレイルは雪に埋もれている。
8時35分にカンカケ谷の渡渉点(標高1180m)を通過。
見えてくる稜線はお亀岩周辺。
少し雲が出てきたか?
通い慣れた道。
カツラの大木を過ぎた辺り。
もうすぐお亀岩。
雪の下に水場の水音が聞こえる。
小屋の前には稜線を越えた雪が吹き溜まって深くなりやすい。
9時50分、おかめ岩避難小屋(標高1640m)に到着。
小屋まで下ってきたスノーシュー、登っていったスノーシューのトレース、
そして登山靴の跡もある。
誰か来ていたらしい。
小屋の中には誰もいなかった。
山沿いに集落が点在する祖谷山地域。
寒峰や落合峠周辺が白い。
西熊山を下ったスノーシューと登ったスノーシューの跡がある。
まったく同じタイプのアッセントのようだ。
もしかして同じ人がスノーシューハイクでピストンしたのか?
それならお亀小屋辺りの登山靴の跡は?
10時22分、お亀岩から24分で西熊山山頂に到着。
ササ原に積もった雪はほとんどとけてしまっている。
西熊山の三角点は道標北側の石の後に隠れている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033670701
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐32
●基準点名:西熊山
●標高:1816.0m
空気は澄んでいるけど、高曇りになってきた。
もう少し早く来たらいいんだろうけどね・・・
天狗峠から頭を覗かせる天狗塚。
天狗峠は上韮生と東祖谷を結ぶ峠道が通っていた鞍部で以前は躄峠(いざりとうげ)と呼ばれていた。
地蔵ノ頭のピー君ぽち格にはお地蔵様が祀られている。
とけたり凍ったりを繰り返した粗目雪の表面は板のように固くなっている。
スノーシューを着けなくても「つぼ足」にならない?
などと安心してはいけない。
スノーシューだったら沈まない締まった雪でも接地面積の少ない登山靴に体重がかかると不意に踏み抜くことがある。
いつもは北斜面の登山道を歩く西熊山。
コメツツジが雪に埋まったこの季節は稜線上が歩きやすい。
オオタオ付近から見る三嶺。
西熊山山頂やオオタオ付近、カヤハゲは三嶺を眺めるのに適した場所。
いつもの岩の上でセルフタイマー。
山頂には人影が2つ。
光石を少し先に出発したスバルの人と青ザレ付近で遭遇。
「お亀岩からの道は分かりますか?」
「自分の足跡があるしテープもあるので大丈夫です。」
光石から4時間07分。
11時40分に三嶺山頂到着!
1893mは標高が1893.4mだったころ四捨五入した数字。
平成26年4月1日の三角点の標高成果改定で現在の標高は1893.6m。
四捨五入すると1894m。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033670901
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:興28
●基準点名:三嶺
●標高:1893.6m
空気は澄んでいて石鎚山系も見えてるけど、西から本曇りになってきた。
東には剣山と周辺の山々がくっきりと。
ヒュッテでお昼にしよう!
山頂の登山道が埋まっている時期は尾根通しに下る。
祖谷山系をバックに菅生(いやしの温泉)方面へと下る登山者。
凍った三嶺の池と三嶺ヒュッテ。
年中涸れない三嶺の池は年末から春まで凍結する。
ヒュッテの中では単独の方が1人で昼食中だった。
風もなく外の方が暖かい感じだったのでこちらは三嶺をながめながらお昼。
カップ麺に戻れない感じでお気に入りの日清カレーメシ。
お湯でつくれる!カレーメシ。
モバイルカレーはカレーメシ!
エネルギー:449kca、食塩相当量:2.8g(スパイシーカレーメシ)
カロリーは少し多め、塩分控えめ、山にピッタリ!
山頂にはカヤハゲコースで登った3人。
スマホで記念写真を撮ろうとしているところだった。
3人はフスベヨリ谷コースを下ってみるということだった。
山頂直下の斜面(1750〜1700m)が凍っていると滑るので注意が必要。
12時38分、3人と分かれて下山開始。
右手に綱附森へと続く主稜線、眼下にフスベヨリ谷。
北から見る白髪山はいつも見ている姿と違って普通の山。
今日も何人かが行き来した尾根道。
西には西熊山。
(よく歩けるものだな・・・)
山頂から20分、標高1680mまで下って仰ぎ見る三嶺。
上空には青空が見えた。
カヤハゲにたどり着いた頃にはまたどんより。
綱附森の左におっぱいのような御在所山。
その向こうに大きく弧を描く土佐湾。
時々見かけるお二人はスタートが遅かったのでカヤハゲまでとのこと。
風が強いので雪庇ができるカヤハゲの西尾根。
尾根から雪の斜面を適当に下って、韮生越とカヤハゲの分岐を通過。
雪があっても下りは楽だな。
さおりが原(標高点1162m)には東向きと西向きの足跡が点々と。
単独の方1人を追い抜いて堂床の分岐に下りてきた。
久しぶりの遭遇!
カモシカかもちゃん。
14時32分、出発から7時間(休憩・昼食含む)で光石登山口へ下山。
スバルの人も下山して道具を片付けていた。
車はまだほとんど残っていて、香川の人は泊まりかも。
後はお風呂とビール!
