JUGEMテーマ:山行記録
大山(だいせん)は、標高1729mの成層火山で日本百名山の一つ。
夏山登山コースと行者谷を歩いて二週間連続の雪山を堪能。
<大山>
深田久弥はその著書「日本百名山」に、大山について、
「だいたい中国地方には目立った山が少ない。
その中でひとり大山が図抜けて高く、
秀麗な容をもっている。」
と書いている。
■行先・位置
大山(弥山 1705m)
鳥取県大山町/35度22分15秒 133度32分21秒(弥山)
<北緯35度22分16秒・東経133度32分24秒(三角点)>
■(*)コースタイム
大山博労座駐車場 8:52(5分)→ 南光河原駐車場 8:57/9:00(1分)→ 夏山登山口 9:01(10分)→ 一合目 9:11(12分)→ 二合目 9:23(6分)→ 三合目 9:29(10分)→ 四合目 9:39(5分)→ アイゼン装着 9:44/9:52(1分)→ 五合目 9:53(2分)→ 行者分かれ 09:55(13分)→ 六合目避難小屋 10:08/10:09(11分)→ 七合目 10:20(19分)→ 八合目 10:39(6分)→ 石室分岐 10:45(14分)→ 大山頂上避難小屋 10:59/11:02(2分)→ 弥山頂上 11:04/11:10(2分)→ 三角点 11:12/11:42(7分)→ 昼食場所 11:49(昼食)/12:17(2分)→ 三角点 12:19/12:20(1分)→ 弥山頂上 12:21/12:23(2分)→ 大山頂上避難小屋 12:25/12:30(8分)→ 石室分岐 12:38(3分)→ 八合目 12:41(10分)→ 七合目 12:51(2分)→ 下降開始地点 12:53(アイゼン取り外し)/13:04(20分)→ 元谷小屋 13:24/13:38(7分)→ 工事用道路分岐 13:45(8分)→ 二股 13:53(2分)→ 行者登山口 13:55(1分)→ 大神山神社 13:56(参拝)/14:01(13分)→ モンベル大山店 14:14/14:20(7分)→ 大山博労座駐車場 14:27
【往路 1時間57分 復路 1時間23分 往復 3時間20分】
(大山博労座駐車場から弥山までの往復)
*コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない
■コース水平距離 8.5km(駐車場からの往復)
■天気 曇りのち晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は大山博労座駐車場から夏山登山道を登って弥山へ。
復路は七合目付近から適当に下って元谷小屋を経て行者登山口へ下山。
【水平距離 8.453km 沿面距離 8.973km】
【累積標高 (+) 1140.606m (-) 1144.451m】
5時40分に豊浜サービスエリアで朝食。
先週の19日はカツカレーだったけど、今週はノーマルなビーフ。
7時30分の蒜山高原サービスエリア。
予報どおりに曇っていて大山は麓しか見えない (-_-)
溝口ICを下りて道45号を東へ向かう頃には大山が姿を現した。
今週も南光河原駐車場は満車だったので博労座駐車場へ。
先週と違ってこちらはガラガラ。
GPVでは昼前から晴れるはず・・・なんだけど少し不安 ;∵)。o
まずは南光河原駐車場へと向かう。
前方をスキー板を背負った人が歩いていた。
ガスっているのでどうしようかと悩んでいたらしく、「昼前には晴れる」と言ってあげると喜んで山頂へ向かった。
南光河原駐車場は入口付近まで車があふれている。
みんな近くに止めたいのは当たり前。
9時ちょうどに駐車場脇の山留め擁壁からスタート。
すぐに登山口を通過。
このキューブは!?
多分、2月11日の大雪から埋まったままになっているのだろう。
雪解けまで待つしかない。
一合目の道標発見!
先週より雪が固くなって滑りやすいので早々にアイゼンを装着。
9時53分、登山口開始から53分で五合目(標高1240m)に到着。
先週と比べると全然混んでない。
ゆっくりマイペースで歩くことができる。
10時08分に六合目避難小屋(標高1360m)で一休み。
小屋の埋まり具合は先週とほぼ同じ。
天気が悪いからなのだろう。
先週と比べると登山者数は激減。
早く晴れてくれないかなー。
三鈷峰と墨絵のような風景。
山スキーを楽しむ人も先週より大幅に少ない。
天気だけでなく雪質もイマイチなのかも。
別山沢と別山上部の稜線。
少し明るくなってきたか?
おっ!
予報どおり西から晴れてきた!
前方はまだガスガス(石室分岐付近)。
大山頂上避難小屋の前でエアデール・テリアと戯れる人たち。
弥山頂上は避難小屋のすぐ先。
11時04分、登山開始からから2時間04分(休憩含む)で弥山頂上到着。
東の空にも少し青空が見え始めた。
大山頂上避難小屋は大部分が雪に埋まったまま。
とりあえず三角点(たぶん数m埋まっている)まで行ってみよう。
三角点付近から弥山頂上。
剣ヶ峰への縦走路は通行禁止になっているので、一般的には弥山が大山頂上とされている。
頂上付近に雪に埋まった「立入禁止」の看板とロープがある(はず)。
三角点から東の様子。
ついに晴れてきた!
