JUGEMテーマ:山行記録
四万十町と黒潮町の堺に位置する五在所ノ峯。
一等三角点の山頂には高知県で唯一の天測点が設置され、米軍哨戒所跡からは太平洋を見渡すことができる。
<五在所ノ峯・米軍哨戒所跡>
■行先・位置
五在所ノ峯(一等三角点 [五在所森] 658.3m)
高知県四万十町・黒潮町/北緯33度10分38秒 東経133度9分3秒
■コースタイム
峰ノ上登山口 9:44(6分)→ 登山入口(炭素固定の森看板) 9:50(24分)→ 図根三角点 10:14/10:16(7分)→ 人像描画石 10:23/10:26(2分)→ 佐賀分岐 10:28(1分)→ 五在所ノ峯 10:29/10:38(2分)→ 山伏の修行場 10:40/10:45(2分)→ 米軍哨戒所跡 10:47/11:42(5分)→ 五在所ノ峯 11:47/11:48(1分)→ 佐賀分岐 11:49(27分)→ 岩屋地蔵 12:16/12:18(11分)→ 岩屋地蔵参道入口 12:29/12:30(20分)→ 市野瀬 12:50/12:52(4分)→ 遍路小屋 12:56/13:00(14分)→ 片坂第一トンネル 13:14/13:15(10分)→ 窪川町環境美化センター 13:25/13:27(8分)→ 峰ノ上(水準点) 12:35(2分)→ 国道56号 13:37(10分)→ 峰ノ上登山口 13:47
【 峰ノ上登山口〜五在所ノ峯 40分 】
【 五在所ノ峯〜米軍哨戒所跡(往復)9分 】
【 五在所ノ峯〜岩屋地蔵参道入口 39分 】
【 岩屋地蔵参道入口〜市野瀬〜峰ノ上登山口 1時間08分 】
【 計 2時間36分 】
■コース水平距離 9.0km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
スタートとゴールは国道56号沿いの四万十町峰ノ上登山口(標高290m)。
四万十町から登って黒潮町側に下山、遍路道などを辿って登山口に戻る周回コース。
【水平距離9.045km 沿面距離9.286km 累積標高(+)712m (-)-707m】
国道56号の峰ノ上峠手前のスペースに数台駐車可能。
峠を越えた左側にも駐車スペースあり。
峰ノ上峠付近に「大観峰」の大きな看板がある。
看板の下の観光登山案内と道標「大観峰 これより2km 1時間30分」。
クロウト林道に入るとすぐにゲートがある。
(車は国道周辺の安全な場所に置くこと!)
シダ類の多い林道を進む。
国道から400m、6分。
ネットで見た作業小屋があった。
小屋のそばに「大観峰 登山入口 あと1500m」の道標あり。
「炭素固定の森」の看板の横を通って山道へ入る。
子どもやお年寄り用か、お助けロープのある登山道。
雰囲気のよい森。。
尾根に出て勾配が緩くなった。
里山でもテープはしっかりと巻かれている。
山頂までのコース上唯一南が開けている。
南西に延びる町境の山並みと太平洋が見える。
山の堺杭と初めて見た図根三角点。
図根三角点は三角点を利用してトランシットとテープを使用し多角測量により作成されている。国土調査用のものらしい。
少し進むと「← 五在所山」の近くに何やら標識があった。
入口の文字はよく読めない。
木の間には「女の執念 岩をも通す」とある。
よく分からんが、この木のことか?
「女の執念」の後ろに「人像描画石」があった。
これも説明してもらわないとよく分からない。
真ん中辺りに顔?(-_-)
人像描画石から2分で佐賀分岐。
右に下ると伊与木川に出る。
佐賀分岐から1分。
トンネルを抜けるとそこは山頂だった・・・・・・
(正面に見えるコンクリートの柱が天測点)
10時29分、峰ノ上登山口(国道56号)から45分(休憩・立ち寄り含む)で一等三角点の五在所ノ峯山頂(668.3m)に到着。
山頂は木々に覆われているが、南側は切り開かれ太平洋を望むことができる。
<基準点の概要>
●基準点コード:TR14933611201
●等級種別:一等三角点
●冠字選点番号:館19
●基準点名:五在所森
●標高:658.3m
天測点は八角柱のコンクリート製。
星を観測して座標(経度・緯度)を求める測量を天文測量といい、この天文測量を行うための基準点を天測点という。
天測点自体は測量機器の重量に耐えうる単なるコンクリート製の観測台で、四角柱またはか八角柱になっている。
台の上部には指標鋲、側面には銘板「第○号 天測点 地理調査所」が取り付けられている。
○の部分は読めない。
「東方 230mに 第2次大戦中の 米軍哨戒所跡あり」
さっそく行ってみよう。
まずは山伏修行場。
手水石?
