JUGEMテーマ:山行記録
展望の良い尾根歩きが楽しい槍戸アルプス。
稜線は不入山から久井谷山、折宇谷山、権田山へと続く。
その稜線から南西にぽつりと離れてゆったりとした姿を見せる新九郎山が存在感を示す。
<新九郎山>
■行先・位置
新九郎山(三等三角点 [新九郎山] 1635.3m)
徳島県那賀町/北緯33度49分8秒・東経134度4分55秒
不入山(標高点 1653m)
徳島県那賀町/北緯33度49分27秒・東経134度6分14秒
■コースタイム
奧槍戸登山口 8:35(12分)→ ベンチ(久留目の太尾)8:47/8:48(6分)→ 1585m地点 8:54/8:58(15分)→ 標高点1646m(新九郎分岐)9:13/9:21(11分)→ 新九郎のコル 9:32(18分)→ 広場(トラバースルート)9:50/9:53(4分)→ 新九郎山 9:57/10:09(18分)→(尾根ルート)新九郎のコル 10:27(15分)→ 標高点1646m(新九郎分岐)10:42/10:52(5分)→ 1620m地点 10:57/11:01(14分)→ ベンチ(四等三角点 [くるめ] 1624.1m)11:15/11:19(15分)→ 不入山(標高点1653m)11:34/11:37(1分)→ 第2ピーク(標高点1651m)11:38/11:49(2分)→ 不入山(標高点1653m)11:51/11:54(12分)→ ベンチ(四等三角点 [くるめ] 1624.1m)12:06(昼食)/12:47(15分)→ 1625m地点 13:02(立ち話)/13:05(3分)→ 標高点1646m 13:08/13:09(15分)→ ベンチ(久留目の太尾)13:24(6分)→ 標高点 1646m 13:30/13:32(8分)→ 奧槍戸山の家 13:40/13:42(1分)→ 奧槍戸登山口 13:43
【(*)行き 2時間14分 帰り 1時間02分 計 3時間16分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.85?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
奧槍戸の登山口から槍戸アルプスを不入山まで。
途中の標高点1646mにある千手観音ブナから目的地 新九郎山をピストン。
【水平距離8.821km 沿面距離9.050km/累積標高(+)746m (-)746m】
尾根歩きがほとんどなので距離が9kmで累積標高が750m程度と割と楽。
丁字路を左折して国道193号から県道295号へ。
岩倉で県道から「山の家」の案内板がある林道へ入る。
スーパー林道との分岐に剣山登山口(ホラ貝の滝経由)があった。
このルートはまだ登っていない。
林道から見上げる剣山と次郎笈。
林道沿いの斜面にヤマシャクヤクが咲いていた。
国道との分岐から約1時間10分。
8時半に奧槍戸に到着。
次郎笈の登山口は山の家の横。
新九郎山・槍戸アルプス方面の登山口は休憩所の横。
標高点1646mを東側をトラバースして南に向かう登山道。
登山口から10分少々で「久留目の太尾」のベンチがある。
見頃のミツバツツジ。
木のアーチを潜る。
標高点1646mに向かってブナの稜線を登る。
尾根の右手(西)に出ると、最初に目指す新九郎山が間近に見える。
新九郎山の後方には石立山。
見事な枝振りの千手観音ブナ!
ブナには何か人を惹きつけるものがある・・・
四方に手を広げるような枝振りが立派。
千手観音ブナのピーク(新九郎分岐)から南に外れて新九郎山へ向かう。
新九郎のコルまでの下りは10分程度。
コルから見あげる次郎笈。
ワチガイソウ
急登をひと登り。
丘のようになだらかな新九郎山にはダケカンバが多い。
見事な枝振りのダケカンバ。
9時57分、新九郎山に到着。
正面には石立山
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35034508601
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:衣44
●基準点名:新九郎山
●標高:1635.3m
西に三嶺
一休みしたら千手観音ブナのピークまで引き返す。
新緑のグリーンとツツジのピンクが眩しい。
なだらかな千手観音ブナの標高点1646mピーク。
千手観音ブナ
樹下にはブナの実が落ちている。
やがて発芽して・・・
双葉が広がって・・・
対生する子葉(下)と本葉(上)。
なだらかな稜線を不入山へ向かう。
次郎笈 〜 剣山 〜 一ノ森 〜 槍戸山の稜線。
東西に細長い1624.1mピークにぽつりとベンチがあった。
槍戸アルプスから見る剣山は南アルプスの山を見ているようだ。
1624.1mピークと不入山のコル。
指導標が立っている。
不入山到着!
山頂は標高点のみの1653m。
東へ続く槍戸アルプス(2枚合成)。
100mほど下った先の久井谷山は、南の尾根からも登ったことがある。
堰堤だらけの久井谷川の源流はどちらかというと不入山。
次に見える尖りは折宇谷山。折宇谷川の源流にあたる。
左に折れて中内山、権田山。
左奧はまだ行ったことのない平家平か?
左の剣山から続く稜線にまだ登ったことのない天神丸や高城山、雲早山が見えているはず。
南には湯桶丸や石原丸。
すぐ左下は久井谷山の南尾根にある三角点ピーク「桃の丸(1154.9m)」。
徳島の山は「○○丸」が多い。
ベンチまで戻って昼にしよう。
南西方向に新九郎山と石立山。
右が千手観音ブナの1646mピーク。
九郎山の南東斜面は大きく崩壊している。
ベンチの近に戻ると三角点があった。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR45034509701
●等級種別:四等三角点
●冠字選点番号:K涌10
●基準点名:くるめ
●標高:1624.1m
カレーヌードルとオールフリーでランチタイム。
左下に「山の家 奧槍戸」。
遠くに三嶺が見える。
「久留目の太尾」のベンチまで戻ってきたが・・・
奧槍戸の1646mピークへ寄り道。
次郎笈がいい感じ。
斜面にピンクのツツジがたくさん見える。
北東方向の鞍部に下る。
13時43分に下山。
山の家にETがいた。
帰り道。
あれは平家平?
きわん谷横にあった平家平登山口。
マイナールートだとは思うけど、いつか登ってみたい。
四季美谷温泉で入浴。
お風呂から出て休んでいるとバスが着いた。
一気に賑やかになった。
温泉で登山ツアーをやっているようだ。
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明治38年に架けられた遠登志橋と小女郎川の渓谷美、天空の森に眠る別子銅山の産業・生活関連遺構群、そして満開のアケボノツツジ。
ゴールデンウィークの西赤石山を存分に楽しむ満足な山旅。
<西赤石山とアケボノツツジ>
■行先・位置
西赤石山(二等三角点 [銅山] 1625.8m)
愛媛県新居浜市/北緯33度52分32秒・東経133度20分23秒
■コースタイム
遠登志(鹿森ダム)登山口 7:04(2分)→ 遠登志橋 7:06/7:08(3分)→ 遠登志橋・展望台・登山口分岐 7:11(20分)→ 坑水路跡 7:31/7:32(1分)→(東端索道中継所跡)7:33/7:34(22分)→ 中ノ橋 7:56/7:58(8分)→ 娯楽場跡 8:06/8:09(2分)→ 病院跡 8:11/8:12(1分)→ 東平(インクライン・マイン工房・索道基地)8:13/8:19(2分)→ 小マンプ 8:21(1分)→ 登山者用駐車場 8:22(7分)→ 第三社宅跡(旧採鉱本部)8:29/8:30(1分)→ 旧東平第三変電所 8:31/8:32(1分)→ 第三通洞 8:33/8:35(11分)→ 馬の背コース分岐 8:46(26分)→ 銅山峰分岐 9:12/9:13(3分)→ 銅山峰ヒュッテ(角石原駅)9:16/9:19(2分)→ 銅山峰分岐 9:21(17分)→ 銅山越(銅山峰・標高点1294m)9:38/9:41(14分)→ 東山 9:55(13分)→ 標高点1482m 10:08(1分)→ 1460m地点 10:09/10:10(11分)→ 覗き岩 10:21/1028(3分)→ 1520mの岩の上(標高点1482付近までサングラス捜索往復)10:31/10:43(17分)→ 西赤石山道標(1617m)11:00/11:01(1分)→ 西赤石山 11:02(昼食)/11:37(9分)→ かぶと岩分岐 11:46(9分)→ かぶと岩最高地点 11:55/12:02(8分)→ かぶと岩分岐 12:10(1分)→ 展望所 12:11/11:12(29分)→ 上部鉄道分岐 12:41/12:43(17分)→ 一本松駅 13:00/13:04(16分)→ 旧東平第三変電所 13:20/1322(12分)→ 中ノ橋 13:34/13:35(13分)→ 東端索道中継所跡 13:48/13:56(2分)→ 坑水路跡 13:58(11分)→ 遠登志橋・展望台・登山口分岐 14:09/14:10(6分)→ 遠登志(鹿森ダム)登山口 14:16
【(*)行き 3時間10分 帰り 2時間13分 計 5時間23分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 15.5?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
行きは鹿森ダム近くの遠登志登山口から東平・銅山越を経て赤石山山頂へ。
帰りはかぶと岩、上部鉄道跡・一本松駅を経て下山する少しハードなコース。
【水平距離15.458km 沿面距離16.416km/累積標高(+)1886m (-)1892m】
距離は三嶺周回定番コースとほぼ同じ、ただし累積標高は300mほどオーバー。
(東平(とうなる)から登るべきか、遠登志(おとし)から登るべきか?)
・・・と、考えながら松山自動車道・新居浜ICから県道47号新居浜別子山線に入った。
マイントピア別子を過ぎると間もなく四国では珍しいループ橋の青龍橋(第一青龍橋・第二青龍橋)と鹿森ダムが見えてくる。
(遠登志橋も見てみたいし、山中に残る銅山遺構も見てみたい)
ということで下から登ることに決定!
遠登志登山口は鹿森ダムから約300mの新仙雲橋と旧道の橋のたもとで標高は250m。
東平の標高は750mなので標高差は500m!
