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北アルプス

槍ヶ岳 2013.9.19〜23[1]

3連休を利用して槍ヶ岳に出かけた。
東鎌尾根から見る北鎌尾根の絶景と槍ヶ岳からの360度の展望、 そして、主稜線からみる御来光とモルゲンロートの槍ヶ岳と穂高連峰、 天狗池からの逆さ槍と見所の多い山旅だった。

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<槍ヶ岳>

深田久弥はその著書「日本百名山」に、
「富士山と槍ヶ岳は、日本の山を代表する2つのタイプである。(中略)一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。」
と書いている。

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■行先・位置
槍ヶ岳((*)標高点 [・3180] 3180m)
長野県大町市・松本市/北緯36度20分31秒・東経137度38分51秒
山頂の二等三角点 [槍ヶ岳] は、埋設・固定されてないため「亡失」扱い
大喰岳(標高点 [・3101] 3101m)
長野県松本市・岐阜県高山市/北緯36度26分09秒・東経137度38分46秒
中岳(標高点 [・3084] 3084m)
長野県松本市・岐阜県高山市/北緯36度19分47秒・東経137度38分48秒
■コース水平距離 46.3km

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1日目は、上高地から梓川沿いにのんびり歩いて槍沢ロッジまで。
2日目は、槍沢ロッジから水俣乗越を経て東鎌尾根を槍ヶ岳まで。
3日目は、槍ヶ岳から大喰岳、中岳、天狗池を経て上高地まで。
【水平距離46.227km 沿面距離47.288km】
【累積標高差(+)2722m (-) 2710m】

■ 9月18日(水) ■

今回は小屋泊なので荷物は少ない。 準備はいつもの日帰り夏山装備に中間着と着替えを少し追加するぐらいでOK。
〔いつもの日帰り装備〕
登山靴、ザック(ザックカバー附き)、レインウェア、化繊の長ズボン、化繊の長袖シャツ、靴下、帽子、サングラス、ヘッドランプ、ツェルト、エマージェンシーキット(救急セット・レスキューシート・細引き・ライター)、腕時計、多機能ナイフ、地図、コンパス、GPS、カメラ(一眼レフ、コンデジ、PLフィルター)、手拭い、タオル、ロールペーパー、ウェットティッシュ、コッフェル・ストーブなど調理器具、ドリンクボトル、ペットボトル(スポーツドリンク・水・お茶)、行動食、日焼け止め、ビニール袋、その他(スマートフォン、財布)
〔追加〕
中間着、ヤマネチTシャツ、替えの下着、トランシーバー(アマチュア無線)、シェーバー、予備電池(カメラ・GPS・スマートフォン用)、アウトドア用書類ケース(山行計画書・筆記用具・切符・お金)、香美市の資源用ゴミ袋、ウイスキー
〔削減〕
コッフェルやストーブなど調理器具 ハーネスやヘルメット、ピッケル、アイゼンなどの登攀具はもちろん、テントやシュラフなども要らないので軽くて楽チン!

P1240724vga.jpg ⇒⇒⇒ P1240725vga.jpg
ウイスキーはいつもどおりのニッカ!
「重厚な味わいとコク、豊かに広がる香りが特徴。モルトとグレーンの絶妙なブレンドで、本場欧州で絶大な人気を誇る、ニッカ渾身の一本!」
ということで「フロム・ザ・バレル」をチョイス。

■ 9月19日(木) ■

山旅初日の19日は、南風とさくらを乗り継ぎ新大阪へ。
新大阪からの〔アルピコ交通〕の〔さわやか信州号〕は、朝5時30分に上高地到着の予定。
土佐山田 18:50〔南風26号〕→ 21:10 岡山 21:31〔さくら572号〕→ 22:21 新大阪 23:09〔さわやか信州号〕→ 5:30 上高地

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香美市の土佐山田駅に集合。

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南風26号の1号車指定席に腰を落ち着けたら早速、缶ビールを開ける。
気になる予報は、「晴れ時々曇り」または「曇り時々晴れ」となっている。
切符や宿の手配をするときも、天気が一番気にかかる。

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岡山からは、N700系〔さくら572号〕で新大阪へ。
〔さくら〕は、2列×2列なので、ほんの少し快適。
今年は、バスの発車時刻の関係から乗車場所を京都から新大阪に変更した。

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新大阪駅北側にある阪急ビルのバス乗場へ下りてみると閑散としている。
小さな案内板を見るまでは「ほんとにここなの?」と心配になっていた。
夜行バスを待つ人々でごった返す京都駅とはえらい違いだ。

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アルピコ交通〕の上高地行き夜行バス〔さわやか信州号〕に乗車。 バスは新大阪を出たら京都駅でも乗客を乗せ、名神高速・東海北陸自動車道を通って高山側から上高地へ向かう(途中の伊吹PA・ひるがの高原SAでトイレ休憩と運転手交代のため停車する)。

