JUGEMテーマ:山行記録


三嶺の高知県側に新ルート!
というわけではないが、谷から吹き上げる風が涼しい西熊山直登ルートを登って、歩く人の少ない韮生越コースを下山してみた。
この日は西熊山が主役で三嶺は脇役。

西熊山
<西熊山山頂>

三嶺さんぽ通信

■行先・位置
西熊山(三等三角点 [西熊山] 1816.0m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺(二等三角点 [三嶺] 1893.6m)
高知県香美市・徳島県三好市/北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■(*)コースタイム
光石登山口 7:10(31分)→ 八丁 7:41/7:48(18分)→ 渡渉点 8:06(3分)→ 尾根取付 8:09(4分)→ ブナ大木 8:13/8:16(9分)→ 尾根分岐 8:25(7分)→ 休憩 8:32/8:39(29分)→ 鞍部(架線跡) 9:08/9:11(18分)→ 岩場 9:29/9:38(12分)→ 高木限界 9:50/10:00(10分)→ 西熊山 10:10/10:15(15分)→ 大タオ 10:30(40分)→ 三嶺 11:10/11:16(9分)→ 三嶺ヒュッテ 11:25(昼食)/12:10(10分)→ 三嶺 12:20/12:22(27分)→ カヤハゲ 12:49/12:54(5分)→ 韮生越 12:59/13:01(46分)→ 西熊林道終点 13:47/13:57(36分)→ 西熊林道ゲート 14:33(8分) → 光石登山口 14:41
<往路 2時間21分(西熊山まで)3時間25分(三嶺ヒュッテまで)>
<復路 3時間16分(西熊山から)2時間12分(三嶺ヒュッテから)>
<計 5時間37分>
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
(休憩時間を含む西熊山までのタイムは、3時間00分)
■コース水平距離 15.0
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

西熊山マップ 西熊山プロファイル
カンカケ谷渡渉点付近から西熊山南尾根を直登し、縦走路を三嶺へ。
三嶺ヒュッテからカヤハゲを経て韮生越ルートを西熊林道へ下山。
【水平距離14.975km 沿面距離15.503km/累積標高差(+)1481m (-)1466m】

光石登山口
初めてのルートにワクワクしながら光石へ!
登山口に着くと、仕事のため3時に来たというM君が寒そうにしていた。
(この時点で気温は20℃ほど)
こっちは遊びなのに、朝早くから「ご苦労さま。」

八丁ヒュッテ
八丁では10人近い登山者が休憩中。

センボンイチメガサ
センボンイチメガサ(千本市女笠)は、モエギタケ科センボンイチメガサ属の腐生菌で食用になる。
春から秋にかけて各種広葉樹や針葉樹の切り株上や倒木上に群生する。
2012年にも同じ場所に生えていた。

渡渉点
西熊山南尾根の下端は、カンカケ側とフスベヨリ側に分かれている。
地形図を確認し、カンカケ谷渡渉点(1170m)を渡ってすぐの登山道(1200m)から右手の斜面に取り付く。

マイタケ
「マイタケ〜♪」
マイタケ(舞茸)は、トンビマイタケ科マイタケ属の木材腐朽菌(腐生菌)。
ミズナラを中心にナラ類、シイ類などの心材に寄生して腐らせる。
美味しいキノコの代表格。

西熊山南尾根
下草のない尾根は表土が剥き出しだ。

ブナ
でかいブナ!
比較するものがないので写真ではイマイチ分からないが、根の張り具合といい、幹の太さといい、三嶺で見られるブナの中では最大級。

西熊山南尾根
登山道から15分ほどでフスベヨリ谷側とカンカケ谷側の尾根が1本になる。
スズタケはシカにやられてほぼ全滅。
お陰で「ササ漕ぎ」の必要がない快適なトレイルとなっている。

キノコ キノコ
この小さなキノコ???は何だ!?
点々といくつか生えていた。

殻のないタマゴタケのようなヤツは「キノコ」と分かるカタチ・・・

地蔵ノ頭
1400m付近で左手(西)に地蔵ノ頭(1800mちょい)が見えてきた。

西熊山南尾根
人間の踏み跡なのか、獣道なのか・・・
フスベヨリ谷の登山道よりずっと歩きやすい「登山道」なのだ。

ギンリョウソウ ベニテングタケ
もう秋が近いというのに、どうしたのだろう?
頭を持ち上げ始めたばかりのフレッシュなギンリョウソウの登場!

