Calender

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>

Categories

Archives

Recent Entries

Recent Comment

w closet×JUGEM

北アルプス

常念岳・蝶ヶ岳 2015.7.17〜20[1]

JUGEMテーマ:山行記録

燕岳から蝶ヶ岳のパノラマ銀座縦走2泊3日の予定を悪天候で短縮。
安曇野から望むピラミダルな山容が印象的な常念岳と起伏が少なくなだらかな山容の蝶ヶ岳、対照的な2つの峰を一ノ沢から入山し、上高地へと下山するルートで歩いてみた。

常念岳
<蝶ヶ岳から望む常念岳>

三嶺さんぽ通信

■行先・位置
常念岳(標高点・2857m)
長野県松本市・安曇野市/北緯36度19分32秒・東経137度43分39秒
蝶ヶ岳(標高点・2677m)
長野県松本市・安曇野市/北緯36度17分15秒・東経137度43分34秒
■コース水平距離 25.9km

常念岳・蝶ヶ岳マップ 常念岳・蝶ヶ岳プロファイル
(変更前のスケジュール)
1日目: 中房温泉から合戦尾根を登り、燕岳をピストンして大天井岳へ。
2日目: 大天荘から常念岳を経て常念山脈を縦走し蝶ヶ岳へ。
3日目: 蝶ヶ岳から長塀尾根を下り、徳沢、明神を経て上高地に下山。

(変更後のスケジュール)
1日目: 一ノ沢登山口から常念乗越で稜線に出て蝶ヶ岳まで縦走。
2日目:蝶ヶ岳から長塀尾根を下り、徳沢、明神を経て上高地に下山。
【水平距離25.895km 沿面距離27.009km/累積標高差(+)2560m (-)2389m】

■ 7月17日(金) 高知〜 ■

初めてパノラマ銀座を歩いたのは、悪天候で北鎌尾根を撤退したときだ。
今回は、パノラマ銀座縦走コースをを2泊3日で歩く予定だったのだが、台風11号の接近で予約してあった登山バスの運行が中止になってしまった。

登山用品
小屋泊なので、荷物は日帰りと大差はない。

― 通行止め ―
 
翌朝2時頃には梓川SAで「仮眠する」つもりで夕方早めに車で出発。
中国地方を横断した台風の影響で山陽道の一部と明石海峡大橋が通行止めになっていたので、中国道へ向かったのだが、瀬戸大橋を通るころには中国道まで止まってしまった。

一般道の大渋滞で阪神高速3号神戸線に乗った頃には日付が変わっていた。
西宮ICから名神高速に入って大雨の京都を通過して大津SAで大休止。
(ここで財布を落としたらしい)

名神から新名神、東名阪とコースをとって「EXPASA御在所 上り」で仮眠。
すでに、この時点で梓川SA到着予定の午前2時を回っている。


■ 7月18日(土) 安曇野 ■

「登山1日目」ということで燕岳から大天井岳まで歩くはずだった18日。
現地到着の大幅な遅れと悪天候、更には財布を落としてしまうという最悪のアクシデントが発覚。

安曇野ちひろ美術館
<安曇野ちひろ美術館>

banner_b.gif

― 財布遭難事件 ―

EXPASA御在所をスタートし、7時過ぎに中央道の恵那峡SAに寄った。
洗顔を済ませ、朝食をとろうと思ったら「?」
「財布がない!!」
何度か車の中を探してみたが、どうしても「無い」のであった。

恵那峡SA
<中央自動車道 恵那峡SA>

落ち着いて立ち寄ったSAを思い出す。
「大津」と「御在所」だ!

EXPASA御在所の「エリア・コンシェルジュ(土日祝 8:00〜19:00)」は、まだ時間外だったので「NEXCO中日本お客さまセンター」 に確認をお願いしたが、「上がっていない」ということだった。

大津SAの「インフォメーション(土日祝 8:00〜20:00)」は、寄った時間が営業時間外だったので、売店に問い合わせるよう言われて、売店(株式会社 グランビスタ ホテル&リゾートが営業)にTEL。