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石鎚山脈主稜線にあって手軽に冬山を体験できるエリアとして人気が高い寒風山と伊予富士はコースもよく整備され、高知と愛媛の県境を二分するピークからの展望も申し分ない。
この日の気象予測モデルは中四国の広範囲で快晴を示していた。
<寒風山>
■行先・位置
寒風山(標高点 [・1763] 1763m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度48分42秒 東経133度15分42秒
伊予富士(三等三角点 [伊予富士] 1756.2m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度47分17秒・東経133度14分53秒
■コースタイム
寒風山登山口 7:15(33分)→ 桑瀬峠 7:48/7:55(51分)→ 寒風山 8:46/9:03(26分)→ 桑瀬峠 9:29/9:33(37分)→ 1600m鞍部 10:10(アイゼン装着)/10:16(18分)→ 伊予富士 10:34/10:44(10分)→ 1600m鞍部 10:54(29分)→ 桑瀬峠 11:23/11:25(20分)→ 寒風山登山口 11:45
【寒風山登山口〜寒風山 1時間24分/寒風山〜伊予富士 1時間21分/
伊予富士〜寒風山登山口 59分/計 3時間44分】
■コース水平距離 9.9km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
スタートとゴールは旧国道194号の寒風山隋道南口(高知県いの町本川 標高1120m)の寒風山登山口。
桑瀬峠からは主稜線の縦走路を寒風山、伊予富士の順にピストン。
【水平距離 9.866km 沿面距離 10.367km】
【累積標高 (+) 1228m (-) -1228m】
単独での水平距離(往復)は寒風山が5.5km、伊予富士が7.0km。
単独での累積標高(往復)は寒風山が740m、伊予富士が860km。
距離、累積標高ともに寒風山の方が楽なことを示している。
物足らない場合は笹ヶ峰まで足を伸ばすのもよいし、2つセットもあり。
いつもより2〜3時間早い日の出前に登山口に到着。
着順は白いワゴンに次いで2番目。
夕方から仕事が入っているので早く来てみたのだが・・・
早起きは三文の徳(得)。
何かいいこともあるだろう。
これも得の1つかな。
7時14分、日の出。
天気予報では四国地方と中国地方ともに晴れ。
これで空気が澄んでいたら大山が「見えるはず」なのだ。
それがまたよく踏み固められていて滑りやすい。
取り付きの急登が終わると歩きやすい九十九折になる。
滑ってこけても泥は付かないし痛くもないのでアイゼンなしでもOK。
「桑瀬峠まで25分」のポイント。
稜線の手前、1420mの等高線に沿って登山道が北向きに折れたら進行方向に寒風山が見えてくる。
7時48分に登山口から33分で桑瀬峠(1451m)に到着。
桑瀬峠は土佐と伊予の国境を越える峠道の最高地点(寒風山〜伊予富士の最低鞍部)で真下を旧寒風山隋道が通っている。
登山者はここで一服してから、それぞれが目指すピークへと向かう。
高知県側(南)の様子。
オレンジ色の太平洋と山間に漂う朝靄(あさもや)がいい感じだったので思わずシャッターを押す。
桑瀬峠の南西には伊予富士。
山頂の北西にはコブ4つ(左から1740m+α×2、1720m+α×2)。
寒風山(1763m)の山頂は右上のなだらかな部分で、100mほど南西に1750mちょっとのコブがあり左端の尖って見える岩峰から南西に下る支尾根は崖になっている。
木曜日も晴天だったので樹木に積もった雪は落ちてしまったようだ。
冬場は曇っていることが多い愛媛県側(北)の様子。
雲海に浮かぶ山並みは方向からすると大島かな・・・
瀬戸内海の島もこれだけくっきり見えることは少ないような気がする。
期待できそう。
かつては「さむかぜやま」と呼ばれた寒風山の名物、樹氷はまったくない。
今日は「ぬくかぜやま」、温風山(おんぷうざん)だな。
丸いブロックパターンの足跡が転々とついている。
冬の朝、霧や靄が発生すると好天となることが多いと言われる。
それは谷間や盆地で発生する霧や靄が放射冷却現象によって引き起こされ、高気圧が強くなっているときに発生しやすいから。
雪の深さは40〜50cm。
登山者が多いのでラッセルの必要はない。
寒風山から南西に下る岩尾根のてっぺんに人が見える(写真左上)!
三脚を据えて写真を撮っているようだ。
白いワゴンの人達だろう。
2人がいる岩の東側をトラバース。
寒風山のコースタイムは「山と高原地図」によると登山口から2時間10分、桑瀬峠から1時間20分となっている。
写真を撮っている2人のトレースは山頂手前の分岐を左に折れて岩尾根に。
こちらは真っ直ぐ山頂へ。
2人はまだ山頂へ行っていないらしい。
8時46分、登山口から1時間31分(休憩含む)で山頂到着。
山頂へは一番乗り。
寒い風は吹いてないので上着はいらない。
ぐるっと360度見渡してみよう。
南南西に伊予富士(1756.2m)。
西南西に西黒森(1861m)と瓶ヶ森(1896.5m)。
東の主稜線上に冠山(1732m)と平家平(1692.7m)。
北北東に笹ヶ峰(1859.6m)とちち山(1855m)。
思っていたとおり大山が見えた。
寒風山からだと真北から少し東寄りの黒森山の上に見える。
遠くの山が確認しやすいように少しアンダーにして撮影。
少しアップで。
もう少しアップで。
間もなく9時・・・
16時から仕事なので早く来たものの、もう1つはやれそうな感じ。
笹ヶ峰まで足を伸ばすか、伊予富士か・・・
寒風山登山口から笹ヶ峰の往復は10.6km。
寒風山+伊予富士もほぼ同じ。
入浴と昼食に1時間半程度を使って15時30分までに帰るとすると昼頃までに下山すれば大丈夫。
伊予富士にしよう!
