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北海道

大雪山(旭岳〜黒岳)・十勝岳 2014.9.20〜23[1]

JUGEMテーマ:山行記録


北海道の屋根といわれる大雪山国立公園は、北海道中央部に位置し、北大雪、表大雪、東大雪、十勝連峰の4つの山域に分けられる。
中でもアクセスと展望の良さで人気の高い表大雪、北海道最高峰の旭岳から黒岳をむすぶ大雪山銀座コースと十勝連峰の主峰、十勝岳を歩いてみた。

北鎮岳
<大雪山・北鎮岳山頂>

banner_b.gif

■行先・位置
<大雪山>
旭岳 (一等三角点 [瓊多窟] 2290.9m)
北海道上川郡東川町/北緯43度39分49秒・東経142度51分15秒
北鎮岳 (標高点 [・2244] 2244m)
北海道上川郡東川町/北緯43度41分34秒・東経142度52分48秒
桂月岳 (標高点 [・1938] 1938m)
北海道上川郡東川町/北緯43度41分53秒・東経142度54分38秒
黒岳 (三等三角点 [温泉岳] 1984.3m)
北海道上川郡東川町/北緯43度41分51秒・東経142度54分13秒
<十勝岳>
十勝岳
(標高点 [・2077] 2077m)
北海道上川総合振興局美瑛町・上富良野町、十勝総合振興局新得町
/北緯43度25分05秒・東経142度41分11秒
■コース水平距離 34.9km

大雪山・十勝岳マップ
。影目は、旭岳ロープウェイ姿見駅を起点に大雪山の銀座コース、旭岳から黒岳までの縦走路を歩き、リフトとロープウェイは利用せずに層雲峡へ下山。
■夏目は、吹上温泉登山口から雲ノ平分岐、昭和噴火口を経て十勝岳に登頂後、望岳台登山口を経てバス停のある白金温泉へ下山。
【水平距離34.889km 沿面距離36.608km】
【累積標高差(+)3107m (-)4390m】


■ 9月20日(土) 高知〜旭岳温泉 ■

北海道に初めて訪れた時は、飛行機と寝台特急「ゆうづる」、そして青函連絡船、羊蹄山の麓を走る函館本線の急行列車「ニセコ」を乗り継いだ。
2回目と4回目、5回目は、高知から全て飛行機。
3回目は、青函トンネルができていたので高知から往復鉄道(上野〜札幌は寝台特急「エルム」、函館〜新大阪は寝台特急「日本海」)を利用した。
6回目の今回は、日程の都合上、旭川空港まで飛行機でのアクセスとなる。

新聞記事
<9月17日の高知新聞>
出かける数日前、タイミングよく雪化粧した大雪山が新聞やテレビで報道されていた。
天気の良い日が続くと雪は消えるかもしれない。

B767-300
<ANA B767-300>
所属する山岳会(ハイキング系)で大雪山登山が計画された。
内容は大雪山登山(旭岳往復)+観光+温泉などとなっている。
(大雪山縦走・十勝岳登山は単独行動)

羽田空港
〔登山口までの行程〕
高知竜馬空港 7:35(ANA562便)→ 8:55 羽田空港 11:15(ADO83便)→ 12:50 旭川空港 13:00(タクシー)→ 13:20 旭山動物園 14:30(旭川電気軌道 路線バス)→ 15:10 旭川 15:30(旭川電気軌道 路線バス「いで湯号」)→ 16:56 旭岳温泉 17:05 → 旭岳万世閣 ホテル ディアバレー 17:20

羽田空港 羽田空港
ANA562便の羽田空港着からADO83便の出発まで2時間余り。
時間をもてあましてビールが進む (^^;)

ADO B767-300 ADO B767-300
AIR DO HD83便 旭川行きに搭乗。

ADO B767-300
<AIR DO B767-300>
ANAとはまた雰囲気が違う AIR DO機内

旭川空港
旭川空港に降り立つと、大雪山系は雲の中だった。
明日の天気はどうなのだろう?