橋の手前が遠登志渓谷の遊歩道入口で遠登志橋を通るルート。
また、赤い欄干の旧橋奧に見える遠登志売店(登山連絡所)の脇に「展望台」へ上がるルートがあって、少し先の県道脇に遠登志橋と展望台をショートカットするルートがあって3つが尾根で合流している(展望台は帰りに寄ってみたい)。
GW前半は寒の戻りで4月前半より寒いことが多い。
風が冷たいのでライトシェルを着込んで、7時4分に遠登志渓谷入口をスタート。
渓谷入口から2〜3分で登録有形文化財の遠登志橋を渡る。
小女郎川に架かる遠登志橋は、明治38年(1905)建造の鋼製アーチ橋の旧橋の上に全長50メートルの観光用ワイヤロープ吊橋を架けて二重橋の形態となっている。
遠登志橋から見下ろす遠登志渓谷(小女郎川)。
遠登志橋から少し登ると分岐の道標が立っていて、遠登志売店脇から展望台を通ってくる道と県道脇の登山口からの道が合流している。
遠登志橋から30分ほど登ると、前方(少し手前にも)に四角い煉瓦の遺構が見えてきた。
標高470mの地図に示された「坑水路跡」のようだ。
これが「坑水路会所」で、内部に坑内排水を溜めて流れの向きを変える役割を果たしていた。
第3通洞から新居浜惣開まで総延長約16kmの坑水路を建設し、途中の山根収銅所で安全な水にして海に流していた。
さらに2分ほどで登山道の左下に「東端索道中継所」が現れた。
(ここも帰りに寄ってみよう)
岩を削った登山道。
東平へは中ノ橋の分岐を直進。
左は橋を渡った右岸沿いに第三通洞へ直通(今回、下山に利用)。
まずは東洋のマチュピチュへ。
森の中に段々畑のような石垣が現れた。
こちらは娯楽場跡。
ここは病院跡。
8時13分、登山口から1時間10分ほどで東平に着いた。
第三通洞方面、西赤石山への登山道は奧の谷間(マイン工房前から)。
東平の一般向け駐車場とマイン工房(銅板レリーフの銅工芸が楽しめる体験工房)。
説明板には「別子銅山の歴史は、元禄3年(1690)、明石山系の銅山峰南斜面で露頭が発見されたことに始まります。翌年から住友により採掘が開始され、昭和48年(1973)の閉山までの283年間で、坑道の総延長は約700km、採鉱場所は海面下約1,000m、総出坑量は約3,000万トン、産銅量は約65万トンに達しました。・・・・・・・・」
「ここ東平は標高750m前後の山中にあり、大正5年(1916)から昭和5年(1930)まで別子銅山の採鉱本部が置かれた場所です。東平には銅山関連施設や生活関連施設が整備され、最盛期には5,000人余りもの銅山関係者とその家族が住み、山の町として賑わっていました。・・・・・・」とある。
左に新居浜の街並みと燧灘(瀬戸内海)が見える。
このトンネルは長さが短いことから「小マンプ」と呼ばれていた。
マンプという名前は、坑道を意味する昔の言葉「間符(まぷ)」から転じたとされている。
採鉱のために使用していた当時の機械やそれらを積んだ鉄道車両が展示されている。
それらは、住友金属鉱山?別子事業所から新居浜市に寄贈されたもので、坑内から運び出される銅鉱石を運搬するための車両「三角鉱車」や、鉱石などをすくい取って鉱車に積み込むブルドーザーのような機械「600Bローダー」、鉱車や人のけん引をするための車両「2t蓄電車」などである(新居浜市ウェブサイトより引用)。
一番奥に登山者用の駐車場があった。
駐車場から少し歩くと第三社宅跡(旧採鉱本部)の広場に出る。
広場の上にあるのは旧東平第三変電所のレンガ造りの建物。
内部の様子。
第三社宅跡の広場に戻って小女郎川に掛かる橋を渡る。
橋を渡って正面に第三通洞。
中はこんな感じ。
レールが残っている。
小マンプ方面に向かってレールが敷かれていたのだろう。
コンクリートで固められた石畳の道。
第三通洞から10分少々で柳谷のコースと馬の背コースが分かれている。
ここは、少しきつくても距離が短い馬の背コースを取ることにした。
九十九折りで尾根を登る馬の背コース。
眼下に東平が見えてきた。
ズームアップ。
馬の背コースは明るい尾根ルート。
次に来るときは柳谷川(小女郎川の支流)のコースも通ってみたい。
上部鉄道角石原駅(銅山ヒュッテ)←→ 大平坑 ↘ 馬の背コースの分岐。
柳谷経由登山口 100m先銅山峰ヒュッテ ←→ 馬の背経由登山口 ↗ 銅山峰の分岐。
とりあえず「銅山ヒュッテに寄ってみよう」
この辺りには角石原選鉱場跡があって、第一通洞から出た鉱石を選別して谷底から山の上までの一面にあった焼壺や焼坑炉にインクラインで上げ下げしていたのだそうな。
分岐から3分ほどで「銅山峰ヒュッテ」がある上部鉄道の角石原駅跡に着いた。
「銅山峰ヒュッテ」は標高約1,100mにあり、赤石山系の登山に便利な山小屋。
通年営業で一泊二食付き5,000円(要予約)。
<銅山峰ヒュッテ>
〒792-0846 愛媛県新居浜市立川山(角石原)
TEL:080-8907-5748(伊藤峰夫さん)
山小屋に電話はなく、松山の息子さんが対応してくれるとのこと。
馬の背コースとの分岐に戻って銅山越に向かう。
分岐から20分ほどで銅板の道標が立つ銅山越=銅山峰(標高1294m)に着いた。
開山当初、別子銅山の粗銅は村の東はずれの小箱峠を越えて宇摩郡天満浦(現:四国中央市土居町)まで3日かかって運んでいたが、この峠道が開通した元禄15年(1702)からは、新居郡新居浜浦の口屋(現:新居浜市西町)まで2日で運びだせるようになった。
現在の小箱越は高知県道・愛媛県道6号高知伊予三島線から県道131号別子山土居線(二ッ岳登山口から先は通行不能)へ入ってハネズル山の西600mで法皇山脈を越えている。
銅山越の十字路を左に取り、西赤石山へ向かう。
少し登って振り返るとツナクリ山(1466m)と西山(1428.7m)が見える。
二つの山の間にちち山(1855m)。
ちち山には雪が残っている!
なぜか、晩春(GW)のこの時期は「寒の戻り」があって、異常に寒くなることが多い。
このことは、登山をするようになって毎年感じるている。
ツガザクラが咲き始めていた!
ツガザクラ(栂桜)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。
日本の固有種で、本州(東北南部・中部・大峰山・大山)と四国(西赤石山)に分布し、高山の風衝地の岩場に生える。
学名に(Phyllodoce nipponica Makino)とあるように、高知県が世界に誇る植物学者の牧野富太郎博士によって命名されている。
北アルプスなどの高山ではよく見かける植物だが、四国で見られるのはここだけ。
東山(約1400m)から山頂(見えていない)まではまだ遠い。
見えているのは標高点1482mのコブ。
ミツバツツジも見頃。
尾根の突先(1520m)にある岩の上から数人の登山者が眺めている。
あれを越えたら山頂は近い。
アケボノツツジは、ふわふわと蝶のように漂う感じがいい。
青空に映える満開のアケボノツツジ!
「すばらしい!」のはいいが、サングラスがない😲!
1520mの岩の上から標高点1482付近までサングラス捜索のため往復。
結局、オークリーは見つからなかった😣
1520mの尾根突先から山頂方向。
山頂まで残り700m、標高差100mほど。
1520mから振り返った稜線の様子。
木々の新緑とアケボノの淡いピンクがいい感じで混じる。
山頂近くのアケボノツツジは、まだ六〜七分咲きで蕾がたくさん残っている。
山頂から30mほど手前の尾根突先にある「西赤石山1626m」の道標。
ここは1620mぐらいで山頂ではない。
カブト岩と新居浜市街。
銅山越〜西山〜ツナクリ山に至る後方の稜線。
山頂の手前、左(北側)にカブト岩への分岐あり。
道標が二つあって「兜岩経由、東平」「兜岩経由 一本松・東平」とある。
魔戸の滝、上部鉄道跡方面へはこちらから。
賑わう西赤石山山頂。
賑わっているのはいいけど・・・
山頂の道標や三角点をバックに記念撮影をする人も多いと思う。
道標や三角点の周りは少し空けておいて欲しい😞
できたら物も置かないで欲しい。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033625701
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:美6
●基準点名:銅山
●標高:1625.8m
どこかでお昼を・・・
左から物住頭(1634.6m)と前赤石山(1677m)。
石室越のある平らな尾根の先に八巻山の二つのコブ(1682m、1698m)と東赤石山(1706.0m)のピークが少しだけ頭を覗かせている。
定番のカップヌードルとオールフリー。
お昼を済ませたら、分岐に戻って急な坂道をカブト岩との鞍部へ下る。
カブト岩にも登山者の姿がポツポツと。
後ろを振り返ると・・・
いいね〜😍
西赤石山の北斜面に広がるアケボノツツジの群生。
カブト岩のてっぺん!
テッペンから西赤石山。
テッペンから西赤石山をバックに(バックじゃないか・・・)。
カブト岩から東平を見下ろす。
そして、新居浜市街と燧灘。
東には上兜山(1561m)の稜線と物住頭・前赤石山。
上兜山の小さなピークが尖っている(面白そう・・・)。
絶景を堪能したら分岐に戻って下山路へ。
西赤石山とカブト岩の鞍部に戻って一本松方面へ少し下った展望スポット。
きれい!
展望所から30分ほど下ると上部鉄道跡に出た。
上部鉄道跡に下りて逆にみた画像。
左上がカブト岩方面で右が銅山峰ヒュッテ(角石原駅)方面。
手前が一本松駅方面。
平坦な鉄道跡。
裏谷の橋の跡。
歩道の橋は朽ちているのでとうせんぼ。
石畳の谷に下りて通過。
水はなかった。
小さな切り通し。
この橋も朽ちているので上は通れない。
分岐から20分足らずで一本松駅跡に着いた。
向こうに西赤石山の稜線が見える。
もうこんなに下ってきた。
向かいの鞍部が銅山越。
少し下に銅山峰ヒュッテの屋根が見えている。
(あそこから鉄道が通っていたのか・・・)
東平に向けて下る。
旧東平第三変電所まで下りてきた。
第三社宅跡。
帰りは東平の中心地を通らず、変電所前の道を「登山口(鹿森ダム)」方面へ。
この道も概ね平坦。
中ノ橋を渡って往路のコースに合流。
東端索道中継所跡に寄り道。
立派なレンガ造りの建物だった。
東平からマイントピア別子のある端出場(はでば)間は直線ではなかったため、この中継所で索道のロープの方向を変えていた。
朽ちかけた丸太を伝って登山道へ戻る。
遠登志橋近くの最初の分岐を「展望台」へ出てみた。
展望所から右下に遠登志橋を見下ろすことができる。
手摺りのある階段を下ると、旧橋側の遠登志売店(登山連絡所)の横に出た。
14時16分、遠登志登山口に下山。
下山後はマイントピア別子の「天空の湯」で汗を流すのが定番。
入浴料は大人500円とリーズナブル。
端出場地区は、昭和5年(1930)に東平地区から移転され採鉱本部が置かれたエリアで昭和48年(1973)の閉坑まで使用された。
高山観光列車は、明治25年にドイツから輸入した蒸気機関車を再現。
他に電気機関車もある。
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降水確率0%の登山日和となった4月最後の日曜日。
「かの桜」が散ったあと、白髪山登山口周辺ではヤマザクラが見頃を迎えていた。
<白髪山山麓のヤマザクラ>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
駐車場所 8:14(1分)→ 避難小屋登山口 8:15(23分)→ ふるさと林道分岐 8:38(5分)→ 白髪山分岐 08:43(16分)→ カヤハゲ 8:59/9:01(27分)→ 三嶺 9:28/9:32(3分)→ 三嶺の池 9:35(1分)→ 三嶺ヒュッテ 9:36(6分)→ 三嶺 9:42/9:49(19分)→ カヤハゲ 10:08(20分)→ 白髪山分岐 10:28(2分)→ ふるさと林道分岐 10:30(13分)→ 避難小屋登山口 10:43(1分)→ 駐車場所 10:44
【(*)行き 1時間16分 帰り 1時間01分 計 2時間17分(三嶺ヒュッテまで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.3?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
林道沿いの避難小屋登山口から高知県側最短コースで三嶺を往復。
林道から白髪避難小屋近くの主稜線に至る短いコースは2018年版の「山と高原地図」から掲載されている。
【水平距離8.289km 沿面距離8.862km/累積標高差(+)1162m (-)1162m】
賑わう光石登山口の桜は散ってしまった。
今日は短縮コースなので素通り。
白髪山に向かう途中で見かけたキツネは林道の下へ逃げていった。
白髪山登山口周辺のヤマザクラが見頃になっていた。
「帰りに写真を撮って帰ろう!」
車は登山口から少し手前の路肩に駐車。
登山口の駐車スペースには車が2台。
稜線までの距離は短いけど、いきなり急登の登山道。
ツツジも見頃。
新緑のブナもいい感じ。
登山口に車があった先行のご夫婦。
剣山から縦走してくる神奈川県の人と合流するという。
三嶺⇔剣山縦走路との分岐に出ると正面に三嶺。
登山口〜白髪分岐まで28分。
すっきり登山日和🌞
カヤハゲに向かう先行の2人は避難小屋登山口からではない。
白髪小屋で泊まっていたのかな?