■ 9月20日(金) ■

山旅2日目(登山1日目)は、上高地から梓川沿いに明神、徳沢、そして槍ヶ岳・穂高連峰及び蝶ヶ岳の分岐点 横尾を経て槍沢ロッジ(標高1,820m)まで。

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<河童橋から穂高連峰>

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■行先・位置
槍沢ロッジ
長野県松本市(北アルプス槍ヶ岳槍沢左岸標高1,820m)
北緯36度19分06秒・東経137度41分01秒
■コースタイム
上高地バスターミナル 6:46(7分)→ 河童橋 6:53(河童橋〜西糸屋山荘往復)/7:14(42分)→ 明神 7:56/8:05(49分)→ 徳沢 8:54/9:18(55分)→ 横尾 10:13/10:36(54分)→ 一ノ俣 11:30/11:41(35分)→ 槍沢ロッジ 12:16
【(*)4時間02分/標準コースタイム 4時間50分(山と高原地図)】
コースタイム、標準コースタイムに休憩時間は含まない、河童橋〜西糸屋山荘往復除く
■コース水平距離 15.0km(標高差 325m)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
コースタイム(登山用語)とは、登山コースの区間所要時間のことで休憩時間は含まない。所要時間の算出方法に明確な基準は無く長めの設定が多いが、中にはシビアなものもあるので要注意!

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上高地バスターミナルから槍沢ロッジまでの水平距離15.0?(河童橋〜西糸屋山荘往復0.45km含む)で標高差320mの行程。 横尾まで梓川沿いの緩やかなアップダウンの林道で、その先の槍沢沿いの登山道も勾配は緩く上高地から4時間ほどで槍沢ロッジに着く。
【水平距離15.018km 沿面距離15.097km/累積標高差(+)577m (-)252m】

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<上高地バスターミナル>
19日は、「中秋の名月」の夜だったので空は明るく、夜明け前の平湯峠を下るバスの車窓からも笠ヶ岳の姿を確認するできた。
平湯温泉から中部縦貫道(安房峠道路)安房トンネルを抜け、中ノ湯から県道24号上高地公園線へ入り釜トンネルを抜ける。
大正池の畔を通る頃、いよいよ空が白み始め上高地バスターミナルに着いた。

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大阪からの便に続いて東京からの2便も順次到着。

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バスを降りた登山者たちは、上高地観光センター前の広場でそれぞれに準備を整え、蝶へ、槍へ、穂高へと三三五五出発していく。
身支度を調え、6時に開店する観光センター2Fの「上高地食堂」へ。
みんなが朝定食を注文する中、大好きなカツカレーでエネルギー充填120%!

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食堂の窓からも西穂〜奥穂の稜線がよく見える。
コブ尾根ノ頭、ロバの耳付近に陽が射し、いよいよ明るくなってきた。
数年前に歩いた、一般ルート最難と言われる(危)マークの稜線を見上げる。
(あの日もいい天気だったな)

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6時46分、食事を済ませたら、荷物を預けに西糸屋山荘へ向かう。
後方にはまだ登ったことのない、活火山「焼岳」。

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上高地の象徴であり、穂高連峰の絶好の展望台である 「河童橋」 までは、 バスターミナルから5分程度、足元には水量豊富な梓川が滔々と流れる。

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7時14分、下山後の荷物を宿泊先「西糸屋山荘」に預けたら河童橋を出発!
3回目の自分を除く5人全員が初めての槍ヶ岳山行となる。

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上高地の豊かな自然を楽しみながら、最初の中継点「明神」を目指す。
気温は7℃と涼しい(寒い?)。

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7時56分、河童橋から42分で明神に到着。
ここは、眼の前に聳える明神岳を「穂高見命」のご神体とした「穂高神社奥宮」の神域となっている。

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明神岳(2,931m)は、かつてのカミコウチの中心地(神河内=現在名 上高地明神)の真上にそびえ、「穂高大明神が鎮座する山々」という意味で、穂高連峰全体をさす言葉として使われていたという。
前穂高岳の前衛峰のようなイメージがあるが、南方に伸びる広い稜線中に多数の岩峰が連なり、多くの登攀ルートを持つ。

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前穂高岳(明神岳)を南から東へ巻くように蛇行する梓川を遡る。

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8時54分、明神から49分で徳沢に到着。
徳沢は上高地バスターミナルから6.7km、槍・穂高の登山基地となっていて、蝶ヶ岳の長塀尾根コースの登山口にもなっている。

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氷壁の宿〔徳沢園〕は、明治初頭に上高地牧場として開拓された徳沢の 番人小屋として誕生した。