旭山動物園
時間があったので、旭山動物園に寄り道。
麓の天気が悪いわけではなく、大雪山の周辺にだけ雲が集まっている。

アザラシ
ザックをコインロッカーに預けてさっそく園内散策。
見たことがあるような気がするペンギン館の水槽トンネル。

アザラシ
アザラシ館では、水槽の上下をつなぐパイプをアザラシが通過すると、子どもたちの歓声が上がる。
なかなか可愛い。いやし系だ。

ペンギン シロクマ
キングペンギンとシロクマ。

ライオン フラミンゴ
飼育されている動物は、海や寒いところの動物ばかりではない。

旭山動物園 旭川電気軌道バス
園内を駆け足で回って、14:30発の旭川行きバスで旭川駅に移動。
旭山動物園 14:30 → 旭川駅 15:13
料金は440円。

旭川駅 旭川電気軌道バス
旭岳温泉行きのバスは、旭川電気軌道の『いで湯号』が1日3便。
旭川駅 9:30 → 旭川空港 10:05 → 旭岳 10:56
旭川駅 12:30 → 旭川空港 13:05 → 旭岳 13:56
旭川駅 15:30 → 旭川空港 16:05 → 旭岳 16:56(この便に乗車)
料金は1.430円(旭川空港から1,000円)。

旭岳温泉
ホテル最寄りのバス停をパスして終点の旭岳温泉(大雪山旭岳ロープウェイ山麓駅)まで来てみると、下山した登山者がバスを待っていた。
冷たい雨が降っている。
山は雪かもしれない。
山麓駅の売店にはお土産などのほか、登山ウェアやザックも並んでいた。

ホテルディアバレー
旭岳万世閣ホテル ディアバレー
宿は、旭川方面へ1.5kmほど歩いた「旭岳温泉入口バス停」の近くだった。
7時からの朝食付でチェックインしたものの、計画では6時出発だ。

ホテルディアバレー
1人で泊まるにはもったいない部屋だ。
全客室数26室が「満室」。

ホテルディアバレー
使わない方のベッドは荷物置き場になった。

ホテルディアバレー
コミュニケーションスペースのプレイホールも落ち着いた雰囲気。

ホテルディアバレー ホテルディアバレー
人形達がジャズを奏でるミュージックプレーヤーは、KENWOOD?
山と渓谷や岳人を置いてあるのも「いいね!」

ホテルディアバレー
夕食は、厨房に面したレストランでバイキング。

ホテルディアバレー
何をどう取ったらいいか分からないし、盛るのはへたくそだけど、
種類が多くて美味しいのは確かだ。

ホテルディアバレー ホテルディアバレー
ビールに地酒、ワインもやって、まんぞく まんぞく♪


■ 9月21日(日) 大雪山(旭岳〜黒岳)■

登山1日目は、「大雪山旭岳ロープウェイ すがたみ駅」から大雪山の主峰旭岳に登り、御鉢の北側に沿って黒岳まで縦走 (途中の北鎮岳、桂月岳をピストン)する大雪山の人気コースを歩く。

大雪山
<北鎮岳から望む旭岳>

深田久弥はその著書 「日本百名山」 に、
「この一群は北海道のどまん中を占め、
文字通り北海道の屋根をなしているのである。」
と書いている。

我が土佐の文人で登山家としても知られる大町桂月は、
大正10年(1921年)に発表した紀行文「層雲峡から大雪山へ」の冒頭に、
「富士山に登って、山岳の高さを語れ。
大雪山に登って、山岳の大(おおい)さを語れ。」
と書いている。