すると!上がっているとのことだった!
半分諦めていたので、とりあえず一安心。

― 安曇野観光 ―

財布を回収するまでゆとりが無いが、大津まで戻る時間もない。
「お金が足らん!」「山、行けんろうか?」
少なくとも山小屋2泊は無理だ。

安曇野ちひろ美術館
大天荘をキャンセルし、タクシーと車の回送を予約していた南安タクシーに予定変更の連絡を入れて、「安曇野ちひろ美術館」へ向かった。

安曇野ちひろ美術館 安曇野ちひろ美術館
ちひろ美術館は「ちょっと好き」な場所で、訪れるのは3回目だ。
<企画展>―はじめてみる、ちひろの世界。―
いわさきちひろ×佐藤卓=展
を開催中だった。

安曇野ちひろ美術館
常設の展示や「佐藤卓が選んだ、ちひろの絵 ―ちひろが描いた線画―」
などを見てから、「佐藤卓のデザイン採集」を見学。

有明山
<安曇野ちひろ美術館と有明山>
美術館の後方に聳える山は有明山(2268.4 m)。
常念山脈の前衛に位置し、山麓から見上げる堂々とした山容がかっこいい。
山麓に有明山をご神体とする有明山神社・本宮(里宮)があって、フラットな山頂部分(北岳・中岳・南岳)に奥宮が祀られている。

ビレッジ安曇野
お昼抜きで公営宿泊施設の「ビレッジ安曇野」で入浴を済ませた。
後は寝るだけなのだが・・・
「腹へった・・・」

道の駅アルプス安曇野 ほりがねの里
カードがなく持ち合わせも心細いので、観光案内のチラシで見つけた
道の駅「アルプス 安曇野ほりがねの里」で車中泊。
24時間利用可能な駐車場ときれいなトイレで前泊におすすめ!

夕食
近くのスーパーで「見切り商品」などを中心に夕食を安く調達。
サッポロ黒ラベルも1本確保して、けっこう豪華に見える?
2日連続の睡眠不足で食べたらすぐに爆睡!


■ 7月19日(日) 常念岳・蝶ヶ岳 ■

登山1日目は、安曇野側の一ノ沢登山口をスタートし、常念乗越で稜線に出たら常念山脈の主峰 常念岳といくつかの小ピークを越えて蝶ヶ岳まで縦走。

常念岳
<常念岳>

深田久弥はその著書「日本百名山」に、
「常念には若い勇敢なクライマーを誘い寄せる岩壁や困難な沢はないが、
その美しい形をもって、芸術人気質の人々を惹きつける。」
と書いている。

banner_b.gif

■行き先・位置
常念岳(標高点・2857m)
長野県松本市・安曇野市/北緯36度19分32秒・東経137度43分39秒
蝶ヶ岳(標高点・2677m)
長野県松本市・安曇野市/北緯36度17分15秒・東経137度43分34秒
■(*)コースタイム
一ノ沢登山口 6:03(11分)→ 山ノ神 6:14(9分)→ 古池 6:23(25分)→ 大滝ベンチ 6:48(17分)→ 烏帽子沢 7:05/7:06(23分)→ 笠原沢 7:29(24分)→ 胸突八丁 7:53/7:54(19分)→ 最終水場 8:13/8:17(32分)→  常念乗越(常念小屋)8:49/9:12(55分)→ 常念岳 10:07/10:21(58分)→ 標高点・2512m 11:19/11:23(28分)→ 標高点・2592m 11:51/12:03(47分)→ 蝶槍 12:50(軽食)/12:55(5分)→ 旧蝶ヶ岳山頂(△2664.5m)13:00(6分)→ 標高点・2625m(横尾分岐)13:06/13:07(19分)→ 標瞑想の丘 13:26/13:27(1分)→ 蝶ヶ岳ヒュッテ 13:28/13:30(4分)→ 蝶ヶ岳 13:34/13:39(2分)→ 蝶ヶ岳ヒュッテ 13:41
【一ノ沢 → 常念岳 3時間35分/5時間35分(MAPPLE 山と高原地図)】
【常念岳 → 蝶ヶ岳 2時間48分/4時間10分(MAPPLE 山と高原地図)】
【一ノ沢 → 蝶ヶ岳 6時間23分/9時間45分(MAPPLE 山と高原地図)】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間は含まない
■コース水平距離 13.0km
■天気 曇りのち雨
■楽しさ ★★★★★(満点!)