カヤハゲと三嶺。
昔のカヤハゲを知っているとむなしくなってくる。
左に綱附森。
遠くに水平線が見える。
また1人。
天気もよいし、人がいるとうれしくなる😊
(ガスガスで誰にも会わない山はやはり寂しい)
カヤハゲにも登山者が3人。
カヤハゲから見る三嶺の南面。
名頃コースでは分からない三嶺の山容(姿・形)がよく分かる。
オオカメノキの花が咲いていた。
山頂直下は急登。
大岩(天狗岩・鬼岩)を越えると山頂は近い。
9時28分に山頂到着。
大気境界層が水平線のように見えていた。
予報通りの晴天🌞
気持ちいい!
とりあえず池まで。
三嶺ヒュッテの前にも登山者。
食料は持ってないので挨拶して前を素通り。
三嶺の池とササ原に突き出す山頂。
池の周りを反時計回りに周回してもう一度山頂へ。
水平線のように見えるラインは大気境界層と自由大気の境界(地表面から概ね1km)。
大気境界層の中は上空の自由大気と比べると濁っている。
三嶺から西熊山、地蔵ノ頭を通って綱附森へと至る高知・徳島県境の主稜線(2枚合成)。
展望を楽しんだら元来た道を引き返す。
三嶺に向かう登山者が次々と。
避難小屋登山口(ふるさと林道)との分岐。
10時43分、避難小屋登山口に下山。
もし山側にスペースがあっても車は止めない方がよい。
白髪山とヤマザクラ。
葉っぱが赤いので華やか。
白髪山登山口⇔光石登山口は約6km、10分程度。
林道の災害復旧工事は日曜日なのでお休み。
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赤く輝くアンタレスの祠が祀られる伊予小富士。
早春の山を彩るカタクリを見たくなり赤星山に出かけてみた。
<赤星山のカタクリ>
■行先・位置
赤星山(二等三角点 [赤星山] 1453.2m)
愛媛県四国中央市/北緯33度55分10秒・東経133度27分29秒
■(*)コースタイム
中尾集会所 8:24(6分)→ 登山口 8:30(22分)→ 鉄塔 8:52/8:57(14分)→ ヤマシャクヤク 9:11(14分)→ 林道登山口分岐 9:25(5分)→ 岩の広場 9:30/9:36(43分)→ 赤星大権現 10:19/10:22(3分) → カタクリ群生値 10:25/10:27(2分)→ 赤星山 10:29(昼食)/11:34(3分)→ 赤星大権現 11:37(28分)→ 岩の広場 12:05/12:06(12分)→ ヤマシャクヤク 12:18/12:20(9分)→ 林道登山口分岐 12:09(21分)→ 鉄塔 12:30/12:32(15分)→ 登山口 12:47/12:50(6分)→ 中尾集会所 12:56
【行き 1時間49分 帰り 1時間34分 計 3時間23分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 6.3km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
スタート&ゴールは中尾集会所。
【水平距離6.256km 沿面距離6.966km/累積標高(+) 1159m (-) 1163m】
県道6号高知伊予三島線「中尾谷橋」の袂を北に折れて中尾へ。
「赤星山登山口4.8km」の表示がある林道との分岐を右に取り、500mほど先の中尾集会所へ車を置く。
集会所からすぐ東の歩道を北に向かって進む。
一番上の民家が車道の終点になっている。
ワサビが生える小さな沢の側に「お気をつけて!赤星山行き」の表示。
登山口から10分ほどで「山頂まで 2.5km」の道標。
さらに10分ほどで人工林を抜け、四国電力の送電鉄塔のある広場に出る。
一服するのにちょうどよいポイント。
少し西で住友共同電力の物部線(香美市物部町の仙頭発電所から送電している)と四国電力の送電線が交差している。
明るい二次林の中を進む。
ヤマルリソウ(山瑠璃草)は、ムラサキ科ルリソウ属の多年草。
本州(福島県以南)・四国・九州に分布し落葉樹の林緑部、道端などに生える。
花期は4〜5月。
フデリンドウ(筆竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の越年草で、草地や低山の明るい林に咲く小型のリンドウ。
ハルリンドウと違って混生葉がない。
少し急な斜面を青空に向かって登ると・・・
林道登山口からの登山道と合流。
「山頂まで 1.5km」
エイザンスミレ(叡山菫)は、スミレ科スミレ属多年草で本州・四国・九州に分布、低山の日当たりのよい林縁などに生える。
葉は3裂し、さらに細かく裂ける。
花期は4〜5月。
広い窪地にトリカブト(シコクブシ?)の群生。
ニリンソウが混じっている?
トリカブトの中にニリンソウが咲いていた。
トリカブトとニリンソウの葉はよく似ている。
ニリンソウは山菜として食用とされるが、トリカブトは危険!
ニリンソウ(二輪草)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で日本では北海道から九州まで広く分布し、湿り気のある明るい林縁などに生える。
春山を代表する花のひとつで深く裂けた根生葉を持つ。
茎に3枚輪生する葉には柄はなく1本の茎から2輪の花茎が伸びることが多いのが名前の由来。
花期は3〜6月。
ニリンソウの若芽はフクベラ、ヤマソバと呼ばれ、春の山菜として知られるが、猛毒で有名な同じキンポウゲ科のトリカブトの葉と似ているので、注意が必要。
キンポウゲ科の仲間は毒があるのがほとんどで、フクジュソウや野山でよく見かけるウマノアシガタなどにも毒がある。
山頂まで 1.0km
標高点・1365mのコブの西側を巻くと前方に山頂付近が見えてきた。
シャクナゲのトンネル。
シャクナゲのトンネルを抜けると山頂まで500m。
急な尾根を少し登ると石の祠が見えてくる。
赤い★の赤星大権現。
ここまで来たら山頂は目と鼻。
見たかったカタクリが咲いていた。
カタクリ(片栗)は、ユリ科カタクリ属の多年草で北海道〜九州に分布し、やや明るい落葉樹林などの斜面に生える。
四国の生育地は限られている。
7〜8年は1枚の葉で過ごし、鱗茎(球根)が大きくなると2枚目の葉が出てやっと花をつける。
花期は4〜5月。
鱗茎からは片栗粉が作られるが、自生のカタクリが減少した現代、市販の片栗粉のほとんどがジャガイモから製造されている。
広く開けていてなだらかな赤星山山頂。
すでに数人の登山者が登っていた。
赤星山山頂の道標。
赤星山山頂の二等三角点。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR25033730601
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:美4
●基準点名:赤星山
●標高:1453.2m
三角点の後ろにもカタクリ。
燧灘を眺めながら昼メシ。
山の新定番のカレーメシ。
カップヌードルより塩分控えめでカロリーは多い。
残った汁を飲み干す必要もなく登山には便利。
食後のコーヒーをいただくひととき。
登山は大人の遠足だと思う。
樹下でも木陰でもない山頂の原っぱにもカタクリが咲いている。
下山は同じ道を引き返す。
林道登山口へは直進。
ヤマシャクヤクが咲いていた!
鉄塔まで下ったら登山口は近い。
民家の前の登山口。
シコクカッコソウは民家の人が育てているのだろうか?
集落内の歩道は車道をショートカット。
けっこう車が来ている。
下山後はやはりお風呂。
新宮の霧の森。
入浴は霧の森温泉「霧の森交湯〜館」。
入浴料金400円。
霧の森菓子工房。
新宮茶ソフトクリームの「煎茶×ほうじ茶」ミックス。
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地蔵ノ頭、天狗峠から続く稜線上の天狗塚は60mほどの小さな「つか」に過ぎない。
雪が消えた4月中旬のある日、カマ谷から標高差650mを登って、いつもとは違う山の聖地を目指してみた。
<天狗塚>
■行先 天狗塚 (標高点 [・1812] 1812m)
■位置 徳島県三好市/北緯33度49分37秒・東経133度56分36秒
■(*)コースタイム
光石登山口 6:32(18分)→ 綱附新道分岐 6:50(17分)→ 堂床谷渡渉点 7:07/7:14(35分)→ 稜線分岐 7:49(作戦会議)/7:59(12分)→ 標高点1552m 8:11/8:14(20分)→ 1250m地点(シャクナゲの岩) 8:34(ルート確認)/8:36(5分)→ 林道(1200m)8:41(大休止)/8:50(1分)→ カマ谷渡渉地点 8:51/8:54(11分)→ 1280m地点 9:05/9:06(15分)→ 1450mコブ 9:21/9:29(10分)→ 1540m地点 9:39/9:42(4分)→ 1570m地点(ビューポイント) 9:46/9:49(14分)→ 1700m(尾根合流)地点 10:03/10:07(7分)→ 1750m地点 10:14/10:15(5分)→ 天狗塚 10:20/10:25(13分)→ 西山林道分岐 10:38/10:46(2分)→ 天狗峠 10:48/10:49(10分)→ 1660m地点 10:59/11:00(3分)→ テント場(水場) 11:03(5分)→ お亀岩 11:08/11:09(1分)→ おかめ岩避難小屋 11:10(昼食)/11:39(34分)→ 渡渉点 12:13(14分)→ 八丁ヒュッテ 12:27(10分)→ 綱附新道分岐 12:37(18分)→ 光石登山口 12:55
?【行き 2時間54分 帰り 1時間50分 計 4時間44分(休憩除く)】
?【行き 3時間48分 帰り 2時間30分 計 6時間18分(休憩含む)】
(*)?はコースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
コース水平距離 14.2km
■天気 曇り(14時頃から雨)
■楽しさ ★★★★★(満点!)
スタートとゴールは光石登山口。
往路は綱附新道・稜線分岐から綱附森方面へ800mほど南下、標高点1552mからカマ谷沿いの林道まで下って対岸の尾根を天狗塚へ直登。
復路はお亀岩経由でカンカケ谷コースを下山。
【水平距離14.232km 沿面距離17.084km/累積標高(+) 3029m (-) 3005m】
天狗塚からお亀岩までは建っていられないほどの強風にザックが大きく上下に揺さぶられたせいか、標高データが極端にアップダウン。累積標高が大きくなってしまっている。
大栃のふれあいプラザ駐車場に5時半に集合。
行き先は?小桧曽山南尾根から小桧曽山・矢筈山 or ?天狗塚南尾根から天狗塚。
車の中で天狗塚に決めて光石登山口へ。
ヤマザクラが咲く登山口を6時32分に出発!
天気予報では午後から雨で風が強く荒れる予報。
飛びそうな物は仕舞うようにと注意もあった。
(そんなに?)
左に折れて分岐を綱附け新道へ。
尾根ルートを見送ってすぐの堂床谷の渡渉点。
堂床谷は標高1,000m付近で大きく3つに分かれている。
ここが東端の谷で流路延長が一番長い。
まだ歩いていない「綱附旧道」は少し手前の尾根からこの谷沿いを登る。
古い茶瓶と薪が残された大きな岩は目印になる。
石が積まれた岩の下の空間で山師や猟師が休んでいたと思われる。
稜線が近づいてきた。
綱附新道はどちらかというとマイナーなコース。
歩く人を見ることが少ない。
7時49分、光石登山口から1時間17分で稜線分岐に着いた。
ちょっとはやいね!
