- 2015.07.03 Friday
後方羊蹄山・ニセコアンヌプリ 2015.6.10〜15[2]
JUGEMテーマ:山行記録
■ 6月12(金) ニセコアンヌプリ ■
あまり天気が良かったので、予定外のニセコアンヌプリへ登頂。
ニセコ野営場登山口から五色温泉コースをピストン。
下山後は五色温泉で汗を流しから余市経由で積丹へ。
<ニセコアンヌプリ山頂>
■行先・位置
ニセコアンヌプリ(一等三角点 [似古安岳] 1308.0m)
北海道後志総合振興局ニセコ町・倶知安町/北緯42度52分30秒・東経140度39分32秒
■(*)コースタイム
五色温泉インフォメーションセンター 8:15(2分)→ 五色温泉登山口 8:17(11分)→ 見返坂分岐 8:28(22分)→ 展望台(標高点・1065m)8:50/8:52(28分)→ ニセコアンヌプリ 9:20/9:43(22分)→ 展望台(標高点・1065m)10:05(8分)→ 展望台(980m) 10:13/10:15(6分)→ 見返坂分岐 10:21(8分)→ 五色温泉登山口 10:29(ニセコ野営場で靴洗い)/10:48(3分)→ 五色温泉インフォメーションセンター 10:52
【往路 1時間03分 復路 47分 計 1時間50分】
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間等は含まない
■コース水平距離 5.7km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
五色温泉インフォメーションセンターから五色温泉登山口(ニセコ野営場)、展望台を経て五色温泉コースを往復。
【水平距離5.739km 沿面距離5.906km/累積標高差(+)585m (-)592m】
部屋の窓を開けると羊蹄山がくっきり見えていた。
「えい天気やん!」
「ニセコアンヌプリ、行ってみよう!」
前日と同じように朝食抜きにしようかとも思ったけど、もったいないので朝食をいただきながら考えよう。
<ホテルの玄関先から見た羊蹄山>
チェックアウトのついでに五色温泉までのタクシー料金と時間を聞くと、
約20分で3,000〜4,000円ということだった。
すぐに呼んでもらうことにした。
行くのはいいが、時間にあまり余裕はない。
倶知安駅を12時23分発の小樽行きに乗る必要があるのと、
できたら汗を流してから着替えたい・・・。
車窓からの風景もなかなかいいではないか!
左手に見えてきたのがニセコアンヌプリか?
〔ホテルようていから五色温泉までの行程〕
ホテルようてい 7:40(タクシー)→ 五色温泉インフォメーションセンター 8:00
運転手さん「インフォメーションに寄りますか?」
自分「インフォメーション??」「寄ります。」
コースタイムは、往路1時間50分、復路1時間15分の計3時間05分だ。
時間はぎりぎりだが、迎えは11時30分にお願いした。
インフォメーション前の駐車場に登山者が続々と到着。
この日は、左奥に見えるイワオヌプリへ登る人が多かったようだ。
イワオヌプリだけならニセコアンヌプリより簡単そうだ。
インフォメーションはオープンして2年の新しい施設だ。
館内休憩所、トイレ、展示室(兼 休憩室)、更衣室、靴洗い場などが備えられている。
スタッフ(登山ウェアの山?ガール)に登山口の方向を確認して外に出た。
ニセコ野営場の駐車場とイワオヌプリ。
野営場の奧に目指すニセコアンヌプリ。
野営場近くの五色温泉登山口(760m)から登山道へ入る。
少し歩くと「頂上まであと2500m」の表示があった。
往復5km少々ということは、白髪山の2.5倍程度ということか・・・
午後は鉄道とバスを乗り継いでの街歩きなので靴はできるだけ汚したくないが、登山口近くは少しぬかるんでいる。
登り始めて10分少々で見返坂との分岐を北に折れると、再びイワオヌプリ(1116m)が見えてきた。
左のおっぱいを2つ並べたような山はニトヌプリ(左・1080m)。
「頂上まであと1500m」(標高950m)
8時50分、登山口から33分で「遠望台」(標高点・1065m)と呼ばれる所に出た。
鹿島槍ヶ岳を連想させる双耳峰だ。
「どっちが頂上?」
西にニセコ連山を眺めながら登る。
ニトヌプリの2つピークの間にチセヌプリ(1134.2m)。
その右奥に、なだらかなスロープを見せる岩内岳(1085.4m)。
岩ゴロゴロの登山道は油断すると捻挫しそう。
避難小屋のある頂上が見えてきた!