常念岳マップ 常念岳プロファイル
ヒエ平(1323m)から一ノ沢コースを登り常念乗越で稜線に出たら常念岳に登頂し蝶ヶ岳まで縦走する13.0kmの行程。
【水平距離13.000km 沿面距離13.783km/累積標高差(+)2244m (-)951m】

朝食
1つのトレイに集めておいた夕べの残り物で朝食。
コンビニによる必要がなくなった (^^;)
予備に買っておいた菓子パンと朝バナナを追加して腹ごしらえは完璧!?

道の駅アルプス安曇野 ほりがねの里
準備をしていると常念岳の方向に虹が出た。
幸先がいいのか悪いのか・・・。
虹が出たということは小雨が降っているということだ。

南安タクシー 常念岳
午前5時過ぎに沢渡までの回送手続きを済ませてタクシーに乗車。
駐車場が狭いので、手前に路中して歩いている人が多い。

一ノ沢登山口
5時45分、タクシーはヒエ平の一ノ沢登山口に到着。
登山補導所に登山届を記入して、6時03分に登山口を出発!

一ノ沢
増水した一ノ沢に洗われる登山道。

ウスユキソウ オオヤマレンゲ
ウスユキソウ(薄雪草)は、キク科ウスユキソウ属の多年草で山地から亜高山の草地や礫地に生える。
変種とされるミネウスユキソウは本州中部の高山に分布している。

オオヤマレンゲ(大山蓮華)は、モクレン科モクレン属の落葉低木で本州(関東北部以西)・四国、九州・屋久島に分布する。
香美市の近所では剣山地の高ノ瀬などに多い。

大滝ベンチ
登山口から45分でベンチはない大滝ベンチを通過。

一ノ沢コース
飲みすぎ食べすぎは無いはずだけど、なんだか調子が悪い。
残り物が原因か?

烏帽子沢
けっこう大きな沢に出た。
烏帽子沢は、横通岳(2767.1m)から東に伸びる尾根の三等三角点 [大滝](2467.1m)ピーク付近から流れ下る沢だ。

笠原沢
横通岳山頂付近を源流とする笠原沢を渡る。

クルマユリ シシウド
クルマユリ(車百合)は、ユリ科ユリ属の多年草。
北海道・本州(中部以北)四国(剣山に隔離分布)の亜高山帯から高山帯の草地に分布している

シシウド(猪独活)は、セリ科シシウド属の多年草
日本固有種で本州から九州にかけて分布し、山地の草原など生える。

一ノ沢
一ノ沢の本流を右岸に渡ってすぐに左岸へ渡り返す。
左岸をまっすぐ登るコースもあるようだ。

ミヤマカラマツ オオバミゾホウズキ
ミヤマカラマツ(深山唐松)は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。
花弁のように見えるのは雄しべの花糸で途中から太くなる。
(カラマツソウは太さがあまり変わらず、葉柄のつけねに托葉がある)

オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)は、ゴマノハグサ科(APG体系ではハエドクソウ科)ミゾホオズキ属の多年草で北海道・本州(中部以北)の高山に分布、沢沿いや湿地などに生える。
少し小さい普通のミゾホウズキなら近所の山でもよく見かける。

胸突八丁
7時53分、登山口から1時間50分で「胸突八丁」に着いた。
胸突八丁ということはここから相当きついのか?

胸突八丁 マルバダケブキ
胸突八丁周辺には数種類の花が咲いていた。

マルバダケブキ(丸葉岳蕗)は、キク科メタカラコウ属の多年草。
本州(東北・中部)と中国山地及び四国山地の一部に分布し、山地や深山のやや湿った草地、林縁に自生している。

イブキトラノオ ニッコウキスゲ
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)は、タデ科イブキトラノオ属の多年草。
全国各地の山地帯から高山帯に分布し、三嶺でもよく見かける。

ゼンテイカ(禅庭花)は、ユリ科ワスレグサ属の多年草。
一般的には「ニッコウキスゲ」、北海道では 「エゾカンゾウ」と呼ばれる。

シモツケソウ グンナイフウロ
シモツケソウ(下野草)は、バラ科シモツケソウ属の多年草。
三嶺登山ルートのお亀岩周辺や山頂直下のクサリ場付近でも見かける。

グンナイフウロ(郡内風露)は、フウロソウ科フウロソウ属の多年草。
北海道・本州(中部)に分布し、山地や亜高山の草地に生える。

ヤマハハコ オヤマボクチ
ヤマハハコ(山母子)はキク科ヤマハハコ属の多年草で、四国で見られるホソバノヤマハハコとは分布域が違い、長野県および石川県以北に分布している。