山から見る太平洋はいつでもなぜかオレンジ色。
そろそろ早い人が登って来る時間になった。
2人は尾根の上でまだ写真を撮っている。
平家平後方の青い稜線は剣山地とその南に連なる山並み。
白髪山や石立山は分かりやすい。
桑瀬峠に戻ったのは9時29分。
伊予富士まで2時間程度で往復すれば十分余裕あり。
伊予富士へも何人かは行っている様子。
鷹ノ巣山へと下る支尾根の基部を越えると凛々しい伊予富士の姿が目に飛び込んでくる。
トラバース(町道瓶ヶ森線・東黒森へ)を左に分けて主稜線を西へ。
左下に見える窪地状の広場(1600m+)から山頂までは見たままの急登。
広場(1600m+)でアイゼンを着けることにした。
ブラックダイアモンドのアルミは軽くていい。
山頂直下は転げ落ちそうな急登なのでクランポンを着けた方が楽。
潅木のトンネルを抜けてからの残り60〜70mがきつい。
傾斜は40度近くありそうな感じ。
10時34分、桑瀬峠から1時間05分(休憩等含む)で伊予富士に到着。
一時期、三角点のみになっていた山頂に道標が復活。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033514901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:羅45
●基準点名:伊予富士
●標高:1756.2m
大きく蛇行しながら瓶ヶ森、石鎚山、二ノ森へと続く石鎚山脈主稜線。
急峻で雪が付きにくい石鎚山より後方の二ノ森の方が白い。
昔の歌のタイトルじゃないけど「青い山脈」。
三嶺や牛ノ背、天狗塚などが白い。
綱附森も白い。
東黒森の南尾根と土佐湾。
中央のピークは鎌薮(1538.3m)。
暖かいので山頂でランチタイムでもよかったかな?
「ヒルメシはお風呂に入ってから」と思ってカレーメシもサーモボトルも車に置いてきた。
1600mの広場は登頂前に一服するのにちょうどいい場所。
風が強く急峻な岩尾根に守られた寒風山の尾根には雪が少ない。
なだらかなササ原が広がる笹ヶ峰とちち山の稜線は白い。
お手軽寒風山はゆっくり目でも大丈夫。
峠から少し下り始めた所で顔見知りの方と遭遇!
山道具などの話をしながら一緒に下山させていただいた。
11時45分、スタートから4時間30分(休憩・アイゼン装着・山頂滞在時間含む)で登山口にゴール!
お疲れ様でした。
旧国道はタイヤショベルで除雪してくれていたので車高の低い車でもOK。
樹氷はなかったけどクリアな青空と大展望を堪能して大満足。
登山の後は温泉で汗を流して、と・・・とりあえず「ノンアルだ!」
「木の香温泉」で入浴!
と思って寄ってみると改装中で休みだった 。
休館のお知らせ 2017年1月10日(火)〜2月9日(木)予定 温泉棟、道の駅・レストラン棟共に改装工事の為、全館休館とさせていた だきます。 株式会社スタジオ・クール 木の香温泉
|
とのこと・・・
33号に出るまでにあと2つ残っているので大丈夫。
〔木の香温泉〕
木の香温泉 〒781-2615 高知県吾川郡いの町桑瀬225-16
TEL:088-869-2300 / FAX:088-869-2608
山から順に2つ目の「吾北むささび温泉」に寄ってみた。
雰囲気は木の香よりローカルっぽくて温泉施設は小さいけど、鉄分を含んだ茶色っぽいお湯は気持ちいい。
〔吾北むささび温泉〕
〒781-2136 高知県吾川郡いの町小川東津賀才53-1
tel.088-867-3105/fax.088-850-5353
営業時間:10:00〜22:00
入浴料金:大人600円/子ども300円
休日:毎週木曜日
泉質:含鉄ナトリウム塩化物泉
予定通り「ラーメンの自由軒・伊野出来地店」に寄ってみることにした。
「ピリカラみそ」の半ちゃんを注文。
適度なピリ辛度と塩辛くないスープがいい感じの定番メニュー。
ラーメンの自由軒・出来地店
所在地:高知県吾川郡いの町柳瀬上分上島
営業時間:11:00〜21:00
休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
電話:088-897-0262
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三嶺 2017.1.22
1月も半ばになって待望の寒波がやってきた。
雪を纏って白くなった綱附森や白髪山を確認し、この機会を逃すまいとホームトレイルの三嶺へ向かった。
<三嶺山頂直下>
■行先・位置(主なピーク)
カヤハゲ (標高点 [・1720])
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度49分41秒・東経133度59分25秒
三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒、東経133度59分16秒)
■コースタイム
光石登山口 7:07(14分)→ 堂床分岐 7:21(レイヤリング)/7:26(39分)→ さおりが原 8:05(トイレ休憩)/8:15(29分)→ カヤハゲ西尾根 8:44/8:47(31分)→ 休憩 9:18(冬用グローブ装着)/9:23(28分)→ カヤハゲ 9:51(レイヤリング)/9:54(1時間31分)→ 三嶺 11:25/11:30(15分)→ 三嶺ヒュッテ 11:45/12:20(15分)→ 三嶺 12:35/12:39(44分)→ カヤハゲ 13:23/13:27(49分)→ さおりが原 14:16/14:23(27分)→ 堂床分岐 14:50(15分)→ 光石登山口 15:05
【三嶺山頂まで 往路 3時間52分 復路 2時間15分 計 6時間07分】
【三嶺ヒュッテまで 往路 4時間07分 復路 2時間30分 計 6時間37分】
■コース水平距離 13.7km
■天気 雪時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点)
光石登山口から堂床、さおりが原を経て三嶺ヒュッテまでカヤハゲコース(一部コース外)をピストン。
【水平距離 13.687km 沿面距離 14.300km】
【累積標高 (+) 1548m (-) -1537m】
光石登山口到着は6時50分(冬はもっと早い方がいい)。
車は何台か通っているはずなのに、よく見かける人の車が1台だけ。
ほかの人達は白髪山?