標高はあまり高くないけど、頂上近くには高山植物が見られる。
ミヤマキンバイとハクサンチドリ。
今日も出会えたシラネアオイ。
南峰?と山のような雲。
9時20分、登山口から1時間03分(休憩含む)でニセコアンヌプリに到着!
山と高原地図のコースタイムは1時間50分となっている。
48リットルのザックには、羊蹄山で使った30リットルのザックがすっぽり入っている。
街着を含めて5泊6日分の着替えなども入っているのでけっこう重い。
ニセコアンヌプリは、ニセコ連峰(ニセコ火山群)の東山系に位置し、ニセコ積丹小樽海岸国定公園内にある活火山で、ニセコ連峰の主峰となっている。
世界的なスキー場の山としても有名。
足元の一等三角点は、周囲をコンクリートでガードされている。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR16440255201
●等級種別:一等三角点
●冠字選点番号:左8
●基準点名:似古安岳
●標高:1308.0m
山頂からの展望も良好。
山頂から北西(中央左)にイワオヌプリ、北北西にワイスホルンが見える。
ワイスホルン(1045.3m)をズームアップする。
岩内平野の奧に余別岳(1297.7m)と積丹岳(1255.4m)。
尻別川を挟んで向かい(東南東)に羊蹄山。
相変わらず、山頂に雲がかかっている。
眼下の斜面には、ニセコアンヌプリ国際スキー場やニセコグラン・ヒラフなど、名前の知られたスキー場が多数。
あまりのんびりしてもいられないので、20分程の滞在で下山開始。
右下にイワオヌプリを俯瞰しながら下る。
イワオヌプリの山名はアイヌ語で「硫黄の山」を意味する。
ニセコ連峰の中では最も若い活火山で、山肌は硫黄の結晶や火山礫に覆われて荒々しい姿を見せている。
ムラサキヤシオが青空に映える。
980m地点の小さな展望所から見上げるニセコアンヌプリ。
10時29分、ニセコ野営場側の登山口に下山。
野営場で泥のついた靴を洗ったので、街歩きも大丈夫!
五色温泉旅館を左手に見ながら、とりあえず、スタート地点へ引き返す。
インフォメーションまで帰ってGPSをオフ。
予約の11時30分まで40分あるので、さっさと汗を流しにいこう!
少し戻って、まだ雪が残るニセコアンベツ川の辺に建つ五色温泉旅館へ。
ひなびた雰囲気の建物の周辺には、硫黄のにおいがプンプン!
期待できそう!
〔五色温泉から積丹までの行程〕
五色温泉インフォメーションセンター 11:26(みそらタクシー)→ 倶知安駅 11:50/12:23(JR普通)→ 余市駅 13:06/13:34(中央バス)→ 美国船澗バス停(積丹町) 14:20
山々を見渡す露天風呂が気持ちよく、いかにも「温泉らしい温泉」の風情たっぷりで「いい湯だったー!」
予約の5分前にインフォメーションへ戻るとタクシーが待っていた。
車窓から羊蹄山を眺めながら倶知安市街へ。
11時52分、倶知安駅に到着。
駅前に食堂もないことはないが・・・
あまり余裕はないので、余市までの乗車券(740円)を買って待合室へ。
駅のKioskは「休業中」で、ビールも買えない。
12時23分発の小樽行き普通列車に乗車。
13時06分、余市着。
駅の正面にニッカウヰスキー余市蒸留所の建物が見えるだけで、周辺に食堂などは見えない。
予定より1便早いバスに乗って、お昼は積丹で食べることにしよう!
13:34発の美国(積丹町)行きの北海道中央バスへ乗車。
終点の少し手前、「美国船澗」バス停で下車。
目に入った「生うにちらし」ののぼり旗に誘われて「冨久寿し」さんへ。
北海道でも積丹半島はウニのメッカとして知られ、ウニを提供する店が多い。
奮発して、うにいくらちらし(2,650円)を注文!
ビールを忘れずに追加。
「うまっ!」
黄金岬の展望台
展望台から望む茶津集落とまだ雪が残る積丹岳。
展望台から望む宝島(右端)と鴎島(左端)。
少し先にビヤノ岬、一番奥にマッカ岬。
夕食(一次会)は「ふじ鮨」さんへ。
「ブライト」で二次会のあとの締めは、「やまとみ」の塩ラーメン。
■ 6月13日(土) 積丹〜余市〜小樽〜札幌 ■
積丹半島を中心に余市と小樽を観光して札幌へ。
朝一番は港で一杯!