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■行先・位置
<大雪山>
旭岳
(一等三角点 [瓊多窟] 2290.9m)
北海道上川郡東川町/北緯43度39分49秒・東経142度51分15秒
北鎮岳 (標高点 [・2244] 2244m)
北海道上川郡東川町/北緯43度41分34秒・東経142度52分48秒
桂月岳 (標高点 [・1938] 1938m)
北海道上川郡東川町/北緯43度41分53秒・東経142度54分38秒
黒岳 (三等三角点 [温泉岳] 1984.3m)
■コースタイム
大雪山旭岳ロープウェイ姿見駅 7:20(4分)→ 第1展望台 7:24/7:34(10分)→ 旭岳石室(姿見ノ池)7:44/7:49(40分)→ 八合目 8:29/8:37(23分)→ 旭岳 9:00(展望・ゲーター装着)/9:28(38分)→ 間宮岳 10:06/10:08(18分)→ 中岳分岐 10:26(14分)→ 中岳 10:40/10:47(10分)→ 北鎮分岐 10:57/10:59(13分)→ 北鎮岳 11:12/11:35(6分)→ 北鎮分岐 11:41(13分)→ 御鉢平展望台 11:54(昼食)/12:05(16分)→ エゾシマリス撮影 12:21/12:25(11分)→ 黒岳石室 12:36/12:37(11分)→ 桂月岳 12:48/12:56(7分)→ 黒岳石室 13:03/13:11(14分)→ 黒岳 13:25/13:43(30分)→ 七合目登山事務所(リフトのりば) 14:13/14:18(27分)→ 大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ 黒岳駅 14:45(靴荒い)/15:01(39分)→ 黒岳登山口 15:40(5分)→ 大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ 山麓駅 → 15:45(靴洗い)/15:52(1分)→ 層雲峡ビジターセンター 15:53/15:56(6分)→ ホテル大雪 16:02
<姿見駅〜旭岳 1時間17分>
<旭岳〜北鎮岳〜桂月岳〜黒岳 2時間51分>
<黒岳〜黒岳登山口〜ホテル大雪(リフト・ロープウェイなし) 1時間48分>
<計 5時間56分>
※コースタイムに休憩時間は含まない。
■コース水平距離 19.9km(標高差 -905m)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

大雪山マップ 大雪山プロファイル
旭岳ロープウェイ姿見駅を起点に旭岳に登頂、御鉢平の北側を回る北鎮岳コースを黒岳まで縦走して層雲峡の ホテル大雪 へ下山するまでの19.9km。
(北鎮岳・桂月岳ピストン含む、黒岳リフト・ロープウェイの利用なし)
【水平距離19.864km 沿面距離20.855km/累積標高差(+)1727m (-)2632m】

ホテルディアバレー
北海道は朝が早い。
明るくなるとじっとしていられなくなって、朝食抜きでチェックアウト。
「その靴で登るんですか?」
今回は、街歩きもあるのでミドルカットの靴を履いてきている。
「ロープウェイのりばで積雪の状況を聞いてから登るように」
ということだ。
(まあねえ)

大雪山
計画どおり、6時30分のロープウェイに乗る予定でホテルを出発。
少々雪があろうがなかろうが、旭岳へは登らなくてはならないし、
宿は層雲峡温泉なので、いやでも層雲峡まで歩かなければ泊まれない。
(もしかしたら、山麓駅にゲーターをおいてあるかも・・・)

旭岳ロープウェイ
ロープウェイに近い駐車場は、すでに満車状態。
山麓駅で問い合わせると、旭岳山頂の積雪は、「20〜30cm」ということだ。
そのぐらいなら何とかなるが、縦走路の様子が分からない。

クロコゲーター 旭岳ロープウェイ
「あったー!」
よい値段(8,500円)で、なかなか手が出なかったやつだ。
ということで、「アウトドアリサーチ クロコダイルゲーター」をゲット。