右はベニテングタケか?
笠の感じがちょっと違うような気もするが・・・
「面白いものが色々出てくるなあ。」

西熊山
小さな岩を乗り越える。
全体的になだらかな尾根だけど、時々岩場も現れて楽しませてくれる。

西熊山南尾根
1520m付近の鞍部に出た。
おかめ岩避難小屋を建築する際、資材を送るための架線を張った中継点だ。

おかめ岩避難小屋
架線を張っていた場所だけあって、少し見上げるアングルでおかめ岩避難小屋とその周辺がよく見通せる。
下方からカンカケ谷を登る登山者の声も聞こえてきた。

西熊山南尾根
尾根の勾配がきつくなってきた。
潅木が前を遮る1600mラインの岩場は、中央付近から右へ抜ける。
この辺りが大きな岩峰の基部になっている。

西熊山南尾根
ルートを確認しながら左寄りに登る(1600〜1650m)。

西熊山南尾根
剱岳・源次郎尾根の取付き付近を彷彿とさせる尾根が面白い。

西熊山南尾根
地形図にある1650mラインの大きな岩のピークに差し掛かった。
クライマーのY隊長がルートを偵察に向かう。

西熊山南尾根
左は急な谷になっていて、巻くにはあまりよくない。
裏側も手がかり、足がかりが十分あるので尾根通しに抜けるのがベスト。

天狗峠
岩のテッペンからの展望。

西熊山
上には西熊山の稜線。

西熊山南尾根
思ったより簡単に通過すると、後ろ側は地形図にない鞍部になっていた。
右側のガレ場(スゲナロ谷上部)に出て巻くことは可能な感じ。

西熊山南尾根
ササ原とダケカンバの明るい林に出た。

ショウキラン ショウキラン
開花したばかり?のショウキラン!
ショウキラン(鍾馗蘭)は、ラン科ショウキラン属の多年草。
ギンリョウソウやツチアケビなどと同じ腐生植物で、夏に花茎を地上に伸ばして花を咲かせる。
レッドリストの高知県カテゴリー 絶滅危惧IA類(CR)に分類されている。
ひと月ほど前に上高地で見かけたばかりだ。

西熊山南尾根
以前は、森とササ原の境辺りをたむろするシカの姿の群れをよく見かけた。
獣臭がしているので、まだそれなりの数のシカがいるのだろう。

西熊山南尾根
ササ原に出る前に木陰で一休み。

西熊山南尾根
高木限界を過ぎると山頂は近い。
ここからは直登するより、踏み跡のある東側(右)から登る方が楽そうだ。

三嶺
めったに見ることのできないアングルで三嶺を眺める。

お亀岩
南アルプスの山を彷彿とさせるお亀岩周辺の稜線もかっこいい!

三嶺
このアングルもいいねー♪

天狗塚
踏み跡に沿って西に折れると、天狗塚も見えてきた。

西熊山
10時10分、光石登山口から3時間ちょうど(休憩含む)で西熊山に到着。
休憩・偵察時間等を除く「コースタイム」は、2時間21分。
時間的には一般ルートと差がない。

西熊山 西熊山三角点
いつもは三嶺への通過点となっている西熊山が今日の主役。

<基準点の概要>
●基準点コード:TR35033670701
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:坐32
●基準点名:西熊山
●標高:1816.0m

西熊山南尾根
登ってきた西熊山南尾根を俯瞰する。

天狗塚
西熊山山頂から西の様子。
中央にこんもりとした地蔵ノ頭、その右の「鞍部」が天狗峠(躄峠)。
峠の上に頭を突き出す天狗塚(1812m)。
右端に牛ノ背(1757.2m)。