小さな祠がある。
定期的に祀られているようだ。
あまり大きな岩ではない。
西北西(峰ノ上登山口の北側)に広がる金上野の田んぼを見下ろす。
木がなかったら展望がよさそう。
「こんにちは!」と声をかけてトレラン女子が駆け抜けていった!
「へっー!」トレランしにくるんだ!
北に進むと空が開けてきた。
「第2次大戦中の米軍哨戒所跡」の看板。
北側(西北西)の展望。
同じく北西方向。
田んぼの間を蛇行する四万十川が見える。
米軍哨戒所跡で海を眺めるトレラン女子。
南に興津の三崎山が、その下に小室湾と民家が見える。
トレラン女子に奥四万十トレイルレースなどの話を聞かせてもらった。
海も山も少し霞んでいる(4枚合成)。
お店を広げていると、今度は男性トレイルランナーが登ってきた。
走りやすい手頃な里山は近所のトレイルランナーに人気のようだ。
日清の「カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味」
「和の世界観を表現した「じゃぱん❤ぬーどるず」トリオ登場!」
「茶そばをイメージした緑色の麺に、シーフードをベースにしたクリーミーな濃厚感のあるスープに抹茶・・・」
これはいけない、二度と食べたくない。
シーフードはノーマルに限る。
エネルギー:375kcal、食塩相当量:4.1g
ゆういんぐ四万十で買ってきた大福と大きなイチゴ。
やはりイチゴを先に。
でかい!甘い!
大福も美味しい!
完全なピクニック気分。
山頂に戻って11時48分に下山開始。
佐賀分岐に戻って左に折れる。
テープはたくさんあって信じて下れば問題ないが・・・。
ヤブコギに近いものがある。
登った登山道と平行するように南西に折れると、まともな登山道になった。
道標もある上等の登山道。
この木はどうしたんだろう?
山頂で会った男性のトレイルランナーは一旦南に下っていたらしく、再び登ってくるのが見える。
元気やねー!
岩屋地蔵参道入口に出たようだ。
反対側から見た様子。
すぐに三叉路で町道?に出た。
標高は140m。
町道との分岐に「岩屋地蔵・・・参道入口?」の大きな木の案内板。
周りに「五在所山 登り口」「五在所山頂上まで 500m」の道標。
そして、手前には少し気になる「轟の滝 2km」の案内板。
山頂付近には雑木林、中腹から下は人工林が多い。
伊与木川沿いを下流に向かって歩く。
「あれっ!?」
高知道の新しい橋のようだ。
橋脚の足元はトンネルのような構造物で囲まれている!
市野瀬集落が見えてきた。
「ここは・・・!?」
「そうか!」「ここか!」
片坂トンネルを抜けてカーブする橋を四万十町から黒潮町に下る所だ。
車では何十回も通っている。
国道に向かう。
スズキの看板のある西尾自動車前で国道を横断。
突き当たりに遍路小屋があった 。
シンプルな遍路小屋の中の様子。
住宅の後ろから遍路道へ。
しばらくは遍路道を登っていく。
国道のトンネルとトンネルの間に出た。
遍路道は?
遍路道は国道の手前で折れてトンネルの上に向かう。
片坂第一トンネルの上を横断。
右手には片坂第二トンネル。
石畳が残る遍路道。
もう少しで峠を越える。
道路に出た。
道路は窪川町環境美化センターを周回している。
道は左右どちらをとっても向こう側で合流している。
窪川町環境美化センターの敷地を通って峰ノ上集落へ向かう。
左は最短で国道へ出る。
ゴールは前方奧の峠なので、右に折れて集落内を通ってみることにした。
のどかな風景。
道路沿い(奧の民家の側)に水準点が設置されている。
<基準点の概要>
●基準点コード:L010000004652
●等級種別:一等水準点
●基準点名:4652
●標高:259.2m
国道に出た。
右奥の鞍部を越えるとゴール。
国道の側には弘法大師の石像。
となりには小坊主のキャラクター?
歩道をてくてく、約10分。
峰ノ上峠を越えると。
13時47分、登山口に帰着。
お遍路さんが歩いてくる。
下山後は最寄りの「佐賀温泉」で入浴。
五在所ノ峯登山口から数分、国道沿いで立ち寄り入浴に便利がいい。
〔土佐佐賀温泉 こぶしの里〕
木の香温泉 〒789-1703 高知県幡多郡黒潮町拳ノ川2161番地
TEL:0880-55-7011 FAX:0880-55-7031
■入浴時間
11:00〜21:00
(20:30札止)
■入浴料金
大人 600円
子供 300円(4才〜12才)
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