旭岳ロープウェイ
ゲーターを買ったり、菓子パンと缶コーヒーで朝食をとったりしていたら、予定した6時30発の便に乗り遅れ、後発の6時45発の便に乗車。

大雪山旭岳ロープウェイ
わずか10分で姿見駅に到着。

当麻岳
旭岳の北で雪を被っているのは当麻岳と安足間(あんたろま)岳。
 
入林届 カレー棒
入山届があったので一応書いておこう。
姿見駅で見つけた「カレー棒」で燃料を追加補給。

姿見
姿見の出発は、計画より40分遅れの7時20分。
駅からは、右の道と左の道のどちらをとってもかまわない。
小高い丘のある左に向かう人が多かった。

チングルマ
チングルマの紅葉と羽毛のような種子が朝日に輝いていた。

第1展望所
小高い丘は「第1展望所」という場所だった。

第1展望所
第1展望所の先の分岐から左手に、夫婦池周辺の散策コースがある。
「カムイミンタラ」とは「ヒグマの遊び場」という意味らしい。

旭岳
山頂付近には積雪もそこそこありそうだ。
「旭岳山頂まで」ということもあり得るが、縦走路の雪はどうだろう?

エゾオヤマリンドウ チングルマ
エゾリンドウとチングルマ。

チングルマ
赤い絨毯のように広がるチングルマの紅葉が青空に映える。

姿見ノ池
姿見駅からのんびり歩いて20分ほどで姿見ノ池に着いた。

旭岳
姿見ノ池(旭岳石室)を過ぎると、六合目付近から本格的な登山道になる。
左手の地獄谷から火山ガスの匂いが漂ってくる。

旭岳
先行者を追い抜きながら高度をあげていく。
七合目付近から後方を振り返ってみた。

旭岳
火山らしい雰囲気。
パウダーシュガーのかかったチョコレートケーキのようだ。

旭岳
滑って危ないということで、八合目付近から下りてくる人もいた。
凍ってさえなかったら濡れた木道より安全だと思うけどね。

旭岳八合目
風が強くなってシャツ1枚では寒くなってきた。
八合目で一休みしてライトシェルと手袋を着用。

旭岳
空気が澄んでいて視界がよいので高度感を感じることができる。

旭岳
勾配が次第にきつくなってきた。

旭岳
けっこう本格的な雪山になってきた (^^)/

大雪山 大雪山
山頂直下で北に折れると、傾斜の緩やかな場所に出る。
アイゼンを着けるために休んでいたグループの先頭を歩き始めた小学生を追い越していると・・・

小学生「アイゼン着けないの?」
自分 「つけないの」
小学生「お金ないの?」
自分 「・・・・・・」「家に置いて来ちゃったの」

旭岳
(これぐらいの雪で、いちいちアイゼンは着けんろう、普通)
お金がないのは間違いないけど、これ以上突っ込まれるとかなわないので、さっさと振り切って前へ。

旭岳
「着いたー!」
山頂には、すでに大勢の登山者が。

旭岳山頂
9時00分、姿見駅からゆっくり1時間40分(休憩含む)で旭岳山頂に到着。
後方には右から比布(ひっぷ)岳(2197m)、安足間(あんたろま)岳(2194m)となだらかに下る稜線の当麻岳(1996m)。

旭岳
「これ以上ない」ピカピカの晴天。

旭岳三角点 雪だるま
山頂道標のすぐ側に三角点。
雪だるまもいる!

<基準点の概要>
●基準点コード:TR16542369801
●等級種別:一等三角点
●冠字選点番号:也13
●基準点名:瓊多窟
●標高:2290.9m

大雪山
<旭岳から北北東方向>
中央に北鎮(ほくちん)岳(2244m)、その左に小さなピークが2つの鋸岳(2142m)、さらに左に比布岳と安足間岳。
右端の間宮岳分岐後方に黒岳が少し頭を見せている。

大雪山
<旭岳から東北東方向>
右端手前に後旭岳(2216m)、その左奧に白雲岳(2230.1m)、小泉岳(2158m)、赤岳(2078.5m)。
左端の間宮岳分岐(2185m)の少し右にピークがはっきりしない荒井岳や松田岳(2136m)と北海岳(2149m)など御鉢平南回りの稜線。
北海岳の右側のトンガリが烏帽子岳(2072m)か?