三嶺周辺の天気は昼前から明日までずっと雪の予報。
新しい足跡はやはり1人だけ。
おそらくカヤハゲコースで三嶺だとは思う。
昨日の昼間は晴れだったので入山者が多かったようだ。
天気の状態からカヤハゲコースが無難。
さおりが原の積雪は20〜30cm。
東屋の前には長笹谷からカヤハゲ方面に向かったスノーシューのトレースがたくさんあった。
西熊林道からアクセスしたグループが三嶺方面に向かったのか?
分岐(ケヤキザコ・韮生越)の手前からカヤハゲ西尾根に向かう。
等高線1400mラインの西端付近から東にターン。
カヤハゲ西尾根に乗ったら真ん中に大きな岩がある(標高1450m)。
辺りはスノーシューのトレースだらけ。
岩の右側を通ってトレースが続いている。
いつの間にかスノーシューのトレースは消た。
登りにかかるところで前方に青いハードシェルの青年が1人。
ワカンを片付けていた彼も西熊林道を歩いてきたそうだ。
森を抜けると、一瞬だけ雲が切れて三嶺西方の稜線が現れた。
(やはり周回は難しいな・・・)
青空がこっちに来た。
9時51分、光石から2時間44分(休憩など含む)でカヤハゲ到着。
登山口にあった車の方はスーパーカンジキを着けている様子。
トレースのお陰で助かった。
カヤハゲから先はトレースなし。
雪に覆われたモミの木の枝が登山道を塞ぐ。
足を取られて思うように歩けないので泳ぐように脱出。
深い所は腰まで雪がある。
昼までには山頂へ着きたい・・・
標高1650m〜1700mの尾根上は緩やかなアップダウンが500mほど続く。
追いついてきたスーパーカンジキの人に先に行ってもらう。
地形や雪によってはスノーシューやカンジキなど雪上歩行具を使うと早い。
自分のアッセント(MSR)は車に積んだままになっている。
天狗岩が近づいてきた。
とりあえずついて行く。
浮力は低くても小型の雪上歩行具は軽くてよさそう。
ちょっと気になるアイテムだ。
クサリ場の上部がちょっと・・・
迂回路で先頭交代。
急登はツボ足の方が早いような気がする。
2つ目の小さなクサリ場。
雪が多いと乗り越えるのに一苦労。
山頂直下のスロープ。
風の強い尾根は割りと締まってはいるが・・・
なかなか進まない。
岩も凍るほど寒い。
雪に足を蹴りこみながらステップをつくる。
両手両足を交互に突き刺しながら「四駆」で体を引き上げる。
1歩進んで2歩下がる感じ。
溝のようになった登山道には雪が吹き溜まって壁のようになっている。
両手で雪を掻き落としながらながら進む。
あと数m先で右側に出たら楽になる。
右側に出た部分から後続の様子。
もう少しで全員がルンゼ状のクサリ場を通過する。
目の前に山頂が近づいた。
コメツツジは雪と氷に覆われている。
11時25分、光石登山口から4時間18分で三嶺山頂に到着(うち休憩やレイヤリングに使った時間は20分)。
カヤハゲからは1時間31分(夏の2〜3倍)掛かっている。
ワカンの「若いし*」も登ってきて三嶺ヒュッテへ向かう。
この雪だと正規のコースは通れんと思うけど・・・
*土佐弁でも東京方便でも若者、若い衆のこと
冬は真上を越えていくしかない。
右に落ちると大変だ。
視界はよくない。
たまにはこんなこともある。
池は完全に凍結。
もう歩いても大丈夫。
こんなこともある・・・(^^;)
扉が開くのか?
取っ手が壊れているけど、押して開けるドアないので大丈夫。
ヒュッテの中は色のある世界。
先客は菅生(いやしの温泉郷)からの2人。
手ぬぐいと着けてきたORのゲーターは北海道の大雪山で現地調達したもの。
カレーメシでなくカレーヌードルをカレーパンとセットで(^o^)
お湯を注いで5分の「メシ」より3分の「ヌードル」が早い。
メシのルーは寒いと溶けにくいのが難点。
コーヒーを飲んで一休みしたら山頂へ。
雪が本降りになってきた。
12時35分、2回目の山頂。
さっきより視界が悪くなった。
12時39分、何も見えないので元来た道を下山開始。
下山は3時頃かな。
天狗岩の横はシリセード。
雪があっても下りはほんとに楽。
苦労したところもスタスタ。
走ってもOK!
