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北アルプス

立山 2016.7.16〜19[2]

JUGEMテーマ:山行記録

 

■ 7月17日(日) 別山乗越〜前剱〜別山乗越〜内蔵助山荘 ■

山旅2日目は、一般ルートの別山尾根を剱岳までピストンする予定で別山乗越を出発したものの、強い雨風に阻まれ前剱で撤退することになってしまった。

 

剱岳

<真砂尾根から別山越しに見る剱岳>

 


深田久弥はその著書「日本百名山」に、
「全く剣岳は太刀の鋭さと靭(つよ)さとを持っている。
その鋼鉄のような岩ぶすまは、激しい、嶮しいせり上がりをもって、雪をよせつけない。」
と書いている。


■行先・位置
前剱(標高点・2813m)
富山県中新川郡上市町・立山町/北緯36度36分60秒・東経137度36分54秒

■コースタイム(*)
別山乗越(剱御前小舎) 5:32(47分)→ 剣山荘 6:19/6:33(25分)→ 一服剱 6:58(5分)→ 武蔵谷源頭 7:03(県警指導・作戦会議)/7:09(31分)→ 前剱 7:40/7:43(27分)→  一服剱 8:10/8:11(13分)→ 剣山荘 8:24(18分)→ 剱沢小屋 8:42(8分)→ 剱沢キャンプ場 8:50(32分)→ 別山乗越(剱御前小舎)9:22(休憩・昼食)/12:11(35分)→ 別山 12:46/12:50(5分)→ 別山北峰 12:55/13:00(6分)→ 別山 13:06(42分)→ 内蔵助山荘 13:48
<別山乗越〜前剱 1時間48分 前剱〜別山乗越 1時間38分 計 3時間26分>
<別山乗越〜内蔵助山荘 1時間28分>

<合計 4時間54分>

*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 9.2
■天気 雨
■楽しさ ★★★★☆(4点)

 

立山マップ

別山乗越から剱御前をトラバースして剣山荘から別山尾根を前剱まで往復。

剱沢経由で別山尾根に戻って大休止。

昼食後、別山(南峰・北峰)経由で内蔵助山荘まで。

 

立山プロファイル

【水平距離9.236km 沿面距離10.290km/累積標高差(+)1559m (-)-1525m】

 

剱岳
上の画像は、前回(2012年9月)登った「源次郎尾根」から「別山尾根」への周回ルート。

この時は剱沢をベースにして赤いラインを反時計回りに歩いた。

今回は、別山尾根の一般ルート(左)を往復する予定だったのだが・・・

 

朝食弁当

早朝の行動開始を考えて、朝食は弁当にしてもらっていた。

前日までの予報は、昼前頃から雨。

ところが、夜半から降り始めた雨は雨音で目が覚めるほど雨脚が強かった。

 

剱御前トラバース

出発した宿泊者を1人見かけた。

後は停滞らしい・・・。

(じっとしてても仕方がない)

「行けるところまで行ってやろう!」

意を決して、5時32分に剱御前小舎(別山乗越)を出発。

雨雲通過のピークが10〜11頃になっているのが気になる。

 

別山

剱御前のトラバースは雪渓が多い。

アイゼンはなくても歩けるが、滑ると止まらなくなるので慎重に!

 
別山尾根

小さな尾根を少し西向きに回り込む。

雨が時折強くなる。

  

剱沢

迷わないように石が置かれている。

 

剱沢

右下に剱沢小屋と登山研修所の夏山前進基地が確認できる。

 

剣山荘

前方に剣山荘が見えてきた。

 

剣山荘

剣山荘は剱岳に最も近い山小屋。

収容人数160人。

別山尾根を登るときはアクセスが便利。

 

剱岳

(雨、早う上がってくれんろうか・・・)

 

剣山荘

6時19分、剣山荘に着いた。

しまった、ザックカバーが裏返しやった、しかも逆さま。

中で休憩しながら付け直す。

 

富山県警

6時33分に剣山荘を出発。

一服剱への上り坂にかかる。

雨の中でも救助訓練に向かう富山県警山岳警備隊。

濡れたロープが重そう。

 

車揺る

クルマユリが咲いていた。

(花の写真なんか撮っている場合ではないのだが・・・)

 

チシマギキョウ ハクサンフウロ

チシマギキョウとハクサンフウロ。

チシマギキョウは花冠に毛が多いので、似たような場所に咲くイワギキョウと簡単に見分けができる。

ハクサンフウロはシコクフウロより少し大きくて、花びらのデザインがあっさりしている。

 

武蔵谷

武蔵谷(たけぞうたん)で滑落者の救助訓練を行う山岳警備隊の皆さん。

通り過ぎて坂にかかろうとすると、隊長らしい人が追いかけてきた。

 

隊長「どこまで行くのですか?」

自分「剱岳まで・・・。」

隊長「これから雨が強くなる予報です。岩場は滑りやすいので危険です。」

  「登った人はいますか?」

自分「何人かいるみたいです。」

隊長「雨だけでなく雷が発生すると、下りられなくなります。」

  「慎重な判断をお願いします。」

自分「分かりました。」

と、概ねこういったやり取りがあった。

 

剱岳

<前剱大岩直下>

指導を無視する訳にはいかない。

警備隊のお世話になることがあってはならないし、登山を楽しめる状況ではない。

作成会議を行い、とりあえず前剱(コースタイム30分程度)までは行ってみようということになった。

 

前剱

前剱が近づいてきた。

 
前剱
7時40分、前剱(2813m)に着いた。

雨も風も次第に強くなってきて、頬に当たる雨が痛いくらい。

「勇気ある撤退」ということにしよう!