大雪山
<旭岳から北東方向(上の2枚を無理矢理合成)>
間宮岳分岐(道標の右)で北鎮岳の肩を通る御鉢平の北回りと、右の北海岳を通る南回りが左右に分岐する。
今回は左の北鎮岳を通って北回りで歩く予定。
間宮岳分岐の後方に黒岳(1984.4m)が少しだけ頭を出している。

トムラウシ
<旭岳から南南西方向>
南に雪を纏ったトムラウシ山(2141.2m)。
中央右奥の十勝連山中央付近に、明日登る予定の十勝岳(2077m)。

旭岳
登山日和なのでどんどん人が増えてくる。
(そろそろ行こうかな・・・)

大雪山
縦走するのは少数派だけど、天気が良いのでまったく問題なさそうだ。
最初は裏旭キャンプ指定地のある鞍部まで一気に下る。
ここは、けっこう傾斜がきつい。
それでも、凍ってない限り「ツボ足」が確実に速い。

クロコゲーター クロコゲーター
ミドルカットの靴に雪が入ってきた。
ゲーター(スパッツ)の出番だ!

裏旭
後旭岳(右)の北側まで下って来た。
10数人のガイドツアーの一行が前を行く。

裏旭キャンプ指定地
熊ヶ岳の裏旭キャンプ指定地には、テントが5張り。
旭岳と裏旭岳、熊ヶ岳に囲まれて盆地のようになっている。

旭岳
キャンプ指定地から見上げる旭岳。
先行の2人に「御鉢平の縦走路は北と南のどっちが良いか」を聞いてみた。

旭岳
中岳分岐から周回コースで姿見に帰るという2人が言うには、
「北鎮の方が綺麗だとは思いますよ」とのことだ。
後方に、追い抜いてきたガイドツアーの人たち。

間宮岳
間宮岳分岐への登り。

間宮岳
10時06分、旭岳から38分で間宮岳分岐に着いた。
御鉢平の北側に北鎮岳のピラミダルな山容が目を引く。
コースタイムは北回りが30分(北鎮岳往復を入れると1時間)長い。

トムラウシ
南方に、いつか行きたいトムラウシ!

北鎮岳
出発時の40分の遅れは取り戻し、30分ほど貯金ができた。
「計画通り北回りにしよう!」
間宮岳分岐を左にとり、御鉢平の縁を時計回りに西から北へ向かう。

北鎮岳
中岳分岐の鞍部へと下る。
右下に御鉢平カルデラ。

御鉢平
左から北鎮岳(2244m)、凌雲岳(2125m)と目指す黒岳(1984.4m)。
黒岳の左の小さなピークが桂月岳(1938m)。

裾合平
中岳分岐から左に、夏には広大なお花畑が広がるという裾合平を見下ろす。
分岐を左にとると、中岳温泉を経て姿見へと周回することができる。

御鉢平
御鉢平の上にフラットな松田岳(2136m)とその左に北海岳(2149m)。

北鎮岳
正面に北鎮岳とその手前に中岳(人が見えるピーク)。

中岳
ピークらしいピークではない中岳(2113m)の山頂付近から北鎮岳。

北鎮岳
北鎮岳肩の分岐に着いた。
見上げた写真では分からないけど、けっこうな急登だ。

北鎮岳
北鎮岳分岐から15分で北海道第二の高さを誇る北鎮岳山頂に着いた。
シャッターを押してもらった青年は、層雲峡から北鎮岳までの往復ということだが、稚内を夜中の2時に出て層雲峡まで5時間掛けて来たという。
「本州の山、槍ヶ岳や穂高に登ってみたい」という彼は大阪 境の出身。

北鎮岳 北鎮岳
北鎮岳山頂(2244m)の道標と方位盤。

安足間岳
西から方正方向に安足間岳、右に比布岳と尖った愛別岳。

北鎮岳
大雪山(表大雪)の中央に位置する北鎮岳からの展望はすばらしい!