山頂から44分でカヤハゲに戻って一息。
もう今日は登りたくない。
ネットは雪に弱い。
山頂直下のものは1年でやられてしまう。
中腹も張り替えないと残っていたササが食べられてしまった。
適当に下って行けば分岐付近に出るはず。
堂床から光石への登り返し。
明るい日が差してきた。
15時05分、三嶺から2時間15分(休憩含む)で下りてきた。
登りはきつくても下山は早い。
今夜もビールが旨いな。
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ホームトレイル・三嶺で2017登り始め。
カンカケ谷コースで登る予定を西熊山南尾根直登ルートに変更して、寒風の吹く縦走路を西熊山から三嶺まで歩いてみた。
<三嶺>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■三嶺ヒュッテまでのコースタイム(*)
光石登山口 7:39(33分)→ 八丁ヒュッテ 8:12/8:20(20分)→ 渡渉点 8:40(3分)→ 尾根取付 8:43/8:45(5分)→ ブナ大木 8:50/8:52(7分)→ 尾根 8:59(11分)→ 標高1400m地点 9:10(大休止)/9:25(14分)→ 鞍部(架線跡) 9:39(19分)→ 岩場 9:58/10:02(26分)→ 西熊山 10:28/10:32(19分)→ 大タオ 10:51(18分)→ 標高1750m地点 11:09(写真撮影)/11:16(24分)→ 青ザレ 11:40(写真撮影)/11:42(10分)→ 三嶺 11:52/11:54(11分)→ 三嶺ヒュッテ 12:05(昼食)/12:45(2分)→ 三嶺の池 12:47/12:50(8分)→ 三嶺 12:58/13:01(3分)→ 稜線分岐 13:04(42分)→ 渡渉点 12:46(1分)→ さおりが原分岐 13:47/13:48(4分)→ 渡渉点 15:52(4分)→ 盗人沢 13:56/13:57(7分)→ 渡渉点 14:06(19分)→ 吊り橋 14:25(13分)→ 八丁ヒュッテ 14:38(23分)→ 光石登山口 15:01
<往路 3時間40分 復路 2時間06分 計 5時間46分(三嶺ヒュッテ往復)>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 14.8?
■天気 曇りのち晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路はカンカケ谷渡渉点付近から西熊山南尾根を直登し縦走路を三嶺へ。
三嶺ヒュッテで昼食後、復路はフスベヨリ谷ルートで下山。
【水平距離 14.818km 沿面距離 15.509km】
年末年始は食べては寝、飲んでは寝の繰り返し。
三が日のうちに一度は山に登っておきたくて、3日の早朝、なかなか目覚めない体に鞭打って光石へ向かった。
(あれ、午後から晴れ渡る予報なのに誰も来ていない!?)
八丁ヒュッテに入ってみると囲炉裏に炭の匂いが漂っていた。
予報を信じて行ってみよう!
渡渉点を渡ったところ(1180m)で作戦会議。
カンカケ谷コースから西熊山南尾根直登ルートに変更することになった。
南尾根の支尾根に乗ったら、まず目に入るのは大きなブナ(1210m)。
よく見るとかなりの老木のようで枯れかかっている。
西熊山南尾根は標高1350m付近でカンカケ谷側とフスベヨリ谷・スゲナロ沢側の2つの支尾根に分かれている。
支尾根に出てから200m、標高差で70〜80m登ると一方の支尾根と合流。
カンカケ谷コースの登山道から15分ほど登ったところで尾根が1本になる。
スズタケは食害で全滅しヤブ漕ぎの必要はない(1350m)。
支尾根が1つになって10分ほど歩いた地点(標高1400m)で大休止。
年末年始の飲みすぎ食い過ぎでお腹の調子が悪い。
キジ撃ちで尻が冷えた。
尾根が北北西から北北東に折れる地点で小さな岩を越える(1510m)。
コブを越えると広場になった鞍部に出る(1530m)。
ここは、おかめ岩避難小屋を建築する際、資材を送るために張った架線の中継点となっていた場所だ。
おかめ岩避難小屋とその周辺がよく見通せる。
勾配がきつくなってきた。
どうやら核心部の岩場にアプローチしたようだ。
この辺りが大きな岩峰の基部になっている(1590m)。
見通しがよいので夏に登ったときと印象がちょっと違う。
ルートを探しながら左寄りに登る(1610m)。
剱岳・源次郎尾根を彷彿とさせる岩登りが面白い。
壁になってきた。
勾配は緩く足元が岩というだけなので危険はない(1620m)。
岩峰の最上部に差し掛かった(1640m)。
左に回りこむと鞍部が見えるけど、崖と谷になっていて通るのは難しい。
最上部は右寄りに登って真ん中を越えると問題ない(1650m)。
今回はクライマーのY隊長がいないけど大丈夫。
最上部の岩は右側を回り込むように進む。
岩を回り込むと左右2つの岩頭の隙間に出る(1660m)。
後ろ側は地形図では確認できない鞍部(1650m)になっている。
(鞍部を見下ろして撮影)
右の岩頭(三嶺側)。
左の岩頭(お亀岩側)
矢筈のようになった岩頭の間の崖を10mぐらい下る。
ホールド、スタンスとも十分あるので問題はない。
雪があったらスリップに注意!