今回は右の「天狗塚」ではなく左の「綱附森」方面へ。
稜線分岐付近から見る天狗塚は稜線上の小ピークであり、「塚」という名前が似合う。
綱附森への縦走路を南へ向かう。
稜線分岐から10分ほどで標高点1552mの尾根分岐。
尾根分岐から主稜線(高知・徳島県境稜線)を南に下ると綱附森。
尾根の分岐を西に出た少し高い部分が標高点1552m。
天狗塚と牛ノ背が正面に見える。
標高点1552mから見る天狗塚。
同じく天狗塚から三嶺までの稜線(2枚合成)。
カマ谷を挟んで主稜線と対峙する南尾根(谷の左)を登る。
地形図を確認して標高点1552mの尾根を北西に下る。
中腹の地形は、はっきりした尾根になってないので不明瞭。
植林に突入して方向を少し修正。
明瞭な尾根に乗るとテープがあった。
植林が(*)石楠花に変わったら崖地になっていて真っ直ぐ進めなくなった。
GPSを確認すると下を左右に横切る道がある。
(*)シャクナゲが生える場所は岩場が多い
尾根を左に下ると道があったので石楠花尾根の下を左から右にトラバース。
間もなくカマ谷沿いの林道に出た。
林道で大休止の後、カマ谷を渡渉。
谷の近くにヤマエンゴサク。
手入れがされていない人工林。
しばらく急登が続く。
標高1440mの小さなコブで一休み。
架線を張った跡がある。
人の道か獣道か?
標高1700mの尾根分岐のようだ。
後方には綱附森。
予報どおり曇ってきた。
いい感じの広場に着いた。
正面に見えるピークは地蔵ノ頭。
ササ原の広場の標高は1570m。
少し東に出ると天狗塚が見えた!
いつもの天狗塚とは違う。
ここから見る天狗塚は天高く聳えていて立派!
「塚」と呼ぶのは失礼だ。
塚(つか)とは
?土が小高く盛り上がっている所。目印などにするために土を高く盛った所。 「一里−」
?土を小高く盛って築いた墓。また一般に、墓。 「十三−」
<goo辞書>
塚(つか、旧字体: ?、英語: Mound)とはその周囲の地面より、こんもりと丸く盛り上がった場所を指し、具体的には何かが集積、堆積した盛り上がりや、小さな山や丘や古墳などである。または、それらの場所や、特別な意味のある場所に、建立された石造や木造などの祠や塔や碑など。
<ウィキペディア>
「つか」は「築 (つ) く」から出た言葉で,高く築いた場所をさしており,人工的に土を丘状に盛った場所をいう。畏怖され,神聖視されていることが多い。塚は,本来その場所が墓所であったとか,かつての祭場,祭壇であったと考えられてきているが,同時に平地よりも一段高くなったところを神聖視するという考えも古来からあった。これは,特定の山を聖地とする山岳崇拝や,祭礼の際,氏子が神社に持寄った砂などで清浄な盛り土を築く習俗などにもみることができる。・・・・・・・・・・・・
<ブリタニカ国際大百科事典>
稜線がガスってきた。
左(西北西)にカーブしながら登って行くと、尾根分岐(尾根下方からピークのように見えたポイント)が近づいてきた。
左(南西)から尾根が合流する標高1700mの尾根分岐に着いた。
1710mの低いコブの奧に天狗塚。
後ろの様子。
登ってきた尾根と谷を挟んで伸びる県境主稜線。
獣道なのか?普通に道がある感じ。
(どこを登る?)
正面を直登。
特に問題なし。
後ろの様子。
すぐ後ろが1700mの尾根分岐。
登ってきたのは左の尾根。
右に分岐した尾根も左の尾根と平行してカマ谷に下っている。
山頂までもう一息。
明瞭な踏み跡がある。
下からガスが上がってきた。
10時20分、光石登山口から3時間48分(休憩含む)で天狗塚山頂に到着。
山頂は強風が吹いていた!
南からの風だ。
これはたまらん!
飛ばされそう!
追い風なので後ろには落ちない感じ。
よろめきながら「寒い〜!」
八ヶ岳以来の強風。
長くはいられない。
急いで下った。
まともに歩けない。
こんな風はめったに経験できない。
コメツツジぐらいしか生えないわけだ。
稜線上はザックが持ち上がるほどの強風が南(右)から吹きつける。
台風より凄い!
右に踏ん張って歩いているので風が緩んだ瞬間は右によろける。
向こうから来るのは趣味山さんだ。
天狗峠(地蔵ノ頭直下の旧躄峠)まで下って「稜線上の登山道は危険」と判断!
地蔵ノ頭経由での下山予定を変更。
お亀岩への尾根道も危ない。
峠を北東方向に直接下って、お亀岩のテント場に向かうことにした。
天狗峠から北東向きの峠道?
天狗峠から発生した小さな沢沿いを下る。
間もなくキャンプ場に出る。
天狗峠から15分ほどでキャンプ場に出た。
ササ原に道標が立っている。
字はほとんど読めなくなっている。
上は「おかめ岩 キャンプサイト」。
下は「⇐ 水場」。
お亀岩へ向かって登り返す。
キャンプサイトにテントを張られているのを見たのは、まだ2〜3回。
お亀の稜線鞍部も風が強い。
転げ落ちるように小屋へ向かう。
11時10分におかめ岩避難小屋到着でほっと一息。
小屋の中で大休止(11時10分〜11時39分)。
気温は8℃と4月半ばにしては低い。
今日の昼メシは軽量化のためコンビニおにぎりだけ。
寒いときに冷たいおにぎりはイマイチ。
カンカケ谷を下山。
12時27分に八丁ヒュッテ。
登山道の側でミツバツツジが咲き始めていた。
綱附新道分岐に戻って時計回りの周回を終了。
シロバナネコノメが咲いていた。
地味なネコノメの仲間では一番目立っていて花らしい。
白い花片に紫色の葯がアクセント。
山野に咲くスミレの仲間では少数派のエイザンスミレ。
葉が細かく切れているのが特徴。
12時55分、光石登山口に下山。
雨は何とか降らずに漏ってくれたけど、誰も来なかったらしい。
今日もビールが美味い🍺
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麓では桜も散ってしまって芽吹きの時期を迎える四国山地。
一月振りの寒風山に春の訪れを感じながら・・・
■行先・位置
寒風山(標高点・1763m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度48分42秒 東経133度15分42秒
■(*)コースタイム
寒風山登山口 11:36(42分)→ 桑瀬峠 12:18(昼食)/12:49(57分)→ 寒風山 13:46/13:58(18分)→ 西壁の岩上 14:16(19分)→ 桑瀬峠 14:35(34分)→ 寒風山登山口 15:09
【往路 1時間39分 復路 1時間11分 計 2時間50分】
(*) コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 5.4km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)
旧寒風山トンネルの高知県側(1120m)入口から寒風山までの往復。
【水平距離5.4km 沿面距離5.7km/累積標高(+)739m (-)739m】
平日なので駐車場に登山者の姿はなかった。
木々が芽吹き始めても町道瓶ヶ森線はまだ封鎖されたまま。
春の息吹を感じるトレイル。
道端には淡いピンクのショウジョウバカマ。
柔らかな日差しの下に寒風山が見えてきた。
のんびり歩いて12時18分に桑瀬峠(標高点・1451m)到着。
一際高く西黒森(1861m)が聳える。
峠の昼メシ!
山で人気のカレーメシ!
おまけのローソンおにぎり屋。
天日干しで風味豊かな駿河湾産「桜えび かき揚げ」。
あまり美味しくないコンビニおにぎりとしては上等!
峠から見る寒風山。
いい季節になった。
1700mラインを越えた辺り。
もうちょっと!
13時46分、昼食時間込みの2時間10分で山頂到着。
笹ヶ峰(1859.6m)とちち山(1855m)。
右端に冠山(1732m)。
空は少し霞んでいる。
西壁の岩上にある展望所からの眺め。
寒風山 13:58(37分)→ 桑瀬峠 14:35。
桑瀬峠 14時35分(34分)→ 寒風山登山口 15時09分。
小さな登山イベントの下見はとりあえず終了。
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4月に入ってからうっすらと雪化粧したなごり雪の三嶺。
光石登山口からカンカケコースを登ってカヤハゲコースを下る定番の時計回り周回コースで歩いてみた。
<三嶺>
■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
光石登山口 8:32(11分)→ 堂床分岐 8:43(17分)→ 八丁 9:00/9:16(15分)→ 渡渉点 9:31(56分)→ おかめ岩避難小屋 10:27(レインウェア着用)/10:41(2分)→ お亀岩 10:43/10:44(21分)→ 西熊山 11:05/11:11(3分)→ 霧氷撮影 11:14/11:16(10分)→ 大タオ 11:26(14分)→ いつもの岩 11:40/11:46(24分)→ 三嶺 12:10/12:14(6分)→ 三嶺の池 12:20/12:23(1分)→ 三嶺ヒュッテ 12:24/12:42(9分)→ 三嶺 12:51/12:55(12分)→ 1685m地点 13:07(レインウェア脱衣)/13:14(19分)→ カヤハゲ 13:33/13:34(41分)→ さおりが原 14:15/14:19(23分)→ 堂床野営場 14:42/14:39(15分)→ 光石登山口 14:54
【三嶺ヒュッテまで(*)往路 3時間00分 復路 1時間59分 計 4時間59分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間などは含まない
■コース水平距離 15.8?
■天気
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は光石登山口からカンカケ谷コースを西熊山経由で三嶺へ。
復路はカヤハゲコースをさおりが原経由で光石登山口まで。
【水平距離15.838km 沿面距離16.472km 累積標高(+)1669m (-)-1660m】
7日から8日にかけての高知県の予報は曇り時々晴れだった。
しかし、三嶺周辺の詳細予報には「降雪」を示す情報が表示がされていた。
雪時雨ぐらいにはなっただろうと思っていたら、林道から見えた西熊山は雪山だった。
せっかくなので、登る前に中内台まで稜線の様子を見に行ってみた。
麓では桜も散った4月8日の三嶺は白かった!
「かの桜」が咲くのはもう少し先。
「なごり雪も 降る時を知り〜♪」
ということで、光石に車を置いたのは8時20分。
うっすらと白くなった登山口の桜は五分咲き。
堂床に下る登山道から見える西熊山。
陽が当たっているのでさっさと登らないと解けてしまう。
春先の登山道にいち早く咲くのはセントウソウ。
4月なのに霜柱。
旧堂床小屋の近くに咲くのはミツマタ。
カンカケ谷コースとフスベヨリ谷コースの分岐に建つ八丁ヒュッテ。
まだ泊まったことはない。
フスベオリ谷の奧に見える三嶺。
すでに解け始めた感じ。
渡渉点の先にある古い道標。
← コトウド 下|上 オカメ テング →
ゲカ リ|リ サンレイ
ヤマシャクヤクの蕾。
4月下旬からゴールデンウィークには開花する。
花が咲くのは夏なのに葉を広げるのは早いトリカブト。
ニリンソウと間違えて食べる人もいるらしい。
バイケイソウもにょきにょき。
新しい葉っぱがウルイ(オオバギボウシ)のようで美味しそう。
食べるな!危険!
カンカケのカツラ。
カンカケ谷コースの上部は石がごろごろ。
途中ですれ違った愛媛の2人は小屋で泊まっていたらしい。
おかめ岩避難小屋は主稜線の南側に建っている。
雪はほとんど解けてしまった。
てくてくと西熊山に向かう。
西熊山の手前で追い抜いていったのは矢筈峠から走ってきたトレイルランナー。
三嶺からカヤハゲコースを下って綱附新道で帰る予定なんだとか。
30kmぐらいあるんじゃない?
4月に入って霧氷!
