JUGEMテーマ:山行記録

 

小富士山と経ヶ森、番外編とも言える「小さな山旅」で、瀬戸内海を見渡す小粒な2峰に初登頂。

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<経ヶ森からの小富士山>

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小富士山は、「伊予小富士」とも呼ばれ、その名のとおり円錐形の端正な山容が美しい。
松山市西方の瀬戸内海に浮かぶ興居島にあって、標高282.3m。

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瀬戸内海を挟んで対峙する小富士山と経ヶ峰。
小さな2つのピークを巡る。

■行先・位置(その1)
小富士山(三等三角点 [小富士] 282.3m)
愛媛県松山市/北緯33度52分54秒・東経132度40分17秒
■コースタイム
泊港 9:33(8分)→ 農道交差点 9:41(4分)→ 分岐 9:45(31分)→ 神社 10:16/10:23(2分)→ 小富士山 10:25/11:35(2分)→ 神社 11:37(13分)→ 分岐 11:50(2分)→ 農道交差点 11:52(4分)→ 泊港 11:56
【行き 45分 帰り 21分 計 1時間6分】
■コース水平距離 2.2km
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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小富士山へは、興居島の泊港から住宅地とミカン畑の中を通って、山頂に祀られる神社への参道を登る、往復2.2km。
【水平距離 2.229km 沿面距離 2.339km/累積標高差(+) 297m (-) 296m】

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高浜港到着は8時30分。
南国ICから高知・松山自動車道、松山ICから国道33号、(松山南環状線)、国道196号、437号、県道19号松山港線を利用、所要約2時間。
伊予鉄高浜線高浜駅の真ん前が高浜港で興居島(泊港、由良港)行きフェリー乗り場がある。
フェリーはほぼ1時間に1本で所要約10分。
9時20分の便に乗船。

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興居島(ごごしま)は、瀬戸内海に浮かぶ、松山港(高浜港)西側沖合いの島で松山市に属している。
面積8.49平方キロメートルで人口は、1,279人(H22国勢調査)。
島では、ミカン、桃、ビワなどが栽培されている。
泊行き旅客フェリー「えひめ2」が入港してきた。
「んっ、午前中でもごご島って・・・?」

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旅客運賃は大人230円、小人120円。
車両は一般的な4〜5mで1,800円。
特殊手荷物扱いの自転車は130円。
運賃は乗船してから、乗合バスの車掌さんが使っていたような「がま口」を首から提げた船員さんに払って切符をもらう。
切符は数分後、船を降りる前に回収される(あまり意味がないよな・・・)。

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フェリーが出航してすぐ、左手に見えてくるのは、夏目漱石の小説『坊っちゃん』に出てくる「ターナー島」。
小説の中で坊っちゃんと赤シャツ、野だいこの3人がこの島で釣りをした際、この島をタ−ナ−島と呼ぶことになった。
本名「四十島(しじゅうしま)」

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泊港が近づいてきた。

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お客さん10数人と車も数台乗船していた。
短い船旅が楽しい。

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泊港の駐車場から小富士山を見上げる。地図(北が上)で言えばくびれた部分から下の、中央付近に位置する。

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フェリーを降りて駐車場に出ると、左に待合所があり、突き当たりの道路が県道195号興居島循環線。
県道にに出てすぐ、「デイサービスセンターごごじま」右側の通路に入る。

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20〜30m先の「小富士登山道→」に従って、左の路地に入る。
迷うことはなくスムーズに進める。
通りかかったおばさんに「こんにちは。」
「こふじさんに登るんな?」とうれしそうに返事が返ってきた。

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映画にでも出てきそうなどこかなつかしい雰囲気の階段を登る。

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階段を登り切るとコンクリート舗装の道が続く。

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しばらくすると興居島特産のミカン畑になる。
島四国のへんろ道の道標を過ぎると、今度はびわ畑。

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両側にミカン畑、正面に小富士山を見ながら、ゆるゆると登る。

