- 2012.05.11 Friday
鉢ヶ森 2012.4.29
JUGEMテーマ:山行記録
昨日の赤星山に引き続き、半日で往復できるお手軽山の鉢ヶ森に出かけてみたが、今年はツツジが少ないようだ。
<ゴトゴトのミツバツツジ>
■行先 鉢ヶ森(三等三角点 [鉢ヶ森] 1270.5m)
■位置 高知県香美市・大豊町(北緯33度43分31秒・東経133度46分34秒)
■コースタイム
鉢ヶ森登山口 8:04(15分)→ 分岐[1] 8:19(1分)→ 松尾越(分岐[2])8:20(4分)→ 四叉路(分岐[3])8:24(5分)→ ゴトゴト岩 8:29/8:43(8分)→ アケボノツツジの尾根 8:51/8:56(12分)→ 苔の石とバイケイソウの斜面 9:08/9:14(11分)→ 河野ルート合流点(分岐[4])9:25/9:55(4分)→ 鉢ヶ森 9:59/10:39(26分)→ 河野ルート合流点(分岐[4])10:40(5分)→ 苔の石とバイケイソウの斜面 10:45/10:53(15分)→ ゴトゴト岩 11:08(6分)→ 四叉路(分岐[3])11:14/11:19(3分)→ 四等三角点[松尾] 11:22(3分)→ 松尾越(分岐[2])11:25(1分)→ 分岐[1] 11:26(23分)→ 尾根分岐 11:45(23分)→ 無線中継基地廃屋前 16:19(6分)→ 鉢ヶ森登山口 11:57
【行き 59分 帰り 1時間12分 計 2時間11分】
■コース水平距離 4.9km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
ルートは谷相林道開通後、お手軽で最も利用されている松尾越・ゴトゴト岩を通るルートを利用する。
【水平距離 4.849km 沿面距離 4.990km/累積標高差(+) 425(-) 418】
香美市香北町永野から林道谷相線へ入る。
大ボシ山から南西に伸びる尾根まで30分ほど進んで、無線中継基地の廃屋がある峠から大豊町方面に少し下ると、ヘアピンに鉢ヶ森(ゴトゴトコース)登山口がある。
(※永野の林道入口に「車両通行止め」の看板がある(4月29日現在)が、大豊町側のことなので登山口まで通行可能。)
ヘアピンから少し登って、尾根をトラバースしながら緩やかな登山道を進むと木々の間から、前方に鉢ヶ森が見えてくる。
登山口から15分ほど歩くと、通常は見逃してしまうほどの小さな分岐あり、左手前に向かう道がある(今回、復路に利用した)。
小さな分岐から50〜60mで、鞍部へ下ると「松尾越」に出る。
ここは、香北町、大豊町を結ぶ峠道と登山道が交錯し、複雑な「交差点」になっている。
ここは、通常、しっかりした踏み後のある右へ進む。
右側にブナのある分岐(四叉路)は直進する(左は今回、復路に利用した)。
雨水で掘れた溝を渡って直進するすぐにゴトゴト岩に出る。
地形図で見ると谷なのだが、岩ばかりなので、伏流なのか水はない。
ゴトゴト岩付近はミツバツツジが多い。
ゴトゴト岩から10分ほどで尾根に出るとアケボノツツジの群落があるが、まだ早いのか裏年なのか、今年はあまり咲いてない。
タカチホガラシ(高千穂芥子)は、アブラナ科 タネツケバナ属の多年草で四国と九州に分布、沢沿いや湿った斜面に生える。
タチネコノメソウ(立猫の目草)は、ユキノシタ科 ネコノメソウ属の多年草。
本州(関東以西)・四国・九州の沢沿いなどやや湿った林縁などに生える。
花期は4〜5月。
苔むす石の斜面も地形的には谷だけど水は流れていない。
苔むす石には、ミヤマカタバミが咲き、近くにはバイケイソウが繁茂する。
コミヤマカタバミ(小深山傍食)は、カタバミ科カタバミ属の多年草で、本州・四国・九州に分布。
山地の林床に生え、日光が当たらないと開かない。
花期は3〜4月で樹木の葉が開く前に花を咲かせる。
清楚でかわいらしい花だ。
ブナ林を抜け河野からのルートを合わせると・・・。
笹とススキの原っぱに出て展望が開ける。
南に土佐湾と高知平野、北に梶ヶ森や杖立山を望むことができる(広角側で撮影したためうまく合成できなかった)。
しばらくは、山座同定と植物観察。大ボシ山も見えている。
この花は、ワチガイソウに似ているけど、ちょっと違うゾ ・・・。
ヒナワチガイソウ(雛輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草で、本州(関東・中部)・四国の山地に稀に生える希少種。
ワチガイソウに似ているが、葉が細長く、花弁と花弁の間に隙間ができて雄しべが長い。
環境省絶滅危惧?類(VU)。
花期は、4〜5月。
シハイスミレ(紫背菫)は、スミレ科スミレ属の多年草で、長野県以西の本州・四国・九州に分布。葉の裏が赤紫色。
花期は4〜5月。
河野ルートの分岐からは、ほんのひと登りで山頂到着!
三等三角点 [鉢ヶ森] 1270.5m。
木が茂っていて山頂の展望はあまりよくないが、美良布の町並みやアンパンマンミュージアムは見えている。
三角点の右に踏み跡が有り、尾根のルートに入ることができる。
コミヤマカタバミの咲く踏み跡(赤テープあり)を少し南に出ると展望が開ける。
このルートも松尾越に続くと思われるが、ヤブコギになりそう。
帰りは四叉路(分岐?)まで戻って右折し、小ピークを通った。
四等三角点 [松尾] 1118.5m。
松尾越に帰ってきた。
逆から見ているので、往路はここを左に行った。
松尾越から少し帰って分岐?を右へ。
小さな尾根を10分ほど登ると鉢ヶ森の全容が見えてくる。
中継施設の峠から南西に下る緩やかな尾根に出て、東(左)に折れ、少し歩くと中継施設の付帯施設?の横を通る。
峠に建つ無線中継施設の廃屋の前に出た。
登山口に戻ると車が増えていた。
ちょっと気になっていた、古民家 cafe 「ocho 8 (オーチョ)」へ寄ってみた。
県外客も多く、駐車場は満車で県道の路側にも車の列ができていた。
店内へは門をくぐって、左側から入る。
順番待ちの列ができていて、名前を告げ順番を待った。
腹が鳴っている。
電球のほのかな明かりで落ち着いた雰囲気の店内。
テーブルには、山野草がさりげなく飾られている。
座った席にはあったのは、キンポウゲ科の「ウマノアシガタ」。
この花は「食べたらいかんで!」
スープの付いた自家製卵のオムライス!お皿には「8」のマークがつく。
ocho 8 (オーチョ)
営業時間/11:00〜17:00
(食事 15:00 LO)
(喫茶 16:30 LO)
定休日/月曜・火曜
TEL/0887-59-3759
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- 鉢ヶ森
- 06:40
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