着氷したコメツツジと三嶺。
三等三角点の西熊山山頂。
寒いのでお亀小屋でレインウェアを着込んできた。
三嶺まで人気の縦走路。
霧氷と三嶺。
大タオ付近からの三嶺。
雪はほとんど消えてしまった。
山頂に数人の人影を確認。
青ザレ上部のコメツツジ。
三嶺山頂と剣山・次郎笈。
思ったより多かった。
みんな寒そうにしている。
(とりあえず池を回ってくるか)
年中涸れない三嶺の池。
溶岩台地のような地形に火口湖のような池。
薄く氷が張っていた。
○
>
○
三嶺ヒュッテ。
日清の「カップヌードル ブラックペッパークラブ」。
「カニとバターの風味をベースに、ブラックペッパーでパンチをきかせた刺激的なスープがやみつきになる一杯です。」
まあ普通。
ヒュッテの前から三嶺の池とピラミダルな三嶺山頂。
池を一回りして山頂へ。
三嶺は徳島県側から登る人が圧倒的に多い。
ガイド本のほとんどが名頃からのルートを紹介している。
さおりが原経由のカヤハゲコースで下山することにした。
美しい三嶺の南斜面。
カヤハゲからの三嶺。
なごり雪はすっかり解けてしまった。
メジャーな名頃コースからだと三嶺のこの姿は見ることができない。
最近出番が多いX-E3。
何よりも小さくて軽いのが魅力!
明るい森をさおりが原へ下る。
さおりが原は一面のバイケイソウ畑!
増えるのはシカが食べない植物ばかり・・・
咲き始めたツツジ。
今日は春と冬が行ったり来たり。
桜が一気に開いた光石登山口に下山。
駐車場近くの斜面を埋め尽くすミツマタ。
春らしい県道沿いの桃の花。
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天気は晴れ、降水確率0%。
朝のうち仕事だった土曜日の午後、中途半端な時間を使って手軽な山歩き。
峠の登山口から長閑な春の光が注ぐ土佐矢筈山へ登ってみた。
<矢筈山山頂>
■行先
矢筈山 (三等三角点 1606.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度48分18秒・東経133度53分36秒
■コースタイム
矢筈山駐車場 11:55(1分)→ 矢筈山登山口 11:56(4分)→ 鞍部 12:00(29分)→ 稜線分岐 12:29(2分)→ 矢筈山 12:31/12:54(3分)→ 稜線分岐 12:57(16分)→ 鞍部 13:13(3分)→ 矢筈山登山口 13:16(1分)→ 矢筈山駐車場 13:17
【(*)行き 36分 帰り 23分 計 59分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 3.7km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)
登山口から山頂までの水平距離は約1.8km、最大標高差は約360m。
【水平距離3.683m 沿面距離3.828m/累積標高差(+)419m (-)429m】
県道49号大豊物部線と217号久保大宮線の合流地点(旧大栃高校前)。
湖畔の桜が見頃。
柳瀬(立花)の県道49号(大栃〜五王道は217号と重複)から矢筈山を望む。
少し霞んでいるけど天気は上等。
笹上公会堂付近の県道49号から見る土佐矢筈山。
県道終点の笹・明賀集落から林道に入って矢筈峠を目指す。
矢筈峠(旧アリラン峠)の少し手前から見る土佐矢筈山。
お昼前の矢筈山登山口駐車場。
県境尾根は小屋の左側なので駐車場の位置は徳島県。
先行者の行き先は?
標高約1240mの矢筈峠(旧アリラン峠)の登山口をスタート(11時56分)。
標高点・1293mピークの高知県側を巻いた先の鞍部から見上げる矢筈山。
雨水に洗掘された登山道。
標高1400m付近。
標高1500m付近。
もう少しで稜線。
稜線にある京柱峠と矢筈山の分岐。
少し先にニセ小桧曽(標高点1541m)と京柱峠への分岐近くのピーク(約1556m)が並ぶ。
小桧曽山は左端の丘のような部分で二等三角点 [笹] 1524.9mが設置されている。
山頂に三角点があるとは限らないのだから、標高の一番高い分岐のピーク、あるいは地形的に形の良いニセ小桧曽のピークが山頂でもいいような気がする。
東に折れると約200m先に矢筈山の山頂が見える。
12時31分に山頂到着。
山頂には三等三角点が設置されている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033576101
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐35
●基準点名:矢筈山
●標高:1606.6m
山頂から東方向に剣山地の眺めがいい。
山頂から東方の展望。
少し北寄りに天狗塚と三嶺、中央付近に剣山と次郎笈(2枚合成)。
今日はこれを食べに来た (^_^;)
山頂の北側、灌木の奧に広がる笹原。
分岐に戻ったら下山開始。
小桧曽まで行ってきた人を追い抜いて下山。
車は3台並んで残っていた。
一台は綱附?
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3月最後の日曜日は中国四国のほぼ全域で降水確率0%。
6週間振りの三嶺へ新しいカメラのテストを兼ねて最短コースでのんびりピストン。
<三嶺の池>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
駐車場所 8:10(1分)→ 避難小屋登山口 8:11(28分)→ ふるさと林道分岐 8:39(6分)→ 白髪山分岐 08:45/8:50(20分)→ カヤハゲ 9:10/9:16(36分)→ 三嶺 09:52/10:15(8分)→ 三嶺の池 10:23/10:25(1分)→ 三嶺ヒュッテ 10:26(昼食)/10:49(9分)→ 三嶺 10:58/11:07(26分)→ カヤハゲ 11:33/11:34(21分)→ 白髪山分岐 11:55(3分)→ ふるさと林道分岐 11:58(18分)→ 避難小屋登山口 12:16(2分)→ 駐車場所 12:18
【(*)行き 1時間40分 帰り 1時間19分 計 2時間59分(三嶺ヒュッテまで)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.5?
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
白髪避難小屋へ登る高知県側最短コースで三嶺を往復。
避難小屋登山口からのコースが2018年版の「山と高原地図」にやっと掲載された。
【水平距離8.497km 沿面距離8.995km/累積標高差(+)1152m (-)1133m】
登山口には車があったので少し手前に駐車。
夕方には宴会があるので最短コースを選択。
登山口を8時11分に登り始めた。
急登の尾根道を一気に登る。
登山口から28分。
ふるさと林道と三嶺〜剣山の縦走路の分岐。
急ぐときはこのコースが早い。
分岐付近から見る三嶺。
白髪分岐(8時45分〜8時50分)。
登山日和🌞
雪が残る按分のダケカンバの林。
カヤハゲと三嶺。
カヤハゲ(9時10分〜9時16分)。
山頂直下から西方向。
山頂直下から東方向。
三嶺山頂(9時52分〜10時15分)。
水平線のように見えるラインが大気境界層(地表面から概ね1-2km)と自由大気の境界。
大気境界層には地表面から放出された水蒸気や飛散する花粉、汚染物質などが閉じこめられているので自由大気と比べると、どうしても濁って見える。
「見えないな〜」
石鎚山は濁った大気境界層に埋もれている?
まるで火口湖のような三嶺の池。
もう氷の上を歩くのは無理。
三嶺ヒュッテの玄関先で昼食タイム。
「CoCo壱番屋監修 フライドチキン入りカレーラーメン チーズトッピング」
商品名が長いな。
三嶺の池と三嶺山頂。
池を周回して山頂へ。
真北から少し西寄りに矢筈山。
矢筈山の左に大山がぼんやりと見えている。
うっすらと残雪。
元来た道を引き返す。
岩の上で誰か休んでいる。
お昼前の三嶺。
白髪分岐から剣山へと続く稜線。
白髪避難小屋とふるさと林道分岐。
別府方面の林道が見え始めたら残り2〜3分。
12時18分、三嶺山頂から1時間11分で避難小屋登山口に下山。
今回使用した FUJIFILM X-H1は X-T2からの更新。
軍艦部に露出補正ダイヤルがなくなったが、使い勝手は悪くない。
気になっていた「XF16-55mmF2.8 R LM WR」は、
・手ぶれ補正がない
・大きくて重い
ので手を出さなかったのだが、
X-H1との組み合わせで手ぶれ補正が使えるところが購入の決め手となった。
しかし、手ぶれ補正機能を持つ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」より倍以上重くてでかいのが難点。
カメラとレンズで1,328gは並みの一眼レフより重い!
何とか1kg程度におさえて欲しいものだ。
登山の荷物は軽いに越したことはない。
開発中の標準ズームレンズ 「XF16-80mmF4 R OIS WR」に期待したい。
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中国地方の大山は「東の富士山、西の大山」と呼ばれる成層火山で日本百名山の一つ。
日本名峰ランキング上位をキープする鳥取県のシンボル。
夏は普通の山だけど冬の大山は侮れない。
<剣ヶ峰>
深田久弥はその著書「日本百名山」に、大山について、
「だいたい中国地方には目立った山が少ない。
その中でひとり大山が図抜けて高く、
秀麗な容をもっている。」
と書いている。
■行先・位置
大山(弥山 1705m)
鳥取県大山町/35度22分15秒 133度32分21秒(弥山)
<北緯35度22分16秒・東経133度32分24秒(三角点)>
■コースタイム
大山博労座駐車場 8:15(8分)→ 南光河原駐車場 8:23/8:27(1分)→ 夏山登山口 8:28(11分)→ 一合目870m 8:39(13分)→ 二合目995m 8:52(8分)→ 三合目1060m 9:00(10分)→ 四合目1150m 9:10(5分)→ 1200m 9:15(アイゼン装着)/9:20(4分)→ 五合目1235m 9:24/9:30(1分)→ 行者分かれ1255m 9:31(10分)→ 六合目避難小屋1360m 9:41/9:42(8分)→ 七合目1440m 9:50/9:51(13分)→ 八合目1565m 10:04(3分)→ 八合尾根1590m〜1570m 10:07〜10:15(2分)→ 石室分岐 10:17(12分)→ 大山頂上避難小屋 10:29(2分)→ 弥山頂上 10:31/10:40(1分)→ 三角点 10:41(2分)→ 三角点東面 10:43/10:46(4分)→ ラクダの背基部 10:50/11:03(5分)→ 三角点東面 11:08/11:09(1分)→ 三角点 11:10/11:14(1分)→ 弥山頂上 11:15(昼食)/11:54(1分)→ 大山頂上避難小屋 11:55(4分)→ 溶岩円頂丘・頂上部分西端1645m 11:59/12:03(4分)→ 大ノ沢源頭部1630m 12:07(14分)→ ピナクル 12:21/12:24(33分)→ 1045m 12:57(アイゼン取外し)/13:05(13分)→ 横手道 13:18/13:19(7分)→ 枡水高原スキー場 13:26(20分)→ 大山環状道路(県道158号) 13:46(12分)→ 夏山登山口 13:58(1分)→ 南光河原駐車場 13:59(5分)→ 大山博労座駐車場 14:04
【(*)往路 1時間51分 復路 1時間54分 往復 3時間45分】
*大山博労座駐車場〜弥山頂上までの往復
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 10.2km(駐車場からの往復)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は大山博労座駐車場から夏山登山道を登って弥山頂上へ(ついでに弥山から「ラクダの背」基部まで周遊)。
復路は頂上部分の西端(標高1645m・弥山頂上から約250m)から大ノ沢を下り横手道を通って駐車場へ。
【水平距離10.187km 沿面距離 10.822km
/累積標高(+)1248.275m (-)-1249.717m】
5時前に高知を出発して7時20分に蒜山高原サービスエリアで休憩。
雪に覆われた大山がくっきりと見えた。
(かっこいい・・・)
想定通り南光河原の駐車場は満車だったので博労座駐車場へ。
準備を整え、8時15に駐車場を出発!
大山寺と大山神社奥宮へと続く参道の入口。
右は参道入口に2017年オープンした KOMOREBITO(コモレビト)。
1階は大山町観光案内所、2階は「サンセットカフェ」。
参道の三叉路から南南西に100mのモンベル大山店と大山。
川向こうの南光河原駐車場に車が並んでいる。
9時28分、南光河原駐車場近くの登山道入口(標高780m)から登山開始。
写真は一合目(標高870m)付近。
快調!快調!