贅沢な時間・・・
宿の朝食をしっかり食べて神威岬へ向かう。
宿を出る頃には雨が降り始めていた。
神威岬(かむいみさき)は、先端まで歩いたことがある。
<カムイ番屋>の「しゃこたんブルーソフト」を食べたら積丹岬へ移動。
積丹岬に着く頃には、雨は上がっていた。
一帯がニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されていて、日本海の荒波に削られた奇岩、断崖など変化に富んだ海岸線が見られる。
神威岬(かむいみさき)は、積丹岬から10kmほど西方。
しゃこたんブルーを楽しんだ後は
<食事処 鱗晃>さんで「生うに刺し」をご馳走になった。
漁師から直接仕入れた鮮度抜群の生ウニは、独自の工夫で旨みが濃厚!
ムラサキウニの身は「しろ」、バフンウニは「あか」と呼ばれる。
圧倒的にムラサキウニが多いので、バフンウニの方が高価。
生のホタテとえんがわもいただき、朝から「贅沢ー!」
札幌へ向かう途中、ニッカウヰスキー余市蒸留所のニッカ会館に寄り道。
芝生の広場を囲む生垣のハマナスが咲いていた。
ハマナス(浜梨・浜茄子)は、バラ科バラ属の落葉低木。
北海道ではよく見かける。
昼食は小樽の氏神様、住吉神社の鳥居横にある「そば順 小樽店」にて。
「たこ天そば」のお店として有名らしいので、
「たこ天ざる(1,150円)」を注文してみた。
<にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)>を見学。
青山家は明治・大正を通じ、鰊漁で巨万の富を築き上げた。
その三代目娘、政恵が十七歳の時、山形県酒田市にある本間邸に魅せられ大正六年から六年半余りの歳月をかけ建てた別荘が旧青山別で、金に糸目をつけず建てられた豪邸だそうな。(登録有形文化財)。
別邸というからには本邸もあって、山形県遊佐町(鳥海山の麓)の旧青山本邸は、国の重要文化財に指定されている。
YOSAKOI期間中の<サッポロビール園>は大賑わい。
夜の さっ〜ぽろ〜♪
■ 6月14日(日) 札幌(YOSAKOIソーラン祭り) ■
YOSAKOIソーラン祭りをサポート。
YOSAKOIソーラン(大通公園)
<東屋寿楽>でお蕎麦をいただくことができた。
まずは、サッポロクラシックと桜海老のかき揚げ。
三品セット(らんきりそば、そば寿司、そばがき汁のセット)。
まずは、「そばがき汁」で胃を刺激する。
初めての「らんきりそば」!
「らんきり」は、鶏卵の黄身だけで、水や湯を使わずにそばを打つ。
粉一キログラムに対して二五個ほどの黄身を必要とされる。
「そば寿司」は、茹でたそばにお酢の味を加えた海苔巻。
こうゆう食べ方もあるんだ!
YOSAKOIソーラン(ステージ)
札幌すみれホテル真向かいの北海道食市場「丸海屋 離」で宴会。
■ 6月15日(月) 札幌〜余市〜千歳空港〜高知 ■
「まっさん」で有名になったニッカウヰスキー余市蒸留所を観光して帰高。
〔札幌から高知までの行程〕
札幌すみれホテル 09:30 → 余市 10:30/11:45 → 新千歳空港 14:00/16:30(ANA070便)→ 羽田空港 18:05/18:50(ANA569便)→ 高知竜馬空港 20:10
「まっさん効果」で賑わうニッカウヰスキー余市蒸留所を観光
初めてニッカの余市工場を訪れたのは、国鉄の青函連絡船と函館本線の「急行ニセコ」を利用したときなので、もう○○年前?
ウイスキー博物館へ入ってみた。
博物館(ウイスキー館)の「ウイスキー倶楽部」では試飲も可能(一部有料)。
ウイスキー博物館(ニッカ館)
新千歳空港の「銀座ライオン」で昼食。
北海道の山は遠いので、昨年秋の大雪山まで登る機会がなかった。
次はいつになるだろう?
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三嶺さんぽくらぶ
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