三角点からすぐ東のコブまで下りてシャッターチャンスを待つ人が数人。
剣ヶ峰(標高点・1729m)が姿を現す。
弥山から三角点(1709.4m)や剣ヶ峰、天狗ヶ峰(1710m)を経てユートピア避難小屋に至る旧縦走路は、稜線両サイドの崩落が激しく危険なため通行禁止となっている。
実際にらくだの背付近や剣ヶ峰付近では滑落事故も起きている。
大山いいねー!(*^_^*)
三角点峰から剣ヶ峰を指し示す山岳ガイドさん?
らくだの背をトラバースしている人もいるようだ。
せっかくなので少し先まで行ってみよう。
三角点の東のコブへ登り返す。
上等の雪山。
清々しい天気。
雲が下がっていく。
剣ヶ峰の絶景を眺めながらランチタイムにしよう!
もはや山の定番!日清「カレーメシ シーフード」
汁を飲み干す必要もなく、カップ麺より食べやすいことは間違いない。
カップ麺よりエネルギーが多くて食塩相当量は少ない点もいい。
麺よりわずかに時間がかかるのが難点と言えば難点。
エネルギー:448kcal 食塩相当量:3.0g
らくだの背の手前に人が2人見える(2枚合成)。
剣ヶ峰に行くのだろうか?
ランチを済ませて三角点へ。
弥山沢と滝沢の間を登ってくると、この辺りに出るのだろう。
三鈷峰がけっこう下に見えて高度感がある。
三角点から夏山コースの七合目〜八合目付近を望む。
下方に弓ヶ浜と日本海。
弥山頂上に先週のような人だかりはない。
11時56分に弥山頂上から下山開始。
石室分岐付近のなだらなか尾根上を登ってくる人がポツポツと見える。
その尾根上から左に剣ヶ峰。
右上に三角点峰。
人が見える右端が弥山頂上。
2週間連続だけど来てよかった!
左下に三鈷峰(1516m)。
右上に剣ヶ峰(1729m)。
いずれも標高点のみで三角点はない。
手前正面のコブが「別山」と呼ばれる岩峰なんだと思う。
八合目付近から急になる夏山コース。
八合目付近は等高線が詰んでいる。
滑らないようにバランスを取りながら下る。
団体さんが登ってくる。
ガイドツアーだろうか?
好日山荘「雪山登山講習 in 伯耆大山」のご一行だった。
北壁を登っている人がいる!
どこか分かるかな?
別山の急峻な岩尾根の少し東。
よく分からないけど、弥山沢と滝沢の間になるのだろうか?
弥山の三角点付近へ出る感じのルートだ。
別山沢上部の斜面を登る人もいる。
今回は先週の六合目下より「一合」ほど上。
七合目下の標高点・1411m付近から適当に下ってみることにした。
シリセードでは止まりそうにない。
スタスタ!
というにはちょっと傾斜がきつい (^^;)
まさか、雪崩れもせんろうけど・・・
そろそろシリセードしよう。
Go!Go!
シリセードは楽しい (^o^)
\(^O^)/
冬用のパンツはアンチグリース・ナイロンなので滑りがイマイチ・・・。
先週と比べるとトレースが全然少ない行者谷。
ブナ林の右上の稜線から下ってきた。
別山(中央やや左)の右が別山沢で左が弥山沢なんだと思う。
その弥山沢の左の尾根にさっきの人たちのトレースが確認できる。
北壁を見上げる。
左端がたぶん剣ヶ峰で中央左が三角点と弥山。
中央右寄りに別山。
元谷小屋。
剣ヶ峰から天狗ヶ峰を経て三鈷峰へ連なる尾根。
元谷小屋の東側から。
中央上部の大きな岩壁の上が剣ヶ峰。
エボシ子岩の右、中ノ沢辺りが少し雪崩れている。
雪崩れの真上、中ノ沢と滝沢の間の岩尾根が小屏風岩だろうか?
その小さな痩せ尾根にもトレースが見える。
下山方向の日本海(北)側。
左下の小さな山は、豪円山(891.3m)。
豪円スキー場のある大山ホワイトリゾートの豪円山エリア。
行者登山口にある大神山神社奥宮に参拝。
石段を下って山門を潜る。
娘さんを先頭に神社へ向かう観光客。
(登山者が歩いている方が歩きやすいかも・・・?)
「お父さん、大丈夫?」
石畳の参道は一応除雪されているけど、断然登山靴がきやすい。
大山寺山門前に出て参道をさらに下ると門前の旅館街へ出る。
一週間前と同じ場所に同じ車が止まっている。
今回はカフェ「キャラコ」と「BC」のある三叉路を左折。
モンベル大山店。
大山寺橋から見上げる大山。
まさに山岳リゾートという感じ。
14時27分、弥山頂上から2時間04分(休憩・参拝など含む)で大山博労座駐車場に下山。
車は数えるほどしか駐車していない。
↓ 下は先週の様子 ↓
(3月19日の大山博労座駐車場)
下山後は日帰り温泉のある複合施設〔豪円湯院〕で汗を流そう!
「大山火の神岳温泉 豪円湯院」は、大山で初めての日帰り温泉施設で、大山寺の参道沿いある。
利用料金は大人(中学生以上)380円!
同様の施設の半額程度と安い。
■豪円湯院■
〒689-3318
鳥取県西伯郡大山町大山25番地
TEL:0859-48-6801
秀麗な姿を見せる伯耆富士を後にして土佐路へと急ぐ。
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三嶺さんぽくらぶ
山行記録の日程順・山域別はこちらから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
にほんブログ村