 

剱岳

濡れた石は確かによく滑る!

 

剱岳

要救役の隊員を背負って下りている!

 

剱岳

「前剱で引き返してきました。」

隊長に報告。

 
ライチョウ
最後のピーク「一服剱」を越えたら剣山荘までは一投足。

オスのライチョウが出てきた。

ニホンライチョウ(日本雷鳥)は、キジ目ライチョウ科ライチョウ属の鳥。

日本の固有種で国指定の特別天然記念物。

生息数は減少傾向。

  

剱沢
剣沢の向かいに〔剱澤小屋〕が見えてきた。

早くビールが飲みたい気分。

剱沢キャンプ場
風が強いので雨は横から降ってくる。

レインウェアの中も下着まで濡れてきた。

腕を組むと、ひじの辺りに水が溜まるので腕は下ろしていないとまずい。

靴の中にも雨が入ってきた。

足を上げるとき、登山靴の上から少しずつ雨が入るのだ。

めったに使わないゲーター(スパッツ)をした方がよかったか?

  

別山乗越
9時22分、やっと別山乗越まで帰ってきた。

もう、上から下までぐしょぐしょ。

 
剱御前小舎 剱御前小舎
レインウェアや登山靴などを乾燥室に入れて、一段落。

ビールを一つやって談話室でのんびり。

今日の残りの行程は内蔵助山荘までなので、時間はたっぷりある。

お昼ごはんに、大好きなカレーライスを注文してみた。

レトルトだと思うけど、うまい!

 
別山乗越
12時11分、小雨の中剱御前小舎を出発。

別山へ向かう。

 
ライチョウ
登り始めるとすぐ、ライチョウのつがいと出会った。

ライチョウは、年中住処を変えずに同じ地域で過ごす。

厳しい冬場も夏も同様に高山で暮らしている。

人間なんら冬は凍りついてしまう。

 
別山
12時46分、別山に着いた。

 

別山
こんな立派な社があったっけ?

安全に登らせていただいていることに感謝して参拝していこう。

 
別山北峰

別山には北東側に少しだけ高いピークがある。

別山(2874m)→ 別山北峰(2880m)。

どちらも標高点で三角点はない。

 

別山北峰

別山北峰は初登頂!

 

タカネヤハズハハコ タカネヤハズハハコ

タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子)は、キク科ヤマハハコ属の多年草。

北海道・本州(中部以北)の高山帯に分布。

雪田跡などの湿った場所生える。

ドライフラワーのような淡いピンクの花と白っぽい葉がかわいらしい。

 

ライチョウ

また、ライチョウだ。

山小屋の人が「ガスが出ている時に見ることが多い」と言っていた。

もともと寒さが得意なライチョウは夏の暑さが苦手。

快晴の時はハイマツの中、岩の隙間、雪洞の中などに隠れ暑さを避けたり、天敵から身を隠したりしている。

 

別山

別山北峰を10分少々でピストン。

13時06分、社のある本峰から岩場の縦走路を真砂岳に向かう。

雨は降ったり止んだり。

時折強い風が吹く。

  

真砂岳

真砂岳の分岐に着いたようだ。

左に折れて内蔵助山荘へ向かう。

この道は、内蔵助平を経て黒部渓谷、また、ハシゴ谷乗越を越えて剱沢(真砂沢ロッジ、仙人池方面)へと通じている。

 

ミネズオウ

ミネズオウ(峰蘇芳)は、ツツジ科ミネズオウ属の常緑小低木。

ミネズオウ属は、本種1種のみからなる。

北海道・本州(関東・中部地方以北)に分布し、高山の礫地や岩場に生える。

小さな星型の花がかわいい。

 

内蔵助山荘

突然小屋が現れた。

13時48分、内蔵助山荘に到着。

内蔵助山荘は、真砂岳直下の真砂尾根に建っている。

立山稜線の東側なので後立山の展望がよく、ご来光も小屋から見えるということだ。

テント場はない。

 

内蔵助山荘

玄関を入って突き当たりが食堂で、そのすぐ手前右側が談話室。

客室は2階。

 

内蔵助山荘

とりあえずビールで喉を潤す。

 

別山

しばらくくつろいでいると・・・

晴れてきたー!

 

真砂沢

雨上がりの真砂沢。

真砂尾根(右下)の先端に黒部別山(2353m)。

八ッ峰も見えてきた!

 

後立山

後立山の稜線の雲が少しずつ晴れてきた。

黒部川の対岸に赤沢岳(2678.0m)と蓮華岳(2798.7m)。

 

黒部湖

はるか下に黒部ダムも見えている。

  

剱岳

登る予定だった剱岳。

前回登った源次郎尾根の喫と曲に日が差している。

 

富士ノ折立

黒部川の対岸、後立山の針ノ木岳(2820.7m)とスバリ岳(2752m)の雲が消え、堂々とした姿を現した。

左奥が蓮華岳。

 

富士ノ折立

内蔵助カールと明日歩く予定の立山・富士ノ折立。

 

別山

再び別山に雲が湧いてきた。

 

内蔵助山荘

そろそろ夕食の時間。

 

ライチョウ

山荘で飼ってる?ライチョウちゃん♪

 

内蔵助山荘

山の写真が飾られた食堂の様子。

椅子やテーブルも新しい。

 

内蔵助山荘

メインはアジのフライ。

彩りも工夫された夕食が美味しい。

 

真砂岳の明日のピンポイント予報では午前中「晴れ」ということだ。

期待してゆっくり休むことにしよう。


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  • 2016.08.10 Wednesday
  • 06:54

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