越えてきた岩峰(1660m)を山頂側の鞍部(1650m)から見上げる。
けっこう大きな岩だ。
ササ原とダケカンバの林。
夏にショウキランが咲いていた場所だ。
森とササ原の境はシカがたむろすることが多い場所。
ニホンジカはニホンカモシカと違って爆発的に増え、何もかも食べ尽くしてしまうので始末が悪い。
駆除のお陰で高知県側でシカを見かけることが一時期よりは少なくなった。
シュヴルイユ(シカ)のジビエも好きだな。
ここまで来たら山頂は近い。
前回は右斜め上に向かう踏み跡をたどって途中から折り返して山頂に出た。
間もなく稜線。
山頂の道標が見えた。
10時28分、光石登山口から2時間49分(大休止含む)で西熊山に到着。
休憩と雉撃ちを除くコースタイムは、2時間18分。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033670701
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐32
●基準点名:西熊山
●標高:1816.0m
北側のササ原に薄日が差してきた。
ガスが消え始め視界が広がる。
やっと晴れてきた!
標高1700mの稜線北側から三嶺。
いい感じになってきた!
山にいると、ダイナミックな天候の変化を感じることができる。
しばらくの間、写真タイム♪
西熊山の左下に見えている尾根は登った尾根(南尾根)ではなく、スゲナロ沢を挟んで1つ東の尾根(南東尾根)。
この尾根も登りやすそうだ。
標高点1754m付近から。
山頂に人の姿はない。
青ザレの上からコメツツジの霧氷と三嶺。
雪がないのは残念だけど、空気がピリッとして気持ちいい稜線!
もう少しで山頂。
11時52分、光石登山口から4時間13分(休憩等含む)で三嶺に到着。
南東(徳島県)側の斜面でシカ達がくつろいでいる!
雪がないのでササを食べてのんびり昼寝をしているようだ。
(なんとかならんかなあ・・・)
東に三嶺ヒュッテと剣山周辺の山並み。
今頃は道もコメツツジも雪に覆われているはずなんだけど・・・
三嶺の池と三嶺ヒュッテ。
雪がないので凍った池がよく目立つ。
ヒュッテの後方に塔丸(1713.3m)、右に丸笹山(1711.9m)。
そして剣山(1955.0m)、次郎笈(1930.0m)。
池だけが白く輝いている。
小屋の前から楕円形の池と三角のピーク。
特徴ある風景。
三嶺ヒュッテでランチタイム。
昨夏、発売された日清カレーメシは「シーフードかれーらいす」の他2種。
すっかりお昼の定番になってしまった。
正月なので暖かいぜんざい。
コーヒーじゃなくてぜんざい。
外に出たところで数人のパーティが登ってきた。
先頭は小学生ぐらいの男の子だ。
例年と比べると暖かいので、厚さが少し足らない感じ。
動物は歩いているし人間の足跡もあるけど、真ん中まで歩くのは微妙。
厳冬期にはアイゼンとピッケルが必要になる急斜面も夏のよう。
いつも休憩ポイントになっていた。
2004年の台風集中上陸の影響で青ザレ西側の稜線近くから大きく崩壊して土石流が発生し谷を土砂が埋めた。
かつてのメインコースを歩く人はあまり多くない。
左岸側にさおりが原への分岐あり。
盗人沢の丸太橋は大きくたわむけど、まだなんとか渡ることができる。
そろそろ渡渉した方が安心?
右岸上部の踏み跡はすぐに崩れるので河床を歩いた方がよい。
下流から1つ目の渡渉点。
西熊渓谷の奥深く、フスベヨリ谷は小さな沢を集めながら南西に下る。
カンカケ谷合流点から少し下流の吊り橋。
根を張っていた岸が流されてマングローブのようになっている。
ハングル文字の風船が落ちていた。
朝鮮半島から飛んで来たのだろうか?
14時38分、八丁。
15時01分に光石登山口。
三嶺からちょうど2時間で下山。
結局、今日は誰も来なかったのだろうか?
久しぶりの西熊山南尾根とダイナミックに変化する三嶺の景色を堪能して山始めにふさわしい一日になった。
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「2017年の世界平和」を祈念して平和丸で山納め!
南尾根直登ルートから平和丸に登って石立山分岐から南に進み中東山へ。
2016年の締めくくりにふさわしい尾根歩きを堪能。
<平和丸>
■行先・位置
平和丸(三等三角点 [菅生] 1700.9m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度49分19秒・東経134度00分46秒)
中東山(三等三角点 [中東山] 1684.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度48分39秒・東経134度02分00秒
■コースタイム(*)
ふるさと林道・63線分岐 7:56(59分)→ 標高点1522m 8:55/8:58(34分)→ 小ピーク 9:32/9:36(2分)→ 平和丸 9:38/9:52(22分)→ 標高点1732mピーク 10:14/10:18(19分)→ 1710m地点(ビューポイント)10:37/10:40(6分)→ 1738mピーク(オオヤマレンゲ境界柱)10:46/10:52(1分)→ 石立山分岐 10:53/10:55(14分)→ ジル沢分岐? 11:09(3分)→ 標高点1594m 11:12(15分)→ 1630m地点 11:27(展望)/11:30(4分)→ 池 11:34/11:39(6分)→ 標高点1672m 11:45/11:46(2分)→ 崩壊地 11:48/11:50(3分)→ ジル沢分岐? 11:53(12分)→ 中東山 12:05/12:17(1分)→ 中東山2峰凹地 12:18(昼食)/12:49(9分)→ ジル沢分岐? 12:58(35分)→ 渡渉点(ジル沢分岐?への分岐)13:33/13:35(5分)→ 63線終点 13:40/13:41(45分)→ ふるさと林道・63線分岐 14:26
【往路:1時間35分(平和丸まで)/ 3時間22分(中東山まで)】
【復路:1時間35分 往復:4時間57分】
* コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 11.3?