二合目付近からはブナの森。
ブナ ブナ ブナの〜原生林〜♪
「おーっ!」「きれい!😍」
霧氷の森は三合目(標高1060m)付近。
霧氷があまりに綺麗なのでコンデジからミラ−レスにチェンジ。
軽量化のためX-T2を置いてX-E3に18-55の標準ズームを付けてきた。
画質は同じはず。
ブナの樹氷が青空に映える。
すばらしい!
前を行く人は ストック+アイゼン。
ストックは邪魔だから嫌いだけど、アイゼンを付ける付けないは微妙なところ。
五合目付近でアイゼン装着。
急なところもガシガシ進めるようになった!
頂上付近の稜線が近づいてきた。
青空と真っ白な雪はほんとに気持ちいい。
六合目避難小屋(標高1360m)。
30秒休んだら七合目に向かう。
山歩きは楽しい。
八合目(1565m)から後方の様子。
八合目から望む三鈷峰と宝珠尾根。
右上に剣ヶ峰(1729m)。
ターゲットはあそこ!
中央付近が弥山三角点。
左に剣ヶ峰。
ちょっと寄り道。
八合尾根の様子を見に少し下ってみた。
八合尾根もバリエーションの一つとして登られている。
八合尾根から見る別山と別山沢(右手前)。
八合尾根から夏山登山道へバック。
夏山登山道に戻って九合目付近。
ダイセンキャラボク(イチイ)に着いたエビの尻尾。
これができる時間にいたら凍死する😲
ロープにもエビの尻尾。
干物のようだ😁
なだらかなな頂上部分。
溶岩円頂丘の頂部(富士山でいうと御鉢の部分?)は勾配が緩い。
人が立っているところが弥山三角点。
左奧のトンガリは剣ヶ峰。
一階部分が完全に埋まった大山頂上避難小屋と弥山頂上。
左が三角点。
10時31分、登山口からから2時間03分(休憩含む)で弥山頂上到着。
「大山頂上 1710.6m」のモニュメント。
モニュメントのある場所は三角点より5〜6m低い1704m前後)だと思う。
弥山山頂から見る剣ヶ峰。
剣ヶ峰への縦走路は通行禁止になっていて弥山が大山頂上とされている。
頂上から100m東のコブ(積雪で夏より高く見える)が三角点峰。
モニュメントにある「1710.6m」は2000年10月の鳥取西部地震までの標高。
地震後に再測量された標高は1709.4m。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35333044301
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:登35
●基準点名:大山
●標高:1709.4m
三角点から望む剣ヶ峰(標高点1729m)。
弥山から剣ヶ峰、天狗ヶ峰(1710m)を経てユートピア避難小屋に至る縦走路は浸食が進み、崩落の危険性が高いため通行禁止。
せっかくなのでラクダの背の近くまで行ってみることにした。
小さなアップダウンの先へ。
弥山から約350m。
ここから先、剣ヶ峰に至るルートは上級者向け。
今日は誰も行ってないらしい。
高所恐怖症の自分には無理 (^^;)
日本海の上は雲の海。
弥山もなかなか立派。
最高点の剣ヶ峰(1729m)は通行禁止ということもあって、古くから祭事が行われてきた第二峰の弥山(三等三角点1709.4m)が一般的には頂上とされている。
でも夏は立入禁止の看板が出てきて三角点までも入れない・・・
空荷の人たちがこちらを眺めている。
「下ったら登らんといかんきね。」
振り返って見たくなるのは剣ヶ峰。
大山いいねー!(*^_^*)
今日は三嶺から見えたかも知れない。
弥山「頂上」に戻ってお昼にしよう。
雲に浮かぶ弥山頂上。
南壁をガスが這い上がってきた。
剣ヶ峰を眺めながら「大山頂上」でランチタイム。
本日は冬の定番商品😋日清「カップヌードル ミルクシーフードヌードル」。
チーズの風味で暖まる一品。
お昼を過ぎ、また人が増えてきた。
11時56分に弥山頂上から下山開始。
大ノ沢を下るという鳥取県の二人(左前方)を追いかけることにした。
(後で地形図を確認すると左端の下がった部分が大ノ沢の源頭と思われる)
おっと!すごい!
いるいる。
二人は西に向かっている。
あの先が溶岩円頂丘頂部の端っこで山の傾斜が急に変わる。
弥山頂上から約250mの頂上部分西端。
大ノ沢の右岸上部(標高1645m)で下るルートを確認中。
話を聞くと、お二人も初めての大ノ沢ということだ。
「ついて行ってもいいですか〜?」
どこの馬の骨とも分からない自分たちに快く「OK!」してくれたので、図々しくついてくことにした。
まずはすぐ先に見える細い尾根を跨いで大ノ沢の中心部(見えていない)へ。
けっこうな急斜面💦
気を抜けないルートだ!
大ノ沢の上部を見上げてみる。
あそこ(避難小屋から南西に150mの沢の源頭)から下ることもできそうだ・・・
吸い込まれそうな斜面\(◎o◎)/!
滑落停止のレクチャーを受けて後に続く。
足元は凍っている。
滑り出したら止まらない・・・ ( ̄。 ̄;)
沢は緩いカーブで少しずつ南に曲りながら下っている。
大ノ沢の場所は大山南壁の西側。
「伯耆富士」の真ん中付近を下っていることになる。
足跡だらけ。
と行っても自分たちのトレースだけ。
何か見えてきた。
大ノ沢に生えたピナクル(尖塔)は「知る人ぞ知る」なんだそうな。
「生えた」訳ではないだろうが、きれいに突き出している。
周りが浸食されて固いところが残ったのか?
近寄って確認してみた。
「根本」にワイヤーロープが巻きつけてあるのが確認できる。
石が滞積した小さな支尾根を左に避ける。
角張った石がゴロゴロ。
崩れ落ちたら大変だ。
横を石が転がっていった。
落石と雪崩の巣?
落石に要注意!!
下ってきた大ノ沢とピナクル。
面白いけど少し危ない。
危険地帯を抜けて一安心。
ガスが出て沢の上部が見えなくなった。
安全地帯に入って余裕のシリセード。
足の爪がクマのようだ。
大ノ沢は中腹から少しずつ南に振っている。
右側はブッシュなので沢に沿って南(手前)寄りに下ることにした。
アイゼンを外してペースを上げる。
道に出た?
「横手道」という街道に出た。
こでランチタイムという二人と別れて北へ。
「お世話になりました m(_ _)m」
横手道は枡水高原スキー場の上部を横切る。
雪が少なくなったのでスキー客はいない。
枡水別れの分岐と「歴史の道−大山道(横手道)」の説明板。
「大山道の発達は、大山信仰と大きく結びついています。大山は古代山岳仏教の聖地であり、「弥山禅定」といった修行僧による修験の山として開かれました。・・・・・・」
大山へ詣でるための道として整備されたのが大山道で(*)五道ある。
その一つが横手道で岡山県の美作へ抜けて、山陽方面とを結んでいた。
といった説明が書いてある。
*尾高道・川床道・坊領道・溝口道・横手道
横手道に下ってから約30分で大山環状道路(県道158号)に出た。
道路をてくてく。
ここが正規の夏山登山口。
大山寺橋とモンベル大山店。
14時04分、弥山頂上から2時間10分(休憩含む)で博労座駐車場に帰ってきた。
片付けを済ませて登山靴を脱いだらお風呂に向かう。
大山の麓。
山岳リゾートという雰囲気が少し。
土日祝日の10時〜15時は車両進入禁止になる大山寺参道。
下山後は〔豪円湯院〕で汗を流すのがお決まり。
「大山火の神岳温泉 豪円湯院」は、大山で初めての日帰り温泉施設。
利用料金は大人(中学生以上)380円!
同様の施設の半額程度と安い。
■豪円湯院■
〒689-3318
鳥取県西伯郡大山町大山25番地
TEL:0859-48-6801
今年も見かけたキャタピラ仕様のハイエース!
さすが大山!高知にはない!
皆生温泉にでも行ってカニで一杯といきたいところ。
枡水高原スキー場に寄って初めて下った大ノ沢の様子を見てみた。
右に見える大きな沢を下ってきたことになる。
美しい姿の伯耆富士。
溝口方面からは南壁の西側を見ていることになる。
夏山登山道があるのは左端。
下った大ノ沢はこれ。
秀麗な姿を見せる伯耆富士を後に土佐路へと急ぐ。
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3月3日と言えば雛祭り。
旧暦では桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも言われる。
山にはまだ雪が残り桃の花が咲き始めるのはこれからだ。
■行先・位置
寒風山(標高点・1763m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度48分42秒 東経133度15分42秒
■(*)コースタイム
寒風山登山口 10:44(36分)→ 桑瀬峠 11:20(49分)→ 寒風山 12:09/12:27(29分)→ 桑瀬峠 12:56(19分)→ 寒風山登山口 13:15
【往路 1時間25分 復路 48分 計 1時間59分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 5.5km
■天気 曇りのち晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)
旧寒風山トンネルの高知県側(1120m)入口から寒風山までの往復。
【水平距離5.5km 沿面距離5.8km/累積標高(+)711m (-)705m】
高知市内に寄り道する予定で西の山を選択。
本川トンネルを抜け木の香(このか)温泉前まで来た。
まだ晴れている。
夏でも冬でも手軽に山頂に立つことができる寒風山は人気が高い。
いつものことながら出発が遅れて登山開始は10時44分。
冬の三嶺ならこんな時間から登る気がしない。
雪はほとんど解けてしまってアイゼンは必要ない感じ。
午前中の天気は晴れ。
午後から曇りの予報。
11時20分に桑瀬峠(標高点・1451m)。
桑瀬峠は土佐と伊予の国境を越える歩道が通っていた所で寒風山と伊予富士を結ぶ稜線の最低鞍部にあたる。
登山道の雪は凍っているのでよく滑る。
めったに着けないクランポンを装着。
後方に伊予富士。
コブだらけの北尾根は歩いてみたいと思う。
少し曇ってきた。
桑瀬峠から一登り。
東の空はまだ少し青い。
更に一登り。
上から見ると峠の辺りにもそこそこ雪があるのが確認できる。
山頂に3人ほど立っている。
中間地点の鞍部はよく凍る。
北側から吹き上がる風は夏でも涼しい。
ハシゴやお助けロープが点在する痩せ尾根を通過すると展望が開ける。
南側のササ原に出たら山頂は目の前。
燧灘が霞んでいる。
12時09分、登山口から1時間25分で山頂到着。
登頂が遅くなったので曇ってしまった。
さてと・・・
昼にしようかな。
2月26日に再登場した「カップヌードル クリーミートマトヌードル」。
「寒い季節にぴったりの濃厚でクリーミーな味わい」と謳っているとおりでいい感じ。
天気がますます怪しくなってきた。
スタスタ!下りは楽だな。
寒風山 12時27分(29分)→ 桑瀬峠 12時56分。
桑瀬峠 12時56分(19分)→ 寒風山登山口 13時15分。
寒風山からの下山後はお風呂。
〔 木の香温泉 〕に入って帰ろう!
木の香温泉 〒781-2615 高知県吾川郡いの町桑瀬225-16
TEL:088-869-2300 / FAX:088-869-2608
営業時間:11:00〜20:00(受付終了)
15:00〜20:00(受付終了)※火曜日のみお湯入れ替えのため
入浴料金:大人600円 4歳〜小学生400円 高齢者(70歳以上)400円
休日:無休
泉質:含鉄ナトリウム塩化物温泉
気になっているカメラのカタログをもらってきた(1枚しかなかった)。
「FUJIFILM X-H1」は 欲しいカメラの最右翼!
富士フィルムのレンズにはフィルム時代のように絞りリングが健在!
