- 2011.05.09 Monday
矢筈山・寒峰 2011.4.29-30
ゴールデンウイークの初日、1泊2日で祖谷山系の矢筈山・寒峰を訪ねてみた。
29日はコースタイム 4時間30分(山と高原地図)の矢筈山のみなので、10時出発でのんびりドライブ。
キャンプのような飲み会のような山行だ。
<落合峠で宴会>
■行先・位置
矢筈山(二等三角点 [矢筈山] 1849m)
徳島県三好市・つるぎ町/北緯33度55分30秒・東経133度58分30秒
落禿(三等三角点 [落禿] 1683m)
徳島県三好市/北緯33度54分54秒・東経133度56分15秒
前烏帽子山(1680m)
徳島県三好市/北緯33度55分07秒・東経133度55分36秒)
寒峰(二等三角点 [寒峰] 1604.6m)
徳島県三好市/北緯33度54分07秒・東経133度54分14秒
■コース水平距離 19.5km(落合峠〜矢筈山往復〜落合峠〜寒峰往復)
今回は落合峠をベースにして1日目に矢筈山へ登り、2日目に落禿、西烏帽子山を経て寒峰へ縦走した。
■ 4月28日(金) ■
四国内は日帰りが多いので前の日の準備は5分もあれば足りる。
今回は泊なので食料を中心に荷物も少し増加。
落合峠の避難小屋が使えない場合も想定してテントも持参。
ビールや鍋などの準備はY隊長にお任せしてとりあえずフリーズドライやつまみ、ウイスキーをザックへ詰め込んだ。
■ 4月29日(土) ■
1日目は落ち合い峠の駐車場から矢筈山往復のらくらく半日コース。
<落合峠より三嶺〜天狗塚・牛ノ背に至る土阿国境の山並みを望む>
■コースタイム
落合峠 13:02(17分)→ 四等三角点 [落合峠] 13:19(12分)→ 標高点 [・1654] 13:31(19分)→ サガリハゲ山分岐 13:50(28分)→ 矢筈山 14:18/14:44(20分)→ サガリハゲ山分岐 15:04(14分)→ 標高点 [・1654] 15:18(9分)→ 四等三角点 [落合峠] 15:27(15分)→ 落合峠登山口 15:42(6分)→ 旧落合峠避難小屋 15:48/15:53(6分)→ 落合峠 15:59
【行き 1時間16分 帰り 58分 計 2時間14分】
■コース水平距離 7.7km(駐車場〜矢筈山往復+旧落合峠避難小屋往復)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
落合峠からの矢筈山は駐車場からの距離が往復7km弱。
勾配がきついのもサガリハゲ山分岐手前の一部だけなので手軽に登ることがでれる(マップ及び垂直プロファイルには旧落合峠避難小屋までの往復が含まれる)。
落合峠へのアクセスは祖谷側からも可能だが、徳島道を利用して東みよし町(旧三加茂町)から入る方が時間的には近いようだ。
徳島自動車道を吉野川SAで降りて国道192号を徳島方面へ、「深渕」の案内板に従って「東みよし町加茂」交差点を右折し、県道44号三加茂東祖谷山線を山に向かって南進。
交差点を曲がって100mほど進むと右側に「ぽんけ(本家)」という旅館がある。
なんで「ぽんけ」なの・・・・・・?