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農道との交差点に「小富士登山道→」の案内板。
農作業中のおじさんが「突き当たりを右へ行って帰ってくる人」がよくいるので左へ行くようにと教えてくれた。
みかん畑の道を更に進むと・・・。

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分岐に突き当たるので、左が細くなった案内板に従い左の小さな耕作道へ。
舗装された右の道は砂防堰堤に行く。
この分岐のことはリサーチ済み。

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みかん畑が終わり、山に向かって登り始めると雑木のトンネルが待っている。
時折クモの巣に出合うので払いながら進む。

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途中は特に見晴らしが良いわけではないが、登山道の周辺はきれいに刈り払われて歩きやすい。
まだ4月中旬とは言え、日差しはキツく風がないので汗が噴き出てきた。

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ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)は、本州(東海以西)・四国・九州に分布する。
根元の葉は丸いけど上部の葉が細長いのが特徴。
花期は3〜5月。

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高度が上がって視界が開けると対岸の港も見えてきました。
高浜に向かうフェリーが見える。

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石段のある登山道(参堂)を登りきると航路灯が現れる。

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航路灯のすぐ上の登山道右手、山頂のすぐ手前に、りっぱな石の鳥居のある社が祀られている。
鳥居をくぐって参拝手を合わる。

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「石鎚山 吹楊山大権現 勧請所」と記されている社のそばには、小学校のタイムカプセル。
「平成十六年度 五・六年 由良小学校」と記されたこのタイムカプセル、成人したら掘り出しにくるのかな?

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小富士山の山頂は、社の裏側の竹林の中にある。
社の左側の登山道に戻ると、竹林の中に航空標識灯が見えてくる。

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小富士山頂に到着!
山頂部分は、竹に覆われて空が狭いが、周辺は刈り払われている。
下調べでは、
「下草がぼーぼー」とか
「眺望はまったくきかない。」と書かれたサイトが多かったので、
(開けた場所まで引き返してランチか?)と思っていた。
よいタイミングで登ったようだ。

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三角点は、航空標識灯の右奥(北側)4〜5mの竹林の中に埋設されている。

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三等三角点 [小富士] 282.3mは、インテリジェント基準点になっているようだ。
キティ山岳会の方々は、小さなピークをこまめに歩いていらっしゃる。

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釣島(つるしま)海峡を隔てて西に釣島を望む。
北には中島が見える。

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今日の一杯は、「日清 有名店が推す一杯 頑者 (がんじゃ) 濃厚魚介醤油」。
「日清有名店が推す一杯」第7弾は、「無鉄砲」店主・赤迫重之氏の推薦による、埼玉県川越市の人気行列店「頑者」のラーメンを再現している。
「動物系と魚介系のWスープに魚粉を入れ、別添のオイルで魚介の風味が一層感じられます。具材はチャーシュー、メンマ、ネギ、なると。」
と、いうことで食べてみると意外とあっさり。
魚系の出汁はよく効いていて旨い。
もっと「むつこい」味を想像していたけど、すんなり飲み干せる一杯だ。
瀬戸内海と釣島を眺めながら食後のコーヒー。
すぐ先は山口県。

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由利島(無人島)の手前を松山空港へ着陸する飛行機が通過する。

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神社まで戻って、四十島瀬戸越しに高浜・三津から松山市街地方面を望む。
石鎚山系も遠望できる。
泊港右手の小さな山は黒崎山。
対岸の高浜港裏手の小ピークが経ヶ森。

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みかん畑まで下ってきた。瀬戸内海らしい風景がひろがる。

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(映画にでも出てきそうな風景やね。)

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30分足らずで泊港に戻ってきた。
12時10分のフェリーに乗船。

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高浜に向かうフェリーの甲板から前方に経ヶ森(中央左)を望む。

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高浜港に到着後、駐車料金を支払って52番札所「大山寺」へ向かう。