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前穂高の尖った峰々と徳沢園「道草食堂」の名物、ソフトクリーム。

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徳沢を出たら茶臼ノ頭や奥又白谷、前穂北尾根を左に見ながら横尾へ向かう。

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オヤマボクチ(雄山火口)は、キク科ヤマボクチ属の多年草。
別名を「ヤマゴボウ」といい山菜として食べられるほか、飯山市では古くからソバのつなぎとしても使われている。
ヤマハハコ(山母子)はキク科ヤマハハコ属の多年草で、四国にも見られるホソバノヤマハハコと分布域が違い、長野県および石川県以北に分布している。

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10時13分、徳沢から55分で横尾に到着。
槍・穂高と蝶ヶ岳の分岐点、横尾は多くの登山者で賑わう交通の要衝。

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横尾大橋の向こうに屏風ノ頭と屏風岩。
涸沢のパノラマコースは、左上の屏風ノ頭と前穂北尾根の鞍部を通っている。

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今回は横尾大橋を渡らずに槍沢沿いを直進、槍沢沿いに槍ヶ岳方面へと進む。
大休止でドライを1つ!

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一休みしたら槍沢ロッジを目指して出発!

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キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環)は、キンポウゲ科オダマキ属の多年草でヤマオダマキの距と萼片がクリーム色の変種で本州中部に多い。
右のキノコは、ヒトヨタケ(一夜茸)の幼菌か?
最初は卵形だが次第に釣鐘型から円錐型に、最終的にはほぼ平に開く。
このキノコは食べない方がよい。

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マイヅルソウ(舞鶴草)の赤いまだら模様の果実と サクランボのようなフウリンウメモドキ(風鈴梅擬)の果実。

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キツリフネ(黄釣船)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で上高地では横尾付近までの林道沿い、水辺などの少し湿った薄暗い場所で見かける。
スノキ(酸の木)はブルーベリーの仲間で果実は甘酸っぱい。

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横尾から約40分の「槍見平」では木々の間から槍の穂先を見ることができる。

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一ノ俣谷を渡った先の広場で休憩しよう。

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11時30分、横尾から54分で一ノ俣に着いた。
現在は利用されていないが、一ノ俣谷沿いに常念岳に登るルートがある。

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一ノ俣谷の橋を通過後、5分ほどで二ノ俣谷の橋を渡る。
槍沢ロッジまであと30分ほど。センジュガンピ(千手岩菲)は、ナデシコ科センノウ属の多年草で本州(中部以北)の山地〜亜高山帯に分布し、湿った林縁などに生える。

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サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)は、キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食べたことに由来する。
ゴゼンタチバナ(御前橘)は、ミズキ科ゴゼンタチバナ属の多年草で北海道・本州・四国に分布し、登山道沿いの木陰でよく見かける。
名前の由来は、白山の主峰「御前峰」とカラタチバナに似た赤い実から。
四国の赤石山系と石鎚山系に隔離分布している。

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12時10分、河童橋から4時間56分(休憩含む)で槍沢ロッジに着いた。
槍沢ロッジは上高地から約15km、槍ヶ岳から約6kmに位置している。
コースタイムでは中間点となり、ここで一泊するのが一般的となっている。
一昨年8月の槍ヶ岳山行〕ではテントも背負って、上高地から槍ヶ岳山頂まで(*)5時間57分(標準コースタイム 10時間50分)で一気に登ってみた。
*休憩・昼食時間込みで7時間31分

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とりあえず、喉が渇いたので生ビール!
メンバーの誕生日と槍ヶ岳登頂の前祝いに「槍ヶ岳ワイン」も追加。
ロッジにはラーメンやうどん、カレーライスなどの軽食メニューが用意されている。
自分は朝昼晩とカレーでOK!

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ロッジが設置している望遠鏡で代わる代わる槍ヶ岳を見る。
「人が見える〜!」
「あんな所に行けるが〜!」

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ロッジの東方には常念岳の稜線も見える。

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6人なので部屋は2階角部屋の「かもしか」の個室をゲット。
お腹が満たされアルコールも入ったので横になったらたちまち「グーグー」。

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風呂は3時からだが、ちょっと寝すぎて目が覚めたら4時を回っていた。
混まないうちにお風呂へ行ってみた。
男性用はステンレスの浴槽2つで結構広い。
(山小屋でお風呂とは「贅沢」だな・・・)
今年、山小屋で風呂を使うのは赤岳展望荘に続いて2回目。

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鶏肉がメインだったこの夜の夕食。
テントも気楽でよいけど、登山を手軽に楽しむために山小屋はありがたい存在。

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夕食後は部屋に帰って「お客」の続き。
追加した「槍ヶ岳ワイン」を空けたら持ってきたウイスキーも少々。

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三嶺さんぽくらぶ


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