まだ蕾の オヤマボクチ(雄山火口)は、キク科ヤマボクチ属の多年草。
別名を「ヤマゴボウ」といい山菜として食べられるほか、古くからソバのつなぎとしても使われてきた。
名前の由来は、葉の裏の繊維を火起こし時の火口として用いたことから。

センジュガンピ ヨツバシオガマ
センジュガンピ(千手岩菲)は、ナデシコ科センノウ属の多年草。
本州(中部以北)の山地〜亜高山帯の林縁や森林に生える。
登山道沿いでよく見かける花だ。

ヨツバシオガマ(四葉塩釜)は、ゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草。
北海道・本州(中部以北)の高山帯に分布していて、割とよく見かける。

ハクサンオミナエシ ミヤマホツツジ
ハクサンオミナエシ(白山女郎花)は、オミナエシ科オミナエシ属の多年草。
本州(東北〜北陸)の日本海側に分布し、山地〜高山帯の湿った岩場に多い。
花の下部にはごく小さな距がある。
長い距をもつキンレイカ(金鈴花)に対してコキンレイカと呼ばれる。

ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)はツツジ科ミヤマホツツジ属の落葉小低木。
北海道・本州(中部以北)に分布し、亜高山〜高山帯の岩角地などに自生。
四国でも見られる普通のホツツジより小型で高さは30〜50cm。
雄しべの先が、カギ状にくるりと曲がるのが特徴。

ヤマブキショウマ シロバナオドリコソウ
ヤマブキショウマ(山吹升麻)は、バラ科ヤマブキショウマ属の多年草。
北海道・本州・四国・九州に分布し、山地の草地、岩場などに生育する。
トリアシショウマと違い葉脈が平行していて10本程度と多い。
 
オドリコソウ(踊子草)は、シソ科オドリコソウ属の多年草。
北海道から九州の低山の半日陰に見られる。
花は淡紅紫色と白色がある。

一ノ沢コース
川のような登山道。

ベニバナイチゴ ゴゼンタチバナ
ベニバナイチゴ(紅花苺)は、バラ科キイチゴ属に分類される落葉低木。
日本固有種で北海道(西南部)・本州(中部以北)の主に日本海側に分布し、亜高山や高山の林縁などに生える。
実は甘味が少ないので美味しくない。

ゴゼンタチバナ(御前橘)は、森の中や木陰で見かけることが多い。
ミズキ科の多年草で石鎚山系にも隔離分布する。

第2ベンチ 第3ベンチ
最終水場で一休みして、第1ベンチから第3ベンチを通過。

常念岳
山頂付近が見えてきた。
もうすぐ乗越だ。

ハクサンフウロ ウサギギク
今回、初登場のハクサンフウロ(白山風露)。
ぱっと見、シコクフウロと見分けがつかない。

ウサギギク(兎菊)は、キク科ウサギギク属の多年草。
北海道・本州(中部以北)の亜高山〜高山帯に分布し草地や砂礫地に生える。

横通岳
8時49分、登山口から(*)2時間46分(休憩含む)で常念乗越に着いた!
給水をなるだけ我慢して持ちこたえた。
右手に通ってくるはずだった横通岳。
*コースタイム 2時間40分/4時間35分(MAPPLE 山と高原地図)

常念小屋
常念小屋のベンチで大休止。

キスミレ 
クモマスミレ(雲間菫)は、スミレ科スミレ属の多年草。
北アルプスと中央アルプスに分布し、尾根周辺の岩場や砂礫地に生える。
花は四国でも見ることがあるキバナノコマノツメに似ている。

ミヤマコゴメグサ(深山小米草)は、ゴマノハグサ科コゴメグサ属の一年草。
本州(近畿以北)の亜高山帯から高山帯の乾いた草地に分布。
花の姿は、なんとなくキランソウに似ている。

常念岳
さあ、いよいよ山頂へ向かう。
連休中の蝶ヶ岳ヒュッテは混雑が予想される。
できるだけ早く着くようにしないと・・・
9時12分に常念乗越を出発!

ミヤマキンバイ 常念岳
ミヤマキンバイ(深山金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草。
北海道と本州(中部以北)に分布。
三嶺に咲くイワキンバイの仲間。

ちょっと脱水気味でペースが上がらない (**;)
三股コースとの分岐を通過すると頂上は近い。

常念岳
着いたどー!