大雪山
北鎮岳から望む旭岳。

御鉢平
北鎮岳から望む御鉢平の全容。
御鉢平は、3万年前の大噴火で中心部が大きく陥没してできたカルデラで、直径が2kmほどある大きなものだ。
御鉢平手前が北鎮分岐で、今日は右から左に向かっている。

黒岳
北鎮分岐に戻って、正面に黒岳を見ながら御鉢平展望台へ向かって下る。

御鉢平展望台 御鉢平展望台
11時54分、御鉢平東端の御鉢平展望台に着いた。
出発前日にローソンで買った「あんたっぷりドーナツ」で昼食。
「これけっこういけるじゃん。」

黒岳 
御鉢平展望台からの雲ノ平。
正面奥に城跡のように見えるのが黒岳、その左に桂月岳。

黒岳
雲ノ平まで下って前方に黒岳と桂月岳。

クロマメノキ クロマメノキ
雪に映えるクロマメノキの紅葉と果実。

エゾシマリス 
「んっ!? 何か動いた」「リスだ!」
エゾシマリスは、北海道とその周辺の島に分布している。
木の穴や地下に巣を作り、樹木の種などを運び込んで蓄える。
おいしいブルーベリー(クロマメノキ)も餌にしているだろう。

雲ノ平・凌雲岳
雲ノ平から後方に凌雲岳と北鎮岳。

桂月岳
雲ノ平から桂月岳。
いい感じの「庭園」だ。

黒岳石室
黒岳石室の分岐に着いた。
左(北)に折れると黒岳石室と桂月岳を正面に見る。
マイナーピークかもしれないが、高知から来たら桂月岳は登っておきたい。
この小さなピークに名前を残した「大町 桂月(おおまち けいげつ、1869年3月6日-1925年6月10日)」は、高知市出身の歌人、随筆家であり、名前は「月の名所桂浜」からつけたものだ。

桂月岳
桂月は「層雲峡」や「羽衣の滝」の名付け親でも知られ、大正10年(1921年)に発表された紀行文「層雲峡から大雪山へ」の冒頭に「富士山に登って、山岳の高さを語れ。大雪山に登って、山岳の大(おおい)さを語れ。」と書いている。

雲ノ平
「カムイミンタラ・・・」

桂月岳
ハイマツの中に露岩の登山道をペンキマークに沿って登る。

桂月岳
12時48分、桂月岳山頂に着いた。

桂月岳
あまり知られていないかもしれないが、南アルプス農鳥岳山頂には、
終生酒と旅を愛したと言われる桂月の詠んだ
「酒のみて高根の上に吐く息は ちりて下界のあめとなるらん」
の歌碑があった。

桂月岳
桂月岳北面の様子。
右下に層雲峡が見える。

黒岳
桂月岳からは黒岳は直線距離で600mほど。
ここからだと、わずかに左端が高く見える。

エゾシマリス
「おっ!」
エゾシマリスだ。

エゾシマリス エゾシマリス
口いっぱいに木の実をほおばったエゾシマリス登場。
10月には冬眠に入るのでせっせと木の実を運んでいるようだ。
「おーい!」
「・・・・・・」

エゾシマリス
「何か言ってみろ」
「・・・・・・」

黒岳石室
黒岳石室のベンチで一休み。

黒岳
西から正面に見ると、やはり中央付近が高いか?

