- 2018.03.11 Sunday
八丁山 2018.2.24
JUGEMテーマ:山行記録
八丁山(さっちょうさん)は太平洋と入野松原を望む黒潮町の展望山。
土佐入野から杖立峠を越えて里山の古道を歩いてみた。
<八丁山>
■行先・位置
八丁山(二等三角点 [伊予富士] 288.3m)
高知県黒潮町加持/北緯33度02分27秒・東経132度59分40秒
■(*)コースタイム
商工会駐車場 10:39(3分)→ 国道56号交差点(標高点・6m)10:42(2分)→ 入野小学校 10:44(2分)→ 大方高校 10:46(2分)→ 錦野団地 10:48(1分)→ 大方中央保育所 10:49(5分)→ 墓地 10:54(4分)→ 登山口 10:58(15分)→ 杖立峠(杖立地蔵)11:13/11:14(9分)→ 分岐点 11:23(4分)→ 尾根分岐 11:27(5分)→ 旧日本軍陣地跡 11:32(2分)→ 市の坂(加持)分岐 11:34(4分)→ 八丁山 11:38/12:12(2分)→ 市の坂(加持)分岐 12:14(1分)→ 旧日本軍陣地跡 12:15(3分)→ 尾根分岐 12:18/12:20(2分)→ 分岐点 12:22(4分)→ 山伏峠 12:26(7分)→ おむすび岩 12:33(5分)→ 八丁の冷や水 12:38(2分)→ 渡渉点 12:40(5分)→ 道路 12:45/12:46(7分)→ 標高点72m 12:53(13分)→ 橘川集落 13:06(31分)→ 橘川分岐 13:37(6分)→ 加持本村 13:43(16分)→ 国道56号交差点(標高点・5m) 14:09(12分)→ 土佐くろしお鉄道・入野駅 14:21/14:29(2分)→ 商工会駐車場 14:31
【行き 58分 帰り 1時間58分 計 2時間56分】
(*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 13.3km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は入野本村を北に抜け、杖立峠を越えて黒潮町の里山 八丁山に登頂。
復路は古道を西に歩いて橘川集落から加持本村経由で入野へ戻る周回コース。
【水平距離13.303km 沿面距離13.397km/累積標高差 (+) 466m (-) 466m】
土佐くろしお鉄道 土佐入野駅から少し西、黒潮町商工会横の駐車場に車を置いて出発準備。
北に見える稜線右端の一番高い所が八丁山?
国道56号入野交差点を北へ直進。
交差点からすぐの右側に入野小学校。
学校の反対側は宅地造成ようだ。
奧には高台移転して1月に開庁したばかりの黒潮町の新庁舎が見える。
国道56号大方改良の工事も進んでいるようだ。
「大方高校ってこんなとこにあるがや。」
この辺で標高は20m少々ってとこ。
道は錦野団地を抜けて北北西へ。
中央保育所を通り過ぎた辺り。
ここまで上がってくる津波が来ても大丈夫?
墓地の奧に小屋があってその横が登山口。
「ここだ。」
「八丁山(288m)登山口 橘川古道 頂上まで1,600m」
「此の古道は記録にないほど昔より、橘川地区の人々が入野地区の交流と、木材や薪炭類の搬出道として大切な道でした。殊に橘川地区の中学生は毎日の通学路であり、たくさんの思い出があります。平成15年11月11日 八丁古道を守る会」
すぐに分岐があった。
「まあ上やおね。」
「八丁山 橘川古道」の道標あり。
もうそろそろ杖立峠。
杖立峠には杖立地蔵が祀られている。
峠と呼ぶほど峠っぽくなかった・・・
杖立峠から北向き、途中から西向きに進む。
杖立峠から約500mで分岐に出た。
\橘川(山伏峠) 八丁山頂 頂上まで500m/
少し登ると前方に尾根が見えてくる。
尾根は南北方向で山頂は北(右)。
南(左)は分岐の道標にあった山伏峠に下っている。
北に向かって登る。
勾配はきつくない。
やがて「旧日本軍陣地跡」があった。
位置は尾根上のコブ(約260m)と山頂の間の平になったところだ。
足元の道脇に穴がある程度でそれらしき形跡は残っていない。
陣地跡付近に見られる穴は陸軍の蛸壺壕(一人用防衛陣地の竪穴壕)跡らしい。
八丁山から西の四万十市蕨岡には連隊の本部があり、南東の早咲辺りには山砲連隊が展開していたため、入野松原からの米軍上陸を警戒してのことだという。
山頂への上りに差し掛かると分岐があった。
\市の坂(加持) 八丁山頂 頂上まで200m/
地形図を見ると、左の道は橘川と加持本村を結ぶ峠道(峠の東、加持側のヘアピン)へ下っていると思われる。
いよいよ山頂へ最後の登り。
11時38分、駐車場から59分(休憩込み)で八丁山山頂に到着。
山頂には観世音菩薩立像が建立されている。
山頂から南東方向に視界が開けている。
太平洋と入野松原。
本当の山頂と三角点は山頂の道標から更に10mほど北側。
287.8mは少し前の標高で現在は288.3m。
三角点の標高成果は離島部(一部離島を除く)を除き、平成26年4月1日に改定されている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR34932474901
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:津10
●基準点名:八丁
●標高:288.3m
三角点より奧がもっと高い?