そして!
単焦点レンズと「XF16-55mmF2.8 R LM WR」など、絞り値が変化しないズームレンズ(XF10-24mmF4 R OISを除く)には絞り値も刻印されている!
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八丁山(さっちょうさん)は太平洋と入野松原を望む黒潮町の展望山。
土佐入野から杖立峠を越えて里山の古道を歩いてみた。
<八丁山>
■行先・位置
八丁山(二等三角点 [伊予富士] 288.3m)
高知県黒潮町加持/北緯33度02分27秒・東経132度59分40秒
■(*)コースタイム
商工会駐車場 10:39(3分)→ 国道56号交差点(標高点・6m)10:42(2分)→ 入野小学校 10:44(2分)→ 大方高校 10:46(2分)→ 錦野団地 10:48(1分)→ 大方中央保育所 10:49(5分)→ 墓地 10:54(4分)→ 登山口 10:58(15分)→ 杖立峠(杖立地蔵)11:13/11:14(9分)→ 分岐点 11:23(4分)→ 尾根分岐 11:27(5分)→ 旧日本軍陣地跡 11:32(2分)→ 市の坂(加持)分岐 11:34(4分)→ 八丁山 11:38/12:12(2分)→ 市の坂(加持)分岐 12:14(1分)→ 旧日本軍陣地跡 12:15(3分)→ 尾根分岐 12:18/12:20(2分)→ 分岐点 12:22(4分)→ 山伏峠 12:26(7分)→ おむすび岩 12:33(5分)→ 八丁の冷や水 12:38(2分)→ 渡渉点 12:40(5分)→ 道路 12:45/12:46(7分)→ 標高点72m 12:53(13分)→ 橘川集落 13:06(31分)→ 橘川分岐 13:37(6分)→ 加持本村 13:43(16分)→ 国道56号交差点(標高点・5m) 14:09(12分)→ 土佐くろしお鉄道・入野駅 14:21/14:29(2分)→ 商工会駐車場 14:31
【行き 58分 帰り 1時間58分 計 2時間56分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 13.3km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は入野本村を北に抜け、杖立峠を越えて黒潮町の里山 八丁山に登頂。
復路は古道を西に歩いて橘川集落から加持本村経由で入野へ戻る周回コース。
【水平距離13.303km 沿面距離13.397km/累積標高差 (+) 466m (-) 466m】
土佐くろしお鉄道 土佐入野駅から少し西、黒潮町商工会横の駐車場に車を置いて出発準備。
北に見える稜線右端の一番高い所が八丁山?
国道56号入野交差点を北へ直進。
交差点からすぐの右側に入野小学校。
学校の反対側は宅地造成ようだ。
奧には高台移転して1月に開庁したばかりの黒潮町の新庁舎が見える。
国道56号大方改良の工事も進んでいるようだ。
「大方高校ってこんなとこにあるがや。」
この辺で標高は20m少々ってとこ。
道は錦野団地を抜けて北北西へ。
中央保育所を通り過ぎた辺り。
ここまで上がってくる津波が来ても大丈夫?
墓地の奧に小屋があってその横が登山口。
「ここだ。」
「八丁山(288m)登山口 橘川古道 頂上まで1,600m」
「此の古道は記録にないほど昔より、橘川地区の人々が入野地区の交流と、木材や薪炭類の搬出道として大切な道でした。殊に橘川地区の中学生は毎日の通学路であり、たくさんの思い出があります。平成15年11月11日 八丁古道を守る会」
すぐに分岐があった。
「まあ上やおね。」
「八丁山 橘川古道」の道標あり。
もうそろそろ杖立峠。
杖立峠には杖立地蔵が祀られている。
峠と呼ぶほど峠っぽくなかった・・・
杖立峠から北向き、途中から西向きに進む。
杖立峠から約500mで分岐に出た。
\橘川(山伏峠) 八丁山頂 頂上まで500m/
少し登ると前方に尾根が見えてくる。
尾根は南北方向で山頂は北(右)。
南(左)は分岐の道標にあった山伏峠に下っている。
北に向かって登る。
勾配はきつくない。
やがて「旧日本軍陣地跡」があった。
位置は尾根上のコブ(約260m)と山頂の間の平になったところだ。
足元の道脇に穴がある程度でそれらしき形跡は残っていない。
陣地跡付近に見られる穴は陸軍の蛸壺壕(一人用防衛陣地の竪穴壕)跡らしい。
八丁山から西の四万十市蕨岡には連隊の本部があり、南東の早咲辺りには山砲連隊が展開していたため、入野松原からの米軍上陸を警戒してのことだという。
山頂への上りに差し掛かると分岐があった。
\市の坂(加持) 八丁山頂 頂上まで200m/
地形図を見ると、左の道は橘川と加持本村を結ぶ峠道(峠の東、加持側のヘアピン)へ下っていると思われる。
いよいよ山頂へ最後の登り。
11時38分、駐車場から59分(休憩込み)で八丁山山頂に到着。
山頂には観世音菩薩立像が建立されている。
山頂から南東方向に視界が開けている。
太平洋と入野松原。
本当の山頂と三角点は山頂の道標から更に10mほど北側。
287.8mは少し前の標高で現在は288.3m。
三角点の標高成果は離島部(一部離島を除く)を除き、平成26年4月1日に改定されている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR34932474901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:津10
●基準点名:八丁
●標高:288.3m
三角点より奧がもっと高い?
北側から見た山頂と三角点(石像は左側の灌木の向こう側)。
どうやらこの岩が一番高い。
本当の山頂はこの岩ということになる。
標高は289m程度か?
ちょうど昼時でおなかはペコペコ。
でかいイチゴはアマオトメ😄
初めて食べた銀不老は「ゆういんぐ四万十」で買ってきた。
12時12分に下山開始。
橘川まで歩いてみることにした。
例の尾根分岐。
南(右)に下ると山伏峠に出るはずだけど・・・
ショートカットもいいけど、初めてなので分岐に戻って古道を歩くことにした。
ここが尾根の鞍部「山伏峠」
南(左)が入野本村・芝方面、北(右)が八丁山山頂方面。
尾根の分岐からはここに下ってくるはず。
峠と呼ぶほど峠らしくはない。
おむすび岩!
確かにね😃
炭焼き小屋跡のあとかな?
八丁山の尾根の下をトラバースする感じで北向きに進む。
「八丁の冷や水」は市ノ坂(加持)分岐のある鞍部から西に下る迫。
沢ほどの水量はなく染み出ている程度。
道の西側に広がる棚田の跡にも水が溜まっている。
長い年月に渡って耕されてきた棚田は植林になってしまった。
北に向かっていた道は八丁の冷や水の少し先で谷にぶつかり南南西に大きく折れる。
南に折れたらすぐに谷を渡渉。
\橘川部落 入野のお町(山伏峠 八丁山)/
道路が見えた。
左は御坊畑方面、右は橘川方面。
山間の狭い農地を通るコンクリート舗装の道を西へ向かう。
獣道だ!
小さな川沿いの道をてくてく。
標高点・72mの分岐に出た。
左に行くと高知県道337号岡本大方線に接続し、四万十市蕨岡で国道439号へ。
また、西大方駅近くの黒潮町上田の口で国道56号へとつながる。
右が橘川・加持本村方面。
分岐から先は道が少し広くなる。
古民家を修繕中のようだ。
移住者の人かな?
橘川集落の中心地に出た。
八丁山から西に八丁山と合わせて三つの低山が東西に並んでいる。
天満宮の森の後ろには、真ん中の山(約250m)が見えているようで八丁山は見えていない。
中心地の三叉路。
乗るつもりはないが、一日二往復?のバス時刻表を確認。
田んぼの水たまりにオタマジャクシ。
峠の手前のヘアピン。
峠を越えて加持本村方面へ。
峠の東側もヘアピンカーブ。
狭い谷沿いの道を東に向かう。
橋を渡ると県道336号大用大方線に合流。
加持本村。
国道まであと2km。
畑の向こうに八丁山が見えていた。
右の狭い方を真っ直ぐ進む。
標高点・5mの国道56号交差点に出たら西へ。
交差点を左折して入野駅方面へ。
土佐くろしお鉄道の土佐入野駅。
「ケーキの職人🍰山本」というのが気になる。
シュークリームを食べてみた。
14時31分に352分商工会の駐車場まで戻ってきた。
里山なので累積標高は466m。
水平距離13.3kmで沿面距離は13.4km。
周回にかかった時間は3時間52分(昼食・休憩込み)
宿泊先のホテルで汗を流してから大宴会🍺
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四国の雪山で最も人気が高いエリアと言えば寒風・伊予富士。
さほど危険な場所もなく手軽。
三嶺と比較すると、体力的には半分以下で登ることができるところが魅力。
<伊予富士から石鎚山方面の展望>
■行先・位置
伊予富士(三等三角点 [伊予富士] 1756.2m)
高知県いの町・愛媛県西条市/北緯33度47分17秒・東経133度14分53秒
■(*)コースタイム
寒風山登山口 8:14(12分)→ 1220m地点 8:26(アイゼン装着)/8:34(26分)→ 桑瀬峠 9:00/9:02(10分)→ 1510m地点 9:12/9:16(1時間18分)→ 伊予富士 10:34/11:01(1時間02分)→ 桑瀬峠 12:03(17分)→ 寒風山登山口 12:20
【行き 2時間06分 帰り 1時間19分 計 3時間25分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 7.1km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
旧国道194号「寒風山隋道南口(高知県いの町本川)」の寒風山登山口から桑瀬峠を経て登る。
コース水平距離は約7km、最大標高差は640m。
【水平距離 7.101km、沿面距離 7.914km、累積標高差 (+) 1173m (-) 1195m】
登山口到着は8時少し前。
すでに数台の車が来ていた。
雪山を手軽に楽しめる寒風山と伊予富士は人気が高い。
アイゼンはとりあえずザックに入れて8時14分にスタート。
登山道の勾配が緩くなったところで早々にアイゼンを着けた。
軽量アルミクランポンは摩耗しやすいのが難点。
後は歩きやすい九十九折の登山道をサクサクと・・・
前に一人。
もう少しで桑瀬峠。
9時00分ちょうどに桑瀬峠(1451m)に到着。
西黒森がかっこいい。
桑瀬峠付近から見上げる寒風山。
大人が潜れる大きさ。
尾根の北側から急登を這い上がって・・・
南側のトラバースに出た。
クリスマスツリーがたくさん!
尾根分岐の小ピーク(1630m+)を西に回り込むと伊予富士が正面に。
町道瓶ヶ森線へのショートカットを左に分けてトレースを南西へ。
先を歩いているのはどうやら一人。
先頭の人はどこを歩いているのだろう?
先行者 発見!
追い抜いて先頭へ。
鞍部(1590m)から山頂までの標高差は約170m。
雪は締まっているのだが・・・
こんなこともよくある。
・・・・・・😔
灌木のトンネルはパスして右側を迂回することにした。
山頂直下はピッケルも使いたくなる急登!
10時34分、2時間20分(休憩など含む)で伊予富士山頂へ。
山頂の道標がいつの間にか復活。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033514901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:羅45
●基準点名:伊予富士
●標高:1756.2m
すばらしい展望!
石鎚山へと続く稜線が美しい(2枚合成)!
石鎚山をズームアップ!
実はけっこう寒い!!
少しの間展望を楽しんだら早々に下山開始。
山頂直下右側の急斜面は危険なので気を引き締めて!
(ところで、昼は自由軒がいいかな・・・)
広くなったところでシリセードしてみた!