黒岳
13時25分、旭岳から2時間51分(3時間57分昼食・休憩含む)で黒岳到着。
三角点の標柱は山頂の道標付近ではなく、立入り禁止ロープのある北端(桂月岳から左端に見えた)の岩の上に設置されている。

<基準点の概要>
●基準点コード:TR36542473301
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:詩11
●基準点名:温泉岳
●標高:1984.3m

黒岳
御鉢平をバックに記念写真。
層雲峡側からだと、リフトのある七合目から黒岳まで1時間程度と手軽なので登山者が多い。

黒岳 黒岳
まだまだ登ってくる人もいて、狭い下山口が混雑し始めた。

層雲峡
眼下に層雲峡を俯瞰しながら下る。

黒岳
赤岳や烏帽子岳の東に広がる台地は、雲ノ平などともに3万年前の大噴火で大量の火砕流が東側に流出して形成されたもので、この台地を石狩川が浸食したのが層雲峡ということだ。

層雲峡
リフトが前方に向かって上っているかのように見える。
向こうが層雲峡でこっちが「山」なのでそんなはずはない。

七合目登山事務所
黒岳山頂から30分で七合目登山事務所(左はリフトのりば)に着いた。
ここまで来ると外国人も含めて観光客が多い。

黒岳ペアリフト
五合目から七合目までペアリフトで下ることができる。
なるほど、リフトの勾配が途中で変わっていて、緩くなった部分から先が上っているように見えるのだ。

黒岳
お金が、いや、登山道を歩かないのはもったいない。
ササ原に広葉樹林が混じる気持ちよい登山道を下る。

エゾリンドウ エゾリンドウ
花の付き方からすると、これもエゾオヤマリンドウではなくエゾリンドウ?

黒岳
歩くと、いい雰囲気の森に出会える。

黒岳ペアリフト
リフトのりば場とロープウェイのりばの中間で遊歩道に合流。
奧に黒岳が見える!

エゾリンドウ
白花のエゾオヤマリンドウ!
バックの紅葉にリンドウの白が引き立っている。

黒岳ロープウェイ
黒岳山頂から1時間02分(七合目登山事務所などへの寄り道・休憩含む)
で大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ 黒岳駅に着いた。

黒岳ロープウェイ 黒岳登山道
登山靴を洗っている間に下り便を待つ観光客の列ができてきた。
そうだ、この際ロープウェイには乗らずに歩いてしまえ!

黒岳登山口
いい雰囲気の森のトレイル。
もう歩くことはないのかもしれない。

紅葉
白樺の林に紅葉が映える。

黒岳登山口
林道が見えた。

黒岳登山口
15時40分、五合目の黒岳駅から39分で林道横の登山口に下山。

層雲峡
黒岳登山口から林道を少し歩くと建物が見えてきた。

黒岳ロープウェイ山麓駅
登山口から5分で大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ山麓駅に出た。
駅の後方に聳える岩峰の右側を下ってきたようだ。

層雲峡ビジターセンター
北海道有数の温泉街として知られる層雲峡温泉には大型ホテルなどが多い。
ホテル大雪への道を聞くため、層雲峡ビジターセンターへ寄ってみた。

層雲峡ビジターセンター 層雲峡ビジターセンター
ビジターセンターの玄関に、「アイヌの人々は古くから大雪山をヌタプカウシペ(川の湾曲部の陸地の上にいつもいるもの)あるいはカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼びました。」という説明があった。
最近、「カムイミンタラ」=「神々の遊ぶ庭」と訳されることが多いらしい。
直訳すると、「神の・庭」ということらしいが、アイヌ文化では、ヒグマが神の化身であると考えられていて、
「ヒグマの遊び場」「ヒグマがよく出るところ」とするのが正しいようだ。

ホテル大雪
16時02分、旭岳ロープウェイ姿見駅を出発してから(※)5時間56分で
ホテル大雪に到着!
(※)昼食や山頂での休憩などを含むと8時間42分

ホテル大雪
入浴後は大宴会♪

⇒ 登山2日目へ

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三嶺さんぽくらぶ


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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
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  • 2014.10.27 Monday
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