北側から見た山頂と三角点(石像は左側の灌木の向こう側)。
どうやらこの岩が一番高い。
本当の山頂はこの岩ということになる。
標高は289m程度か?
ちょうど昼時でおなかはペコペコ。
でかいイチゴはアマオトメ😄
初めて食べた銀不老は「ゆういんぐ四万十」で買ってきた。
12時12分に下山開始。
橘川まで歩いてみることにした。
例の尾根分岐。
南(右)に下ると山伏峠に出るはずだけど・・・
ショートカットもいいけど、初めてなので分岐に戻って古道を歩くことにした。
ここが尾根の鞍部「山伏峠」
南(左)が入野本村・芝方面、北(右)が八丁山山頂方面。
尾根の分岐からはここに下ってくるはず。
峠と呼ぶほど峠らしくはない。
おむすび岩!
確かにね😃
炭焼き小屋跡のあとかな?
八丁山の尾根の下をトラバースする感じで北向きに進む。
「八丁の冷や水」は市ノ坂(加持)分岐のある鞍部から西に下る迫。
沢ほどの水量はなく染み出ている程度。
道の西側に広がる棚田の跡にも水が溜まっている。
長い年月に渡って耕されてきた棚田は植林になってしまった。
北に向かっていた道は八丁の冷や水の少し先で谷にぶつかり南南西に大きく折れる。
南に折れたらすぐに谷を渡渉。
\橘川部落 入野のお町(山伏峠 八丁山)/
道路が見えた。
左は御坊畑方面、右は橘川方面。
山間の狭い農地を通るコンクリート舗装の道を西へ向かう。
獣道だ!
小さな川沿いの道をてくてく。
標高点・72mの分岐に出た。
左に行くと高知県道337号岡本大方線に接続し、四万十市蕨岡で国道439号へ。
また、西大方駅近くの黒潮町上田の口で国道56号へとつながる。
右が橘川・加持本村方面。
分岐から先は道が少し広くなる。
古民家を修繕中のようだ。
移住者の人かな?
橘川集落の中心地に出た。
八丁山から西に八丁山と合わせて三つの低山が東西に並んでいる。
天満宮の森の後ろには、真ん中の山(約250m)が見えているようで八丁山は見えていない。
中心地の三叉路。
乗るつもりはないが、一日二往復?のバス時刻表を確認。
田んぼの水たまりにオタマジャクシ。
峠の手前のヘアピン。
峠を越えて加持本村方面へ。
峠の東側もヘアピンカーブ。
狭い谷沿いの道を東に向かう。
橋を渡ると県道336号大用大方線に合流。
加持本村。
国道まであと2km。
畑の向こうに八丁山が見えていた。
右の狭い方を真っ直ぐ進む。
標高点・5mの国道56号交差点に出たら西へ。
交差点を左折して入野駅方面へ。
土佐くろしお鉄道の土佐入野駅。
「ケーキの職人🍰山本」というのが気になる。
シュークリームを食べてみた。
14時31分に352分商工会の駐車場まで戻ってきた。
里山なので累積標高は466m。
水平距離13.3kmで沿面距離は13.4km。
周回にかかった時間は3時間52分(昼食・休憩込み)
宿泊先のホテルで汗を流してから大宴会🍺
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- by ジャンダルム