三嶺
西熊山山頂から東の様子。
せっかくの好天なので「ついで」に三嶺まで行ってみよう。

ツリガネニンジン
登山道沿いにツリガネニンジン。

三嶺
下手な「百名山」よりかっこいいと思うけど・・・

三嶺
ササ原の中の縦走路もいい感じ。

三嶺
山頂には数人の人影が見える。

三嶺
青ザレ上部の気持ちいいササ原。

三嶺
11時10分、光石登山口からちょうど4時間(休憩含む)で三嶺に到着。

西熊山南尾根
南尾根と手前の尾根がスゲダロ谷を挟んで重なって見える。
カンカケ谷とスゲダロ谷の間の「南尾根」は、中腹まで緩やかで岩場のある1600m付近から上が急。
スゲダロ谷と盗人沢の間の尾根(手前)は、中腹まで急で上部が緩やか。

三嶺
三嶺の池と三嶺ヒュッテ。
ヒュッテの奥に塔丸、右に丸笹山、剣山、次郎笈。

三嶺
「への字」顔。

三嶺
三嶺ヒュッテで昼食にしよう!

シコクフウロ ミヤマノダケ
派手なフリルをつけたシコクフウロ。
ヒュッテの回りに咲くミヤマノダケは、花も茎も濃い紫色。

シコクフウロ
玄関脇にシコクフウロも群生していた!

カップヌードル
今日の一杯は、日清「カップヌードル レッドシーフードヌードル」
「辛うまになったシーフードスープ!!」
ということで味はまずまず。
エネルギー:336kcal、食塩相当量:5.1g

三嶺
白髪山側の縦走路からも登山者が続々と登ってくる。
今回は久しぶりに韮生越(カヤハゲの少し先)から下ることにしよう。

ホソバノヤマハハコ シコクブシ
ホソバノヤマハハコ(細葉の山母子)は、キク科ヤマハハコ属の多年草。
北海道と本州(長野県及び石川県以北)に分布するヤマハハコより葉が細い。
白い花片のように部分は総苞片。

シコクブシ(四国附子)は、キンポウゲ科トリカブト属の多年草。
四国では、他にタンナトリカブト・サンヨウブシなどが見られる。

カヤハゲ
カヤハゲで一休み。

三嶺
カヤハゲは三嶺の展望台。
三嶺正面を見渡すことができる。

韮生越
韮生越で白髪山・剣山へと続く縦走路を左に見送り南へ下る。

韮生越
シカの食害が最も深刻な韮生越。
ササが消えた登山道は、回りにシダ類が繁茂するコケロード!

シコクブシ チチタケ
シコクブシとチチタケ?

韮生越
林床のスズタケはない。

韮生越
荒れた沢を渡渉する。
登山道は崩れているので取り付きやすいところを登る。

シロハツ シロハツモドキ
シロハツ(白初)でなく、有毒のシロハツモドキ(白初擬)の方か?

ケヤキザコ分岐
ケヤキザコへの分岐。
このルートは長笹谷を渡って、さおりが原上部の分岐へとつながっている。


夏から秋にかけて林内地上に発生するケシロハツではないかと・・・?

西熊林道 
西熊林道終点の韮生越登山口に下り着いた。
「韮生越」を示す新しい道標が立っている。

西熊林道
一休みしたら林道を歩いてゲートへと向かう。

西熊林道
岩のトンネル(一応、通行禁止)は、迂回路あり。

セトウチホトトギス
セトウチホトトギス(瀬戸内杜鵑草)は、ユリ科ホトトギス属の多年草。
ほぼ水平に開く花被片の下部に黄色の斑紋がある。

光石
西熊林道ゲートから人工林内の歩道を下る(10分弱)。

光石登山口
14時41分、光石登山口へ帰って来た。
初めてのルートと久しぶりの韮生越で充実した山行だった。
時間はまだ早いので、靴を洗ってから、ゆっくりビールにしたい。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三嶺さんぽくらぶ


三嶺さんぽ通信 arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

Related Entry
Comment





   

Calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

Counter

ブログパーツUL5 - The counter was installed from August 24, 2012. -

Banner

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM