- 2014.04.25 Friday
三嶺 2014.4.19
JUGEMテーマ:山行記録
久しぶりに期待どおりの天候になった週末。
「さて、どこに行こうかな?」 行き先に迷ったときは三嶺!

<三嶺>

■行先・位置
西熊山 (三等三角点[西熊山] 1815.9m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺 (二等三角点[三嶺] 1894m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
光石登山口 7:46(33分)→ 八丁ヒュッテ 8:19/8:21(19分)→ 渡渉点 8:40/8:45(57分)→ お亀岩避難小屋 9:42/9:44(25分)→ 西熊山 10:09/10:17(10分)→ 大タオ 10:27(35分)→ 三嶺 11:02/11:39(36分)→ さおりが原分岐 12:15(32分)→ さおりが原12:47/12:50(12分)→ 迂回路入口 13:02(5分)→ 迂回路出口 13:07(17分)→ 西熊林道ゲート 13:24(6分)→ 光石登山口 13:30
【行き 2時間59分 帰り 1時間48分 計 4時間47分】
■コース水平距離 15.5km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)


行きは、光石を起点にカンカケ谷コースで稜線に出て三嶺へ。
帰りは、フスベヨリ谷をさおりが原分岐まで下り、さおりが原、西熊林道を経て光石へ戻る、時計回りの周回コース。
【水平距離15.528km、沿面距離16.017km】
【累積標高差(+)1481m (-)1469m】

冬は反時計回りが多かったので、久しぶりに時計回りで行ってみよう!
「MAPPLE 山と高原地図」のコースタイムは4時間45分(休憩含まない)。


麓でもよく見かけるタチツボスミレ(立坪菫)と山野で時々見かけるエイザンスミレ(叡山菫)。


沢沿いで小さな白い花を咲かせるユリワサビ(百合山葵)は、アブラナ科ワサビ属の多年草でワサビと比べると葉がも小さい。食べても美味しい!
早春に小さな白い花をたくさん咲かせるのはセントウソウ(仙洞草)。

歩き始めて15分ほどでフスベヨリ谷の吊り橋を渡る。


春、真っ先に咲くミツマタ(三椏)の皮は和紙の原料として用いられる。
江戸時代に中国から渡ってきた。
テンナンショウの仲間も姿を現し始めた。


シロバナネコノメ(白花猫の目)とイワベンケイ(岩牡丹)は、ともにユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で湿り気の多い場所を好む。
でも、ササがなくなったは、そうも言ってられないので日向にも咲いている。

八丁が近づくと樹間から西熊山が見えてくる。 ここからだと、まだまだ遠くに見える。


八丁ヒュッテの近くで見かけた、ヤマネコノメソウ(山猫の目草)もシロバナネコノメなどと同じネコノメソウの仲間。

八丁でフスベヨリ谷コースを右に見送り日差しが明るいカンカケ谷へ入る。


木々の葉が茂り日差しを遮る前の、早春に咲くスプリング・エフェメラル2種。
ヤマエンゴサク(山延胡索 )は、ケシ科キケマン属の多年草で4〜5月に青紫色〜紅紫色の花を咲かせる。
サイコクサバノオ(西国鯖の尾)は、キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草。
開き始めた白い萼片の裏側に濃い紫色の模様が目を引く。


麓ではとっくに咲いているヤマシャクヤク(山芍薬)も、この付近の開花はゴールデンウイークに入ってから。
淡い紅紫色のヤマエンゴサクも見つけた。


シコクブシ(四国附子・トリカブトの仲間)とバイケイソウ(梅�挌草)は、シカの嫌いな植物。というか、食べると危険ということは知っている。
ニリンソウやオオバギボウシと間違えて食べないように注意!

いくつもの沢が集まるカンカケ谷源頭部。
いつもと少し違うラインを歩いてみる。

登山道から20〜30mはずれた場所に根を張るカツラの巨木。

おかめ岩避難小屋で一休みしたら、稜線に出て西熊山へ。

西熊山から三嶺へ向かう。 昨日の雨で水蒸気が多いのか、少し霞んでいる。

大タオから小さなコブを2つほど登り返すと三嶺が近づいてくる。 もうひと踏ん張り。

フスベヨリ谷コースの分岐に下って少し登り返すと山頂。
左奥に剣山と次郎笈が霞んで見える。

11時02分、光石登山口から3時間16分(休憩含む)で三嶺山頂に到着。


今日の一杯は、日清「カップヌードル トムヤムクンヌードル」。
「カップヌードルが本気で作ったエスニック」 ということで、レモングラス、ライムリーフの香が利いたトムヤムペーストがいい!
久しぶりに 「いける!」 カップ麺でやみつきになりそう。
人気がありすぎて一時販売中止になってしまった!

お昼が近づいて登山者が少しずつ増えてきた。
ランチが済んだら、そろそろ下ってみようか。

さっき通ってきた縦走路から離れ、左のフスベヨリ谷コースに入る。

崩壊地を下る。


山頂から約40分、第三渡渉点(八丁から3つ目の渡渉点)を左岸へ渡る。

渡渉点のすぐ先に「さおりが原分岐」があるので左へ。

カヤハゲの西尾根まで、小さな沢や支尾根の緩やかな登りが続く。

カヤハゲの西尾根を南に越えると、カヤハゲとさおりが原の分岐に出る。

分岐から10分ほど下ると、バイケイソウが繁茂する「さおりが原」に着く。
バードウォッチングの方が「(笹が衰退し)小鳥が減った」と嘆いていた。


さおりが原から南に下って長笹谷の橋を渡る。 大雨が降るとよく流されるので、もし、流されていたら靴を抜いて渡渉しよう。

4月中旬を過ぎると、ツツジが一斉に開花する。 いい季節になった。

長笹谷を渡って西熊林道に出ると右が光石方面となる(左は韮生越方面)が、すぐ先の素掘りトンネルは、崩落の危険があるということで通行禁止となっている。


一旦左に折れて、めったに通らない迂回路の様子を見て見よう。
疲れていると、この登りは少々きついかも (^^;) 5分ほどで光石側に下ることができたが、トンネルを通ると1分もかからない。


沢沿いで見かけたハシリドコロ(走野老)は、ナス科ハシリドコロ属の多年草。
この植物もアルカロイド類を持つ毒草なのでシカも食べない。

トンネルから20分ほど歩くと西熊林道のゲートに着く。


ゲートのすぐ先から人工林の中を少し下ると登山口が見えてくる。

13時30分、三嶺から1時間51分(休憩含む)で光石登山口に下山。
迂回路が少し余分だったか・・・。
今から帰っても、まだビールには早いかな。
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