■行先・位置(その2)
経ヶ森(きょうがもり)(標高点 [・203] 203m)
愛媛県松山市/北緯33度53分00秒・東経133度42分40秒
■コースタイム
大山寺駐車場 12:43(9分)→ 太山寺 12:52/12:58(3分)→ 登山口13:01/13:02(9分)→ 分岐 13:11(10分)→ 経ヶ森 13:21/14:04(4分)→ 分岐 14:08(5分)→ 登山口 14:13(2分) → 太山寺 14:15/14:19(6分)→ 大山寺駐車場 14:25
【行き 31分 帰り 17分 計48分】
■コース水平距離 2.2km
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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経ヶ森は、高浜港のすぐ東、200m程度の山並みの小さなピークで、高浜からも登れるが、もっともポピュラーな大山寺からのルートを利用、往復2.2km。
【水平距離2.173km 沿面距離 2.235km/累積標高差 (+) 192m (-) 185m】

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太山寺駐車場には、土佐電気鉄道(とでん)のバスが駐車中。
「高知の車もきちゅう。」とおばちゃんの声。
(きちゅう、きちゅう。でもお遍路じゃない ^^; )
今日はお祭りがあって混雑するので檀家の人?たちが駐車場整理をしていた。
駐車場は無料、札所巡りじゃないので遠慮気味に置かせててもらう。

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お遍路さんにもザックをしょって歩いている人を見かけることはあるが、普通に登山lookで歩くのも「妙」なものだ。
参道の途中、風情のあるお茶やがある。

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参道終点右側の石段を登り、山門をくぐると正面に本堂(国宝)が見えてくる。

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お祭りなので紅白の舞台ができていた。
4月の3日曜日「真野長者祭」と書かれた看板が立っている。
太山寺(たいさんじ)は、愛媛県松山市にある真言宗智山派の寺院。
本尊は十一面観世音菩薩、四国八十八箇所霊場の第五十二番札所。
伝説によると、豊後の国の真野長者が都へ向かう途中、高浜の沖で暴風雨に襲われた。
日頃信仰する観世音菩薩に祈念したところ、経ヶ森より光が照らし、難を逃れることができた。
これに感謝して太山寺を建立したと伝えられる。

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本堂右手の太子堂から本堂の裏手へ回ると、身代わり観音像が建っている。

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観音像の側に登山口があり、整備された緩やかな登山道をのんびり歩く。

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登山口から10分足らずで分岐に出る。
ここは変則四叉路(五叉路)になっている。
まっすぐ進むと、先ほどフェリーから降りた高浜港、右は高浜港より少し北に位置する松山観光港(広島・呉方面へのフェリー発着港)へ。
右側手前の踏跡は、三等三角点 [大山寺] 172mへと続く。
数歩前方(高浜港方面)へ進んで、左に折れると経ヶ森まで200m。

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シハイスミレ(紫背菫)は葉の裏が紫色になるのでこの名前が付けられた。
長野県以西の本州・四国・九州に分布する多年草。雑木林のやや乾いた木陰などに生え、市街地などでは見かけない。
ヒナスミレに似る。
花期は4〜5月。

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太山寺駐車場から30分ほどで経ヶ森山頂に着いた。
山頂には、小富士山山頂にあったのと同じ航空標識灯が建っている。

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太山寺奥之院の経ヶ森、不動明王を奉る祠と十一面観世音菩薩像がある。

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山頂からは先ほど登ったばかりの小富士山の美しい姿が見えた。

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帰りは往路を下山する。

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帰りの石鎚SAから、川之江方面に向かって前方右手に沓掛山の特徴ある山容とちち山、笹ヶ峰が、更に右手に目をやると、石鎚山と二ノ森が霞んでいる。
初めての興居島とフェリーにも乗って、ちょっとした旅行気分を味わえた今日の登山。
ハードさを求めないない「ちいさな旅」もたまにはいい。

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三嶺さんぽくらぶ


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