長い天然の滑り台。
おじさんでもおばさんでも楽しい。
ここからはスタスタ下山。
後続の人が登ってくる。
知り合いの人たちがやってきた。
「行ってらっしゃい!」
1月末〜先週登った三嶺や天狗塚と比べると楽勝。
12時20分、山頂から1時間19分(休憩含む)で寒風山登山口に下山。
車が3〜4倍に増えた。
荷物を降ろして一休み。
冬は涼しくて汗だくにならないのがいい。
木の香温泉で一っ風呂!
湯が熱すぎず浴室に湯気がこもらないのがGood!
〔木の香温泉〕
木の香温泉 〒781-2615 高知県吾川郡いの町桑瀬225-16
TEL:088-869-2300 / FAX:088-869-2608
営業時間:11:00〜20:00(受付終了)
15:00〜20:00(受付終了)※火曜日のみお湯入れ替えのため
入浴料金:大人600円 4歳〜小学生400円 高齢者(70歳以上)400円
休日:無休
泉質:含鉄ナトリウム塩化物温泉
予定通り「ラーメンの自由軒・伊野出来地店」に寄ってみた。
定番の「みそカツラーメン(800円)」を注文。
「みそカツ」と言えば「自由軒」?
ラーメンの自由軒・出来地店
所在地:高知県吾川郡いの町柳瀬上分上島
営業時間:11:00〜21:00
休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
電話:088-897-0262
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一月下旬から冬らしい気象状況が続いて四国山地の稜線は雪に覆われた。
二週間前と同様、フスベヨリ谷コースで三嶺に登って短い四国の雪山シーズンを堪能した。
<三嶺山頂>
■行先・位置
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まないコースタイム
光石登山口 6:46(15分)→ 堂床分岐 7:01(25分)→ 八丁 7:26/7:38(15分)→ 吊橋 7:53/7:57(35分)→ 第一渡渉点 8:32/8:34(14分)→ 盗人岩 8:48/8:52(3分)→ 盗人沢 8:55/8:57(6分)→ 第二渡渉点 9:03/9:04(10分)→ さおりが原分岐 9:14(2分)→ 第三渡渉点 9:16(42分)→ 第四渡渉点 9:58/9:59(46分)→ 青ザレ下の渡渉点 10:45(44分)→ 水場 11:29/11:31(14分)→ 稜線分岐 11:45(10分)→ 三嶺 11:55/11:57(12分)→ 三嶺の池 12:09/12:10(2分)→ 三嶺ヒュッテ 12:12(昼食)/12:46(2分)→ 三嶺の池 12:48(17分)→ 三嶺 13:05/13:08(1時間10分)→ カヤハゲ 14:18/14:25(34分)→ 登山道離脱 14:59(10分)→ さおりが原分岐ルート横断 15:09(22分)→ さおりが原ルート合流 15:31(11分)→ 堂床分岐 15:42(16分)→ 光石登山口 15:58
【行き 4時間55分 帰り 3時間02分 計 7時間57分(三嶺ヒュッテまで)】
【行き 5時間26分 帰り 3時間12分 計 8時間07分( 〃 休憩込み)】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 13.4km
■天気
■楽しさ ★★★★★(満点!)
行きはフスベヨリ谷(フスベオリ谷)。
帰りはカヤハゲ西尾根ルート(さおりが原を通らない)を利用。
【水平距離13.430km、沿面距離14.500km、累積標高差(+)1827m (-)-1827m】
先週、先々週より積雪が多くなった光石登山口に先客1人。
雪の多い時期も光石まではまず大丈夫。
積雪はこの冬一番?
岩の下で休んでいた若いニホンジカが慌てて逃げた。
お腹がすいているのか、ちょっと力がない感じ。
7時26分、光石から40分で八丁ヒュッテ到着。
分岐を右にとってフスベヨリ谷へ。
雪のない麓では見られない景色。
八丁から上流のフスベヨリ谷で唯一の橋。
しばらくは谷の左岸を進む。
一つ目の渡渉点(右岸へ)。
いつ朽ち落ちても不思議はないほど古い盗人沢の丸太橋。
無理に渡る必要はないけど・・・
低くても滑り落ちたらやばいのでけっこう緊張💦
(小さな沢なので橋を通らなくても渡渉可能)
第二渡渉点(左岸へ)。
さおりが原分岐のすぐ先で3回目の渡渉(右岸へ)。
崩壊地の沢を横切る四つ目の渡渉?
青空が出た!
谷を離れたら急登につぐ急登!
疲れてきた・・・
青ザレの沢に差しかかる。
雪に埋まった沢の上に濃い青。
二週間前、胸ほどの雪で苦労したこの沢は難なく通過。
三嶺の200mほど下を青ザレ方面へと斜めにトラバースする地点。
疲れてきて写真を撮る余裕もなくなった。
トラバースの途中で水場下の沢を直登。
登ってきた水場の沢。
さおりが原分岐の付近まで見える。
(遠い・・・)
水場の近くで一休み。
水場から見上げる山頂西面。
もうちょっとで縦走路に合流。
山頂周辺のコメツツジは固いざらめ雪に覆われていて、どこでも歩くことができる。
ガチガチに凍っているので足跡はほとんどつかない
11時55分、光石から5時間あまり。
やっとのことで山頂到着。
寒いので小屋に行ってお昼ということに。
戻ってくるのがしんどいけど・・・
尾根の真上を直進(南側の登山道は滑落の危険あり)。
霧氷だらけ。
スポットライトに照らされた三嶺の池とヒュッテ。
池の上を歩いてみる。
誰もいなかった三嶺ヒュッテ。
手っ取り早くあんパンのみの昼食。
もう一度山頂へ引き返さないと帰れない。
山頂直下で一瞬の青空。
尾根の左が高知県、右が徳島県。
麓にまったく雪がなくても山の上はこんな感じ。
13時08分に山頂を後にした。
(正面のカヤハゲ西尾根を下山)
小さな雪庇。
天狗岩。
あっという間に山頂が遠くなる。
重力に逆らわないと早い。
滑ったり転んだり。
もう少しでも登りたくない。
うれしくないカヤハゲの登り。
ずっとこんな感じの天気だった。
登山道はショートカット。
今頃になって晴れてきた。
さおりが原に出ると遠回りになるので尾根を直進。
さおりが原分岐への道と交差(標高1350m)。
少し右(北)に寄りすぎているような気も・・・
さおりが原方面(左)から堂床方面(中央奧)へ下っていった登山者を見て登山道へ向かっている場面。
小さな迫一つ分(100m)だけ北寄りに下っていた。
もうヘトヘト😩
凍ったお茶はいらん。
早くビールが飲みた〜い!
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一月下旬から冬山に戻った三嶺周辺の山々。
2月最初の土曜日、ピラミダルな山容で稜線上のランドマークになっている天狗塚を綱附新道から地蔵ノ頭を越えて登ってみた。
<天狗塚>
■行先 天狗塚 (標高点 [・1812] 1812m)
■位置 徳島県三好市/北緯33度49分37秒・東経133度56分36秒
■(*)コースタイム
光石登山口 7:14(20分)→ 綱附新道分岐 7:34/7:37(1時間38分)→ 稜線分岐 9:15/9:21(51分)→ 尾根分岐 10:12(54分)→ 地蔵ノ頭 11:06/11:09(4分)→ 天狗峠 11:13(9分)→ 西山林道分岐 11:22(35分)→ 天狗塚 11:57/12:03(29分)→ 西山林道分岐 12:32/12:34(6分)→ 天狗峠 12:40(30分)→ お亀岩 13:10/13:11(3分)→ おかめ岩避難小屋 13:14/13:45(46分)→ 渡渉点 14:31(23分)→ 八丁ヒュッテ 14:54(9分)→ 綱附新道分岐 15:03(16分)→ 光石登山口 15:19
【行き 4時間31分 帰り 2時間42分 計 7時間13分(休憩除く)】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 12.6km
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は、光石登山口を起点に綱附新道から稜線分岐、地蔵ノ頭を経て天狗塚へ。
復路は、お亀岩経由でカンカケ谷コースを下る12.6km(13.2km)の行程。
【水平距離 12.580km 沿面距離 13.191km/累積標高差(+) 1449m (-) 1443m】
大栃を6時に出て光石登山口到着は7時前。
準備を済ませて7時14分に出発!
天気は徳島県が曇り。
高知県は晴れ時々曇りで山沿いは雲が多い予報。
徳島県側の天狗塚の天気はあまり期待できない。
堂床谷は標高1,000m付近から上で幾筋かの沢に分かれている。
ここは上部を旧登山道が通っている一番東の沢だ。
青空が出た!
綱附新道は最上部を除いてほぼこの谷に沿って登る。
綱附新道はどちらかというと少しマニアックなコース。
冬は適当に登っているが、道は慣れていないと分かりにくい。
古い茶瓶と薪がある大きな岩は目印になる。
山で仕事をしていた人が休んでいた場所なのだろう。
雪が少し深くなってきた。
9時15分、光石登山口から2時間01分で稜線分岐に着いた。
もう十分に疲れた (^^;)
物部周辺の山の道標が最近少し更新されてきた。
分岐を右(北)に取り地蔵ノ頭へ向かう。
10時12分、稜線分岐から51分で尾根分岐に着いた。
「尾根分岐」には山と高原地図にコースタイムポイント(○印)とコースタイムが記載されている。
ただし、分岐する登山道はない。
登山道はないが、高知県側(南東側)に分岐する尾根ルートは綱附新道へと下っていて、登り下りとも割と楽に歩くことができる。
尾根分岐から地蔵ノ頭までは小さなコブのアップダウンが連続。
ヤマグルマのある痩せ尾根の小さなコブに出たら地蔵ノ頭が見えてくる。
滑り落ちないように注意しよう。
地蔵ノ頭は霞んでいる。
夏でもきつい地蔵ノ頭の登り。
お地蔵様は雪の下でお休み。
やっと着いた地蔵ノ頭!
(もうヘロヘロ)
三嶺方面の様子。
上空に青空は見えてはいるが、稜線上は雲に覆われている。
天狗峠(躄峠)の鞍部に下って天狗塚へと向かう。
西山林道への分岐に向かいながら地蔵ノ頭と天狗峠を振り返る。
トレースはなくお亀岩方面から歩いた人もいない。
西山林道への分岐があるなだらかな丘。
雪の表面は凍っているけど、踏み抜くので歩きにくい。
近くて遠い冬の天狗塚。
ついたどー!
11時57分、光石登山口から4時間43分(休憩含む)で天狗塚山頂に到着。
光石から5時間近くかかっている。
なぜかシャッターを押してしまう岩。
岩から振り返って撮影。
天狗塚と牛ノ背。
青空はもう出ないだろう。
今日はこんなところか・・・
人がいたゾ!
この男女二人は西山林道から登ってきていた。
寒そうだ。
実際寒いし手も痛い {{ (>_<) }})
天狗峠からもこちらに向かってくる人がいた。
トレースがあったので助かったとのこと。
(好きやね〜)
天狗峠からお亀岩に向かう途中のルート。
登山道の真上は危険。
西熊山が見えた。
雪庇の近くに点々と続く小動物の足跡。
「あっ、趣味山さんだ。」
三嶺を越えてきたのだろうけど、えらい。
一瞬だけ日が差したお亀岩。
北側(右側)は暗い。
おかめ小屋に向かってシリセード。
昼食のため、おかめ岩避難小屋で大休止(13時14分〜13時45分)。
高知県側は晴れている。
手軽にカロリーを取ることができるあんパン。
吹き黙った雪の中を下山開始。
靴を蹴り込みながら急斜面をトラバース。
石がゴロゴロするカンカケ谷コース。
雪があっても下りは楽ちん。
14時31分、渡渉点。
14時54分、八丁ヒュッテ。
15時19分、光石登山口に無事下山。
一台は天狗峠で出会った人か。
毎回ビールのために体を運かしているようなものだな 🍺(^^;)
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