それはさておき家並みが途切れ、急勾配・急カーブの連続する林道のような県道を登ること約 1時間で落合峠に着いた。
峠の道路上にも数台の駐車スペースはあるが、祖谷側に少し下ったところにある広い駐車場に車を置いて今日の目的地「矢筈山」に向けて出発。
落合峠から標高差で80mほど登って展望の良い笹原の稜線に出ると矢筈山が目の前に(左端)。
最初の小さなピークから緩やかなアップダウンが水平距離で約1.7km続く。
サガリハゲ山分岐(中央のピークの少し下)の手前0.3km程が急登だが、あとはたいしたことはない。
標高点「・1654」の少し手前に、真新しい四等三角点「落合峠」1610.7が設置されていた。
サガリハゲ山分岐への急登を登りきると矢筈山山頂部分が見えてくる。
サガリハゲ山へのルートを右に分け、前衛峰をトラバースして東へ進むと本峰と前衛峰のコルに出る。
コルから本峰までは20分程度。
この岩は巻いて通るのが正解だったようだが知らずに通過。
落合峠から1時間16分(標準コースタイム2時間30分)で山頂に着いた。
そんなに急いだつもりはないが、このメンバーがそろうとなぜかいつも速い。
二等三角点の山頂からの展望は良好。
黒笠山(手前左)と中央奥に剣山、次郎笈を望む。
太郎より次郎が立派に見える。
サガリハゲ山(1722m、中央)の向こうに三嶺から天狗塚、牛ノ背へと続く稜線を望む。
落合峠から矢筈山前衛峰までの登ってきた尾根のルートを俯瞰する。
落合峠の右に烏帽子山の特徴的な山頂部が見える。
メインイベントの時間が迫っているので早々に下山開始。
馬にニンジンじゃないけど、ビールが目の前にぶら下がると、こころもちスピードも上がる。
写真左の岩にも当然登ってみた。
先行者に「速いですねー」と声を掛けられながら落合峠へ58分(標準コースタイム2時間00分)で帰ってきた。
けっして走ってはいない。
ついでなので、峠越えの旧往還を少し祖谷側へ下ったところにある「(旧)落合峠避難小屋」を見に行ってみた。
ここ数年使われた様子はない。
今回利用したのはこちらの「落合峠避難小屋」。
駐車場から祖谷側にほんの少し下った道路脇にある。
小屋の前は道路を挟んでテントも張れる広場になっている。
いよいよメインイベント、「おきゃく」の始まり。
ホームトレイルの三嶺(中央左)を眺めながらの乾杯は最高!
クーラーボックスのビールも冷えている。
焼肉にはヱビス!
ワインもいいね−!
やがて日が落ち、小屋に移動後も宴会は延々と続く。
アルコールは飲みきれないほどたっぷりと準備されている。
定番メニューの「塩ちゃんこ」は鶏がらスープに野菜たっぷりのあっさり味がGood!
■ 4月30日(日) ■
2日目は二日酔いの体に鞭打ちながら、落禿・西烏帽子を経て寒峰までのアップダウンの多い縦走コースを往復。
<縦走路からの寒峰、中央の丸い部分が山頂>
■コースタイム
落合峠 08:05(20分)→ 落禿 08:25(30分)→ 前烏帽子山 08:55(34分)→ 標高点「・1556」09:29(36分)→ 寒峰 10:05/10:11(24分)→ 鞍部 10:35(昼食・休憩)/10:55(8分)→ 標高点「・1556」11:03(32分)→ 前烏帽子山 11:35(33分) → 落禿 12:08(11分)→ 落合峠 12:19
【行き 2時間00分 帰り 1時間48分 計 3時間48分(ランチタイム除く)】
■コース水平距離 11.8km(駐車場〜寒峰往復)
■天気 曇り時々晴れ
このルートはなかなか手ごわい。
垂直プロファイルを見るとアップダウンのきつさが分かる。
翌朝は7時頃?起床。
塩ちゃんこの残りに「ホウトウ」を入れて朝食。
大人のほろにがカフェオレで目を覚ます。
準備を整え、駐車場を 8時(登山口 8時05分)に出発。
今日は風が強い。
落禿まで20分、二日酔い気味でペースが上がらない。
落禿の三等三角点には「東ヨボシ?一、六八三、〇」と書いてある。
前烏帽子までも上等のアップダウンだ。
体が重い。
つかまらなくても良いが鎖場も有り。
ショウジョウバカマが点在する急登を前烏帽子山へと登る。
トラバースはないの?
落合峠から寒峰までのルートは、ほぼ稜線どおしで主なピークをすべて通過するので累積標高差が概ね 1,200mと、かなりのものだ。
強風で二日酔いの体が飛ばされそう。
写真左は、標高点 [・1556] (中央)と寒峰(左の二つのピークの右)。
近づいてもまだまだアップダウンが続く。
落合峠〜寒峰の標準コースタイムは3時間5分(山と高原地図)となっているが、ピッタリ 2時間で到着!
山頂には誰もいない。
途中で出会った登山者も 1人だけ。
二等三角点「寒峰」からも 360度の展望が得られる。
三角点は削られたのか二等が読めない (T_T)
三嶺は手前に薄い雲がかかっているようだが天気はまずまずのようだ。
風が強くお昼にも少し早いので、風の当たらない鞍部でランチタイムを取ることにして下山開始。
いや登山開始か?
帰りも相当きつそうだ。
前烏帽子山手前の形の良いピーク (^^;)
前烏帽子山から落禿までは下ってはまた登る。
落禿からの下りで走り始めたTさん、元気だ!
三嶺トレイルが待っている!
寒峰から落合峠の標準コースタイム3時間5分のところを1時間48分(ランチタイム除く)で帰ってきた。
けっこうハードで疲れるコースだった。
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- 剣山地
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