常念岳
10時07分、一ノ沢登山口から(*)4時間04分(休憩・大休止含む)で常念岳(標高点・2857m)山頂に到着。
* コースタイム 3時間35分/5時間35分(MAPPLE 山と高原地図)

横通岳
歩く予定だった大天井岳と横通岳の稜線(残念)。

常念岳
蝶ヶ岳方面に下りながら山頂を振り返って見る。
次々と登山者が登ってくるところはさすが、百名山!

常念岳
蝶ヶ岳方面はガスって見えない。

蝶ヶ岳
「おっ!」
ガスが晴れてきた?

イワツメグサ ハクサンシャクナゲ
岩場に多いイワツメクサ(岩爪草)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草。
本州(中部)の高山の砂礫地で比較的多く見かける。

ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)は、ツツジ属シャクナゲ亜属の低木。
北海道・本州・四国の亜高山帯から高山帯に分布する。
花は白から淡い紅色で、花冠の内側に黄緑色の斑点がある。

常念岳
晴れると思って一眼レフを出して写真を撮っていると、またすぐにガスって雨が降り始めた。

コメツツジ ツマトリソウ
コメツツジ(米躑躅)はツツジ科ツツジ属の落葉低木。
米粒のような蕾と小さく開く白い花から名付けられたとされる。
三嶺のコメツツジと雰囲気がかなり違う。

ツマトリソウ(小褄取草)は、サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。
北海道・本州(中部以北)・四国の亜高山の草地や林縁に自生する。
三嶺でもこのところ増えてきた。

コケモモ クロマメノキ
コケモモ(苔桃)は、ツツジ科スノキ属の常緑小低木。
北海道から九州の亜高山帯〜高山帯の岩場や砂礫地生える。
生食のほか果実酒やジャムにするなど、スノキ属は食べられるものが多い。

クロマメノキ(黒豆の木)もコケモモと同じツツジ科スノキ属の落葉低木。
北海道・本州(中部以北)に分布し、亜高山帯から高山帯の岩礫地、砂礫質の草地、湿地などに群落をつくる。
こちらも実が美味しい。

常念岳〜蝶ヶ岳
標高点・2512mピークを通過し、標高点・2592mピークとの鞍部へ下る。
森の中で常念方面へ向かうグループとすれ違い。

コバイケイソウ
コバイケイソウが群生する標高点・2592mピーク手前の最低鞍部?
最低鞍部と言っても常念岳と蝶槍の間に概ね2460mちょっとの鞍部が3つあって、どれが一番低いか微妙。

コバイケイソウ(小梅濮陝砲蓮▲罐蟆淵轡絅蹈愁β阿梁診草。
北海道・本州(中部以北)に分布し、山地から亜高山の草地や湿地に生える。
四国でも生えている普通のバイケイソウよりはきれい。

ミヤマキンポウゲ オオバキスミレ
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。
北海道・本州(中部以北)の亜高山帯〜高山帯の草地や岩礫地生える。
どこにでも生えるキンポウゲ(ウマノアシガタ)より上品な感じ。

オオバキスミレ(大葉黄菫)は、スミレ科スミレ属の多年草。
北海道・本州の日本海側の山地帯から亜高山帯に分布する。
シソのような大きな葉はスミレに似合わない感じ。

ヤマザクラ シナノキンバイ
タカネザクラ(高嶺桜)は、バラ科サクラ属の落葉小高木。
本州(中部以北)に分布し、サクラの仲間ではもっとも高い所に生える。
ミネザクラ(峰桜)とも呼ばれる。

シナノキンバイ(信濃金梅)は、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草。
花弁のように見える萼片が5〜7枚で、花弁は7mm前後と雄しべより短い。
大きな黄色い花は高山植物らしくて好きな植物の1つ。

モミジカラマツ ハクサンチドリ
モミジカラマツ(紅葉落葉松草)は、キンポウゲ科モミジカラマツ属の多年草で北海道・本州(中部以北)の亜高山や高山の湿った場所に生える。
花には花片がなく、白い花糸(雄しべ)が目立つ。