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は、ふるさと林道と専用林道63線の分岐から平和丸の南尾根を直登。
主稜線を剣山方面へ進み、石立山分岐で南に折れて尾根通しに中東山へ。
復路は、ジル沢谷に下って63線を分岐まで戻る周回ルート。
位置関係が分かるように白髪山を入れてみた。
【水平距離 11.333km 沿面距離 11.825km】
【累積標高 (+) 1245m (-) -1242m】
白髪山から見た今回のルート(写真は以前のもの)。
今シーズンは雪が少なく普通に登るのでは面白くない。
そこで、メンバー全員が初めての平和丸南尾根を直登するルートを選択。
ふるさと林道と支線の分岐から平和丸までほぼ一直線。
登山口はふるさと林道大栃線(林道西熊別府線)と専用林道63線の分岐。
分岐の標高は約1040m。
保安林の看板のある場所からスタート。
漁場表示板の足をわざわざ伸ばして赤く塗ったのは登山口の目じるし?
10mほどで林の中へ入る(1050m)。
まるで登山道。
獣も人もけっこう歩いて様子。
明るい落葉樹の林(1220m)。
勾配が緩くなってシキミがたくさん生えている場所(1250m)に出た。
枝にピンクのテープが巻かれ、人が入っている痕跡もある。
足跡が点々と。
標高1400m付近で再び勾配が緩くなる。
大きな木は少ない。
標高1500m。
北東方向に平和丸の次に通る標高点1732mピークが見える。
8時55分、登山口から1時間ほどで標高点1522mのコブに着いた。
標高点1522mから尾根がで少し狭くなる。
狭くなった尾根の標高1520m〜1550mにかけては小さな岩場が続く。
尾根そのものの勾配は緩く、この岩は左側を難なく通過(1520m)。
この岩は右側がまし(1530m)?
右側から木の根に掴まりながらゆっくり登る(1535m)。
小さな鞍部を過ぎると再び岩(1540m)。
特に問題なく岩の上を通過(1545m)。
岩場を通過して広くなった尾根のブナ林(1555m)。
次はダケカンバの林(1580m)。
稜線が近くなるとウラジロモミの立ち枯れが目立つ(1670m)。
岩に突き当たると間もなく尾根の最上部。
大小の岩が点在する尾根の上部を左側へ抜ける。
谷のような鞍部を挟んで北西側に平和丸山頂。
小さな二重山稜の線状凹地(せんじょうおうち)の地形になっている。
右には南尾根の最上部がある。
小さなピークになっているので寄り道してみよう。
南尾根最上部の小さなピーク(約1765m)から南西に白髪山(1769.8m)と白髪分岐(約1735m)を望む。
同じく東の剣山方面には1732mピーク。
左奧に丸笹山(1711.9m)が見えている。
9時38分、登山口から1時間42分(休憩・寄り道含む)で平和丸に到着。
きついところも難しいところもなく想定より早かった。
道標の下には三角点。
<基準点の概要>
基準点コード:TR35034508101
等級種別:三等三角点
等級種別:坐28
基準点名:菅生
標高:1700.9m
北西には三嶺(1894.6m)。
平和丸の白骨林と三嶺。
白骨林はニホンジカの個体数が増えたことによる食害(樹皮や新芽などを食べる)によるものがほとんど。
樹氷が青空に映える。
山頂から北東に200mほどのピークは平和丸の2峰的なピーク(1695m前後)で四ツ小屋谷川に下る北尾根の最上部にあたる。
ここはトラバースして次の1732mピーク(右奥)との鞍部まで少し下る。
1732mピークとの鞍部。
霧氷は着いているけど積雪は少ない。
10時14分、平和丸から22分で1732mピークへ到着。
ここにはなだらかなピークが3つあって、1730mの等高線が3つ閉じている。
標高点は一番手前(撮影地点)の1732m。
前方奥には剣山(1955.0m)と次郎笈(1930.0m)、その真ん中手前に白く見えるのが1738mピーク(石立山分岐)。
少し高い左奥のピークでシカがたむろしている。
<香美市香北町美良布付近から見える山について>
香美市香北町美良布の国道195号から見える白い山は ここ!
香北からは1732mピークとその右側に1738mピークも少し見える。
<保健福祉センター香北付近(標高118m)から撮影>
白髪山とみやびの丘の鞍部に1732mピークと1738mピークが見える。
白くなったら目立つので、「美良布辺りから白髪山の横に見える白い山は剣山じゃない?」と思っている人もいるかもしれない。
白髪山から1732mピークまで約3km、剣山まで約10km。
残念ながら標高が低い美良布から剣山は見えないのだ。
1732mピークからの展望を楽しんでみよう!
白髪山〜三嶺パノラマ(5枚合成)。
桂浜や南国市、香北町のアンパンマンミュージアムも見える。
<白髪山の南>
みやびの丘(1558m)の上が大磯の平(1270m+)で、その左の丸いドームが先週登った勘定山(1334m)。
<三嶺周辺>
左から白髪分岐(1730m+)、カヤハゲ(1720m)、三嶺(1893.6m)。
後方に天狗塚(1820m)周辺と西熊山(1816.0m)。
塔丸(1713.3m)は割と白い。
1732mピークから標高点1738mピークへ向かう。
1738mピークには石立山分岐があって右に下る尾根が中東山、石立山への縦走路になっている。
中東山へのルートを確認。
左は1672mピークで右が中東山(1684.6m)。
2つのピークの鞍部がジル沢への分岐で鞍部の奧は石立山(1707.7m)。
1738mピーク手前のビューポイントから三嶺を望む。
右下には「田」の字のような人工林。
三嶺のアップ。
右下には名頃コースの「ダケモミの丘」。
更に右下には登山口のある名頃集落。
10時46分、平和丸から54分(休憩含む)で標高点1738mピークに到着。
ピークの手前にある「オオヤマレンゲ群落」の説明板とピークの中心付近に建つ「天然記念物境界柱」。
「群落」という言葉は報道などでもよく使われているけど、ちょっと違和感があるな。
「オオヤマレンゲ」がいくら群がって生えていても「群落」とは言わないと思うんだけど・・・
標高点1738mピークから白髪山方面を振り返って。
いい天気なんだけど、西から雲が流れてくる。
このピークからも御在所山の裾野が伸びた先に美良布が見えている。
(もう少し足を伸ばすか・・・)
霧氷が美しい。
石立山分岐で作戦会議。
「高ノ瀬まで行ってみる?」
(異議なし)
ところが、振り返ると雪雲が三嶺まで迫っていた。
2時頃から雪になる予報になっていたはずだ。
高ノ瀬まで往復すると1時間ぐらいはかかるはず・・・
雪になる前に中東山へ向かうことになった。
縦走路は一応正規の登山道。
県境の尾根沿いに点々と境界杭があってテープもある。
1650mの小さなコブ。
左に剣山と次郎笈。
1650mちょっとのコブがもう1つ。
2つのコブを通って標高点1594mとの鞍部へ80mほど下る。
標高点1594mとの鞍部にはジル沢への分岐がある。
ジル沢方面の様子。
Y隊長が最近登ったルートはこれか?
標高点1594mピークへの登り。
標高点1594mから標高点1672mとの鞍部へは標高差で30mほどの下り。
標高点1672mへの登り。
見えているのはまだピークではない。
標高点1672mピークはコブを越えた先の奧。
剣山と次郎笈辺りまで雲が来た。
新九郎山(1635.3m)の西側は大きなカールのような地形をしている。
池だ!
けっこう大きい。
恐る恐る足を乗せてみると、大きな音を立ててヒビが入った。
標高点1672mピークの手前(北側)も東西の二重山稜になっている。
西側の稜線から東側の稜線を撮影。
東に新九郎山。
1672mピークから下り始めると崩壊地に出た。
なかなか大きな崩壊地。
崩壊地から石立山がよく見える。
冬は尾根のラインが確認しやすい。
2016年8月11日の山の日に石立山から見た崩壊地の様子。
崩壊地の上が1672mピークでその後が標高点1738mピーク(石立山分岐)。
主稜線の奧に見える山は矢筈山(1848.8m)。
尾根を下って崩壊地上部を横から。
中東山との鞍部まで下ってきた。
鞍部はジル沢への分岐になっている。
帰りはここから右(北東)へ下る。
分岐を通過すると中東山まであと500m程度。
中東山には3つのピークがある。
1峰目は1670mぐらい。
2峰目は向こうの本峰よりほんの少し低い。
1683mぐらいか。
間もなく中東山。
なだらかな中東山山頂。
12時05分、石立山分岐から1時間10分で中東山着。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35034507201
●等級種別:三等三角点
●等級種別:坐30
●基準点名:中東山
●標高:1684.6m
お腹がへったけど、青空が消えて雪がちらついてきた。
どこか適当な場所はないか?
2峰に向かって下山開始。
うまい具合に2峰の東側に凹地(おうち)があった。
2峰の上に束の間の青空が広がった。
あら挽きウインナー&カレーとカレーメシ。
ランチタイムだけでも日が差してくれてありがたい(*^_^*)
分岐に戻ってジル沢へ下る。
大きな岩のあるなだらかなポイント。
前方に平和丸と1732mピーク。
北西のジル沢に向かってほぼ真っ直ぐに下る尾根。
前方に今回登った平和丸南尾根。
また雪がちらつき始めた。
下に2つの沢の合流が見えてきた。
一旦、合流地点の後方に渡渉する。
沢の合流地点に登山道の合流(分岐)の道標もあった。
右は石立山分岐に近い稜線分岐へのルートを示している。
本流を右岸へ渡る。
13時40分、渡渉点から5分ほどで大栃林道63線の終点に出た。
林道の終点が中東山の登山口。
63線は至る所で崩れているので車は通行できない。
左右の路側がブロック積でいい感じ。
災害復旧工事がされていて途中まではきれいになっている。
26年8月の災害らしい。
崖の下にふるさと林道大栃線が見える。
2016年を締めくくる充実した山行だった。
2017年は平和で紛争やテロのない一年を期待したいものだ。
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