ハクサンチドリ(白山千鳥)は、ラン科ハクサンチドリ属の多年草。
北海道・本州(中部以北)の高山帯に分布。
北海道ではニセコアンヌプリなど低い山にも咲いていた。

標高点・2592m
11時51分、常念岳から1時間30分で標高点・2592mのピークに着いた。
雨が本降りになってきた。

ニッコウキスゲ
2592mピークのニッコウキスゲの群生がちょうど見頃だ。
けっこう濡れるほどの雨なのでカッパの上だけは着込んだ。

サンカヨウ マイヅルソウ
サンカヨウ(山荷葉)は、メギ科サンカヨウ属の多年草。
「荷葉」 とは蓮の葉のことで、名前は山の蓮という意味。

マイヅルソウ(舞鶴草)は、ユリ科マイヅルソウ属の多年草。
北海道から九州の山地帯上部から亜高山帯に分布し、三嶺でも見られる。

蝶槍
どうやら蝶槍(約2660m)が見えてきたようだ。
雨脚が強くなってきた。

蝶ヶ岳
蝶槍で行動食を少し口に入れ、雨に煙る旧山頂へ向かう。

蝶ヶ岳三角点 蝶ヶ岳三角点
13時ちょうどに旧蝶ヶ岳山頂(△2664.5m)に着いた。

<基準点の概要>
●位置:北緯36度17分54秒・東経137度43分18秒
●基準点コード:TR35437355701
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:羊44
●基準点名:蝶ケ岳
●標高:2664.5m

蝶ヶ岳・横尾分岐 蝶ヶ岳
標高点・2625mの横尾分岐を通過するとヒュッテは近い。
雨脚が一段と強くなって風も出てきた。
パンツはもちろん靴の中まで濡れてきた (>_<)

蝶ヶ岳ヒュッテ
13時28分、旧山頂から28分で蝶ヶ岳ヒュッテに着いた。
早く小屋に入りたいけど、とりあえず山頂を踏んでおくべきか・・・。

蝶ヶ岳テント場
テン場を通って山頂へ向かう。
こんな嵐の中でテントを張るのもイヤだな。
こんなにテントがあるということは、小屋もいっぱいだろうなあ・・・

蝶ヶ岳
13時34分、常念岳から(*)3時間13分(休憩含む)で蝶ヶ岳山頂(標高点・2667m)に到着。
登山靴の中まで浸水し、たっぷり水が溜まっている。
こんな大降りになるのなら、カッパは下も履いておくべきだったと後悔。
*今回のコースタイムは、2時間48分/4時間10分(MAPPLE 山と高原地図)

蝶ヶ岳ヒュッテ
13時41分、山頂直下の 蝶ヶ岳ヒュッテ に入った。
海の日の三連休とあって玄関周辺は受付の順番を待つ登山者で混んでいた。
(寝床が窮屈だろうなあ)
ところが、案内してもらった大部屋の上段は空だった ヾ(@^▽^@)ノ ラッキー
隣に広い荷物置き場のある隅っこのいい場所だ。

着替えのないパンツだけは乾かさないと寝ることもできない (^^;)
登山靴を乾燥室へ運び、濡れたパンツを着たままストーブで乾かした。
お金が無いので缶ビールは一つで我慢 (≧Д≦)

蝶ヶ岳ヒュッテ
夕食は17時〜、17時30分〜、18時〜とそれぞれ70人ほどで受付時、先着順でに分けられている。
宿泊料金は1泊2食で税込み9,500円。
3日前からの睡眠不足と疲れで19時頃には爆睡 (mー_ー)m.。o○ zZZZ
グーグー♪

⇒ 登山2日目へ

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三嶺さんぽくらぶ

三嶺さんぽ通信 arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
  
- The counter was installed from August 24, 2012. -
  • 2015.08.12 Wednesday
  • 06:27

Comment
ブログがしばらく休みだったのでちょっと寂しく思っておりましたが、まあ、こんなところに!本州の山々はまた趣が異なりやましいです。楽しい情報をありがとうございます。夏山の花の多さにも感激ですが、あんなに花の名前を知っていると前に進めないのではないかといらん心配をしてしまいます。無事のおかえり、まずはおめでとうございます。
  • irino koichi
  • 2015/08/18 6:04 PM
irinoさん、ご心配のとおり写真の撮りすぎで大変です。
高山植物に出合う度にスクワットです。
花が多いと時間がかかるのは間違いないですが、それも楽しみの1つです。
  • ジャンダルム
  • 2015/08/18 10:07 PM
Send Comment